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また
にじゅうごわめ
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「泣き出しちゃってさ。」
そう、オブラートに包んだはずなんだけどね。
泣いちゃったの。
「……泣く要素あったか?」
「それね。」
ホントにそれ。
「で、お前はその後どうした?」
「千に事情話してその子が泣き止むまでそばにいた。」
「……振り切れなかった?」
振り切れなかった……じゃないけど。
まぁ……振り切れなかった、出会ってるかな。
「そう。」
「お人好し、……違うか。なんて言うか。
お前、今日ここに来るのに彼女どうした。」
お人好しなんかじゃないけどね。
千?
「千なら先に帰ってもらった。」
「ばか!少しでも一緒にいてやれよ!」
いったい、叩かれた!
……まぁサクくんの言うとうりなんだけどね。
「……ははっ、ごめんごめん。」
「俺に謝らないで彼女に謝れ。」
その通りだよ。
そう、オブラートに包んだはずなんだけどね。
泣いちゃったの。
「……泣く要素あったか?」
「それね。」
ホントにそれ。
「で、お前はその後どうした?」
「千に事情話してその子が泣き止むまでそばにいた。」
「……振り切れなかった?」
振り切れなかった……じゃないけど。
まぁ……振り切れなかった、出会ってるかな。
「そう。」
「お人好し、……違うか。なんて言うか。
お前、今日ここに来るのに彼女どうした。」
お人好しなんかじゃないけどね。
千?
「千なら先に帰ってもらった。」
「ばか!少しでも一緒にいてやれよ!」
いったい、叩かれた!
……まぁサクくんの言うとうりなんだけどね。
「……ははっ、ごめんごめん。」
「俺に謝らないで彼女に謝れ。」
その通りだよ。
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