浮気彼氏と無表情彼女

Tlooha

文字の大きさ
上 下
26 / 42
また

にじゅうごわめ

しおりを挟む
「泣き出しちゃってさ。」

そう、オブラートに包んだはずなんだけどね。

泣いちゃったの。

「……泣く要素あったか?」

「それね。」

ホントにそれ。

「で、お前はその後どうした?」

「千に事情話してその子が泣き止むまでそばにいた。」

「……振り切れなかった?」

振り切れなかった……じゃないけど。

まぁ……振り切れなかった、出会ってるかな。

「そう。」

「お人好し、……違うか。なんて言うか。
お前、今日ここに来るのに彼女どうした。」

お人好しなんかじゃないけどね。

千?

「千なら先に帰ってもらった。」

「ばか!少しでも一緒にいてやれよ!」

いったい、叩かれた!

……まぁサクくんの言うとうりなんだけどね。

「……ははっ、ごめんごめん。」

「俺に謝らないで彼女に謝れ。」

その通りだよ。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

禿

現代文学 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

ため息曜日のおとぎ話〜わたしに降る幸せのサイン〜

恋愛 / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:5

平和がもたらしたもの

SF / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

毒花の姫

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:7

アタリメ部長のてきとうにっき

エッセイ・ノンフィクション / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:5

処理中です...