21 / 116
冒険者の仕事を覚える
しおりを挟む
薬草を全員分集めると、さすがに日が落ちてきた。
ダンはしゃがんでいた姿勢を止めると、体が強張っているようだった。
「ずっと同じ姿勢でしたからね」
腰を捩じり、背筋を伸ばしてと全身の筋を伸ばしていく。
「ん~、とりあえずこんなものかな? それで皆さん、そちらは終わりそうですか?」
ダン以外の全員は大型のモグラ型魔物と交戦していた。
「ジャイアントモールがこんなところに生息していたなんて!」
ウェンディは振り回される爪を棒で受け流して距離を取る。
「たしかに聞いたことなかったよなっ!」
「はっ!」
「せいっ!」
ファーニの双剣とライとリンの片手剣がジャイアントモールに迫る。するとその巨体に似合わぬ速度で地中へと姿を隠した。3人の武器は宙を走る。
クローディアも矢を添えた弓を持って周囲を警戒している。弓を引き絞った状態では体の自由度が失われるからだ。そんなクローディアを守るような立ち位置にポーラが居た。
「ん~、そこっ!」
マロンの槍がジャイアントモールの出現する位置に突き出される。しかし硬い体毛と丸みを帯びた体型に槍の穂先が流された。ならばと手斧を素早く取り出すと唐竹割りを放った。しかしジャイアントモールは再度その身を地面の下へと隠した。
「も~、こうなりゃ穴の中に強力な炎の魔法をぶち込んでやる~!」
「まてまて! こんなとこで火なんか使って草に燃え移ったら、こっちが火まみれになっちまうよ!」
キョーコが癇癪を起したのをファーニが止める。
「ダンさん、薬草集まりました~」とリルが近づいてきた。
「どれどれ……、大丈夫そうですね」
「やったー!」とはしゃぐリル。ダメ出し3回で済んだからだ。
「イチャついてないで、こっちを手伝ってくださいダンさん!」
その2人を見てウェンディが若干キレた。
「ふむ? 何を手伝いましょうか?」
「何でもいいです!」
「ほほぅ」とダンは採取した薬草をポーチにしまうと、両手をあけて状況を見定める。
「それじゃあ、打ち上げますね」
『打ち上げる?』と全員が分からないといった顔をする。
ダンは両手を後ろに振り上げて、腰を落として構えた。
「『戦乙女の加護』解放。『アースクエイク』!」
解放した闘気を全身。特に両腕に集中させて地面へと叩きつける。
そのまま闘気が地面へと浸透していき――
ドッパァァァ! と地面を噴出させた。
巻きあがる地面に押し出されて、ジャイアントモールも地面へと出てきた。
「さあ、出てきましたよ皆さん――」
地面はジャイアントモールが居た場所をピンポイントで噴出させた訳ではない。当然ながら索敵出来ない敵を捕らえるため、ある程度の範囲で打ち上げた。
そしてジャイアントモールと相対していたライ達もそこに居たわけで――
「本当に申し訳ありませんでした」
頭を下げて謝罪するダン。
その他の面々(リルを除いた)は土まみれの様子だった。頭から掛けられたかのような状態で、これでも街に入る前には手で払えるだけ払ってきたのだ。ちなみにリルはあの時、ダンの後ろに居たために被害を受けていなかった。
ギルドに戻ってクエストの報告、その処理をしてもらっている最中である。
「まあ、苦戦していた我々にも落ち度はありますから」
「――はい、薬草の枚数。バッチリ全員分ありますよ! って皆さんどうしたんですか?」
薬草を数え終えたミニーが、微妙な空気のダンたちに首を傾げた。
「まあちょっと。それと買取りをお願いしたい魔物がありましてね」
「それは買取りカウンターへお願いします」
ミニーの笑顔に「まあ、そうですよね」とダンは買取りカウンターへ向かった。
ダニエルとは別の職員が居たので声を掛ける。
「すみません、買取りをお願いしたい魔物があるんですが」
その男性職員はダンをチラリと見てから、持っていたペンで「カードと魔物をココに」とカウンターを指す。そして書類の書き物の続きを始めた。
言われたダンはカードを置いて、2番バッグをカウンターに置いた。
職員が気づいて「それじゃあ」と手を伸ばしたので、ダンはバッグからソレを掴むとカウンターに引き出した。
「ひゃあぁ⁉」
カウンターは軋むことはなかったが、ジャイアントモールの巨体は堅いわけでは無かったので、デロリとカウンターからはみ出した分は垂れ下がった。
「だから大型の魔物はココで出しちゃだめぇ!」
そこでダニエルが戻ってきた。
「いや、ウチの職員が申し訳ない」
その後再度ジャイアントモールを収納し、解体スペースで取り出しを行ったダンは事情説明を行った。その結果、ダニエルはダンがワザと出したのではないと分かり謝罪した。
若干お茶目を致したが、ダンはとりあえず自分の行動をスルーした。
「しかし見事なジャイアントモールですな。西南の砂地に居ましたかな?」
「あ~、やはり普通はそうなんですね?」
「……この魔物はどこに?」
「南の草原地帯ですね」
虚偽の報告をしても仕方がないので、ダンは素直に報告をした。そのダンの言葉にダニエルは腕を組み考え込む。
「とりあえず、コレは買取り大丈夫ですか?」
何か長く掛かりそうな雰囲気だったので、ダンはとりあえず必要な事だけを聞いた。
「え?……ええ。ここまで立派なサイズであれば爪や毛皮などが素材として買い取れます。ただ最近この手の大型がかなり持ち込まれましてね。もう少し小型サイズなら査定も早く済むんですが」
「ありゃ、そうなんですか。それじゃコレ」
ダンの「それじゃ」の時点でダニエルは手を伸ばそうとしたが、それより早くダンが2番バッグを逆さにして振った。
狼と兎がザラザラ~
「あああ、もう、あああ~」
「さて、前金と引換証は貰いました。何か食材でも買って帰りましょうか」
「「「さんせ~い!」」」と一同ギルドを後にする。
ミニーは笑顔のダン達を笑顔で送り出した。
『笑顔の人を見るとこっちもうれしくなっちゃいますね~』と思っていると誰かに肩を叩かれた。
「はい?」と振り返るとダニエルが立っている。笑顔。だが何か硬い?
「ミニー君。次にダンさんが来た場合、買取り希望の場合は私のところに直接連れてきてくれるかい?」
なにやら直接のところに力がこもっていたような気もする。
とはいえ別にさしたる労力ではない。ミニーは頷いた。
「それと君も立ち会ってくれたまえよ」と言ってダニエルは去っていった。
ミニーはその場では気づかなかったが、後に自分も巻き込まれたと気づかされた。
それからダン達はクエストを続けて行った。
ある時は森に入り、
「キノコですか。これは判別が難しい」
「うわ! 蛇が居たぁ!」と擬態した蛇型魔物と交戦して。
また森の奥に入っては、
「ほうほう、この木の樹液は面白い特徴があるんですね。甘いですよ皆さん」
「キラービーだ! 刺されると死ぬぞぉ!」と蜂型魔物と鉢合わせ。
岩場の多い場所では、
「魔物の身体も採取なんですねぇ。素材として使うのかぁ」
「かたっ! ロックリザード硬!」と岩場に溶け込むトカゲ型魔物に手を痺れさせて。
草原の湿地が多い場所では、
「ふむ、泥の中に色々な鉱物が溶け込んでいるんですね。これは自分用にも多めに貰っていきますか」
「ボア種だ、でけぇ! おまけに沼地で動き辛い」
「ヌタ場っていう、イノシシの基本行動で行く場所ですね。彼らにとってはお風呂だとか?」
というダンが(人づてに聞いた)ウンチクを語ったりした。
などなど。
「みなさん。いい経験出来ましたか?」
おおよそ一通りの採取系クエストを受け終わったところで、ギルドのロビーにてダンが聞いた。1日1件。それを半月ほど毎日こなしていた。
テーブルについて、全員ぐったりとしている。そこにはリルの姿もあった。
テーブルの上には全員分の飲み物が置かれていたが、誰一人口をつけてはいなかった。
ダンは手帳にメモを書き込んでいた。クエストを通して知った知識、その要点を書きだしていたのだ。他人が読んでも半分ほどしか理解できない、その手帳には『ダンメモ』と書かれていた。
「何故か採取なのに、あたしは魔物ばっかり狩ってた気がするぜ?」
「ロックリザード、アレおいしかったなぁ」
「月光草を取りに行った時の夜の恐ろしさ。明かりが無いってやっぱりヤバかった」
何やら思い出しながら、皆口々に語る。皆揃って目は虚ろであった。
その姿にダンは、
「いい経験を積めたようですね」
いい笑顔で言ったダン。
「「「半ば強制的にですけどね!」」」
全員跳ね起きると、目の前の飲み物を掴んで、やけくそ気味に「乾杯!」とぶつけあっていた。
ダンはしゃがんでいた姿勢を止めると、体が強張っているようだった。
「ずっと同じ姿勢でしたからね」
腰を捩じり、背筋を伸ばしてと全身の筋を伸ばしていく。
「ん~、とりあえずこんなものかな? それで皆さん、そちらは終わりそうですか?」
ダン以外の全員は大型のモグラ型魔物と交戦していた。
「ジャイアントモールがこんなところに生息していたなんて!」
ウェンディは振り回される爪を棒で受け流して距離を取る。
「たしかに聞いたことなかったよなっ!」
「はっ!」
「せいっ!」
ファーニの双剣とライとリンの片手剣がジャイアントモールに迫る。するとその巨体に似合わぬ速度で地中へと姿を隠した。3人の武器は宙を走る。
クローディアも矢を添えた弓を持って周囲を警戒している。弓を引き絞った状態では体の自由度が失われるからだ。そんなクローディアを守るような立ち位置にポーラが居た。
「ん~、そこっ!」
マロンの槍がジャイアントモールの出現する位置に突き出される。しかし硬い体毛と丸みを帯びた体型に槍の穂先が流された。ならばと手斧を素早く取り出すと唐竹割りを放った。しかしジャイアントモールは再度その身を地面の下へと隠した。
「も~、こうなりゃ穴の中に強力な炎の魔法をぶち込んでやる~!」
「まてまて! こんなとこで火なんか使って草に燃え移ったら、こっちが火まみれになっちまうよ!」
キョーコが癇癪を起したのをファーニが止める。
「ダンさん、薬草集まりました~」とリルが近づいてきた。
「どれどれ……、大丈夫そうですね」
「やったー!」とはしゃぐリル。ダメ出し3回で済んだからだ。
「イチャついてないで、こっちを手伝ってくださいダンさん!」
その2人を見てウェンディが若干キレた。
「ふむ? 何を手伝いましょうか?」
「何でもいいです!」
「ほほぅ」とダンは採取した薬草をポーチにしまうと、両手をあけて状況を見定める。
「それじゃあ、打ち上げますね」
『打ち上げる?』と全員が分からないといった顔をする。
ダンは両手を後ろに振り上げて、腰を落として構えた。
「『戦乙女の加護』解放。『アースクエイク』!」
解放した闘気を全身。特に両腕に集中させて地面へと叩きつける。
そのまま闘気が地面へと浸透していき――
ドッパァァァ! と地面を噴出させた。
巻きあがる地面に押し出されて、ジャイアントモールも地面へと出てきた。
「さあ、出てきましたよ皆さん――」
地面はジャイアントモールが居た場所をピンポイントで噴出させた訳ではない。当然ながら索敵出来ない敵を捕らえるため、ある程度の範囲で打ち上げた。
そしてジャイアントモールと相対していたライ達もそこに居たわけで――
「本当に申し訳ありませんでした」
頭を下げて謝罪するダン。
その他の面々(リルを除いた)は土まみれの様子だった。頭から掛けられたかのような状態で、これでも街に入る前には手で払えるだけ払ってきたのだ。ちなみにリルはあの時、ダンの後ろに居たために被害を受けていなかった。
ギルドに戻ってクエストの報告、その処理をしてもらっている最中である。
「まあ、苦戦していた我々にも落ち度はありますから」
「――はい、薬草の枚数。バッチリ全員分ありますよ! って皆さんどうしたんですか?」
薬草を数え終えたミニーが、微妙な空気のダンたちに首を傾げた。
「まあちょっと。それと買取りをお願いしたい魔物がありましてね」
「それは買取りカウンターへお願いします」
ミニーの笑顔に「まあ、そうですよね」とダンは買取りカウンターへ向かった。
ダニエルとは別の職員が居たので声を掛ける。
「すみません、買取りをお願いしたい魔物があるんですが」
その男性職員はダンをチラリと見てから、持っていたペンで「カードと魔物をココに」とカウンターを指す。そして書類の書き物の続きを始めた。
言われたダンはカードを置いて、2番バッグをカウンターに置いた。
職員が気づいて「それじゃあ」と手を伸ばしたので、ダンはバッグからソレを掴むとカウンターに引き出した。
「ひゃあぁ⁉」
カウンターは軋むことはなかったが、ジャイアントモールの巨体は堅いわけでは無かったので、デロリとカウンターからはみ出した分は垂れ下がった。
「だから大型の魔物はココで出しちゃだめぇ!」
そこでダニエルが戻ってきた。
「いや、ウチの職員が申し訳ない」
その後再度ジャイアントモールを収納し、解体スペースで取り出しを行ったダンは事情説明を行った。その結果、ダニエルはダンがワザと出したのではないと分かり謝罪した。
若干お茶目を致したが、ダンはとりあえず自分の行動をスルーした。
「しかし見事なジャイアントモールですな。西南の砂地に居ましたかな?」
「あ~、やはり普通はそうなんですね?」
「……この魔物はどこに?」
「南の草原地帯ですね」
虚偽の報告をしても仕方がないので、ダンは素直に報告をした。そのダンの言葉にダニエルは腕を組み考え込む。
「とりあえず、コレは買取り大丈夫ですか?」
何か長く掛かりそうな雰囲気だったので、ダンはとりあえず必要な事だけを聞いた。
「え?……ええ。ここまで立派なサイズであれば爪や毛皮などが素材として買い取れます。ただ最近この手の大型がかなり持ち込まれましてね。もう少し小型サイズなら査定も早く済むんですが」
「ありゃ、そうなんですか。それじゃコレ」
ダンの「それじゃ」の時点でダニエルは手を伸ばそうとしたが、それより早くダンが2番バッグを逆さにして振った。
狼と兎がザラザラ~
「あああ、もう、あああ~」
「さて、前金と引換証は貰いました。何か食材でも買って帰りましょうか」
「「「さんせ~い!」」」と一同ギルドを後にする。
ミニーは笑顔のダン達を笑顔で送り出した。
『笑顔の人を見るとこっちもうれしくなっちゃいますね~』と思っていると誰かに肩を叩かれた。
「はい?」と振り返るとダニエルが立っている。笑顔。だが何か硬い?
「ミニー君。次にダンさんが来た場合、買取り希望の場合は私のところに直接連れてきてくれるかい?」
なにやら直接のところに力がこもっていたような気もする。
とはいえ別にさしたる労力ではない。ミニーは頷いた。
「それと君も立ち会ってくれたまえよ」と言ってダニエルは去っていった。
ミニーはその場では気づかなかったが、後に自分も巻き込まれたと気づかされた。
それからダン達はクエストを続けて行った。
ある時は森に入り、
「キノコですか。これは判別が難しい」
「うわ! 蛇が居たぁ!」と擬態した蛇型魔物と交戦して。
また森の奥に入っては、
「ほうほう、この木の樹液は面白い特徴があるんですね。甘いですよ皆さん」
「キラービーだ! 刺されると死ぬぞぉ!」と蜂型魔物と鉢合わせ。
岩場の多い場所では、
「魔物の身体も採取なんですねぇ。素材として使うのかぁ」
「かたっ! ロックリザード硬!」と岩場に溶け込むトカゲ型魔物に手を痺れさせて。
草原の湿地が多い場所では、
「ふむ、泥の中に色々な鉱物が溶け込んでいるんですね。これは自分用にも多めに貰っていきますか」
「ボア種だ、でけぇ! おまけに沼地で動き辛い」
「ヌタ場っていう、イノシシの基本行動で行く場所ですね。彼らにとってはお風呂だとか?」
というダンが(人づてに聞いた)ウンチクを語ったりした。
などなど。
「みなさん。いい経験出来ましたか?」
おおよそ一通りの採取系クエストを受け終わったところで、ギルドのロビーにてダンが聞いた。1日1件。それを半月ほど毎日こなしていた。
テーブルについて、全員ぐったりとしている。そこにはリルの姿もあった。
テーブルの上には全員分の飲み物が置かれていたが、誰一人口をつけてはいなかった。
ダンは手帳にメモを書き込んでいた。クエストを通して知った知識、その要点を書きだしていたのだ。他人が読んでも半分ほどしか理解できない、その手帳には『ダンメモ』と書かれていた。
「何故か採取なのに、あたしは魔物ばっかり狩ってた気がするぜ?」
「ロックリザード、アレおいしかったなぁ」
「月光草を取りに行った時の夜の恐ろしさ。明かりが無いってやっぱりヤバかった」
何やら思い出しながら、皆口々に語る。皆揃って目は虚ろであった。
その姿にダンは、
「いい経験を積めたようですね」
いい笑顔で言ったダン。
「「「半ば強制的にですけどね!」」」
全員跳ね起きると、目の前の飲み物を掴んで、やけくそ気味に「乾杯!」とぶつけあっていた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
目覚めたら公爵夫人でしたが夫に冷遇されているようです
MIRICO
恋愛
フィオナは没落寸前のブルイエ家の長女。体調が悪く早めに眠ったら、目が覚めた時、夫のいる公爵夫人セレスティーヌになっていた。
しかし、夫のクラウディオは、妻に冷たく視線を合わせようともしない。
フィオナはセレスティーヌの体を乗っ取ったことをクラウディオに気付かれまいと会う回数を減らし、セレスティーヌの体に入ってしまった原因を探そうとするが、原因が分からぬままセレスティーヌの姉の子がやってきて世話をすることに。
クラウディオはいつもと違う様子のセレスティーヌが気になり始めて……。
ざまあ系ではありません。恋愛中心でもないです。事件中心軽く恋愛くらいです。
番外編は暗い話がありますので、苦手な方はお気を付けください。
ご感想ありがとうございます!!
誤字脱字等もお知らせくださりありがとうございます。順次修正させていただきます。
小説家になろう様に掲載済みです。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる