29 / 42
どうせ
にじゅうはちわめ
しおりを挟む
注意、千と別れて家に着いた咲柳視点です。
千もお人好しだよね。
お人好しじゃないよね。
……なんだろう。
そう考えれば私は時々、千がわからなくなる。
……暑いな。
カーテンを開ける。
…………は。
なんでタラシ野郎とあの先輩…すぐ近くに住んでる……名前忘れた。
腕組んでるの。
…………千は優しい。
………………私は優しくない。
余計なお世話?そんなの今は知らない。
……うん。許せない。
千もお人好しだよね。
お人好しじゃないよね。
……なんだろう。
そう考えれば私は時々、千がわからなくなる。
……暑いな。
カーテンを開ける。
…………は。
なんでタラシ野郎とあの先輩…すぐ近くに住んでる……名前忘れた。
腕組んでるの。
…………千は優しい。
………………私は優しくない。
余計なお世話?そんなの今は知らない。
……うん。許せない。
0
あなたにおすすめの小説
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
地獄の業火に焚べるのは……
緑谷めい
恋愛
伯爵家令嬢アネットは、17歳の時に2つ年上のボルテール侯爵家の長男ジェルマンに嫁いだ。親の決めた政略結婚ではあったが、小さい頃から婚約者だった二人は仲の良い幼馴染だった。表面上は何の問題もなく穏やかな結婚生活が始まる――けれど、ジェルマンには秘密の愛人がいた。学生時代からの平民の恋人サラとの関係が続いていたのである。
やがてアネットは男女の双子を出産した。「ディオン」と名付けられた男児はジェルマンそっくりで、「マドレーヌ」と名付けられた女児はアネットによく似ていた。
※ 全5話完結予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる