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楽園
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「まさか。帝国兵は?」
「それが……帝国でも反乱が起こったという。あの気の毒な王女の祖国が近隣の小国とくんで帝国に攻めいったようだ」
〝人犬〟にされた王女のことをタキトゥスは苦く思い出した。
「ゼノビアス帝の治世に不満を抱く帝国内の不穏分子がそれに加勢して、アルゲリアス帝国は内乱状態だという。それが二日まえのことだ。隣家のアルゲリアスの商人が教えてくれたのだ。彼はとにかく帝国の辺境にもどってそこで様子を見るそうだ。私たちも同行しようかと思っているのだが」
「私はアルゲリアスには二度ともどらぬ!」
思いもよらぬ激しい言葉にディトスは目をむいた。タキトゥスのみを話し相手とみなしておりイリカの存在を忘れていたのだ。
イリカをみくびっているわけではないが、彼はディトスにとっては相談すべき相手ではなくパリアナやパリアヌス同様戦火から遠ざけておかねばならぬ〝女子ども〟だったのだ。
「私はどうなろうとイカラスにとどまる。そして、ここで死ぬ」
「それはまた国が落ち着いてから考えればよい。とにかく今は帝国の辺境へ退避するか、まだ平和なイカラスの南の方へ行くか」
「ここにいる。私ひとりでこの家にとどまる。皆は逃げればよい」
騒ぎを聞いて起きだしてきたパリアナはイリカとディトスの意見の対立に困惑して不安そうに立ちつくしていたが、やがて意見を口にした。
「わ、わたくしはイリカ様とのこります。おゆるしくださいディトス様。弟もこの島で生きることに決めたと申しておりました。わたくしたちはここにとどまります。お二方はどうかお逃げください」
「愚かな……なぜ、生より死をえらぶ?」
ディトスはいたましげにパリアナの薄紫の気弱そうな、けれどその奥にか弱い者なりのせいいっぱいの自尊心を秘めた瞳を見つめた。
そういうパリアナであるからこそディトスは見捨てることはできなかったのであろう。
「ふうむ……。これが私の運命なのかもしれんな。しかたない、タキトゥス、おまえは逃げるがよい」
「いや、俺は」
そして、タキトゥスもまたそういったイリカにこそ魅かれたのだと納得した。傲慢なまでの貴種の誇りを秘めていたイリカの芯にあったものが実は自己犠牲だったことに気づき、いっそう彼と離れはしないという決意をかためた。
「俺も、これが運命だったと思う。ここにとどまる。最期はここでむかえる」
かくて――戦は激しくなりやがて帝国ではゼノビアス皇帝が反乱軍とそれに加勢した周辺諸国の軍によって都を追われ逃亡さきの北の国境で討たれ、そのそばには太った宦官の死体があったという噂がイカラスにまで流れてきた。
イカラスに駐留していた帝国軍は瓦解し、軍人や帝国の官吏は殺されたりイカラスの捕虜にされたりしたが、運良く他国へ逃げた者もいれば、うまく立ちまわった下級役人や商人たちなどはそのままイカラスで客人として上流階級におさまった。
聡明で温厚なディトスもそのうちのひとりだった。彼は乱が起こるまえからイカラスの有力者を相手に治療をほどこし、七日に一度は貧者への無料の診療もおこなっていたのでイカラス人のあいだで仁医として敬愛を勝ちとることができた。
ディトスが最初から意識して人気とりをしていたわけではないが、タキトゥスはディトスの、いつのまにかイカラスになじんでいた天性ともいうべき処世術にふたたび舌をまいた。自分が畑仕事とイリカへの思慕に悶々としていたときにディトスは確実に世間に根まわしをして、おそらくは帝国の信用できる知己から情報を得たりもして情勢を見、身の処し方を考えていたのだろう。
(つくづく、たいした男だ)
戦のあいだはタキトゥスたちも大変だった。
イカラス人も帝国残留軍にも油断できず、地下の貯蔵庫にかくれたりひそかに武器を手に入れるためにパリアヌスとタキトゥスは奔走したりし、そのうち反乱軍の首魁と通じるようになった。
反乱軍の誰ひとりとして〝タルティス〟をかつての侵略軍の将軍タキトゥスとは見破れなかった。月が紫玉の月(十一月)に変わるころ反乱軍は圧勝し、ふたたびイカラスは独立王国の立場をとりもどし、そのとき初めてタキトゥスは本名を、今となっては戦友となった首魁に打ちあけた。
死を覚悟していたが首魁は、その後のタキトゥスの不幸な境遇に同情してすべての罪をながしてくれた。
侵略者タキトゥスは、今は奪還者タキトゥスとしてイカラスの人々からも愛されるようになった。
タキトゥスにとってはすべてが夢のようだった。
ふたたび、ディトスの家に平和がおとずれ、タキトゥスはパリアナとともに畑に出て薬草を刈りとった。
ディトスは今日は王族の姫君の診察に王宮へ参上している。今では彼は王宮づきの侍医である。
タキトゥスが涼をとるため井戸に行くと、四阿では、髪がすっかり伸びた愛しい人がたたずんでいた。
「私も手伝おうか?」
「おまえはそんなことをする必要はない。肌が日に焼けるだろう」
タキトゥスの言葉はまた乱暴になっていたが、相手は嫌がるどころか唇をほころばせた。
「お姫様ではあるまいし。畑仕事ぐらいできる。もう、私は神官長でもない」
今、新王の代の神官長は五歳になる王の甥だという。パリアヌスはその幼い神官長に仕える侍従の役をいただき神殿に住んでいる。
あの夜――タキトゥスが殺した男が神官長の死骸として神殿内の前国王の陵墓のすみに埋められているという。それはパリアヌスの機転だそうで、彼はあの夜駆けつけてきた老神官に見こまれやがては彼の跡を継ぐことになるという。それがパリアヌスの望んだ新しい生き方ならば祝福するしかないだろう。
今五歳の神官長が、やがて現在の国王崩御のときにむかえる運命を思うとタキトゥスの心に一抹の陰りができるが、それもディトスがこの先国王を啓蒙して因習をやめさせることができるのではないかと期待している。
今、紫玉の光につつまれ微笑むのは神官長や王族としての責務も使命からも解放され、性奴隷としての屈辱の楔もひきぬき、ひとりの人間として生きる道を見つけようとしているタキトゥスの愛おしい唯一絶対の人だった。
複雑な想いはまだおたがい抱えている。
だが戦火からのがれた地下室でタキトゥスが幼いころ両親を殺され、それを蛮族の仕業だと思いこんでいたこと、事実は恩人と信じていた養父の犯行であったこと、貴族社会で幾度となく悔しい思いをしたこと、はらわたのちぎれる思いでゼノビアス皇帝とドノヌスから受けた拷問の内容などを語っていくうちに、たがいに抱えこんでいた痛みも恥も憎しみも、まったく消えることはなくともだいぶ癒されてきた。
地下室でいつしかふたりは幼子のように身をよせあって眠りについたこともあり、眠りから醒めればたがいに相手が自分にとって、かけがえのない大切な人になっていく事実をみとめないわけにはいかなかった。
「パリアナは?」
「昼食の準備をしてくれている」
「私も手伝いに行った方がいいだろうか? もうすぐディトスも帰ってくるだろうし」
「まだ、いいだろう。もうしばらくは」
四阿の日影のなか、ふたつの生命はよりそいあい、ひとつのかがやきになった。
二度の戦禍にさらされた南の島に、ようやく楽園の日々がもどってきたのだ。
終わり
「それが……帝国でも反乱が起こったという。あの気の毒な王女の祖国が近隣の小国とくんで帝国に攻めいったようだ」
〝人犬〟にされた王女のことをタキトゥスは苦く思い出した。
「ゼノビアス帝の治世に不満を抱く帝国内の不穏分子がそれに加勢して、アルゲリアス帝国は内乱状態だという。それが二日まえのことだ。隣家のアルゲリアスの商人が教えてくれたのだ。彼はとにかく帝国の辺境にもどってそこで様子を見るそうだ。私たちも同行しようかと思っているのだが」
「私はアルゲリアスには二度ともどらぬ!」
思いもよらぬ激しい言葉にディトスは目をむいた。タキトゥスのみを話し相手とみなしておりイリカの存在を忘れていたのだ。
イリカをみくびっているわけではないが、彼はディトスにとっては相談すべき相手ではなくパリアナやパリアヌス同様戦火から遠ざけておかねばならぬ〝女子ども〟だったのだ。
「私はどうなろうとイカラスにとどまる。そして、ここで死ぬ」
「それはまた国が落ち着いてから考えればよい。とにかく今は帝国の辺境へ退避するか、まだ平和なイカラスの南の方へ行くか」
「ここにいる。私ひとりでこの家にとどまる。皆は逃げればよい」
騒ぎを聞いて起きだしてきたパリアナはイリカとディトスの意見の対立に困惑して不安そうに立ちつくしていたが、やがて意見を口にした。
「わ、わたくしはイリカ様とのこります。おゆるしくださいディトス様。弟もこの島で生きることに決めたと申しておりました。わたくしたちはここにとどまります。お二方はどうかお逃げください」
「愚かな……なぜ、生より死をえらぶ?」
ディトスはいたましげにパリアナの薄紫の気弱そうな、けれどその奥にか弱い者なりのせいいっぱいの自尊心を秘めた瞳を見つめた。
そういうパリアナであるからこそディトスは見捨てることはできなかったのであろう。
「ふうむ……。これが私の運命なのかもしれんな。しかたない、タキトゥス、おまえは逃げるがよい」
「いや、俺は」
そして、タキトゥスもまたそういったイリカにこそ魅かれたのだと納得した。傲慢なまでの貴種の誇りを秘めていたイリカの芯にあったものが実は自己犠牲だったことに気づき、いっそう彼と離れはしないという決意をかためた。
「俺も、これが運命だったと思う。ここにとどまる。最期はここでむかえる」
かくて――戦は激しくなりやがて帝国ではゼノビアス皇帝が反乱軍とそれに加勢した周辺諸国の軍によって都を追われ逃亡さきの北の国境で討たれ、そのそばには太った宦官の死体があったという噂がイカラスにまで流れてきた。
イカラスに駐留していた帝国軍は瓦解し、軍人や帝国の官吏は殺されたりイカラスの捕虜にされたりしたが、運良く他国へ逃げた者もいれば、うまく立ちまわった下級役人や商人たちなどはそのままイカラスで客人として上流階級におさまった。
聡明で温厚なディトスもそのうちのひとりだった。彼は乱が起こるまえからイカラスの有力者を相手に治療をほどこし、七日に一度は貧者への無料の診療もおこなっていたのでイカラス人のあいだで仁医として敬愛を勝ちとることができた。
ディトスが最初から意識して人気とりをしていたわけではないが、タキトゥスはディトスの、いつのまにかイカラスになじんでいた天性ともいうべき処世術にふたたび舌をまいた。自分が畑仕事とイリカへの思慕に悶々としていたときにディトスは確実に世間に根まわしをして、おそらくは帝国の信用できる知己から情報を得たりもして情勢を見、身の処し方を考えていたのだろう。
(つくづく、たいした男だ)
戦のあいだはタキトゥスたちも大変だった。
イカラス人も帝国残留軍にも油断できず、地下の貯蔵庫にかくれたりひそかに武器を手に入れるためにパリアヌスとタキトゥスは奔走したりし、そのうち反乱軍の首魁と通じるようになった。
反乱軍の誰ひとりとして〝タルティス〟をかつての侵略軍の将軍タキトゥスとは見破れなかった。月が紫玉の月(十一月)に変わるころ反乱軍は圧勝し、ふたたびイカラスは独立王国の立場をとりもどし、そのとき初めてタキトゥスは本名を、今となっては戦友となった首魁に打ちあけた。
死を覚悟していたが首魁は、その後のタキトゥスの不幸な境遇に同情してすべての罪をながしてくれた。
侵略者タキトゥスは、今は奪還者タキトゥスとしてイカラスの人々からも愛されるようになった。
タキトゥスにとってはすべてが夢のようだった。
ふたたび、ディトスの家に平和がおとずれ、タキトゥスはパリアナとともに畑に出て薬草を刈りとった。
ディトスは今日は王族の姫君の診察に王宮へ参上している。今では彼は王宮づきの侍医である。
タキトゥスが涼をとるため井戸に行くと、四阿では、髪がすっかり伸びた愛しい人がたたずんでいた。
「私も手伝おうか?」
「おまえはそんなことをする必要はない。肌が日に焼けるだろう」
タキトゥスの言葉はまた乱暴になっていたが、相手は嫌がるどころか唇をほころばせた。
「お姫様ではあるまいし。畑仕事ぐらいできる。もう、私は神官長でもない」
今、新王の代の神官長は五歳になる王の甥だという。パリアヌスはその幼い神官長に仕える侍従の役をいただき神殿に住んでいる。
あの夜――タキトゥスが殺した男が神官長の死骸として神殿内の前国王の陵墓のすみに埋められているという。それはパリアヌスの機転だそうで、彼はあの夜駆けつけてきた老神官に見こまれやがては彼の跡を継ぐことになるという。それがパリアヌスの望んだ新しい生き方ならば祝福するしかないだろう。
今五歳の神官長が、やがて現在の国王崩御のときにむかえる運命を思うとタキトゥスの心に一抹の陰りができるが、それもディトスがこの先国王を啓蒙して因習をやめさせることができるのではないかと期待している。
今、紫玉の光につつまれ微笑むのは神官長や王族としての責務も使命からも解放され、性奴隷としての屈辱の楔もひきぬき、ひとりの人間として生きる道を見つけようとしているタキトゥスの愛おしい唯一絶対の人だった。
複雑な想いはまだおたがい抱えている。
だが戦火からのがれた地下室でタキトゥスが幼いころ両親を殺され、それを蛮族の仕業だと思いこんでいたこと、事実は恩人と信じていた養父の犯行であったこと、貴族社会で幾度となく悔しい思いをしたこと、はらわたのちぎれる思いでゼノビアス皇帝とドノヌスから受けた拷問の内容などを語っていくうちに、たがいに抱えこんでいた痛みも恥も憎しみも、まったく消えることはなくともだいぶ癒されてきた。
地下室でいつしかふたりは幼子のように身をよせあって眠りについたこともあり、眠りから醒めればたがいに相手が自分にとって、かけがえのない大切な人になっていく事実をみとめないわけにはいかなかった。
「パリアナは?」
「昼食の準備をしてくれている」
「私も手伝いに行った方がいいだろうか? もうすぐディトスも帰ってくるだろうし」
「まだ、いいだろう。もうしばらくは」
四阿の日影のなか、ふたつの生命はよりそいあい、ひとつのかがやきになった。
二度の戦禍にさらされた南の島に、ようやく楽園の日々がもどってきたのだ。
終わり
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