紅蓮の島にて、永久の夢

文月 沙織

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暴風 一

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 見ているだけでヴルブナたちも体温がたかまっていき、部屋の温度はますます上昇していくようだ。
「ううっ……! うっ、い……いやだ……」
 腕をおさえられているアレクサンダーはやはり不利で、抗ってはみたものの、最後にはクルーゲの望むことを受け入れる羽目になる。
「入ったぞ」
 クルーゲの嬉しそうな声に、アレクサンダーは目を閉じた。
「ああ……」
 絶望の吐息のような呻き。
「辛くはないだろう、このサイズなら?」
 落ち着かせるように臀部や腰まわりを撫で、クルーゲはガーターベルトを引っ張る。
「ふふ。色っぽいね、モール寮長……モール少佐。こんな可愛い下着をつけて」
 クルーゲがベルトのはざまに指を入れて、じっくりと白肌を味わうようにアレクサンダーの臀部を撫であげる。ガーターベルトは腰に着けられているが、股間を防ぐものはなく、蕾から伸びている道具の黒色の持ち手部分がひどく醜悪かつ淫靡に見える。
「軍服姿もいいけれど、これも似合っているね。いつかこの下着をつけたまま軍服を着せて、遊んでみたいな。そのときは全部撮影しておかないとね。さぁ、締めてごらん」
 年長の少年が幼児に言うように、クルーゲは優しくアレクサンダーを促す。かつての優等生の上級生と不良の下級生という立場は完全に逆転している。
「ああ……」
 絶対に無理だ、というようにアレクサンダーはうなだれ、首を左右に振った。
 豪雨に打ちのめされた白百合の花のようである。
「本当に聞き分けないな、あんたは」
 笑いながらクルーゲはアレクサンダーの股間からぶら下がるようになっている道具の持ち手に手をのばす。
 やおら、強くつかむ。
「ひっ……!」
 うなだれていた首をのけぞらせ、アレクサンダーは恐怖の声をあげた。
「あっ、ああっ、やめ!」
「すごいだろう、この道具は? 振動を起こすこともできるし、強弱も操作することができるんだ。ほら、強情はった罰だよ。さぁ、無駄なあがきはやめて言うとおりにするんだ」
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