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悪魔との邂逅
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「とりあえずこれは貰っておく。来月からは利息を上げるからな」
前の地主が亡くなり、後を継いだガストラは下卑た笑いを浮かべながら、セリーナの家の机に置かれたお金を持って席を立つ。
「そんな……借りていたお金はこれで完済のはずです!」
お金を持って帰ろうとする、ガストラを追いかけて来たセリーナの腕をガストラは乱暴に掴み、壁に追い詰めた。
「利息だよ、利息!金を借りたら利息がつくのは当たり前だ!親父は許したかもしれねぇが俺は違うんだよ
だから言ったじゃないか、セリーナぁ~俺の物になれば借金もチャラにしてやるし、いい暮らしをさせてやるぜぇ」
「いやっ、離して下さい!」
セリーナは必死に抵抗してガストラから離れた。
普段、セリーナとマシュー、アンナは外に出る時は
ローブを被って出かけていた。それは、シュペリアン一族が持つ白銀の髪と青と緑が混ざった宝石の様な瞳と美しい容姿を隠す為だった。
貴族社会では美しい容姿はもてはやされるが、平民となってはその容姿は悪目立ちしてしまう。
セリーナ達はシュペリアン一族の中でも特に美しい
容姿に恵まれていたが、誰かにその姿を見られてしまうと、人攫いに遭いやすくなると両親から厳しく隠すように言われていた。
だが、魔獣騒ぎの際に被っていたローブは脱げてしまい大勢の人々の前でその姿を晒してしまった。
その場に居合わせたガストラはセリーナの美貌に魅了され、自分のものにしようとつきまとう様になった。
「おっと!気の強い女は嫌いじゃねーが、限度ってものがある。まぁいい、今日の所はこの金で許してやる、俺の女になりたかったらいつでも相談にきな」
ガストラは下品な笑い声を上げながらセリーナの家を出て行った。
「やっと……やっと返せたと思ったのに」
セリーナは絶望感に打ちひしがれ、ポロポロと涙を溢しながらその場に座り込んだ。
平民になってすぐ、慣れない環境と栄養失調から
子供達三人共、風邪を拗らせて何日も寝込んでいた。
薬を買うお金も無く、栄養のある食事も与える事も出来ずに父アーシルと母シェリアは途方にくれていると、セリーナ達が住んでいる町の地主のルベンが、昔アーシルに助けて貰った恩があるからと薬とお金を持って見舞いに来てくれた。
アーシルとシェリアはルベンに感謝して薬を受け取り、ルベンは返さなくてもいいと言ったがお金は必ず返すと約束した。
それから、少しずつお金を返して後少しで完済という所でルベンは突然、亡くなってしまった。
ルベンの家を継いだのは、勘当されていた放蕩息子のガストラ。
ガストラは何かセリーナと接点は無いかと探していると、書斎で父ルベンが残した日記を見つけた。ルベンはセリーナの父に借用書は書いていなかったが、日記に見舞金を渡した事それを律儀に返しに来ていた事が書かれていて、それを見つけたガストラは独りになったセリーナの家に借金の取り立てに来る様になったのだった。
「……仕事に行かなきゃ」
次またガストラが来た時にお金を用意しておかなければ何をされるかわからない。
そう考えたセリーナはひとしきり泣いた後、仕立て屋の仕事とは別に、最近始めた酒場での仕事に向かった。
酒場の主は魔獣騒ぎの際にアンナが傷を癒した事が縁で知り合いになり、事情を話して人目につかない厨房の隅で働かせてもらっていた。
町で人気の酒場は目が回る程の忙しさで、あっという間に日が暮れ、なかなか帰らない客を見送ったのは
日付けが変わってからだった。
「セリーナお疲れさん。今日も助かったよ、残り物で悪いがシチューとパン持って帰んな!暗いからランプも持っていっていいぞ」
「ありがとうございます、いつもすみません」
貰ったシチューとパンをバスケットに詰め込み、セリーナはローブのフードを目深に被り家路を急いだ。
ーー大分遅くなっちゃったわ……うぅ、寒い
薪はまだあったかしら?
マシューとアンナが神殿に連れて行かれてから季節が巡り、冬がやって来ていた。
2人を連れて行った神官は、久しぶりに現れた白魔法の使い手に興奮して暴走してしまった事を神殿に戻ってから大神官に厳しく叱られていた。
かつては汚職や人身売買など腐敗しきっていた神殿内部だったが、先王の弟のアルミノクが神殿のトップである聖司教に就任してから、全ての膿を吐き出すように不正を暴き、弱きを助け強気を挫くクリーンな神殿に生まれ変わった。
攫われる様にマシューとアンナを連れて行った事を
謝罪され、大切に2人を育てるから安心して欲しいという手紙が聖司教のアルミノクから直々に届き、マシューとアンナからも立派な聖騎士と巫女になれるように頑張ると拙い字でかかれた手紙も一緒に届いた。
2人に何かあればどうしようと不安な日々を過ごしていたセリーナは手紙を貰い、胸を撫で下ろした。
ーーマシューとアンナは元気かしら。
去年までは3人でくっついていたから寒さも耐えられたけど今年は独りだから寒さが身に沁みるわ……。
ふぅと吐いた溜息が白く染まる、家まで後少しという所で家の近くの草むらに何かキラリと光る物が見えた。
ーー何かしら?
恐る恐る近づきランプで照らすとそこには、高そうな服を着た貴族の子供らしき少年が倒れていた。
「男の子?きみ、大丈夫?」
声をかけるが反応が無い、なんとか息はしているようなので生きてはいるようだ。
セリーナは迷ったが、マシューと同じ位の歳の子を
放っては置けないと、なんとか抱き起こそうと触れた瞬間力を吸い取られるような感覚に襲われた。
「あっ……うぅ、立ちくらみかしら?」
深夜遅くまで働いて急に重たい物を持とうとすれば
立ちくらみもするだろうと、なんとか力を振り絞って
家まで連れて行き、ベッドに寝かせた。
「とりあえず楽な体勢にしてあげなきゃ」
少年の身体は冷え切っていたので、貴重な薪を沢山くべて部屋を暖める。
汗をかいていたので身体を拭くために服を脱がせ少年の腕を見たセリーナは凍り付いた。
「……もしかして、石化病?」
石化病とは、強い魔術を使う者がかかる奇病で
魔術を使うとその燃えかすのようなものが身体に溜まり、浄化しないで蓄積されると身体がだんだんと石化して最後は完全な石になってしまう恐ろしい病。
多くの魔術師達はそれぞれ浄化する方法を持ち
蓄積しないようにしているが、強い魔力を持つ者ほど浄化する事が難しく、歴史に名を残す伝説の英雄達の殆どはこの奇病で亡くなっていた。
「まだ小さいのに、石化病だなんて……どうしたらいいの?私にマシューやアンナみたいな力があったらいいのに」
セリーナにはごく僅かな魔力があり、治癒術を使えるが小さな擦り傷を治せる程度だった。
何もしないよりはましだと、身体を拭いた後マシューの服は小さかったので無くなった父アーシルのシャツを少年に着せて、祈る様な気持ちでベッドの傍に座りセリーナは少年の石化した手を握り治癒術をかけた。
ーー気休めにしかならないかもしれないけど……。
ふわりと治癒術をかけると白く光り、小さな黄金色の火花のようなものがキラキラと煌めいた。
ーーうっ……また目眩がする、なんだか力を吸い取られるみたい。
セリーナは何度も倒れそうになりながら、治癒術をかけて石化した手をさすり続けていつの間にか眠ってしまった。
窓から差し込む眩しい朝日を感じてセリーナは
少しずつ意識が覚醒していく。
「うぅっ……あさ?」
少しずつ目を開けると、艶やかな長い黒髪に紫色の瞳の悪魔的に美しい美貌の男にベッドに押し倒されていた。
「おはよう、お嬢さん。
起き抜けで申し訳ないが少し付き合ってくれるかな?」
「え、なに?やっ、んんぅ……!!」
そう言って男はセリーナの唇を奪い、服を脱がせた。
前の地主が亡くなり、後を継いだガストラは下卑た笑いを浮かべながら、セリーナの家の机に置かれたお金を持って席を立つ。
「そんな……借りていたお金はこれで完済のはずです!」
お金を持って帰ろうとする、ガストラを追いかけて来たセリーナの腕をガストラは乱暴に掴み、壁に追い詰めた。
「利息だよ、利息!金を借りたら利息がつくのは当たり前だ!親父は許したかもしれねぇが俺は違うんだよ
だから言ったじゃないか、セリーナぁ~俺の物になれば借金もチャラにしてやるし、いい暮らしをさせてやるぜぇ」
「いやっ、離して下さい!」
セリーナは必死に抵抗してガストラから離れた。
普段、セリーナとマシュー、アンナは外に出る時は
ローブを被って出かけていた。それは、シュペリアン一族が持つ白銀の髪と青と緑が混ざった宝石の様な瞳と美しい容姿を隠す為だった。
貴族社会では美しい容姿はもてはやされるが、平民となってはその容姿は悪目立ちしてしまう。
セリーナ達はシュペリアン一族の中でも特に美しい
容姿に恵まれていたが、誰かにその姿を見られてしまうと、人攫いに遭いやすくなると両親から厳しく隠すように言われていた。
だが、魔獣騒ぎの際に被っていたローブは脱げてしまい大勢の人々の前でその姿を晒してしまった。
その場に居合わせたガストラはセリーナの美貌に魅了され、自分のものにしようとつきまとう様になった。
「おっと!気の強い女は嫌いじゃねーが、限度ってものがある。まぁいい、今日の所はこの金で許してやる、俺の女になりたかったらいつでも相談にきな」
ガストラは下品な笑い声を上げながらセリーナの家を出て行った。
「やっと……やっと返せたと思ったのに」
セリーナは絶望感に打ちひしがれ、ポロポロと涙を溢しながらその場に座り込んだ。
平民になってすぐ、慣れない環境と栄養失調から
子供達三人共、風邪を拗らせて何日も寝込んでいた。
薬を買うお金も無く、栄養のある食事も与える事も出来ずに父アーシルと母シェリアは途方にくれていると、セリーナ達が住んでいる町の地主のルベンが、昔アーシルに助けて貰った恩があるからと薬とお金を持って見舞いに来てくれた。
アーシルとシェリアはルベンに感謝して薬を受け取り、ルベンは返さなくてもいいと言ったがお金は必ず返すと約束した。
それから、少しずつお金を返して後少しで完済という所でルベンは突然、亡くなってしまった。
ルベンの家を継いだのは、勘当されていた放蕩息子のガストラ。
ガストラは何かセリーナと接点は無いかと探していると、書斎で父ルベンが残した日記を見つけた。ルベンはセリーナの父に借用書は書いていなかったが、日記に見舞金を渡した事それを律儀に返しに来ていた事が書かれていて、それを見つけたガストラは独りになったセリーナの家に借金の取り立てに来る様になったのだった。
「……仕事に行かなきゃ」
次またガストラが来た時にお金を用意しておかなければ何をされるかわからない。
そう考えたセリーナはひとしきり泣いた後、仕立て屋の仕事とは別に、最近始めた酒場での仕事に向かった。
酒場の主は魔獣騒ぎの際にアンナが傷を癒した事が縁で知り合いになり、事情を話して人目につかない厨房の隅で働かせてもらっていた。
町で人気の酒場は目が回る程の忙しさで、あっという間に日が暮れ、なかなか帰らない客を見送ったのは
日付けが変わってからだった。
「セリーナお疲れさん。今日も助かったよ、残り物で悪いがシチューとパン持って帰んな!暗いからランプも持っていっていいぞ」
「ありがとうございます、いつもすみません」
貰ったシチューとパンをバスケットに詰め込み、セリーナはローブのフードを目深に被り家路を急いだ。
ーー大分遅くなっちゃったわ……うぅ、寒い
薪はまだあったかしら?
マシューとアンナが神殿に連れて行かれてから季節が巡り、冬がやって来ていた。
2人を連れて行った神官は、久しぶりに現れた白魔法の使い手に興奮して暴走してしまった事を神殿に戻ってから大神官に厳しく叱られていた。
かつては汚職や人身売買など腐敗しきっていた神殿内部だったが、先王の弟のアルミノクが神殿のトップである聖司教に就任してから、全ての膿を吐き出すように不正を暴き、弱きを助け強気を挫くクリーンな神殿に生まれ変わった。
攫われる様にマシューとアンナを連れて行った事を
謝罪され、大切に2人を育てるから安心して欲しいという手紙が聖司教のアルミノクから直々に届き、マシューとアンナからも立派な聖騎士と巫女になれるように頑張ると拙い字でかかれた手紙も一緒に届いた。
2人に何かあればどうしようと不安な日々を過ごしていたセリーナは手紙を貰い、胸を撫で下ろした。
ーーマシューとアンナは元気かしら。
去年までは3人でくっついていたから寒さも耐えられたけど今年は独りだから寒さが身に沁みるわ……。
ふぅと吐いた溜息が白く染まる、家まで後少しという所で家の近くの草むらに何かキラリと光る物が見えた。
ーー何かしら?
恐る恐る近づきランプで照らすとそこには、高そうな服を着た貴族の子供らしき少年が倒れていた。
「男の子?きみ、大丈夫?」
声をかけるが反応が無い、なんとか息はしているようなので生きてはいるようだ。
セリーナは迷ったが、マシューと同じ位の歳の子を
放っては置けないと、なんとか抱き起こそうと触れた瞬間力を吸い取られるような感覚に襲われた。
「あっ……うぅ、立ちくらみかしら?」
深夜遅くまで働いて急に重たい物を持とうとすれば
立ちくらみもするだろうと、なんとか力を振り絞って
家まで連れて行き、ベッドに寝かせた。
「とりあえず楽な体勢にしてあげなきゃ」
少年の身体は冷え切っていたので、貴重な薪を沢山くべて部屋を暖める。
汗をかいていたので身体を拭くために服を脱がせ少年の腕を見たセリーナは凍り付いた。
「……もしかして、石化病?」
石化病とは、強い魔術を使う者がかかる奇病で
魔術を使うとその燃えかすのようなものが身体に溜まり、浄化しないで蓄積されると身体がだんだんと石化して最後は完全な石になってしまう恐ろしい病。
多くの魔術師達はそれぞれ浄化する方法を持ち
蓄積しないようにしているが、強い魔力を持つ者ほど浄化する事が難しく、歴史に名を残す伝説の英雄達の殆どはこの奇病で亡くなっていた。
「まだ小さいのに、石化病だなんて……どうしたらいいの?私にマシューやアンナみたいな力があったらいいのに」
セリーナにはごく僅かな魔力があり、治癒術を使えるが小さな擦り傷を治せる程度だった。
何もしないよりはましだと、身体を拭いた後マシューの服は小さかったので無くなった父アーシルのシャツを少年に着せて、祈る様な気持ちでベッドの傍に座りセリーナは少年の石化した手を握り治癒術をかけた。
ーー気休めにしかならないかもしれないけど……。
ふわりと治癒術をかけると白く光り、小さな黄金色の火花のようなものがキラキラと煌めいた。
ーーうっ……また目眩がする、なんだか力を吸い取られるみたい。
セリーナは何度も倒れそうになりながら、治癒術をかけて石化した手をさすり続けていつの間にか眠ってしまった。
窓から差し込む眩しい朝日を感じてセリーナは
少しずつ意識が覚醒していく。
「うぅっ……あさ?」
少しずつ目を開けると、艶やかな長い黒髪に紫色の瞳の悪魔的に美しい美貌の男にベッドに押し倒されていた。
「おはよう、お嬢さん。
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