7 / 10
7 指南
直樹と沙織は、再び藤崎莉緒カウンセリングクリニックの受付に立っていた。
「高橋様、藤崎先生がお待ちです。こちらへどうぞ。」
スタッフの声に導かれ、カウンセリングルームへ向かう。沙織は緊張で手を握り、直樹は疲れた目元に決意を宿していた。
部屋に入ると、藤崎莉緒が革張りの椅子から立ち上がり、微笑んだ。
「直樹さま、沙織さま、お元気ですか? 前回の話、考えてきてくれましたね。」
二人がグレーのソファに座ると、莉緒は話を始めた。
「スワッピングを試す決意、素晴らしいです。お二人の愛は強いから、きっと新しい発見がありますよ。今日は、スワッピングを成功させるための心得と、相手夫婦への誘い方をお話ししましょう。」
沙織が小さく息を呑み、直樹が頷いた。莉緒は穏やかに続ける。
「まず、心得の一つ目は、信頼と同意。スワッピングは、チ◯ポやマ◯コの快感を共有するだけじゃなく、心の繋がりを深めるもの。沙織さま、直樹さま、相手夫婦とも、事前にルールを決めてください。例えば、どこまでOKか、避けたいことは何か。全部、隠さず話すのが大事です。」
沙織が膝を閉じ、直樹が軽く咳払いした。莉緒の直接的な言葉に慣れつつあるが、緊張は隠せない。莉緒は微笑み、言葉を重ねた。
「二つ目は、嫉妬を受け入れること。直樹さまが沙織さまを他の男に抱かれるのを見て、胸がざわつくかもしれない。沙織さまも、直樹さまが他の女に触れるのを見て、モヤモヤするかも。でも、それが愛の証。嫉妬を隠さず、終わった後に二人で話して、絆を強くしてください。」
直樹が小さく呟いた。
「…嫉妬、確かに怖いな。でも、沙織と向き合うなら、乗り越えられるか。」
沙織は直樹の手を握り、頷いた。
「私も…ドキドキするけど、直樹と一緒なら大丈夫って思ってる。」
莉緒の目が光り、提案を続けた。
「素敵な心構えね。もう一つの魅力は、例外的なことが起こる可能性。見えていない二人が何をしているのか、自分たちが知らない何かをしているかもしれない…その想像が、スワッピングを特別にするの。沙織さまが他の男にどんな風に触れられているか、直樹さまが他の女にどんな快感を与えているか、知らない部分が心を掻き立てるわ。」
沙織の頬が赤らみ、直樹の喉が小さく動いた。莉緒はさらに続ける。
「だから、最初は部屋を分けるのがおすすめ。別々の空間で始めれば、緊張が和らぐし、想像力が刺激される。もし慣れて、大丈夫そうなら、同じ部屋でやってみるのもいいわ。一緒にいることで、互いの姿を見て、新たな興奮が生まれるかもしれない。」
沙織が小さく頷き、直樹が考え込むように言った。
「部屋を分ける…それなら、ちょっと安心かもな。でも、同じ部屋って…想像するだけでなんか、変な気分だ。」
莉緒は微笑み、誘い方の指南に移った。
「じゃあ、誘い方。相手は、直樹さまの部下の佐藤遼さまと真央さまを考えているそうね。信頼できる相手、いい選択です。誘う時は、誠実さと好奇心をバランスよく。ランチに誘って、軽い会話から始めるの。例えば、こう。」
莉緒は声を少し変え、模擬的に話した。
「『遼さん、真央さん、実は夫婦で新しいことに挑戦しようと思ってて。藤崎先生のクリニックで、スワッピングって面白いって聞いてさ。二人なら信頼できるから、一緒に試してみない?』って、ストレートだけど柔らかくね。」
沙織が頬を赤らめ、直樹が喉を鳴らした。莉緒は笑いながら続ける。
「大事なのは、相手が安心できる雰囲気。無理強いはダメ。佐藤夫妻が興味を示したら、具体的な日時や場所を提案して。緊張を和らげるために、最初は軽くお酒を飲むのもいいかもしれない。」
莉緒はノートにメモを書きながら、締めくくった。
「スワッピングは、愛を広げる冒険。沙織さまの女としての輝き、直樹さまの男としての自信、絶対に取り戻せます。準備はできていますか?」
沙織と直樹は互いに視線を交わし、強く頷いた。
「はい、先生。やってみます。」
沙織の声に決意が滲み、直樹が続けた。
「佐藤たちに、ちゃんと話してみる。」
莉緒は赤いネイルで机を軽く叩き、微笑んだ。彼女の内では、二人の覚悟が興奮を呼び、身体の奥が熱くなる感覚を抑えていた。
「次は、実行後のフォローでお会いしましょう。新しい物語、楽しんでくださいね。」
部屋を出る時、沙織の胸は高鳴り、直樹の心には未知の期待が膨らんでいた。クリニックの扉を閉め、階段を降りる二人の背中に、莉緒の視線が静かに見送っていた。
「高橋様、藤崎先生がお待ちです。こちらへどうぞ。」
スタッフの声に導かれ、カウンセリングルームへ向かう。沙織は緊張で手を握り、直樹は疲れた目元に決意を宿していた。
部屋に入ると、藤崎莉緒が革張りの椅子から立ち上がり、微笑んだ。
「直樹さま、沙織さま、お元気ですか? 前回の話、考えてきてくれましたね。」
二人がグレーのソファに座ると、莉緒は話を始めた。
「スワッピングを試す決意、素晴らしいです。お二人の愛は強いから、きっと新しい発見がありますよ。今日は、スワッピングを成功させるための心得と、相手夫婦への誘い方をお話ししましょう。」
沙織が小さく息を呑み、直樹が頷いた。莉緒は穏やかに続ける。
「まず、心得の一つ目は、信頼と同意。スワッピングは、チ◯ポやマ◯コの快感を共有するだけじゃなく、心の繋がりを深めるもの。沙織さま、直樹さま、相手夫婦とも、事前にルールを決めてください。例えば、どこまでOKか、避けたいことは何か。全部、隠さず話すのが大事です。」
沙織が膝を閉じ、直樹が軽く咳払いした。莉緒の直接的な言葉に慣れつつあるが、緊張は隠せない。莉緒は微笑み、言葉を重ねた。
「二つ目は、嫉妬を受け入れること。直樹さまが沙織さまを他の男に抱かれるのを見て、胸がざわつくかもしれない。沙織さまも、直樹さまが他の女に触れるのを見て、モヤモヤするかも。でも、それが愛の証。嫉妬を隠さず、終わった後に二人で話して、絆を強くしてください。」
直樹が小さく呟いた。
「…嫉妬、確かに怖いな。でも、沙織と向き合うなら、乗り越えられるか。」
沙織は直樹の手を握り、頷いた。
「私も…ドキドキするけど、直樹と一緒なら大丈夫って思ってる。」
莉緒の目が光り、提案を続けた。
「素敵な心構えね。もう一つの魅力は、例外的なことが起こる可能性。見えていない二人が何をしているのか、自分たちが知らない何かをしているかもしれない…その想像が、スワッピングを特別にするの。沙織さまが他の男にどんな風に触れられているか、直樹さまが他の女にどんな快感を与えているか、知らない部分が心を掻き立てるわ。」
沙織の頬が赤らみ、直樹の喉が小さく動いた。莉緒はさらに続ける。
「だから、最初は部屋を分けるのがおすすめ。別々の空間で始めれば、緊張が和らぐし、想像力が刺激される。もし慣れて、大丈夫そうなら、同じ部屋でやってみるのもいいわ。一緒にいることで、互いの姿を見て、新たな興奮が生まれるかもしれない。」
沙織が小さく頷き、直樹が考え込むように言った。
「部屋を分ける…それなら、ちょっと安心かもな。でも、同じ部屋って…想像するだけでなんか、変な気分だ。」
莉緒は微笑み、誘い方の指南に移った。
「じゃあ、誘い方。相手は、直樹さまの部下の佐藤遼さまと真央さまを考えているそうね。信頼できる相手、いい選択です。誘う時は、誠実さと好奇心をバランスよく。ランチに誘って、軽い会話から始めるの。例えば、こう。」
莉緒は声を少し変え、模擬的に話した。
「『遼さん、真央さん、実は夫婦で新しいことに挑戦しようと思ってて。藤崎先生のクリニックで、スワッピングって面白いって聞いてさ。二人なら信頼できるから、一緒に試してみない?』って、ストレートだけど柔らかくね。」
沙織が頬を赤らめ、直樹が喉を鳴らした。莉緒は笑いながら続ける。
「大事なのは、相手が安心できる雰囲気。無理強いはダメ。佐藤夫妻が興味を示したら、具体的な日時や場所を提案して。緊張を和らげるために、最初は軽くお酒を飲むのもいいかもしれない。」
莉緒はノートにメモを書きながら、締めくくった。
「スワッピングは、愛を広げる冒険。沙織さまの女としての輝き、直樹さまの男としての自信、絶対に取り戻せます。準備はできていますか?」
沙織と直樹は互いに視線を交わし、強く頷いた。
「はい、先生。やってみます。」
沙織の声に決意が滲み、直樹が続けた。
「佐藤たちに、ちゃんと話してみる。」
莉緒は赤いネイルで机を軽く叩き、微笑んだ。彼女の内では、二人の覚悟が興奮を呼び、身体の奥が熱くなる感覚を抑えていた。
「次は、実行後のフォローでお会いしましょう。新しい物語、楽しんでくださいね。」
部屋を出る時、沙織の胸は高鳴り、直樹の心には未知の期待が膨らんでいた。クリニックの扉を閉め、階段を降りる二人の背中に、莉緒の視線が静かに見送っていた。
あなたにおすすめの小説
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。