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6章
冷たい言葉
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水の流れる音と、ガラスがぶつかる音がする。
優里は静かに中嶋の後ろに近づくと、手に持っていたコップをシンクに置いた。
洗い物をしている中嶋の背中にそっと左手を置く。
思っていたよりも、中嶋の背中は冷たくて、硬い感触だった。自分の全てを包みこんでくれるような、温かくて柔らかいイメージと真逆だった事に、優里は少しがっかりした。
「どうした?」
中嶋は後ろを振り返ろうとした。
「待って。」
優里は左耳を背中に押しあて、自分の頬と中嶋の背中の隙間を埋めるように、ゆっくりと中嶋の胸に腕を回す。
「優里ちゃん、それはずるいよ。」
中嶋はそう言いながら、洗い物を続けた。
優里の冷たい頬は、中嶋の背中の体温を感じて、少しだけ安心した。
水の音が止まる。
中嶋はタオルで濡れた手を拭くと、シンクのヘリに手を置いて、背中にいる優里の体温を確かめた。
「何か嫌な事でもあったの?」
背中越しに中嶋がそう言うと、優里は自分の胸に回している腕をきつく締めた。
「優里ちゃん?」
中嶋はそう言うと、優里と正面を向き合い、肩を掴み、顔を覗いた。
「なんでもない。」
優里はそう言って、少し伏し目がちの笑顔を作った。
「笑っていても、ずいぶんと辛そうだね。」
「そんなことないよ。」
「気持ちと表情は、けして同じじゃないね。優里ちゃんは、特にそう。」
「中嶋さん。」
「何?」
優里は中嶋の背中に回り、また頬を背中につけた。
「ねえ、そんなに気に入った?」
優里が頷いているのがわかる。
「話せば楽になるよ。」
中嶋はそう言った。
「話すことなんて何もない。」
「じゃあ、俺はいつまでこうしてたらいいの?」
優里は黙って中嶋の背中に顔を埋めた。
中嶋は思っていた。
自分はけして、教師になんてなりたくなかった。
小学校4年の時に、隣りのクラスに転校してきた女の子が、俺の初恋だった。
彼女の父は小学校の校長をしていて、中学生になる頃には、また別の町へ転校していった。一言も話し掛けられないまま、その子の溢れるような笑顔を思い出しながら、俺は中学の3年間を過ごした。
彼女とは、偶然高校で再会をした。1年の頃は違うクラスだったけど、進路別にクラスが編成される2年の時、彼女の希望している大学を人づてに聞き出し、俺は彼女と、同じクラスになる事ができた。
それからは少しずつ2人で話しをするようになり、たいしてやりたい事もなかった自分は、彼女と同じ時間を過ごせるなら、そう思い、同じ大学へ進学する事を決めた。
卒業式の日。
彼女は話していた大学とは、違うに進学する事を知った。追いかけていたものがもう少しで手に入りそうだったのに、気がついてみると、結局何も掴んでいなかった事に、最後の最後で、俺は気がついた。
神様はけっこう残酷だ。努力とか希望だけではどうしようもならないって教える時は、人をどん底まで叩き落とす。
先月。
大学時代の友人の結婚式で、俺は新婦になった彼女、松木紗織《まつきさおり》と再会した。
「中嶋くん?」
あの頃も同じ様な溢れるような笑顔は、あの頃と今もキラキラ輝いている。シンプルな優しい白いドレスを纏った彼女は、どこから見ても、光りが反射するようで、とても綺麗だった。
「中嶋くん、和哉と知り合いだったの?」
「大学が同じだったんだ。」
「そう言えば、中嶋くんは教育大だったよね?」
「そう。」
「きっと、いい先生なんだろうな。高校の時も、皆に優しかったもんね。」
紗織と俺の友人は、職場が同じだったらしい。
2人共、教師になるんじゃなかったのかよ。
俺は喉まで上ってきた言葉を、俺は飲み込んだ。家に帰ると、金髪にした髪の毛を、すぐに黒く染めた。職場や保護者に見られるのは、まずかったし、一時的に望んでもいない現実から逃げる事ができて、それはそれで良かったんだと、自分に言い聞かせた。
何かに刃向かおうとすれば、必要以上のエネルギーを使う。別の景色を手に入れようと無理に川を昇らなくても、下流で待っているだけで、それなりのものが流れ着く。
上を見るから、辛くなるんだ。
相対評価、ピラミッド、階級、差別、
自分の立場を理解したら、それを受け入れて暮らしていくしかない。
結婚式があった次の日。
やりきれない気持を抱えた俺は、あの女の子に電話をしていた。
髪の毛を染め、久しぶりに仲間と好きな事に没頭していた時の俺は、紗織に会うまで、見えるものが全て色づいていた。そんな自分の後ろを捨て犬の様についてきた子がいるなんて、これも神様のいたずらなんだろう。
優里と会い、溢れた鼻血に驚きもせず、疑い深い目でこっちを見るあの目を見た時、俺の浮足立っている俺の心は、彼女に見透かさている様だった。
次の日。
新しいタオルを俺に渡そうと、ずぶ濡れでやってきた優里を見て、俺はどうしても、もう一度この子と話しがしたい、そう思った。
「優里ちゃん、もういいだろう?」
表情の少ない彼女は、一体どんな顔をして、さっきから俺の背中にくっついているのだろう。
中嶋は優里の腕をはがして、後ろを振り向くと、優里が逃げられない様に顔を押さえた。
幼く見える2つの目は、相変わらず誰も信じようとはせず、人を疑っている。
「男を家にあげるって事は、それなりの覚悟があるんだろう?」
中嶋は優里の唇に近づいた。抵抗もしなければ、受け入れようともいない無表情の優里に、中嶋の気持ちがぷっつり途切れた。
中嶋は優里の顔から手を離すと、また食器を片付け始めた。
「中嶋さん、なんで人間って寝るんだろうね?」
皿を受け取った優里は、中嶋にそう聞いた。何を言い出すかと思ったら、この子はどんな神経をしているんだろう。
「急に何?」
「だってさ、寝てる時間や、眠くてどうしようもない時間が全くなくなれば、もっと好きな事をして暮らす事ができるのに。」
優里はそう言って隣りに並んだ。
「確かにそうだね。効率良く生きるって、もしかしたら、そういう事かもしれないね。」
「あとさ、好きとか嫌いとかそんな感情がなくなれば、もっといろんな事に集中ができるのに。」
「そうなれば、人間もロボットと同じだよ。」
優里は中嶋の肩をトントンと叩いた。
「中嶋さん、さっきから当たり前の返事ばっかり。先生っていうから、もっと話しが上手だと思ったのに。」
自分を見ている優里を、中嶋はきつく抱きしめた。
「優里ちゃん、もう、何も言わなくてもいいから。」
中嶋は優里の言葉を塞ぐ様に、自分の唇を優里の唇に押しあてた。
どうしようもない自分の感情を受け入れてくれた優里は、本当は誰よりも素直な子のかもしれない。
生きている事になんの感情も持っていないのではなく、俺と同じ様に、この世界がとてもつまらなく感じているんだ。人に合わせて笑ったり、悲しい気持ちを誰かに伝えようとはせず、救いようのない言葉の沈む川底を、いつの頃からか、ずっと眺めている。
手に入れたはずの明日を見ようと、そっと開いた手のひらの中は、空っぽだったんだよな。俺もそうだよ。
唇が離れると、優里は下をむいて、ひとつ小さくため息をついた。
「ごめん。」
中嶋がそういうと、優里は中嶋を見上げた。
「優里ちゃんの本当の気持ち、確かめてもいいかい?」
中嶋は優里の髪を撫でた。
「どういう事?」
「優里ちゃんは、俺と同じ気持ちなのかなって、思ってさ。」
優里はまっすぐに中嶋を見た。
ものすごく長くて、時計が進まない錯覚を感じる授業を、一番前の席に座って聞いているような、そんな感じがした。
先にシャワーを浴びた中嶋は、優里をベッドで待っていた。ベッドの横に座った優里のパジャマを脱がせると、自分もシャツを脱ぎ捨てた。
中嶋は優里の背中に、そっと右手を置いた。
温かくて大きな手が、背中の真ん中を触れている。
「嘘がバレる。」
優里は膝を抱え、背中を丸くして、そう言った。
「どんな嘘なの?」
中嶋は優里の顔を覗いた。
「どんな嘘をついているのかも、わからない。」
優里はそう言った。
「やっぱり、優里ちゃんと俺は少し似てるかもね。」
中嶋は優里の背中に顔をつけた。
「中嶋さん、そんなに近くにいると恥ずかしいよ。」
優里は背中を少しずらす。
中嶋は優里をしっかり捕まえると、優里の背中が離れないように、優里の胸の前に手を回した。
「優里ちゃんだって、こうして俺にくっついていただろう。」
「そうだね、ごめんなさい。」
「背中を見られたり、触られたりするのって、けっこう照れくさいもんだね。」
中嶋はそう言うと、優里の背中に唇をつけた。
「中嶋さん、」
「ん?」
「緊張して、鼻血出そう。」
中嶋は慌てて優里の顔を見た。優里は自分を黙って見つめている。
何も言わず、優里をベッドへ寝かせると、中嶋は優里を抱いて、静かに唇を重ねた。
どうして、中嶋は好きだと言ってくれないのだろう。
優里は静かに中嶋の後ろに近づくと、手に持っていたコップをシンクに置いた。
洗い物をしている中嶋の背中にそっと左手を置く。
思っていたよりも、中嶋の背中は冷たくて、硬い感触だった。自分の全てを包みこんでくれるような、温かくて柔らかいイメージと真逆だった事に、優里は少しがっかりした。
「どうした?」
中嶋は後ろを振り返ろうとした。
「待って。」
優里は左耳を背中に押しあて、自分の頬と中嶋の背中の隙間を埋めるように、ゆっくりと中嶋の胸に腕を回す。
「優里ちゃん、それはずるいよ。」
中嶋はそう言いながら、洗い物を続けた。
優里の冷たい頬は、中嶋の背中の体温を感じて、少しだけ安心した。
水の音が止まる。
中嶋はタオルで濡れた手を拭くと、シンクのヘリに手を置いて、背中にいる優里の体温を確かめた。
「何か嫌な事でもあったの?」
背中越しに中嶋がそう言うと、優里は自分の胸に回している腕をきつく締めた。
「優里ちゃん?」
中嶋はそう言うと、優里と正面を向き合い、肩を掴み、顔を覗いた。
「なんでもない。」
優里はそう言って、少し伏し目がちの笑顔を作った。
「笑っていても、ずいぶんと辛そうだね。」
「そんなことないよ。」
「気持ちと表情は、けして同じじゃないね。優里ちゃんは、特にそう。」
「中嶋さん。」
「何?」
優里は中嶋の背中に回り、また頬を背中につけた。
「ねえ、そんなに気に入った?」
優里が頷いているのがわかる。
「話せば楽になるよ。」
中嶋はそう言った。
「話すことなんて何もない。」
「じゃあ、俺はいつまでこうしてたらいいの?」
優里は黙って中嶋の背中に顔を埋めた。
中嶋は思っていた。
自分はけして、教師になんてなりたくなかった。
小学校4年の時に、隣りのクラスに転校してきた女の子が、俺の初恋だった。
彼女の父は小学校の校長をしていて、中学生になる頃には、また別の町へ転校していった。一言も話し掛けられないまま、その子の溢れるような笑顔を思い出しながら、俺は中学の3年間を過ごした。
彼女とは、偶然高校で再会をした。1年の頃は違うクラスだったけど、進路別にクラスが編成される2年の時、彼女の希望している大学を人づてに聞き出し、俺は彼女と、同じクラスになる事ができた。
それからは少しずつ2人で話しをするようになり、たいしてやりたい事もなかった自分は、彼女と同じ時間を過ごせるなら、そう思い、同じ大学へ進学する事を決めた。
卒業式の日。
彼女は話していた大学とは、違うに進学する事を知った。追いかけていたものがもう少しで手に入りそうだったのに、気がついてみると、結局何も掴んでいなかった事に、最後の最後で、俺は気がついた。
神様はけっこう残酷だ。努力とか希望だけではどうしようもならないって教える時は、人をどん底まで叩き落とす。
先月。
大学時代の友人の結婚式で、俺は新婦になった彼女、松木紗織《まつきさおり》と再会した。
「中嶋くん?」
あの頃も同じ様な溢れるような笑顔は、あの頃と今もキラキラ輝いている。シンプルな優しい白いドレスを纏った彼女は、どこから見ても、光りが反射するようで、とても綺麗だった。
「中嶋くん、和哉と知り合いだったの?」
「大学が同じだったんだ。」
「そう言えば、中嶋くんは教育大だったよね?」
「そう。」
「きっと、いい先生なんだろうな。高校の時も、皆に優しかったもんね。」
紗織と俺の友人は、職場が同じだったらしい。
2人共、教師になるんじゃなかったのかよ。
俺は喉まで上ってきた言葉を、俺は飲み込んだ。家に帰ると、金髪にした髪の毛を、すぐに黒く染めた。職場や保護者に見られるのは、まずかったし、一時的に望んでもいない現実から逃げる事ができて、それはそれで良かったんだと、自分に言い聞かせた。
何かに刃向かおうとすれば、必要以上のエネルギーを使う。別の景色を手に入れようと無理に川を昇らなくても、下流で待っているだけで、それなりのものが流れ着く。
上を見るから、辛くなるんだ。
相対評価、ピラミッド、階級、差別、
自分の立場を理解したら、それを受け入れて暮らしていくしかない。
結婚式があった次の日。
やりきれない気持を抱えた俺は、あの女の子に電話をしていた。
髪の毛を染め、久しぶりに仲間と好きな事に没頭していた時の俺は、紗織に会うまで、見えるものが全て色づいていた。そんな自分の後ろを捨て犬の様についてきた子がいるなんて、これも神様のいたずらなんだろう。
優里と会い、溢れた鼻血に驚きもせず、疑い深い目でこっちを見るあの目を見た時、俺の浮足立っている俺の心は、彼女に見透かさている様だった。
次の日。
新しいタオルを俺に渡そうと、ずぶ濡れでやってきた優里を見て、俺はどうしても、もう一度この子と話しがしたい、そう思った。
「優里ちゃん、もういいだろう?」
表情の少ない彼女は、一体どんな顔をして、さっきから俺の背中にくっついているのだろう。
中嶋は優里の腕をはがして、後ろを振り向くと、優里が逃げられない様に顔を押さえた。
幼く見える2つの目は、相変わらず誰も信じようとはせず、人を疑っている。
「男を家にあげるって事は、それなりの覚悟があるんだろう?」
中嶋は優里の唇に近づいた。抵抗もしなければ、受け入れようともいない無表情の優里に、中嶋の気持ちがぷっつり途切れた。
中嶋は優里の顔から手を離すと、また食器を片付け始めた。
「中嶋さん、なんで人間って寝るんだろうね?」
皿を受け取った優里は、中嶋にそう聞いた。何を言い出すかと思ったら、この子はどんな神経をしているんだろう。
「急に何?」
「だってさ、寝てる時間や、眠くてどうしようもない時間が全くなくなれば、もっと好きな事をして暮らす事ができるのに。」
優里はそう言って隣りに並んだ。
「確かにそうだね。効率良く生きるって、もしかしたら、そういう事かもしれないね。」
「あとさ、好きとか嫌いとかそんな感情がなくなれば、もっといろんな事に集中ができるのに。」
「そうなれば、人間もロボットと同じだよ。」
優里は中嶋の肩をトントンと叩いた。
「中嶋さん、さっきから当たり前の返事ばっかり。先生っていうから、もっと話しが上手だと思ったのに。」
自分を見ている優里を、中嶋はきつく抱きしめた。
「優里ちゃん、もう、何も言わなくてもいいから。」
中嶋は優里の言葉を塞ぐ様に、自分の唇を優里の唇に押しあてた。
どうしようもない自分の感情を受け入れてくれた優里は、本当は誰よりも素直な子のかもしれない。
生きている事になんの感情も持っていないのではなく、俺と同じ様に、この世界がとてもつまらなく感じているんだ。人に合わせて笑ったり、悲しい気持ちを誰かに伝えようとはせず、救いようのない言葉の沈む川底を、いつの頃からか、ずっと眺めている。
手に入れたはずの明日を見ようと、そっと開いた手のひらの中は、空っぽだったんだよな。俺もそうだよ。
唇が離れると、優里は下をむいて、ひとつ小さくため息をついた。
「ごめん。」
中嶋がそういうと、優里は中嶋を見上げた。
「優里ちゃんの本当の気持ち、確かめてもいいかい?」
中嶋は優里の髪を撫でた。
「どういう事?」
「優里ちゃんは、俺と同じ気持ちなのかなって、思ってさ。」
優里はまっすぐに中嶋を見た。
ものすごく長くて、時計が進まない錯覚を感じる授業を、一番前の席に座って聞いているような、そんな感じがした。
先にシャワーを浴びた中嶋は、優里をベッドで待っていた。ベッドの横に座った優里のパジャマを脱がせると、自分もシャツを脱ぎ捨てた。
中嶋は優里の背中に、そっと右手を置いた。
温かくて大きな手が、背中の真ん中を触れている。
「嘘がバレる。」
優里は膝を抱え、背中を丸くして、そう言った。
「どんな嘘なの?」
中嶋は優里の顔を覗いた。
「どんな嘘をついているのかも、わからない。」
優里はそう言った。
「やっぱり、優里ちゃんと俺は少し似てるかもね。」
中嶋は優里の背中に顔をつけた。
「中嶋さん、そんなに近くにいると恥ずかしいよ。」
優里は背中を少しずらす。
中嶋は優里をしっかり捕まえると、優里の背中が離れないように、優里の胸の前に手を回した。
「優里ちゃんだって、こうして俺にくっついていただろう。」
「そうだね、ごめんなさい。」
「背中を見られたり、触られたりするのって、けっこう照れくさいもんだね。」
中嶋はそう言うと、優里の背中に唇をつけた。
「中嶋さん、」
「ん?」
「緊張して、鼻血出そう。」
中嶋は慌てて優里の顔を見た。優里は自分を黙って見つめている。
何も言わず、優里をベッドへ寝かせると、中嶋は優里を抱いて、静かに唇を重ねた。
どうして、中嶋は好きだと言ってくれないのだろう。
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