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地球編 第3章 新興宗教「光の泉」と光の戦士たち
第13話 希望と破滅の両方を持ち合わせた、いわゆる”最後の誘惑”的な存在
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ある日、ミカエルは教団の建物の屋上へ、エルフィンを呼び出した。
そして二人きりになったとき、ある重大なことをエルフィンに打ち明けた。
「今、我々の宇宙は、存亡の危機に直面している。
どうも“滅びの子”と言われる者が、生まれたらしいのだ。
このものが生まれると、星がひとつ滅ぶと云われている。
どうもそれが私の生れ故郷アトランティスで生まれたらしいのだ。
それで統治神<シ>さまは、そのものを探している。
そしてたまたま統治神『<シ>の新しい花嫁に選ばれながら、拒否した娘がいた。
その娘には恋人がいたらしく、突然、姿を消した。
娘はどうも、異次元から来た悪魔、夢魔に取り憑かれてしまったようなのだ。
そして夢魔の手先と成り果てた娘は、この宇宙を壊しかねない存在となり、今はこの地球に生を受け、様々な事件を引き起こしているらしいのだ。
それで統治神<シ>はその娘の処刑を戦士ヨハネに命じたのだが、その任務は遂行されることが無かった。
それで統治神<シ>は、私にその娘の処刑を新たに命じたのだ」
とミカエルはエルフィンに言った。
「ヨハネは大学校以来の親友なのだが、その娘はヨハネの幼なじみで、私にとっても大学校時代の後輩なのだ。
ヨハネは口には出さないが、娘のことが子供のころから好きだった。
しかし娘が恋した相手は、ヨハネでも、もちろん私でもなく、異世界の王子だった。それも統治神<シ>の義理の弟だった。
その義理の弟といのが、また、特別な存在で、異世界では「マイトレーイ」と呼ばれる救世主の次期有力候補だった。そして事件が起こり、娘は行方不となった。
ヨハネは愛する娘を助けようとして、銀河中を探して、やっとこの星で娘の痕跡を見つけた。
そして救出しようとしたのだが、娘に取り憑いた夢魔は、決して娘を離そうとはしなかったのだ」
「それで僕に、何をしてほしいんだ?」
とエルフィンはミカエルに言った。
「ただ側にいて、助けてほしいだけさ」
とミカエルは言った。
「君は帝国軍で、その若さで将軍にまでなった戦士だ。
その美貌で、色々な噂があるのも知っている。
だが人々は帝国軍総統ユリウスの怖さばかりに目が行き、その本当の実力をあまりに過小評価している。
我々、宇宙連合軍が決して帝国軍に勝てない理由は、ユリウスが帝国軍の総統だからだ」
「この数週間、君と行動を共にしてみて、総統ユリウスが君を将軍に抜擢し、側に置きたかった理由が良く判った」
「君と一緒にいると、なぜか心が安まるんだ。
そしてなぜか普通は不可能に思えることでも、可能なことのように思えてくる」
とミカエルはエルフィンに言った。
「私は幼い頃の君を良く知っているし、子供の頃からずっとルカが好きだったから、君に対して欲望は感じないが、総統ユリウスが君に感じたであろう欲望も解るような気がする」
と、ミカエルはエルフィンに言った。
「君はどうも希望と破滅の両方を持ち合わせた、いわゆる”最後の誘惑”的な存在なのだろうと思う」
エルフィンはその言葉に、今までの辛すぎた過去が、走馬灯にように心に蘇り、消えてゆくのを感じた。
そのとき初めて、その過去と運命を越えられるような気がした。
そしてミカエルはエルフィンに言った。
「君は子供のころから、とても大人で、いつも冷静だった。
だから私が判断を誤りそうになったときは、間違っていると言ってほしいんだ。
正しい判断ができるかどうか、実は自信がなくてね」
そして二人きりになったとき、ある重大なことをエルフィンに打ち明けた。
「今、我々の宇宙は、存亡の危機に直面している。
どうも“滅びの子”と言われる者が、生まれたらしいのだ。
このものが生まれると、星がひとつ滅ぶと云われている。
どうもそれが私の生れ故郷アトランティスで生まれたらしいのだ。
それで統治神<シ>さまは、そのものを探している。
そしてたまたま統治神『<シ>の新しい花嫁に選ばれながら、拒否した娘がいた。
その娘には恋人がいたらしく、突然、姿を消した。
娘はどうも、異次元から来た悪魔、夢魔に取り憑かれてしまったようなのだ。
そして夢魔の手先と成り果てた娘は、この宇宙を壊しかねない存在となり、今はこの地球に生を受け、様々な事件を引き起こしているらしいのだ。
それで統治神<シ>はその娘の処刑を戦士ヨハネに命じたのだが、その任務は遂行されることが無かった。
それで統治神<シ>は、私にその娘の処刑を新たに命じたのだ」
とミカエルはエルフィンに言った。
「ヨハネは大学校以来の親友なのだが、その娘はヨハネの幼なじみで、私にとっても大学校時代の後輩なのだ。
ヨハネは口には出さないが、娘のことが子供のころから好きだった。
しかし娘が恋した相手は、ヨハネでも、もちろん私でもなく、異世界の王子だった。それも統治神<シ>の義理の弟だった。
その義理の弟といのが、また、特別な存在で、異世界では「マイトレーイ」と呼ばれる救世主の次期有力候補だった。そして事件が起こり、娘は行方不となった。
ヨハネは愛する娘を助けようとして、銀河中を探して、やっとこの星で娘の痕跡を見つけた。
そして救出しようとしたのだが、娘に取り憑いた夢魔は、決して娘を離そうとはしなかったのだ」
「それで僕に、何をしてほしいんだ?」
とエルフィンはミカエルに言った。
「ただ側にいて、助けてほしいだけさ」
とミカエルは言った。
「君は帝国軍で、その若さで将軍にまでなった戦士だ。
その美貌で、色々な噂があるのも知っている。
だが人々は帝国軍総統ユリウスの怖さばかりに目が行き、その本当の実力をあまりに過小評価している。
我々、宇宙連合軍が決して帝国軍に勝てない理由は、ユリウスが帝国軍の総統だからだ」
「この数週間、君と行動を共にしてみて、総統ユリウスが君を将軍に抜擢し、側に置きたかった理由が良く判った」
「君と一緒にいると、なぜか心が安まるんだ。
そしてなぜか普通は不可能に思えることでも、可能なことのように思えてくる」
とミカエルはエルフィンに言った。
「私は幼い頃の君を良く知っているし、子供の頃からずっとルカが好きだったから、君に対して欲望は感じないが、総統ユリウスが君に感じたであろう欲望も解るような気がする」
と、ミカエルはエルフィンに言った。
「君はどうも希望と破滅の両方を持ち合わせた、いわゆる”最後の誘惑”的な存在なのだろうと思う」
エルフィンはその言葉に、今までの辛すぎた過去が、走馬灯にように心に蘇り、消えてゆくのを感じた。
そのとき初めて、その過去と運命を越えられるような気がした。
そしてミカエルはエルフィンに言った。
「君は子供のころから、とても大人で、いつも冷静だった。
だから私が判断を誤りそうになったときは、間違っていると言ってほしいんだ。
正しい判断ができるかどうか、実は自信がなくてね」
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