3 / 12
石化病
しおりを挟む
セリーナは混乱していた。昨晩助けたのは少年だったはずなのに、目の前にいる男は一体誰なのか、そしてどうして自分はその男に押し倒されてまじまじと身体を見られているのか。
「やっぱりな……あぁ、自己紹介がまだだったな俺の名前はディオン・グロンブナーだ」
「グロンブナーって……こ、公爵様ですか?」
セリーナが住むカレンデュラ国は元々、グロンブナー公爵家が治める交易都市だった。
グロンブナーは、チートにチートを詰め込んだ何をしても規格外な成果を収めるとんでもない一族。
元々は冒険者だった初代当主がそれに飽きて、商売を
始めて成功してできたのが交易都市だった。
だが、余りに栄えすぎて治めるのが面倒になったグロンブナー公爵の祖先は、1番適任だからと選んだ補佐官の一人であった現、王族の祖先であるカレンデュラに建国して治めよと面倒を丸投げしてできた国である。
そういう理由から、グロンブナーは公爵を名乗っているが、治めている領地はカレンデュラ王族であっても不可侵の領域であり、影の王家と呼ばれている。
「君の名前は?」
スルスルと鮮やかな手つきで服を剥ぎ取るディオンに
抵抗しながらセリーナは律儀に答えた。
「セリーナ……です」
「ただのセリーナじゃないだろう?
君はシュペリアン家の人間だな」
「シュペリアン家をご存知なんですか!」
平民には苗字を持つ者は少ない。
没落してしまった家名を名乗るのも気が引けていたが、グロンブナー公爵に自分の家名を知って貰えていた事にセリーナは少し嬉しくなった。
「というより、探していた」
現当主のディオンは公爵でありながらSSSランクの冒険者でもあり、災害級のモンスターも単身で倒してしまう程の力を持ち、様々なダンジョンを踏破してきた。
そんなディオンにも誤算があった、伝説級の魔術師達のように浄化する方法が見つけられず石化病になってしまったのだ。
何か治す方法は無いかと探していたが、やはり見つからず試しに子供の姿になってみた所、理由は分からないが病の進行を遅らせる事が出来たので最近は子供の姿で過ごしていた。
「白魔法使いが現れたと聞いて君の元に訪ねてきたんだが、発作が起きてしまったんだ。助けてくれてありがとう」
「そうだったんですね。でも私には白魔法は使えなくて……」
状況を説明されてもセリーナには力が無く
どうする事も出来ない。落ち込んでいるとディオンは
クツクツと笑った。
「見てくれ、石化していた所が治っているんだ」
「えっ?」
ディオンは石化していた腕をセリーナに見せた。
完全に石になっていた部分が、また硬さはある様に見えるが殆ど治っていた。
「でも、魔力測定器では魔力は無いって」
「魔力測定器は本人が流し込める量しか測定出来ない。君の身体を見てみて確信した、恐らく君はずっと魔力が身体の中を滞っていたんた。おかしいと思っていた、その容姿を持ちながら白魔法が使えないとは、来てみて正解だったな」
倒れていたディオンに触れた時にセリーナは
魔力を吸い取られていた。それはディオンが無意識に
した事だったがそのおかげで、セリーナの身体に滞っていた魔力が身体に流れ始めたのだった。
「私にも……白魔法が使える。
それなら、私も神殿で弟達と一緒に暮らせるかしら」
「喜んでいる所水を差すようで悪いが、まだ君の魔力量では神殿は動いてくれないだろう。
もし、君さえ良ければ魔力量を増やす手伝いをしようか?どうやら君に触れていると石化病を抑えられるようだ。勿論、報酬は払うし俺の屋敷に来てくれれば
不自由はさせない」
「公爵様のお屋敷に、私が?そんな恐れ多いです!
それに仕事もありますし……」
セリーナがどうしようかと迷っていると、ドサッと
ディオンが覆い被さってきて苦しみだした。
「え!あの、大丈夫ですか?」
「すまない……また発作が、セリーナ申し訳ないが
君の身体に触れさせてくれ」
「は、はいわかりました」
慈悲深いシュペリアン家のさがなのが、セリーナはディオンの言葉を信じて身体をまかせた。
そしてこの日から、石化病の治療と魔力量を増やすレッスンが始まったのだった。
すぐにでも、公爵家に来て欲しいというディオンに
セリーナはまだ弟達にも連絡をしていないし、仕事をしている仕立屋と酒場を急に辞めたら迷惑がかかるから1か月待って欲しいと頼んだ。
仕事の事はディオンが全てなんとかすると言ったが
律儀な性格のセリーナはそれを頑なに拒んだ。
渋々、それを了承したディオンはほぼ毎日セリーナの家に通ってくるようになった。
「ディ、オンさま……いまは、ひゃうっ!あぁ……」
ディオンは仕事がひと段落した夜にやってきていた。
栄養失調気味のセリーナを心配して公爵家の料理長が作った栄養ある食事も一緒に持って来て共に食事を取るようになったのだが、ディオンは治癒や魔力量を上げる為とセリーナに良く触れてくる様になった。
「セリーナ、これは動いている時の魔力の流れを調べているから、俺の事は気にしないで大丈夫だ」
皿を洗うセリーナの背後からディオンは手を伸ばしてスカートを捲し上げて身体を摩り、片手で乳房を弄び、もう片手はパンティの中に侵入して敏感な花芯を
クチクチと指で撫でる。
「あっ!それ、だめ……!んんぅ!」
達しそうになると指を離してと生殺し状態のセリーナはとうとう立って居られなくなり、座り込みそうになった。
「おっと、頑張って皿洗いが出来て偉いなセリーナ。
疲れただろう?ベッドに運んであげよう」
座り込みそうになったセリーナを抱きかかえて
ディオンはベッドに連れて行く、散々焦らされて
身体に力の入らないセリーナの服を脱がせた。
「良かった、少し肉がついてきたな。
この間まで痩せすぎて痛々しかったから安心した」
そう言うとディオンはセリーナの足の甲に見せつけるかのように、キスをすると足の間に顔を埋めて
秘列に舌を這わせる。
「やっ、そんなとこ……だめです、あっ!だめぇ」
突然、ちゅうっと花芯に吸い付かれたセリーナは
ビクッと身体を跳ねさせて、初めての狂おしいほどに強い刺激から逃れようとするが、ディオンはセリーナの細腰を掴み逃れられないようにして更に責め立てる。
「だめ、だめ……ディオンさま……やあぁあ!」
ビクビクと身体を震わせ涙を流しながら達したセリーナは、意識を飛ばしてそのまま眠りについた。
翌朝、いつもならセリーナが眠りについた後に
いつの間にか帰っているディオンだが目覚めると一緒のベッドに眠っていた。
起こさないように起きたが、結局ディオンも目が覚めて昨晩の残り物で朝食を作り一緒に食べた。
「あのっ、ディオン様。実は仕立屋と酒場に新しい人が見つかったみたいで明日にはディオン様の所で
ご奉公が出来そうなんです」
「本当か、どうしてもっと早く言わない!
今日の夜迎えに来るから準備をしておくんだ」
ガタッと立ち上がったディオンは足早にセリーナの
家を出て行った。
その夜、仕事を終えたセリーナは酒場の主に挨拶をして家路を急いでいた、怪しい影が潜んでいる事も知らずに……。
「やっぱりな……あぁ、自己紹介がまだだったな俺の名前はディオン・グロンブナーだ」
「グロンブナーって……こ、公爵様ですか?」
セリーナが住むカレンデュラ国は元々、グロンブナー公爵家が治める交易都市だった。
グロンブナーは、チートにチートを詰め込んだ何をしても規格外な成果を収めるとんでもない一族。
元々は冒険者だった初代当主がそれに飽きて、商売を
始めて成功してできたのが交易都市だった。
だが、余りに栄えすぎて治めるのが面倒になったグロンブナー公爵の祖先は、1番適任だからと選んだ補佐官の一人であった現、王族の祖先であるカレンデュラに建国して治めよと面倒を丸投げしてできた国である。
そういう理由から、グロンブナーは公爵を名乗っているが、治めている領地はカレンデュラ王族であっても不可侵の領域であり、影の王家と呼ばれている。
「君の名前は?」
スルスルと鮮やかな手つきで服を剥ぎ取るディオンに
抵抗しながらセリーナは律儀に答えた。
「セリーナ……です」
「ただのセリーナじゃないだろう?
君はシュペリアン家の人間だな」
「シュペリアン家をご存知なんですか!」
平民には苗字を持つ者は少ない。
没落してしまった家名を名乗るのも気が引けていたが、グロンブナー公爵に自分の家名を知って貰えていた事にセリーナは少し嬉しくなった。
「というより、探していた」
現当主のディオンは公爵でありながらSSSランクの冒険者でもあり、災害級のモンスターも単身で倒してしまう程の力を持ち、様々なダンジョンを踏破してきた。
そんなディオンにも誤算があった、伝説級の魔術師達のように浄化する方法が見つけられず石化病になってしまったのだ。
何か治す方法は無いかと探していたが、やはり見つからず試しに子供の姿になってみた所、理由は分からないが病の進行を遅らせる事が出来たので最近は子供の姿で過ごしていた。
「白魔法使いが現れたと聞いて君の元に訪ねてきたんだが、発作が起きてしまったんだ。助けてくれてありがとう」
「そうだったんですね。でも私には白魔法は使えなくて……」
状況を説明されてもセリーナには力が無く
どうする事も出来ない。落ち込んでいるとディオンは
クツクツと笑った。
「見てくれ、石化していた所が治っているんだ」
「えっ?」
ディオンは石化していた腕をセリーナに見せた。
完全に石になっていた部分が、また硬さはある様に見えるが殆ど治っていた。
「でも、魔力測定器では魔力は無いって」
「魔力測定器は本人が流し込める量しか測定出来ない。君の身体を見てみて確信した、恐らく君はずっと魔力が身体の中を滞っていたんた。おかしいと思っていた、その容姿を持ちながら白魔法が使えないとは、来てみて正解だったな」
倒れていたディオンに触れた時にセリーナは
魔力を吸い取られていた。それはディオンが無意識に
した事だったがそのおかげで、セリーナの身体に滞っていた魔力が身体に流れ始めたのだった。
「私にも……白魔法が使える。
それなら、私も神殿で弟達と一緒に暮らせるかしら」
「喜んでいる所水を差すようで悪いが、まだ君の魔力量では神殿は動いてくれないだろう。
もし、君さえ良ければ魔力量を増やす手伝いをしようか?どうやら君に触れていると石化病を抑えられるようだ。勿論、報酬は払うし俺の屋敷に来てくれれば
不自由はさせない」
「公爵様のお屋敷に、私が?そんな恐れ多いです!
それに仕事もありますし……」
セリーナがどうしようかと迷っていると、ドサッと
ディオンが覆い被さってきて苦しみだした。
「え!あの、大丈夫ですか?」
「すまない……また発作が、セリーナ申し訳ないが
君の身体に触れさせてくれ」
「は、はいわかりました」
慈悲深いシュペリアン家のさがなのが、セリーナはディオンの言葉を信じて身体をまかせた。
そしてこの日から、石化病の治療と魔力量を増やすレッスンが始まったのだった。
すぐにでも、公爵家に来て欲しいというディオンに
セリーナはまだ弟達にも連絡をしていないし、仕事をしている仕立屋と酒場を急に辞めたら迷惑がかかるから1か月待って欲しいと頼んだ。
仕事の事はディオンが全てなんとかすると言ったが
律儀な性格のセリーナはそれを頑なに拒んだ。
渋々、それを了承したディオンはほぼ毎日セリーナの家に通ってくるようになった。
「ディ、オンさま……いまは、ひゃうっ!あぁ……」
ディオンは仕事がひと段落した夜にやってきていた。
栄養失調気味のセリーナを心配して公爵家の料理長が作った栄養ある食事も一緒に持って来て共に食事を取るようになったのだが、ディオンは治癒や魔力量を上げる為とセリーナに良く触れてくる様になった。
「セリーナ、これは動いている時の魔力の流れを調べているから、俺の事は気にしないで大丈夫だ」
皿を洗うセリーナの背後からディオンは手を伸ばしてスカートを捲し上げて身体を摩り、片手で乳房を弄び、もう片手はパンティの中に侵入して敏感な花芯を
クチクチと指で撫でる。
「あっ!それ、だめ……!んんぅ!」
達しそうになると指を離してと生殺し状態のセリーナはとうとう立って居られなくなり、座り込みそうになった。
「おっと、頑張って皿洗いが出来て偉いなセリーナ。
疲れただろう?ベッドに運んであげよう」
座り込みそうになったセリーナを抱きかかえて
ディオンはベッドに連れて行く、散々焦らされて
身体に力の入らないセリーナの服を脱がせた。
「良かった、少し肉がついてきたな。
この間まで痩せすぎて痛々しかったから安心した」
そう言うとディオンはセリーナの足の甲に見せつけるかのように、キスをすると足の間に顔を埋めて
秘列に舌を這わせる。
「やっ、そんなとこ……だめです、あっ!だめぇ」
突然、ちゅうっと花芯に吸い付かれたセリーナは
ビクッと身体を跳ねさせて、初めての狂おしいほどに強い刺激から逃れようとするが、ディオンはセリーナの細腰を掴み逃れられないようにして更に責め立てる。
「だめ、だめ……ディオンさま……やあぁあ!」
ビクビクと身体を震わせ涙を流しながら達したセリーナは、意識を飛ばしてそのまま眠りについた。
翌朝、いつもならセリーナが眠りについた後に
いつの間にか帰っているディオンだが目覚めると一緒のベッドに眠っていた。
起こさないように起きたが、結局ディオンも目が覚めて昨晩の残り物で朝食を作り一緒に食べた。
「あのっ、ディオン様。実は仕立屋と酒場に新しい人が見つかったみたいで明日にはディオン様の所で
ご奉公が出来そうなんです」
「本当か、どうしてもっと早く言わない!
今日の夜迎えに来るから準備をしておくんだ」
ガタッと立ち上がったディオンは足早にセリーナの
家を出て行った。
その夜、仕事を終えたセリーナは酒場の主に挨拶をして家路を急いでいた、怪しい影が潜んでいる事も知らずに……。
0
あなたにおすすめの小説
幼い頃に、大きくなったら結婚しようと約束した人は、英雄になりました。きっと彼はもう、わたしとの約束なんて覚えていない
ラム猫
恋愛
幼い頃に、セレフィアはシルヴァードと出会った。お互いがまだ世間を知らない中、二人は王城のパーティーで時折顔を合わせ、交流を深める。そしてある日、シルヴァードから「大きくなったら結婚しよう」と言われ、セレフィアはそれを喜んで受け入れた。
その後、十年以上彼と再会することはなかった。
三年間続いていた戦争が終わり、シルヴァードが王国を勝利に導いた英雄として帰ってきた。彼の隣には、聖女の姿が。彼は自分との約束をとっくに忘れているだろうと、セレフィアはその場を離れた。
しかし治療師として働いているセレフィアは、彼の後遺症治療のために彼と対面することになる。余計なことは言わず、ただ彼の治療をすることだけを考えていた。が、やけに彼との距離が近い。
それどころか、シルヴァードはセレフィアに甘く迫ってくる。これは治療者に対する依存に違いないのだが……。
「シルフィード様。全てをおひとりで抱え込もうとなさらないでください。わたしが、傍にいます」
「お願い、セレフィア。……君が傍にいてくれたら、僕はまともでいられる」
※糖度高め、勘違いが激しめ、主人公は鈍感です。ヒーローがとにかく拗れています。苦手な方はご注意ください。
※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
敵国に嫁いだ姫騎士は王弟の愛に溶かされる
今泉 香耶
恋愛
王女エレインは隣国との戦争の最前線にいた。彼女は千人に1人が得られる「天恵」である「ガーディアン」の能力を持っていたが、戦況は劣勢。ところが、突然の休戦条約の条件により、敵国の国王の側室に望まれる。
敵国で彼女を出迎えたのは、マリエン王国王弟のアルフォンス。彼は前線で何度か彼女と戦った勇士。アルフォンスの紳士的な対応にほっとするエレインだったが、彼の兄である国王はそうではなかった。
エレインは王城に到着するとほどなく敵国の臣下たちの前で、国王に「ドレスを脱げ」と下卑たことを強要される。そんなエレインを庇おうとするアルフォンス。互いに気になっていた2人だが、王族をめぐるごたごたの末、結婚をすることになってしまい……。
敵国にたった一人で嫁ぎ、奇異の目で見られるエレインと、そんな彼女を男らしく守ろうとするアルフォンスの恋物語。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
聖女の任期終了後、婚活を始めてみたら六歳の可愛い男児が立候補してきた!
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
23歳のメルリラは、聖女の任期を終えたばかり。結婚適齢期を少し過ぎた彼女は、幸せな結婚を夢見て婚活に励むが、なかなか相手が見つからない。原因は「元聖女」という肩書にあった。聖女を務めた女性は慣例として専属聖騎士と結婚することが多く、メルリラもまた、かつての専属聖騎士フェイビアンと結ばれるものと世間から思われているのだ。しかし、メルリラとフェイビアンは口げんかが絶えない関係で、恋愛感情など皆無。彼を結婚相手として考えたことなどなかった。それでも世間の誤解は解けず、婚活は難航する。そんなある日、聖女を辞めて半年が経った頃、メルリラの婚活を知った公爵子息ハリソン(6歳)がやって来て――。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
召しませ、私の旦那さまっ!〜美醜逆転の世界でイケメン男性を召喚します〜
紗幸
恋愛
「醜い怪物」こそ、私の理想の旦那さま!
聖女ミリアは、魔王を倒す力を持つ「勇者」を召喚する大役を担う。だけど、ミリアの願いはただ一つ。日本基準の超絶イケメンを召喚し、魔王討伐の旅を通して結婚することだった。召喚されたゼインは、この国の美醜の基準では「醜悪な怪物」扱い。しかしミリアの目には、彼は完璧な最強イケメンに映っていた。ミリアは魔王討伐の旅を「イケメン旦那さまゲットのためのアピールタイム」と称し、ゼインの心を掴もうと画策する。しかし、ゼインは冷酷な仮面を崩さないまま、旅が終わる。
イケメン勇者と美少女聖女が織りなす、勘違いと愛が暴走する異世界ラブコメディ。果たして、二人の「愛の旅」は、最高の結末を迎えるのか?
※短編用に書いたのですが、少し長くなったので連載にしています
※この作品は、小説家になろう、カクヨムにも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる