友達から始めませんか?

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友達から始めませんか?

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俺、菊池羽谷斗は高校1年になって1ヶ月がたとうとしているが、やはり中学からの考えは変わらなかった。
「どいつもこいつもキャラを作ってばっか、しかもそれがアリのように密集してギャーギャー騒いでるくせに授業になると死んだように黙りこくる、だからクソみたいなキャラをつくる女子は嫌いなんだよ」
俺は3次元の女子は嫌いだ。理由は色々あるが、2次元の女子は好きだ。もちろんみんながみんな好きなわけではない。しかし3次元の女子と決定的に違うところがある、それは見ていて可愛いと思えるところだ。
3次元でも可愛いと言われている人はいる、しかしそれは表しか見ていないからだ。誰しもキャラクターを演じて生活している、俺はそれが嫌いだ、だが仕方ないとも思う。みんな素生活するのが怖いからだ。素で生活をして嫌われてしまったらどうしようもない、だがキャラクターを演じていれば話は変わる、キャラクターを変えればまた相手からの評価は変わりリセットさせる、みんな嫌われることが嫌いなんだ。
「バカバカしい」
そんなことを考えながらいつも生活をしていた、もちろん俺は素で過ごしているだから友達と呼べる存在はいない、この先作るつもりもない、グループワークではただ一時的な協力関係を作るだけそこから友達に発展したりする気はないみんな猫を被っている。そんな得体の知れない相手と友達になりたいと思うわけが無い。
と今日5月16日7時体育館裏に行くまでは思っていた。

時期は5月15日の夜8時頃だった知らない相手から1通のメッセージが届いていた
「神崎英利?誰だ?あ学級委員長か、だがなんであいつが俺の連絡先を知っているんだ?」
そんなことを口に出しながら考えてメッセージを見る
「明日の7時に体育館裏に来てくれませんか?」
「なぜ俺なんだ?」
第一声がそれだった
その後俺は寝ようと思っても寝れず、好きなラノベ、漫画を夜中ずっと見てしまっていた。
目覚ましがなる時刻は5月16日の6時
朝ごはんはコンビニでおにぎりでも買って食べ歩きするか、とそんなことを考えながら支度をし神崎のところに向かう。
体育館裏に行くと既に神崎は着いていた
しかし後ろに大きなダンボールがついている自転車またがって待っていた。
「おはよう菊池くん」
「ああ、おはよう、その背中のダンボールはなんだ?そしてなぜ俺を呼び出した?」
「まあ、この中身を見ればわかるわ」
そういいながらダンボールに巻かれたガムテープを丁寧に剥がしていく
「ほら見なさい」
中には大量の漫画、ラノベ、同人誌が入っていた
「何だこの量、しかも、限定生産品もあるじゃないか
、しかも漫画、ラノベは全て初版、有名所からマイナーなものまで」
「これをあなたに預けるわ」
「なんでこれを俺に?」
「あなたの中学時代ことは知ってるだからあなたなら大切に保管してくれると思ったのよ」
神崎とは中学校は同じ場所ではない、しかも話すのも初めてだったため少し戸惑いながら返事をする
「なんでお前がそんなことを知ってる?しかもお前と話すのは今日で初めてでそんな相手にこんな貴重なものを預けるとはどういうことだ?」
「今は教えてあげられない」
「は?よく分からない。俺はもう帰る」
「預かってもらえないのならば、あなたにエロいことされそうになったと言いふらすわ」
「なぜそんなことをする?だが残念だったなそんなことしても俺にはなにも危害はない、友達だって作る気はないし、誰とも仲良くする気はない」
「それはどうでしょうね、私は学級委員長であり既に学校の先生方やクラス、学年のみんなから信頼を得ている、その私があなたにエロいことされそうになったと告発したらどうなると思う?学校での悪名はつくは先生達の耳に入れば生徒指導案件になり最悪あなたの家族、妹ちゃんにまで知り渡り家族共々悪名を背負うことになるわ」 
「誰がそんな胡散臭い話信じるかよ」
「あなたの話を誰が信じると思う?クラスに関わろうとしない1匹狼くん?」
神崎が煽り口調で上から目線で答えてきた
「わかった、だが俺がこれを預かってもメリットがない」
「好きにその本を読んでもらって構わない、それにあなたに1つ貸しを作るとこになる、そうねただし条件としてその本を紛失したりしたらタダじゃ済まないわ、つまり大切に扱ってよね」
こんな貴重な本を読めるかつ悪い噂を流されないという条件なら呑むしかないただなぜ俺の過去や連絡先を知ってるのかは謎だ。なにか繋がりがあるかもしれないが、知りたい、こいつのことを知りたい、そう思えてきた。
「わかったお前の条件を呑む、ただなぜお前が俺の過去や連絡先など知ってるか教えてくれ」
「だからそれは出来ないわ、そうね今の段階じゃ無理ね」
そう悪魔のように微笑みながら話している
「今の段階?」
「ええ、まずは友達からはじめませんか?」
思わず想像もしていなかった言葉が出てきて驚きが隠せない、さっきまで脅していた神崎とは全く違うそう感じでいた。
「急になんだよ」
「あら断るの?あなたは私と友達になればそのうちなぜあなたのことをよく知っているか話すかもしれないわよ?それに学校での立ち位置が高い私と友達になったと知れば少しはあなたのクラスでの評価は上がることになる。また楽しい学校生活をおくれるかもしれないわよ?」
「わかった友達になってやるよ。だがなんでクラスで浮いてる俺と友達になろうなんて言うんだよ?」
「そんなの簡単よオタク仲間を増やしたいって思うとは当然でしょ?」
「お前クラスじゃ漫画の話なんて話す欠片もなくKポップだったりアイドル話ばっかしてるのに、オタク?なぜ隠しているんだよ?お前も猫を被っているのかよ?そんな得体の知れないやつと友達になんて正直なりたくないんだがな」
「あらクラスの話し合いなどは無視しているくせに人の会話はよく聞いているのね」
「嫌でもあんな大声で話されると聞こえてくるんだよ」
「まあいいわ、でも猫を被るのは必要なことだと思うわ中学時代のあなたの過去から見れば醜い行為だと思っているのは納得するけどね」
「じゃあ私と友達になってくれるってことでいいのね?」
「ああ分かった」
そんなこんなで俺の学校生活が1人の女子によって大きく変えられようとしていた。
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