手負いですが恋愛してみせます ~ 痛がり2 ~

白い靴下の猫

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6 どんとこいです!

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なんか遊びに来るたびに、押さえつけられてるきがするな、まったく。
おねーさんは優しくされる方が嬉しいぞ。

そんなことを考えながら、あかりは、特に抵抗もせずに、シューバを見ていた。
部屋に押しこむなり、ベッドのポールに人を押し付けるってどうなのよ。
あ、おまけにこら、目隠しとかする?!

「シューバ君?」
包帯みたいな布が巻き付いて、せっかくの綺麗な顔がみえなくなった。
「もう、18だ。君、といわれるのは嫌だ」
「えーっと、じゃ、なんだろ。社長?」
「ふざけているのか?」
「はずれか。んー、キュニの奥さんができて新しい名前ついたとか?」

ガンッ
繋がれているポールを激しく叩いたのだろう。ひどい音がして、手首と背中が揺れる。
「私とっ、寝た後しばらくは、シューバと、呼んでいただろう!なぜ戻す!」

げ。
私ってば、4つ下の15の男の子をやり逃げたわけ?
サイテー!

「そ、そうだっけ?ごめんね。多分、それを不快に思う他の人がいたからじゃないかなぁーと・・・」
もう一回ポールが揺れて、髪の毛を掴んで上を向かされて、シューバ君の熱が降りてくる。サーモグラフになった気分だ。

噛みつくようなキス。吸い立て、舌を砕いてしまおうとでも言うように。
顔を押さえつけて何度も口の中を蹂躙する。

乱暴だなぁ、と思う反面、あー、これは相当執着されてたんだなぁ、15才なりに愛してくれてたんだなぁ、って。
忘れてごめんね。
っていうか、多分私の頭の中の欠失は、計算されつくしたホワイト・プログラムだろうから、忘れるって決めてしまってごめん、だな。

なんでこの子との最後を忘れる方にいれたんだろう。残せなかったのか?って、私が3年前の自分に聞きたいくらいだ。
私の従来の性格と、シューバの能力を考えると、そんなに拗れ倒すような色恋沙汰にならないと思うのだが。何があったかな。

「キュニに行くたびに聞かされた。あんたがどう喘ぐかとか、どんなふうに男をねだるかとか。日本に戻るからと、縋った私の手は、簡単に振りほどいておいて!キュニの男は良かったのか?後腐れがない男と遊びたかったか?」

あー。なるほど、ねぇ。
消してある記憶、というか、過去の中身にご不満があるわけか。
まぁ残っている記憶からして、自分が喜んで尻尾ふりながら他の男のところへ行ったとかは信じられないが、事情があってその手のことが起きて、3年前のあかりはその事情をシューバに告げなかったってところかな。

それは、腹もたつかぁ。
だからって、あなた今やホゴラシュの王様扱いでしょうが。
そんなに感情爆発させたらつけこまれちゃうよ?

あてずっぽうに頭を撫でようとすると、シューバ君は、怒ったように私の手を振りほどいた。それから下唇にキリって痛みが走る。
痛った、ひとの唇を噛むなっつーの。
やれやれ、可愛いから許すけどね。

シューバ君の涙が唇を伝って来る。
うわ、泣かしちゃった?!
って、目隠したの、泣き顔みられたくないからか。

うー。
よし分かった、よく覚えてないけど、私がやったのは間違いないし、このおねぇさんが、償いましょう!
どんとこいです!
だいじょうぶだよ、何でも言うこと聞いてあげるから泣くなってば。

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