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第1章 光の天使 神界編
森での再会
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誰もいないはずだった。
そこには、誰もいないはずだった。
しかし先客がいた。
ふたりは恐怖に震えた。
別に悪いことをしているわけだはないが、この時間、このような場所で会っていたとなると、それだけで首が飛びはねかねない。それほど統治神“シ”は、噂に対して敏感になっていた。
新しい女神は、あの偉大な統治神“シ”の目を盗み、恋人をつくり秘かにあっていた・・・、と云う偽りの噂が流れていた。
すでに覚醒していながら、皆の期待を裏切り、覚醒の事実を隠しづつけていたのは、そのためだ。
あのものをこの宇宙の守護女神に迎え入れることはできない・・・、と一部のものが騒ぎ始めていた。
アシュラは統治神“シ”の前に連れて行かれ、家臣の者たちに責められた。
「なぜ覚醒を隠したのだ?
統治神“シ”に説明せよ」
「女神になる自信がなかったのです」
と素直に告白しても、それは許されなかった。
その答えは認められなかった。
その急先鋒は、美の女神アフロディーテの兄だった。
慈悲深い“シ”は、家臣に責められうなだれているアシュラを見て、可哀そうに思ったが、
「私をお捨てください」
と云うアシュラの願いは、聞き入れられなかった。
明日の結婚式を控えて、アシュラは父と母に別れを告げるために、戻ってきていたのだが、最後の自由な夜にヨハネとともに、二人が子供のころ毎日のようにフォースを放ち操る練習をしたあの森へ出かけた。
そして突然、現れた人影。ふたりは恐怖に震えた。
しかし月明かりに照らし出されたその横顔は、アシュラには見覚えがあった。
ある意味、あの日からずっと待ちづづけていた、名前も知らない、フォースを与えてくれた恩人だった。
アシュラははやる心を抑えきれず恩人である若者のもとへ知らないうちに歩を進めていた。
そしてその時、後ろからアシュラの胸をフォースの矢が貫いた。
ヨハネは驚いて後ろを振り向き、フォースが放たれた方角を見た。
そこには宮殿の親衛隊を引き連れたアフロディーテの従兄弟、ロキが立っていた。
ロキはアフロディーテの母方の従兄弟で、彼は心秘かに美しい従兄弟を愛していた。しかしアフロディーテには生れながらの許嫁パリスがいて、泣く泣くあきらめたのだ。
それなのにパリスは異世界との戦争を避けるためと偽り、反対するものたちを説き伏せ、異世界の王女ラクシュミーを妻に迎え入れた。しかしラクシュミーは子を成すことなく病で死んだ。アフロディーテは今度こそパリスと結婚できると思っていた。
それなのにまた邪魔が入り、ロキの愛する従兄弟は毎日泣き暮らしていた。だからロキはアシュラのことを許せなかったのだ。
「ついに正体を現したな、この女ギツネめ。
王を裏切り、闇にまぎれてどうどうと愛人と逢引を重ねるとは見下げたやからだ。
お前のようなものは、愛人ともども成敗してくれるわ!」
そう言い放つと、先ほどの何倍ものフォースの矢をアシュラに向かって放った。
しかし、そのあとフォースの火柱に包まれたのは、アシュラではなくロキと親衛隊のほうだった。
そこには、誰もいないはずだった。
しかし先客がいた。
ふたりは恐怖に震えた。
別に悪いことをしているわけだはないが、この時間、このような場所で会っていたとなると、それだけで首が飛びはねかねない。それほど統治神“シ”は、噂に対して敏感になっていた。
新しい女神は、あの偉大な統治神“シ”の目を盗み、恋人をつくり秘かにあっていた・・・、と云う偽りの噂が流れていた。
すでに覚醒していながら、皆の期待を裏切り、覚醒の事実を隠しづつけていたのは、そのためだ。
あのものをこの宇宙の守護女神に迎え入れることはできない・・・、と一部のものが騒ぎ始めていた。
アシュラは統治神“シ”の前に連れて行かれ、家臣の者たちに責められた。
「なぜ覚醒を隠したのだ?
統治神“シ”に説明せよ」
「女神になる自信がなかったのです」
と素直に告白しても、それは許されなかった。
その答えは認められなかった。
その急先鋒は、美の女神アフロディーテの兄だった。
慈悲深い“シ”は、家臣に責められうなだれているアシュラを見て、可哀そうに思ったが、
「私をお捨てください」
と云うアシュラの願いは、聞き入れられなかった。
明日の結婚式を控えて、アシュラは父と母に別れを告げるために、戻ってきていたのだが、最後の自由な夜にヨハネとともに、二人が子供のころ毎日のようにフォースを放ち操る練習をしたあの森へ出かけた。
そして突然、現れた人影。ふたりは恐怖に震えた。
しかし月明かりに照らし出されたその横顔は、アシュラには見覚えがあった。
ある意味、あの日からずっと待ちづづけていた、名前も知らない、フォースを与えてくれた恩人だった。
アシュラははやる心を抑えきれず恩人である若者のもとへ知らないうちに歩を進めていた。
そしてその時、後ろからアシュラの胸をフォースの矢が貫いた。
ヨハネは驚いて後ろを振り向き、フォースが放たれた方角を見た。
そこには宮殿の親衛隊を引き連れたアフロディーテの従兄弟、ロキが立っていた。
ロキはアフロディーテの母方の従兄弟で、彼は心秘かに美しい従兄弟を愛していた。しかしアフロディーテには生れながらの許嫁パリスがいて、泣く泣くあきらめたのだ。
それなのにパリスは異世界との戦争を避けるためと偽り、反対するものたちを説き伏せ、異世界の王女ラクシュミーを妻に迎え入れた。しかしラクシュミーは子を成すことなく病で死んだ。アフロディーテは今度こそパリスと結婚できると思っていた。
それなのにまた邪魔が入り、ロキの愛する従兄弟は毎日泣き暮らしていた。だからロキはアシュラのことを許せなかったのだ。
「ついに正体を現したな、この女ギツネめ。
王を裏切り、闇にまぎれてどうどうと愛人と逢引を重ねるとは見下げたやからだ。
お前のようなものは、愛人ともども成敗してくれるわ!」
そう言い放つと、先ほどの何倍ものフォースの矢をアシュラに向かって放った。
しかし、そのあとフォースの火柱に包まれたのは、アシュラではなくロキと親衛隊のほうだった。
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