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太陽と月を 五
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「お気に召されました?」
ジャハギルが得意げに訊くのにサルドバはうなずき、美しい珍獣を見るような目でサイラスを見下ろしている。
「ああ。今夜、買ってみたいな」
この言葉に目を剝いたのはサイラスだけではない。
「ひどいわ、サルドバ様、私はずっとお待ちしていましたのに」
リリが拗ねた声をあげ、ジャハギルがとりなすように言葉をはさんだ。
「宴の日までお待ちください。サイラスはそこで売り出すことになっておりますの」
「ふうむ……」
サルドバの瞳は名残惜しそうにサイラスの身体からはなれない。サイラスはいっそうの敵意をこめて己を買おうとする大男を睨みつけた。この状況でなお誇りたかく矜持をうしなわないサイラスはあっぱれといえるだろう。サルドバは久しぶりに薄暗い闇につつまれていた心に光が差し込んできたような心持ちを味わっていた。
今、サルドバには憂いの晴れない日がつづいていた。
宮殿に伺候すれば、そこでは主君と、親友が人目もはばからず痴戯にふけり、すこしでも油断すれば、彼らのかもしだす情欲の熱風にからまれ、引きずりこまれてしまいそうになる。
サルドバにとって辛いのは、二人のあられもない行為を見かけるたびに、黙殺したはずの己のなかの熱い想いに、今更ながら気づいてしまうことだ。
親友への禁じられた恋情――。けっして手に入らないあの類まれなる心と身体。もう少し早く気づいていれば、もしかすれば……、という切ない後悔にさいなまれる日々をサルドバは味わっていた。とはいうものの、主への忠誠も彼にとっては本物で、万が一にも主を裏切ることは想像もつかない。これから先も、この熾火のような恋と執着を押し殺して隠しつづけなければならないのだ。
(煉獄にいるようなものだな……)
サルドバは内心溜息を吐く。
人より強靭な己の肉体と魂は、ひどく餓え、あらたななにかを求めて、静まらなかった。
最近憂鬱そうな顔をする主をおもんばかって、今宵、「悦楽の園」に彼を誘ったの腹心のタルスだ。声をかけてきたのジャハギルだが、もともと男色趣味のあったタルスはその手の店にもよく出入りしており、そういった店を根城にしていたジャハギルとも面識があったのだ。
勿論、ジャハギルがそうやってタルスを通してサルドバとの縁をつなごうとするのは、宮殿での地位を存続させるための後ろ盾が欲しいからだ。
はっきり言って、サルドバはジャハギルのような男を毛嫌いしている。自身が触れることをためらう想い人の身体をいいように扱った男である。本音を言えば、今すぐにでも腰の蛮刀の錆にしてやりたい気持ちでいっぱいなのだろう。
ジャハギルも当然、サルドバの嫌悪や憎悪の感情に気づいてる。一度は自分を殺そうとした相手である。それだけに、ここで取り入って、どうにかして己に向ける害意を消しさり、あわよくば宮殿における後見人にしようと必死なのだ。それには、サイラスはぴったりの生贄である。
サイラスもまた数百数千にひとりいるかいないかという美貌とそれにふさわしい清廉な精神を持った人間である。そういった男を手に入れる喜びは、金山をひとつ得るにも似た幸運である。
「宴では、とびきり面白い趣向を用意していますのよ」
「……どんなものだ?」
気を引かれて問うサルドバに、ジャハギルは滔々と説明した。
「このサイラスを、客のまえで美女と交らわせてみますの。充分客の目を喜ばせたあとで、半陰陽であることを発表しますの」
サイラスは屈辱に頬を燃やし、ジャハギルとサルドバを睨みつける。
視線こそが、剣も矢も持たぬ今の彼が持つゆいいつの武器なのかもしれない。良心のあるものなら、サイラスの碧の目で軽蔑をこめて睨みつけられれば、委縮し、恥じ入るかもしれながい、あいにくジャハギルには一片の良心のかけらもなく、苦しい恋に悩むサルドバは叶わぬ想いに心をすさませており、良心を押し殺してもあらたな何かが欲しかった。
今のサルドバにとっては、サイラスの憎悪という名の、己にむかってくる関心の目は、むしろ快く、あえて露悪的に言ってみる。
「ほう。半陰陽でも、女とも交われるのか?」
「満足はさせられないでしょうけれど、相手も処女のようだからなんとかなるのではないかしら?」
リリが小悪魔の笑みをみせる。サイラスは唇を噛みしめた。
「大丈夫よ、ちゃんと道具を使わせるから。そして、後ろからは男に抱かせるの。つまり、男と女ではさむ形にするというわけ」
「ほほう。後ろは男、前は女、まんなかにいるのが半陰陽というわけですね? それは、面白い。客は大喜びでしょう。へへへへへ」
ドルディスがいやらしい笑い声をあげ、サイラスは歯ぎしりしそうになっている。
「それは見物ですね。将軍、是非、その宴を見に行きましょうよ」
タルスにせっつかれて、サルドバはうなずく。
「今日のところは、その予行演習の実演をさせてみますわ。後ろに道具を嵌めて、前にも両首の道具を嵌めさせてみせますわ。それで、リリと実演させてみましょうか?」
「道具にたよらなくとも、俺がよろこんで後ろを担当させてもらいますよ」
ドルディスの言葉にジャハギルが首をふった。
「駄目よ。それは宴の夜にお金を出してくれるお客さんでないと。マーメイが許さないの」
こういった点、マーメイのやり方はある意味、誠実である。娼館、売春宿においての理屈では、道具を使ってする分にはものの数に入らず、まだ〝初物〟でとおるのだ。むろん、すでに生身の男と経験をすませた娼婦男娼を初物として売ることも他店ではよくするが、マーメイはそれを許さない。
すでに、色気をつけるためという名目でダリクによって身体に〝路〟を通したのだから、同じことではないか、とドルディスは訴えるが、あまり生身の人間に慣れてしまうのも良くないのだとジャハギルは色の道の専門家らしくドルディスを説得する。
「ま、準備はあんたに頼むわ、ドルディス」
ドルディスもしぶしぶながら納得した。
「まかしておいて下さい」
「い、いやだ!」
ドルディスの声を聞いた瞬間、サイラスは悲鳴のような声をあげて、となりにいたダリクにしがみついた。
「わ、私の世話係はダリクだ。ダリクにさせる!」
子どものような強情な言い方だが、ジャハギルは苦笑ですませた。不平顔をするドルディスだが、客人の手前、それ以上反論もできず引き下がる。
「仕方ないわね。じゃ、ダリク、サイラスの後ろをほぐして、道具を入れておあげ」
その直截な言い方にサイラスの背はふるえたが、それ以上はもはや抵抗できず、伸びてきたダリクの手に身をまかせるしかない。
「うっ……、うう!」
ダリクがサイラスの衣の裾をまくしあげると、白い肌が蝋燭の灯りに照らされ幽玄的な美しさをもって輝く。羞恥にふるえる白い肌を食い入るように見つめるタルスは涎をながさんばかりだ。サルドバも我知らず、頬を赤くして、屈辱にふるえて下肢をあらわにしている誇りたかい虜囚の、惨めでいて、かつ壮絶に美しい様子に目も心もうばわれた。
だが、次にもはや慣れた手つきでサイラスに処置をほどこすダリクを見るサルドバの青い目は、ひどく冷めたものになった。
ジャハギルが得意げに訊くのにサルドバはうなずき、美しい珍獣を見るような目でサイラスを見下ろしている。
「ああ。今夜、買ってみたいな」
この言葉に目を剝いたのはサイラスだけではない。
「ひどいわ、サルドバ様、私はずっとお待ちしていましたのに」
リリが拗ねた声をあげ、ジャハギルがとりなすように言葉をはさんだ。
「宴の日までお待ちください。サイラスはそこで売り出すことになっておりますの」
「ふうむ……」
サルドバの瞳は名残惜しそうにサイラスの身体からはなれない。サイラスはいっそうの敵意をこめて己を買おうとする大男を睨みつけた。この状況でなお誇りたかく矜持をうしなわないサイラスはあっぱれといえるだろう。サルドバは久しぶりに薄暗い闇につつまれていた心に光が差し込んできたような心持ちを味わっていた。
今、サルドバには憂いの晴れない日がつづいていた。
宮殿に伺候すれば、そこでは主君と、親友が人目もはばからず痴戯にふけり、すこしでも油断すれば、彼らのかもしだす情欲の熱風にからまれ、引きずりこまれてしまいそうになる。
サルドバにとって辛いのは、二人のあられもない行為を見かけるたびに、黙殺したはずの己のなかの熱い想いに、今更ながら気づいてしまうことだ。
親友への禁じられた恋情――。けっして手に入らないあの類まれなる心と身体。もう少し早く気づいていれば、もしかすれば……、という切ない後悔にさいなまれる日々をサルドバは味わっていた。とはいうものの、主への忠誠も彼にとっては本物で、万が一にも主を裏切ることは想像もつかない。これから先も、この熾火のような恋と執着を押し殺して隠しつづけなければならないのだ。
(煉獄にいるようなものだな……)
サルドバは内心溜息を吐く。
人より強靭な己の肉体と魂は、ひどく餓え、あらたななにかを求めて、静まらなかった。
最近憂鬱そうな顔をする主をおもんばかって、今宵、「悦楽の園」に彼を誘ったの腹心のタルスだ。声をかけてきたのジャハギルだが、もともと男色趣味のあったタルスはその手の店にもよく出入りしており、そういった店を根城にしていたジャハギルとも面識があったのだ。
勿論、ジャハギルがそうやってタルスを通してサルドバとの縁をつなごうとするのは、宮殿での地位を存続させるための後ろ盾が欲しいからだ。
はっきり言って、サルドバはジャハギルのような男を毛嫌いしている。自身が触れることをためらう想い人の身体をいいように扱った男である。本音を言えば、今すぐにでも腰の蛮刀の錆にしてやりたい気持ちでいっぱいなのだろう。
ジャハギルも当然、サルドバの嫌悪や憎悪の感情に気づいてる。一度は自分を殺そうとした相手である。それだけに、ここで取り入って、どうにかして己に向ける害意を消しさり、あわよくば宮殿における後見人にしようと必死なのだ。それには、サイラスはぴったりの生贄である。
サイラスもまた数百数千にひとりいるかいないかという美貌とそれにふさわしい清廉な精神を持った人間である。そういった男を手に入れる喜びは、金山をひとつ得るにも似た幸運である。
「宴では、とびきり面白い趣向を用意していますのよ」
「……どんなものだ?」
気を引かれて問うサルドバに、ジャハギルは滔々と説明した。
「このサイラスを、客のまえで美女と交らわせてみますの。充分客の目を喜ばせたあとで、半陰陽であることを発表しますの」
サイラスは屈辱に頬を燃やし、ジャハギルとサルドバを睨みつける。
視線こそが、剣も矢も持たぬ今の彼が持つゆいいつの武器なのかもしれない。良心のあるものなら、サイラスの碧の目で軽蔑をこめて睨みつけられれば、委縮し、恥じ入るかもしれながい、あいにくジャハギルには一片の良心のかけらもなく、苦しい恋に悩むサルドバは叶わぬ想いに心をすさませており、良心を押し殺してもあらたな何かが欲しかった。
今のサルドバにとっては、サイラスの憎悪という名の、己にむかってくる関心の目は、むしろ快く、あえて露悪的に言ってみる。
「ほう。半陰陽でも、女とも交われるのか?」
「満足はさせられないでしょうけれど、相手も処女のようだからなんとかなるのではないかしら?」
リリが小悪魔の笑みをみせる。サイラスは唇を噛みしめた。
「大丈夫よ、ちゃんと道具を使わせるから。そして、後ろからは男に抱かせるの。つまり、男と女ではさむ形にするというわけ」
「ほほう。後ろは男、前は女、まんなかにいるのが半陰陽というわけですね? それは、面白い。客は大喜びでしょう。へへへへへ」
ドルディスがいやらしい笑い声をあげ、サイラスは歯ぎしりしそうになっている。
「それは見物ですね。将軍、是非、その宴を見に行きましょうよ」
タルスにせっつかれて、サルドバはうなずく。
「今日のところは、その予行演習の実演をさせてみますわ。後ろに道具を嵌めて、前にも両首の道具を嵌めさせてみせますわ。それで、リリと実演させてみましょうか?」
「道具にたよらなくとも、俺がよろこんで後ろを担当させてもらいますよ」
ドルディスの言葉にジャハギルが首をふった。
「駄目よ。それは宴の夜にお金を出してくれるお客さんでないと。マーメイが許さないの」
こういった点、マーメイのやり方はある意味、誠実である。娼館、売春宿においての理屈では、道具を使ってする分にはものの数に入らず、まだ〝初物〟でとおるのだ。むろん、すでに生身の男と経験をすませた娼婦男娼を初物として売ることも他店ではよくするが、マーメイはそれを許さない。
すでに、色気をつけるためという名目でダリクによって身体に〝路〟を通したのだから、同じことではないか、とドルディスは訴えるが、あまり生身の人間に慣れてしまうのも良くないのだとジャハギルは色の道の専門家らしくドルディスを説得する。
「ま、準備はあんたに頼むわ、ドルディス」
ドルディスもしぶしぶながら納得した。
「まかしておいて下さい」
「い、いやだ!」
ドルディスの声を聞いた瞬間、サイラスは悲鳴のような声をあげて、となりにいたダリクにしがみついた。
「わ、私の世話係はダリクだ。ダリクにさせる!」
子どものような強情な言い方だが、ジャハギルは苦笑ですませた。不平顔をするドルディスだが、客人の手前、それ以上反論もできず引き下がる。
「仕方ないわね。じゃ、ダリク、サイラスの後ろをほぐして、道具を入れておあげ」
その直截な言い方にサイラスの背はふるえたが、それ以上はもはや抵抗できず、伸びてきたダリクの手に身をまかせるしかない。
「うっ……、うう!」
ダリクがサイラスの衣の裾をまくしあげると、白い肌が蝋燭の灯りに照らされ幽玄的な美しさをもって輝く。羞恥にふるえる白い肌を食い入るように見つめるタルスは涎をながさんばかりだ。サルドバも我知らず、頬を赤くして、屈辱にふるえて下肢をあらわにしている誇りたかい虜囚の、惨めでいて、かつ壮絶に美しい様子に目も心もうばわれた。
だが、次にもはや慣れた手つきでサイラスに処置をほどこすダリクを見るサルドバの青い目は、ひどく冷めたものになった。
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