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4 磁力メス
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「おい、畑里の判断が緩いぞ、アレのせいだよなぁ?」
さとるは申し訳程度に『医療機器研究室』とプレートが架けられた部屋のドアをけり開けて、マッドとノーキンの元に怒鳴り込んだ。
医療ジェットの専属医のマッドな医者・・本名はマッシュだが皆にマッドさんと呼ばれている・・と、そのマッドな医者があきれる程マッドな脳神経外科医の脳筋・・じゃなかった、ノーキンは、大抵ここに腰を据えている。
マッドはメイの恩人だし、ノーキンはサシャの右腕の感覚を取り戻してくれた。
2人とも腕はいい。だが、イカレ感も半端なく、まともな病院にもゼルダにも居場所を作れず、結局クリスタの医療研究員になっている。
そしてこいつらと一番仲がいいのが畑里あかりだ。
アメリカにいたセジスタン人のノーキンが、サシャにくっついてホゴラシュくんだりまできてしまったのも畑里の話にふらふらと魅せられたせい。
こいつらは、畑里が日本にいる間も毎日のように連絡を取り合っていた。
「あかりさんが戻られたんですか?」
マッドが嬉しそうに聞き返してくる。
「ああ。だが、返ってくるなり、普通のオヤジに棍棒で肩殴られて打撲、シューバに見つかって監禁、とても昔のあいつの注意力だったらあり得ないぞ」
マッドとさとるの視線がノーキンを捕らえる。脳内の話はこいつの管轄だから。
「まぁ、そりゃ、だいぶぼやかしてありますし、あまりホゴラシュのことも思い出さなかったでしょうからねぇ。ぎりぎりの時の判断力とか、勘どころというかは、全はずしすると思ってください」
ノーキンは、まるで、風邪の時は水分を多めにとって温かく、とでも言うように、当たり前のことのように説明した。
「思ってください、じゃねーよ。あいつ、例のおもちゃネタぶちあげるつもりだろ。あんたら込みでまた狙われまくるってのに、あいつがあのままだと持たないだろーが」
さとるの返事にぶすっとしてしまったノーキンに、マッドがかわる。
「・・・さっさと戻せと?」
「あいつが大丈夫ならな。戻せないならネタのぶちあげの方やめさせろよ」
「ここに精神科はいませんし、大丈夫かどうかは分かりませんよ。でも、やめる、の方は、彼女の性格上も、ノーキンのうずうず上も、無理でしょう?」
おまえもな!
うずうずした顔しやがって。さとるはイライラと指で机をたたいた。
畑里を含むこいつら3人は、『磁力メス』と呼ばれる技術の開発に成功していた。
メスと言っても切るわけではない。ホゴラシュの特産希土類からできるゼルダのナノ磁石の応用版。やたらと入り組んだ磁力線の立体構造を作り出すことで、人体の好きな部分に微細な隙間を開けることができる。
切らずに望みの場所に隙間を開けて、磁力を切れば閉じることができる、という技術が何に使えるのか俺にはよくわからなかったが、マッドな医者二人は狂乱した。
で、その中で、操作が簡単で、安全で、最もインパクトがある、と彼らが結論した効果がある。今、畑里が自分の妄想系産業の会社『きゅーぶ』と、ホゴラシュで希土類技術を仕切っているクリスタでぶち上げようとしている「人工的記憶喪失」の設計技術だ。
施術名はホワイト・プログラム。
新感覚テーマパーク、と銘打たれた企画内容を知らされた時、さとるは膝から崩れ落ちた。
あのドラマを覚えていますか?
あなたもヒロインのようにお好きな時にお好きなところだけ記憶喪失に!
さぁ、嫌なことをわすれて騒いだり、恋人同士の深層心理を確かめ合ったり、遊びの可能性は無限大!
ばかものぉ~!
と、さとるは脳内で叫ぶ。
どう考えたって危なそうだろうが!正直、洗脳や兵士の育成、異常嗜好の矯正なんかの使い方のほうがすぐに頭に上る。
だがおそろしいことに、現状、この企画も、その道具も、薬事でも、医療機器でもないからどの法律にも引っかからないらしい。記憶喪失させる道具たちは、雑貨、だそうで、マグネットのついたツボ押しの棒レベルの緩い規制しか働かないのだ。
だれがやっても正しく当たるコックリさんキットみたいなものだと思えばいい。
まぁ、耳で聞く麻薬みたいに、そのうち政府が規制をかけてくるかもしれないが、畑里やマッド医者にとってはそれまでにデータをとれるだけとってしまえば後は独走できるという読みらしい。
現状、いわゆる旧時代の大会社が絡んでいなくて、技術が日本初ベンチャーの『きゅーぶ』とクリスタに独占されているのと、畑里の妄想会社が試作しためきめき恋愛プログラムにのっとって開催された『ドキドキ記憶喪失お見合い大会』が驚異的なカップル成立数をたたき出したせいで、日本政府は静観、ですらなく、激烈に後押ししている。
正直、少子化で追い詰まり過ぎて正気じゃないと思う。
だれが見ても危ない気がするのに、だれも止めない。そんなハラハラな技術ネタを引っ提げて、畑里あかりはホゴラシュに凱旋したわけだ。
危ない。聞いているだけで危ない。
それなのに。
あちこち記憶を切っている畑里は。ぼやっとしたまま、ホゴラシュを歩く。
本人は、石の上にも三年、と。
3年したら、きっと傷も癒えているさ、私だもの!と。
つらい記憶とリスクを抱えた体を『行ける行ける、私なら大丈夫だって』といって、封じ込めたまま。
3年後に記憶を戻すつもりで、色々忘れて日本に帰国した。
あいつは自分が思ったよりも有能だったらしい。
予定より数か月も早く、実質2年半で、畑里は万事整えましたと言って、ホゴラシュに帰ってきたのだ。
記憶は、どうする。
ほんとうに、戻しても、大丈夫か。
・・・3年前、畑里は、キュニ人に強姦をうけ、害された。
さとるは申し訳程度に『医療機器研究室』とプレートが架けられた部屋のドアをけり開けて、マッドとノーキンの元に怒鳴り込んだ。
医療ジェットの専属医のマッドな医者・・本名はマッシュだが皆にマッドさんと呼ばれている・・と、そのマッドな医者があきれる程マッドな脳神経外科医の脳筋・・じゃなかった、ノーキンは、大抵ここに腰を据えている。
マッドはメイの恩人だし、ノーキンはサシャの右腕の感覚を取り戻してくれた。
2人とも腕はいい。だが、イカレ感も半端なく、まともな病院にもゼルダにも居場所を作れず、結局クリスタの医療研究員になっている。
そしてこいつらと一番仲がいいのが畑里あかりだ。
アメリカにいたセジスタン人のノーキンが、サシャにくっついてホゴラシュくんだりまできてしまったのも畑里の話にふらふらと魅せられたせい。
こいつらは、畑里が日本にいる間も毎日のように連絡を取り合っていた。
「あかりさんが戻られたんですか?」
マッドが嬉しそうに聞き返してくる。
「ああ。だが、返ってくるなり、普通のオヤジに棍棒で肩殴られて打撲、シューバに見つかって監禁、とても昔のあいつの注意力だったらあり得ないぞ」
マッドとさとるの視線がノーキンを捕らえる。脳内の話はこいつの管轄だから。
「まぁ、そりゃ、だいぶぼやかしてありますし、あまりホゴラシュのことも思い出さなかったでしょうからねぇ。ぎりぎりの時の判断力とか、勘どころというかは、全はずしすると思ってください」
ノーキンは、まるで、風邪の時は水分を多めにとって温かく、とでも言うように、当たり前のことのように説明した。
「思ってください、じゃねーよ。あいつ、例のおもちゃネタぶちあげるつもりだろ。あんたら込みでまた狙われまくるってのに、あいつがあのままだと持たないだろーが」
さとるの返事にぶすっとしてしまったノーキンに、マッドがかわる。
「・・・さっさと戻せと?」
「あいつが大丈夫ならな。戻せないならネタのぶちあげの方やめさせろよ」
「ここに精神科はいませんし、大丈夫かどうかは分かりませんよ。でも、やめる、の方は、彼女の性格上も、ノーキンのうずうず上も、無理でしょう?」
おまえもな!
うずうずした顔しやがって。さとるはイライラと指で机をたたいた。
畑里を含むこいつら3人は、『磁力メス』と呼ばれる技術の開発に成功していた。
メスと言っても切るわけではない。ホゴラシュの特産希土類からできるゼルダのナノ磁石の応用版。やたらと入り組んだ磁力線の立体構造を作り出すことで、人体の好きな部分に微細な隙間を開けることができる。
切らずに望みの場所に隙間を開けて、磁力を切れば閉じることができる、という技術が何に使えるのか俺にはよくわからなかったが、マッドな医者二人は狂乱した。
で、その中で、操作が簡単で、安全で、最もインパクトがある、と彼らが結論した効果がある。今、畑里が自分の妄想系産業の会社『きゅーぶ』と、ホゴラシュで希土類技術を仕切っているクリスタでぶち上げようとしている「人工的記憶喪失」の設計技術だ。
施術名はホワイト・プログラム。
新感覚テーマパーク、と銘打たれた企画内容を知らされた時、さとるは膝から崩れ落ちた。
あのドラマを覚えていますか?
あなたもヒロインのようにお好きな時にお好きなところだけ記憶喪失に!
さぁ、嫌なことをわすれて騒いだり、恋人同士の深層心理を確かめ合ったり、遊びの可能性は無限大!
ばかものぉ~!
と、さとるは脳内で叫ぶ。
どう考えたって危なそうだろうが!正直、洗脳や兵士の育成、異常嗜好の矯正なんかの使い方のほうがすぐに頭に上る。
だがおそろしいことに、現状、この企画も、その道具も、薬事でも、医療機器でもないからどの法律にも引っかからないらしい。記憶喪失させる道具たちは、雑貨、だそうで、マグネットのついたツボ押しの棒レベルの緩い規制しか働かないのだ。
だれがやっても正しく当たるコックリさんキットみたいなものだと思えばいい。
まぁ、耳で聞く麻薬みたいに、そのうち政府が規制をかけてくるかもしれないが、畑里やマッド医者にとってはそれまでにデータをとれるだけとってしまえば後は独走できるという読みらしい。
現状、いわゆる旧時代の大会社が絡んでいなくて、技術が日本初ベンチャーの『きゅーぶ』とクリスタに独占されているのと、畑里の妄想会社が試作しためきめき恋愛プログラムにのっとって開催された『ドキドキ記憶喪失お見合い大会』が驚異的なカップル成立数をたたき出したせいで、日本政府は静観、ですらなく、激烈に後押ししている。
正直、少子化で追い詰まり過ぎて正気じゃないと思う。
だれが見ても危ない気がするのに、だれも止めない。そんなハラハラな技術ネタを引っ提げて、畑里あかりはホゴラシュに凱旋したわけだ。
危ない。聞いているだけで危ない。
それなのに。
あちこち記憶を切っている畑里は。ぼやっとしたまま、ホゴラシュを歩く。
本人は、石の上にも三年、と。
3年したら、きっと傷も癒えているさ、私だもの!と。
つらい記憶とリスクを抱えた体を『行ける行ける、私なら大丈夫だって』といって、封じ込めたまま。
3年後に記憶を戻すつもりで、色々忘れて日本に帰国した。
あいつは自分が思ったよりも有能だったらしい。
予定より数か月も早く、実質2年半で、畑里は万事整えましたと言って、ホゴラシュに帰ってきたのだ。
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・・・3年前、畑里は、キュニ人に強姦をうけ、害された。
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