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第二部 少年編
第三十四回
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マイヤの膣に入り込んだ少年のそれの太さは、確かに物足らないという感想を抱かせた。発達はしているが馴れているイズヴァルトや町長のものではない。長くてぶっとい大人ちんぽばかりハメ馴れた彼女の想像通りだった。
しかしである。少年は上下にこすって早くイキ果てるのを拒み、出来るだけ一番奥まで腰を沈めた後に、1ミリほど尻を引いて腰をまわしながらまた押し込めた。
「う、ひっ!」
会陰全体をぺちゃっと叩かれた快感に、マイヤは喜びの声をあげてしまった。今までイズヴァルトのペニスにばかりかじりついていたヴァギナだが、ペニスの根本で膣の入口と陰唇とに衝撃を受けるのはろくに無かったのだ。
「あい……ういい……」
何度かぺちゅん、ぺちゅんと音を鳴らした後、少年はマイヤの鶏冠からのぞいたクリトリスに下腹をくっつけた。すべすべしたお腹の肌で、敏感なおまめをこちょこちょとさせてマイヤをもだえ苦しませた。
「うひ! あひい! ふひゅひい!」
ペニスの長さこそ物足りなかったが、下腹をくっつき合わせられる相手とのセックスに、彼女は馴れていなかった。痛いのではなく気持ちよいのは、舐めたりこすったりとで快感に対して貪欲に仕上がっていたからである。
「あ、きもひいい……」
「そうけえ? おめこにちんぽを突っ込むとき、ねえちゃんにこうしろと教えてもらいましたけえ!」
「あ、あにゃた、はめにゃれているんだね……」
「そうですけえ!」
男の子の腰遣いがたまらなかった。マイヤは頭の中を真っ白にしながら、デカチンではない代物による攻め方をたっぷりと甘受した。
そのうちにふわっとした気分になり、とうとうお花畑が見えてしまった。男の子のペニスを包んでいたヴァギナの肉が急激に引き締まり、彼から精を吸い出そうと試みる。
「うわっ! 吸いつきがはげしゅうなった!」
「ほんとけえ? マイヤちゃんはおめこも名器じゃったんか?」
「そ、そうじゃよ! これ、妹のおめこよりきつくなってるけえ! うわ! も、もうおしまいじゃ!」
マイヤの膣を攻めていた少年は、無念と叫びながら射精した。どくどく、どくどく。どっぷり吸い取られて満足感を覚えてしまった陰茎は、膣の中で縮みこんだ。
「あひひ~!」
痴呆状態となって大股を開いたマイヤを見て、一番年かさの男の子がごくりとつばを飲み込んだ。とってもかわいい。彼はおちんちんを痛そうにもたげている年下の男の子たちに呼びかけた。
「ジョン、ジョージ、リチャード。ポールみたくああやっておめこのまわりを揉むように腰を動かすんじゃぞ」
「んなことわかっておるけえ、ジミーにいちゃん」
「妹にこうしろ、ともう散々言われて馴れているんじゃよ」
「そうけえ。なら安心した。じゃあリチャード。一番下のお前からやってええぞ?」
一番年上の子、ジミーは年長者としての理性と節度をもって一番年下のリチャードに呼びかけた。リチャードは妹と毎朝毎晩ぶっちゅんこをする猛者である。8歳なのに精通も終わっていた。
前に出たリチャードは、「あひひー!」と笑うマイヤに手招きされながらしがみついた。小さいながらもおちんちんは弓なり。亀頭は松茸の様にはっきりした形で上向きだった。
「いくよ。マイヤちゃん?」
「はーい! きてー!」
倒れ込んだリチャードをマイヤは優しく抱きしめる。しかしペニスが中に入り、Gスポットのところをぐりぐりとやられた頃には「あひゃひー!」と阿呆な叫び声をあげるだけだった。
このみっともない顔と声を顕わにしても、少年達はマイヤをとってもかわいいと恋してしまった。リチャードが終わり、近所の女の子たちから腰さばきについて評判のジョージがマイヤを喜ばせにかかると、少年達は持ってきた茶を飲みながら相談しあった。
「どうするけえ? これでもし、マイヤちゃんに赤ちゃんが出来たら……」
「イズヴァルトさんに土下座して、家来にしてもらうんじゃよ。3年ぐらい無給で奉公したら、きっと許してくれるけえのう」
「でもイズヴァルトさんに奉公って……ぼくらのお尻の穴を貸すんじゃろか?」
「あほぬかせ。おばちゃんたちに聞いたところ、イズヴァルトさんはおめこが大の好物らしいけえ。俺らは槍を持ったり畑を耕したりと、イズヴァルトさんを助けるんじゃよ」
「ふうん。でも僕、向かいの家のおじちゃんからいい尻穴をしちょると褒められとるけえよ?」
そう答えたポールが尻を向け、やけに拡張されたアナルを皆に見せて「うわああ……」と嘆かせた。大人ペニスを挿れ慣れている衆道めいた形だった。
ジョージが2度の膣内射精を施し、すっかり満足してジョンを呼び寄せた。ジョンはいきなり挿れるのではなく、マイヤのクリトリスをぴちゃぴちゃと舐め始めた。1歳下の妹の陰核の体積を3倍にしたと噂のクンニリングスであった。
「なめなめ、だいしゅき!」
マイヤが身をくねらせる。もはや性的快感を貪るだけの廃人であった。ジョンはうれしそうに鶏冠と陰核を、ちゅつぱちゅっぱと音を立てて舐めまわした。
「ジョンは舐めるのが得意じゃなあ。どうにもおめこを舐めるのは難しいのう」
ジミーはため息をつく。姉と妹には仕込まれているが、どうも舌遣いがぎこちなくて見込みなしと断じられたばかりであった。ペニスは高評価だが、前戯については落第点。
「ジョンは別格じゃけえ。でも、大人はあんまり舐めたがらねえらしいけえの。母ちゃんが言ってた」
リチャードが茶をずず、と飲みながらつぶやいた。彼はへたくそで未熟だがクンニリングスが大好きである。彼みたいな年頃の男の子が好物の、ヘンタイなお姉ちゃん達はいつも舐めさせてくれた。
「イズヴァルトさん、おまんこなめなめも大好きらしいけえのう。ああ、ジョンがちんぽを突っ込んだ。あれからが長いけえ」
あと20分ぐらいあのままじゃよ、とポールがジミーに呼びかけた。一番上の少年は、マイヤの裸を見れただけでも金玉がでっかくなると笑いながら、お菓子を頬張り茶で喉を潤した。
「そんでさ、ジミーにいちゃん」
イズヴァルトさんにはいつ謝ろうか。ポールが問いかけるとジミーはこうしようと答えた。
「うちの村の大人の力を借りるけえ」
□ □ □ □ □
その夜、マイヤは戻ってこなかった。心配してイズヴァルトが探しに行こうとすると、町長が心配しないでと押しとどめた。
「きっと温泉場で知り合ったおばちゃんたちから、今日泊まっていくかと誘われたけえのう。きっとそうじゃ。その様に考えて欲しいですけえ」
「ま、まあ。そ、その様に考えるでござるが……」
その翌日も戻ってこなかった。そして翌々日も。出て行ってから4日目の晩が始まった。イズヴァルトはなかなかに身体が動かなかった。
子供を欲しがる人妻達との、壮絶なレスリングを繰り広げたせいである。彼はきんたまこそ元気いっぱいだったが、身体に余裕が無くなっていた。そのせいかノイローゼがちになってしまった。
「ま、マイヤどの……」
ああどうしようどうしよう。彼は町長に頼んで一旦町を離れる事にした。しかしである。そのマイヤは戻ってきた。
村の祭りに使われる神輿に乗り、まるで女王様みたく扇子と村特産の馬鈴薯を手に持ってだ。神輿は老若問わず、男も女も担いでいた。
町の入り口の門で神輿が止まると、マイヤはそこから颯爽と飛び降りて5日前より艶やかになった黒い髪をかきわけた。彼女恋しさに顔をみっともなくゆがませていたイズヴァルトの前に立ち、ふっ、ときざな笑みを浮かべてみせた。
「戻ってきた!」
「ではないでござるよ~! この三日、拙者は可愛いそなたが恋しくて、毎晩涙を流しながらせんずりをかいていたでござる!」
しかしこの神輿と行列は一体。イズヴァルトが村の者らに問いかけると、ジミーとポールが事情を説明した。
「えへ! マイヤちゃん。村のみんなとやっちゃったけえ!」
文字通り、男も女もである。マイヤは乱交とおまんこなめなめの限りを尽くした。そのせいか一回り脱皮した様にも思えた。
お肌はさらにつやつやで、身体も引き待っていた。聞けば毎日睡眠時間2時間。起きている間、ずっとちんぽとまんこをはめたりしゃぶったりこすりあったりしていたという。
「マイヤどの。それはいささか、やり過ぎというものではござらぬか?」
「イズヴァルトこそ、もうとっくに種付けが終わったはずなのにまだやっているの?」
「あ、いや……確かにそうではござるが」
しどろもどろになるイズヴァルトの懐に、マイヤは飛び込んで抱き着いた。それから猫なで声で「ちょうだーい! ちょうだーい!」と甘え出した。
「今すぐイズヴァルトの新鮮ミルクがにょみたーい!」
「あはは。では家に戻ってから……」
「ではなくここで! さあやれ! 今すぐ飲ませろ!」
マイヤの剣幕はひどいものだった。しかし彼女はここではっきりさせたかった。イズヴァルトはわしのもんだと、ウラスコーの者らに見せつけたかった。
「こ、ここでござるか?」
「じゃあどこでやれっての?」
「わ、わかったでござる……」
幸いにもイズヴァルトは町長や町の男達と同じ、スカートを履いていた。ぺろんと下腹と立派なものを晒しだすと、マイヤはうきうきした眼でそれを見る。食いつくとポール達から嘆きの声があがった。
「ま、マイヤちゃん……」
「やっぱり。僕たちはマイヤちゃんのお友達で終わる運命じゃけえ……」
イズヴァルトは5日ぶりのマイヤのフェラチオに、みっともない声をあげて悶え狂った。青天の空を見上げながら射精をすると、何故かヴィクトリアの声が聞こえた気がした。
「ボウヤ、みんなにも見せつけちゃって。ずいぶんと薄情者だね!」
薄情者で結構。イズヴァルトは空を見上げて微笑みながら、マイヤの口の感触にとろけ切った。きっとヴィクトリアは怒りながらも、彼とマイヤの仲を祝福してくれるだろう。
□ □ □ □ □
衆人監視のもと、フェラチオと射精とを為したイズヴァルトとマイヤは、ウラスコー地方で皆が認めるカップルとなった。こんな恥知らずの男女では致し方がない。しかしそれをやってのけるのは強固な絆があったからだと皆が納得した。
とはいえ彼等におまんこやちんぽを差し出してくる者らはひっきりなし。滞在から半月経つとイズヴァルトとマイヤは病人のごとくなっていた。
「こ、これでは早死にしてしまうでござる……」
「私も。おまんこがひりひりするよう……」
ウラスコーへの滞在を、最低でも1年にしてくれないかと町長らがせがんでいる。しかし移住するにしても一旦ホーデンエーネンに戻らなくては。ただその前に長い帰り旅をしなくてはならないかった。
イズヴァルトとマイヤは節々が痛む身体をおして町長に伺った。ちょっと静養させて欲しい。いい湯治場か病院は無いだろうか。
「そうですけえ? なら、この町の裏手の山にある湯治場が良いですけえ」
山の五合目にある洞穴にそこがある。奥には広い温泉場があり、宿泊のためのベッドやかまどもあるという。
「ヴィクトリアちゃんが山に籠って修行しているときに、ようつこうていたところですけえ。あそこまでだあれも行きたがらないから、イズヴァルトさんとマイヤさんの貸し切りにしてつかあさい」
そういうわけで町長はイズヴァルトらを案内した。疲れ切ってよちよち歩きのイズヴァルトと、歩く旅に敏感になりすぎたおまんこが疼いて「うひ!」と悶えるマイヤは、そこまでたどり着くのに難儀した。
そうして昇ること1時間。岩場を掘って作った療養所があった。洞穴の中は暖気が行き届いており、新鮮な地下水や温泉が湧いていた。
町長は街の屈強な者達に、2週間分の荷物と食料を運ばせ、寝台に暖かい毛布を敷き詰めさせた。その間、イズヴァルトとマイヤはこの洞穴の風呂場を確かめた。
公共浴場と同じぐらいの広さの沐浴空間と、温かい湯を延々と湛え続ける泉。まさに山奥の楽園とも言えた。
「これで2人はゆっくりと、身体をいやしたり子作りをしたりできるけえ」
「ありがたいでござる……」
「でも、まだ私は生理が始まっていませんよ?」
マイヤが返すと町長は笑った。もうそろそろかもしれない。マイヤは精液を吸いまくったお腹に手をあて、気難しく唸った。
「まあ、戻ってくる頃にはイズヴァルトの赤ちゃんが宿っていると思うよ!」
その後はたっぷりと相手をしてあげるからねと言って、町長を困らせた。それから2人は雪解け頃になるまで、ここで療養しようと語り合った。
疲れ切った身体だが、2人きりになり湯の中に浸かると、しぜんと身体を求め合う。町長が言う様に、マイヤに兆しが訪れたらすぐ、子を為せるような睦みぶりであった。
しかし、その物静かな2人の時間も、外からの思惑によっていささか早くに破られる事となる。さて、イズヴァルトとマイヤに飛び込んできた災いとは、如何なるものであったのか?
その続きについてはまた、次回にて。
しかしである。少年は上下にこすって早くイキ果てるのを拒み、出来るだけ一番奥まで腰を沈めた後に、1ミリほど尻を引いて腰をまわしながらまた押し込めた。
「う、ひっ!」
会陰全体をぺちゃっと叩かれた快感に、マイヤは喜びの声をあげてしまった。今までイズヴァルトのペニスにばかりかじりついていたヴァギナだが、ペニスの根本で膣の入口と陰唇とに衝撃を受けるのはろくに無かったのだ。
「あい……ういい……」
何度かぺちゅん、ぺちゅんと音を鳴らした後、少年はマイヤの鶏冠からのぞいたクリトリスに下腹をくっつけた。すべすべしたお腹の肌で、敏感なおまめをこちょこちょとさせてマイヤをもだえ苦しませた。
「うひ! あひい! ふひゅひい!」
ペニスの長さこそ物足りなかったが、下腹をくっつき合わせられる相手とのセックスに、彼女は馴れていなかった。痛いのではなく気持ちよいのは、舐めたりこすったりとで快感に対して貪欲に仕上がっていたからである。
「あ、きもひいい……」
「そうけえ? おめこにちんぽを突っ込むとき、ねえちゃんにこうしろと教えてもらいましたけえ!」
「あ、あにゃた、はめにゃれているんだね……」
「そうですけえ!」
男の子の腰遣いがたまらなかった。マイヤは頭の中を真っ白にしながら、デカチンではない代物による攻め方をたっぷりと甘受した。
そのうちにふわっとした気分になり、とうとうお花畑が見えてしまった。男の子のペニスを包んでいたヴァギナの肉が急激に引き締まり、彼から精を吸い出そうと試みる。
「うわっ! 吸いつきがはげしゅうなった!」
「ほんとけえ? マイヤちゃんはおめこも名器じゃったんか?」
「そ、そうじゃよ! これ、妹のおめこよりきつくなってるけえ! うわ! も、もうおしまいじゃ!」
マイヤの膣を攻めていた少年は、無念と叫びながら射精した。どくどく、どくどく。どっぷり吸い取られて満足感を覚えてしまった陰茎は、膣の中で縮みこんだ。
「あひひ~!」
痴呆状態となって大股を開いたマイヤを見て、一番年かさの男の子がごくりとつばを飲み込んだ。とってもかわいい。彼はおちんちんを痛そうにもたげている年下の男の子たちに呼びかけた。
「ジョン、ジョージ、リチャード。ポールみたくああやっておめこのまわりを揉むように腰を動かすんじゃぞ」
「んなことわかっておるけえ、ジミーにいちゃん」
「妹にこうしろ、ともう散々言われて馴れているんじゃよ」
「そうけえ。なら安心した。じゃあリチャード。一番下のお前からやってええぞ?」
一番年上の子、ジミーは年長者としての理性と節度をもって一番年下のリチャードに呼びかけた。リチャードは妹と毎朝毎晩ぶっちゅんこをする猛者である。8歳なのに精通も終わっていた。
前に出たリチャードは、「あひひー!」と笑うマイヤに手招きされながらしがみついた。小さいながらもおちんちんは弓なり。亀頭は松茸の様にはっきりした形で上向きだった。
「いくよ。マイヤちゃん?」
「はーい! きてー!」
倒れ込んだリチャードをマイヤは優しく抱きしめる。しかしペニスが中に入り、Gスポットのところをぐりぐりとやられた頃には「あひゃひー!」と阿呆な叫び声をあげるだけだった。
このみっともない顔と声を顕わにしても、少年達はマイヤをとってもかわいいと恋してしまった。リチャードが終わり、近所の女の子たちから腰さばきについて評判のジョージがマイヤを喜ばせにかかると、少年達は持ってきた茶を飲みながら相談しあった。
「どうするけえ? これでもし、マイヤちゃんに赤ちゃんが出来たら……」
「イズヴァルトさんに土下座して、家来にしてもらうんじゃよ。3年ぐらい無給で奉公したら、きっと許してくれるけえのう」
「でもイズヴァルトさんに奉公って……ぼくらのお尻の穴を貸すんじゃろか?」
「あほぬかせ。おばちゃんたちに聞いたところ、イズヴァルトさんはおめこが大の好物らしいけえ。俺らは槍を持ったり畑を耕したりと、イズヴァルトさんを助けるんじゃよ」
「ふうん。でも僕、向かいの家のおじちゃんからいい尻穴をしちょると褒められとるけえよ?」
そう答えたポールが尻を向け、やけに拡張されたアナルを皆に見せて「うわああ……」と嘆かせた。大人ペニスを挿れ慣れている衆道めいた形だった。
ジョージが2度の膣内射精を施し、すっかり満足してジョンを呼び寄せた。ジョンはいきなり挿れるのではなく、マイヤのクリトリスをぴちゃぴちゃと舐め始めた。1歳下の妹の陰核の体積を3倍にしたと噂のクンニリングスであった。
「なめなめ、だいしゅき!」
マイヤが身をくねらせる。もはや性的快感を貪るだけの廃人であった。ジョンはうれしそうに鶏冠と陰核を、ちゅつぱちゅっぱと音を立てて舐めまわした。
「ジョンは舐めるのが得意じゃなあ。どうにもおめこを舐めるのは難しいのう」
ジミーはため息をつく。姉と妹には仕込まれているが、どうも舌遣いがぎこちなくて見込みなしと断じられたばかりであった。ペニスは高評価だが、前戯については落第点。
「ジョンは別格じゃけえ。でも、大人はあんまり舐めたがらねえらしいけえの。母ちゃんが言ってた」
リチャードが茶をずず、と飲みながらつぶやいた。彼はへたくそで未熟だがクンニリングスが大好きである。彼みたいな年頃の男の子が好物の、ヘンタイなお姉ちゃん達はいつも舐めさせてくれた。
「イズヴァルトさん、おまんこなめなめも大好きらしいけえのう。ああ、ジョンがちんぽを突っ込んだ。あれからが長いけえ」
あと20分ぐらいあのままじゃよ、とポールがジミーに呼びかけた。一番上の少年は、マイヤの裸を見れただけでも金玉がでっかくなると笑いながら、お菓子を頬張り茶で喉を潤した。
「そんでさ、ジミーにいちゃん」
イズヴァルトさんにはいつ謝ろうか。ポールが問いかけるとジミーはこうしようと答えた。
「うちの村の大人の力を借りるけえ」
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その夜、マイヤは戻ってこなかった。心配してイズヴァルトが探しに行こうとすると、町長が心配しないでと押しとどめた。
「きっと温泉場で知り合ったおばちゃんたちから、今日泊まっていくかと誘われたけえのう。きっとそうじゃ。その様に考えて欲しいですけえ」
「ま、まあ。そ、その様に考えるでござるが……」
その翌日も戻ってこなかった。そして翌々日も。出て行ってから4日目の晩が始まった。イズヴァルトはなかなかに身体が動かなかった。
子供を欲しがる人妻達との、壮絶なレスリングを繰り広げたせいである。彼はきんたまこそ元気いっぱいだったが、身体に余裕が無くなっていた。そのせいかノイローゼがちになってしまった。
「ま、マイヤどの……」
ああどうしようどうしよう。彼は町長に頼んで一旦町を離れる事にした。しかしである。そのマイヤは戻ってきた。
村の祭りに使われる神輿に乗り、まるで女王様みたく扇子と村特産の馬鈴薯を手に持ってだ。神輿は老若問わず、男も女も担いでいた。
町の入り口の門で神輿が止まると、マイヤはそこから颯爽と飛び降りて5日前より艶やかになった黒い髪をかきわけた。彼女恋しさに顔をみっともなくゆがませていたイズヴァルトの前に立ち、ふっ、ときざな笑みを浮かべてみせた。
「戻ってきた!」
「ではないでござるよ~! この三日、拙者は可愛いそなたが恋しくて、毎晩涙を流しながらせんずりをかいていたでござる!」
しかしこの神輿と行列は一体。イズヴァルトが村の者らに問いかけると、ジミーとポールが事情を説明した。
「えへ! マイヤちゃん。村のみんなとやっちゃったけえ!」
文字通り、男も女もである。マイヤは乱交とおまんこなめなめの限りを尽くした。そのせいか一回り脱皮した様にも思えた。
お肌はさらにつやつやで、身体も引き待っていた。聞けば毎日睡眠時間2時間。起きている間、ずっとちんぽとまんこをはめたりしゃぶったりこすりあったりしていたという。
「マイヤどの。それはいささか、やり過ぎというものではござらぬか?」
「イズヴァルトこそ、もうとっくに種付けが終わったはずなのにまだやっているの?」
「あ、いや……確かにそうではござるが」
しどろもどろになるイズヴァルトの懐に、マイヤは飛び込んで抱き着いた。それから猫なで声で「ちょうだーい! ちょうだーい!」と甘え出した。
「今すぐイズヴァルトの新鮮ミルクがにょみたーい!」
「あはは。では家に戻ってから……」
「ではなくここで! さあやれ! 今すぐ飲ませろ!」
マイヤの剣幕はひどいものだった。しかし彼女はここではっきりさせたかった。イズヴァルトはわしのもんだと、ウラスコーの者らに見せつけたかった。
「こ、ここでござるか?」
「じゃあどこでやれっての?」
「わ、わかったでござる……」
幸いにもイズヴァルトは町長や町の男達と同じ、スカートを履いていた。ぺろんと下腹と立派なものを晒しだすと、マイヤはうきうきした眼でそれを見る。食いつくとポール達から嘆きの声があがった。
「ま、マイヤちゃん……」
「やっぱり。僕たちはマイヤちゃんのお友達で終わる運命じゃけえ……」
イズヴァルトは5日ぶりのマイヤのフェラチオに、みっともない声をあげて悶え狂った。青天の空を見上げながら射精をすると、何故かヴィクトリアの声が聞こえた気がした。
「ボウヤ、みんなにも見せつけちゃって。ずいぶんと薄情者だね!」
薄情者で結構。イズヴァルトは空を見上げて微笑みながら、マイヤの口の感触にとろけ切った。きっとヴィクトリアは怒りながらも、彼とマイヤの仲を祝福してくれるだろう。
□ □ □ □ □
衆人監視のもと、フェラチオと射精とを為したイズヴァルトとマイヤは、ウラスコー地方で皆が認めるカップルとなった。こんな恥知らずの男女では致し方がない。しかしそれをやってのけるのは強固な絆があったからだと皆が納得した。
とはいえ彼等におまんこやちんぽを差し出してくる者らはひっきりなし。滞在から半月経つとイズヴァルトとマイヤは病人のごとくなっていた。
「こ、これでは早死にしてしまうでござる……」
「私も。おまんこがひりひりするよう……」
ウラスコーへの滞在を、最低でも1年にしてくれないかと町長らがせがんでいる。しかし移住するにしても一旦ホーデンエーネンに戻らなくては。ただその前に長い帰り旅をしなくてはならないかった。
イズヴァルトとマイヤは節々が痛む身体をおして町長に伺った。ちょっと静養させて欲しい。いい湯治場か病院は無いだろうか。
「そうですけえ? なら、この町の裏手の山にある湯治場が良いですけえ」
山の五合目にある洞穴にそこがある。奥には広い温泉場があり、宿泊のためのベッドやかまどもあるという。
「ヴィクトリアちゃんが山に籠って修行しているときに、ようつこうていたところですけえ。あそこまでだあれも行きたがらないから、イズヴァルトさんとマイヤさんの貸し切りにしてつかあさい」
そういうわけで町長はイズヴァルトらを案内した。疲れ切ってよちよち歩きのイズヴァルトと、歩く旅に敏感になりすぎたおまんこが疼いて「うひ!」と悶えるマイヤは、そこまでたどり着くのに難儀した。
そうして昇ること1時間。岩場を掘って作った療養所があった。洞穴の中は暖気が行き届いており、新鮮な地下水や温泉が湧いていた。
町長は街の屈強な者達に、2週間分の荷物と食料を運ばせ、寝台に暖かい毛布を敷き詰めさせた。その間、イズヴァルトとマイヤはこの洞穴の風呂場を確かめた。
公共浴場と同じぐらいの広さの沐浴空間と、温かい湯を延々と湛え続ける泉。まさに山奥の楽園とも言えた。
「これで2人はゆっくりと、身体をいやしたり子作りをしたりできるけえ」
「ありがたいでござる……」
「でも、まだ私は生理が始まっていませんよ?」
マイヤが返すと町長は笑った。もうそろそろかもしれない。マイヤは精液を吸いまくったお腹に手をあて、気難しく唸った。
「まあ、戻ってくる頃にはイズヴァルトの赤ちゃんが宿っていると思うよ!」
その後はたっぷりと相手をしてあげるからねと言って、町長を困らせた。それから2人は雪解け頃になるまで、ここで療養しようと語り合った。
疲れ切った身体だが、2人きりになり湯の中に浸かると、しぜんと身体を求め合う。町長が言う様に、マイヤに兆しが訪れたらすぐ、子を為せるような睦みぶりであった。
しかし、その物静かな2人の時間も、外からの思惑によっていささか早くに破られる事となる。さて、イズヴァルトとマイヤに飛び込んできた災いとは、如何なるものであったのか?
その続きについてはまた、次回にて。
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ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
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