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第2章 ■なきゃ
リユニオン
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《☆side流行
小さな『砂』煙が存在を主張してくるが、姿や感情を読み取ることはできなかった。見る気があるとは到底言えなかったが……。背景となった私の夢は不安を増長させるような煙がどこからともなく揺らめきだしていた。
この空気に耐え切れなかったのか、龍成は言葉を零す。
「……その忘れてくれ」
龍成は苦し気な感情が隠せず表情に出てしまっているのだ。
なんでかって?
私は俯いたまま、反射的にシンが去り際に放った爆弾を思い出す。
《僕も君の隣にいる資格を得られたかな?》
その言葉が向けられたのは私じゃない。アイナなの……。そう……アイナへの…言葉。それだけなのに……。
<分かっているのに、そんな顔しちゃダメだ>
「ルコ!ごm・・」
龍成との間に壁ができる。物理的と言っていいのか分からないが、シンがいなくなったお陰か、この夢の主導権は私に戻ったようだ。この夢は明晰夢と化していた。
だから、龍成との間に見えない壁ができたと考えられる
そんな状況把握以上にどうしても反芻してしまう。
<どうして?私じゃなくてアイナなの?>「……決まっている夫婦だから」
<何故愛してもらなかったの?>「理由なんて…前に……聞いたじゃない……」
<龍成は既婚者になった。まだ諦めきれないの?>「…ちが…ぅ…」
<この期に及んで、迷惑かけているのに邪魔になりたくないって言う気?>「……」
自問自答して自己完結するつもりだった。でも、到底できるはずもなかった。
私こそ聞きたかった……
そんな想いでいっぱいになり、壁で遮蔽された孤独な空間で独り言ちる。
「…私も君の隣にいる資格を得られたかな?」
「そうに決まっているだろ……」
私の独り言を返したのは、私の後ろに来た龍成だった。
「後ろは脆かったよ」
「…そっか。………そろそろみたいだね」
「そうだな……」
彼は『土』埃を身に纏っているもののそれと共に体が端から輝き、光った箇所から形を失っていく。最後の言葉を決めかねて間が空く。意を決して、最後になるであろう言葉を交わす。
「愚妹でごめんね?」
「何言ってんだよ……。僕の最高で、大好きな親友だよ………」
[好き…①自分の感覚に適する人、物に心惹かること。②他からの束縛・支配を受けないさま。③物好きなさま。*①の定義として、『親愛』、『恋愛』、『憧憬』、『パートナー』と言った4種が主流とされる]
龍成は完全に光となって消えた。『砂』埃と温もりを残して……。私は誰も見ていないが故に、いや、龍成がいないからへたり込んでしまった。達観と脱力、嗚咽に襲われ落ち着くのに時間がかかる……。
「…ぅう……ぁ…!」
<初めて『引用』で最後まで読んで…良かったって心から思えた………>
「……ふ…あはははっはは……」
意図的に避けてきた項目に救われた気がした。厳密に言えば、救ったのは龍成なのだが……》
☆side流行
私は目立たないためにも白衣を着て、水晶を隠し持ちながら帆を進めた。施設内を移動していると、【土】の元No.2を見かける。この前までNo.1であった龍成すら他界し、棚ぼた式にヤツがNo.1になったのだ。本人はどうも有能な人材を育て、楽したいようだけど……、まぁ釈然としない。
身体が仄かに熱くなる
そこは龍成の場所だと心が言っているみたいだけど、今回の要件ではない。そんな熱をできるだけ抑えて、目的の地へと急ぐ。
見つけた
『調剤室』と書かれた看板のようなものがかけてあり、部屋の中には一人の女性が黙々と作業をこなしていた。久々の予測を展開する。彼女の死角を取り、息を潜め、音もたてずに背後に立つ。
「久しぶりね。海月ちゃん」
「っ…!」
海月は咄嗟に振り向こうとするが、動きを止める。私は感心した。それ以上動くと、割れた水晶の破片で軽く肌を傷つけるつもりだったから…。
「…察しがいいわね。理解が速くて助かるわ……」
「…悪意しかないくせに…流行」
私がここまで好戦的?いや、慎重にしているのにも訳がある。
この女に下手に人を呼ばれたくないことが一つ…
龍成と私の仲を裂くことに加担したのが一つ
この時点で容赦はしない。最悪、その辺の薬品で数週間、眠らせるのもありである。
「…何を捜しに来たのかしら?」
「……」
「…図星でしょ?だって、私に用があるなら、もう気絶させられている。そうでしょ?」
海月は妙に高揚している。マウントを取って取引を持ち寄せたいようだ。小賢しい。なにより、変わらない……。その安全圏で余裕をかますさまは、幼さが隠せていない。
<こんな子が育つのも、『カプセル』による副作用…か……>
『カプセル』と『辞書』が普及することにより、早期段階で知識を吸収できるようになった。が、精神年齢が上がりにくいという欠点がある。詳しく言えば、理性と感性がちぐはぐなのだ。海月を哀れみながら、耳元でそっと囁く。
「慢心はいけないよ?…『カーセ家』は私を欲している。あなたよりも私の方が優先度が高いの……」
「…な、なんで…あんたが…」
海月は顔色を失い、硬直する。そんな海月に異能を教えてあげるのだ。理性だけでは生き残れないことを……。
私はついでに薬品庫を鼻歌まじりに物色する。
「かせ~そ~だ♪」
そんな鼻歌に交じって、小さな呟きが呪念の如く海月の口から漏れる。
「…意味不明だ…って……イレギュラー……??!」
彼女に目をやれば『調剤室』の隅で俗に言う体育座りをして、目を充血させてぼそぼそ呟いている。私の言動にびくびくしている上に、海月の性格上、何より自分本位のため、他の人に知られるのは遅いと考えられる。
〈子供が大人に問題を報告しないように…ね〉
「さて、準備はできたかな…」
「あんなの公開された情報になかった…。もはや、『隣人』でも『神子』でも有り得ない……!」
「……」
一言。言うだけ言って、私は『調剤室』を後にした。
――sideグルバン
豪華な寝室には花の香りが漂い、わしと陛下の2人だけであった。わしは首を垂れていた。聞きなれた声が耳を撫でる。
「今では神話や血に民衆は拘らなくなっている。有能な奴が上を務める。効率主義なんだ。自分なんて正直、未だに頭良いと思えないんだ。それでも、目先の欲に囚われ私腹を肥やす屑よりはマシになったと思いたいんだ。お前さんは、そういう色がないと思うがくれぐれも気を付けてくれよ。そつなく業務については教えたから自信持ってくれ、あとは実践あるのみさ!」
「…ありがとうございます」
わしと同様、若い外見かつ声質だが、お互い歳である。まぁ、わしには関係ないが……。
「…そろそろお別れ時間かな。家族を呼んで貰えるかな」
「仰せのままに…」
ガチャ
ドアを開ければ、陛下の家族と入れ違いで廊下に出る。
聡明な方であった
素直にそう思えた。それは幼い頃からの彼と生活を共にして幾らか情が移ったのかもしれない。王族の古い考えを断ち切り、合理性や感情を両立させた王に相応しい人材と思えた。技術力で尽くしたケイトを認め、カーセ家ぐるみで目をかけてくれた。わしは陛下に包み隠さず、王政の業務や行政、外交を教授してもらった。さらに言えば、公のもとで政権の譲渡を宣言したのだ。
全て上手く行っている
「……ふっ」
やっと冷静になれた。やっとケイトとの約束を果たせる。その実感が湧かなかった。
永かった。
少しずつ状況に身体は歓喜の色を示すが、冷静さを保つ。気を抜いて、世界一になり損ねてはいけない。とある乗り物に乗りながら、気を引き締めようと意識していると、声が飛んでくる。
「スキャン完了。グルバン様ですね?どこへ行きますか?」
「…自宅」
「承知いたしました」
何度も繰り返した問答に感慨深いものを感じる。今となっては、世界に普及されたAIロボットはケイトがその最先端技術を保持している。AIと機械の融合によって、このように移動や買い物、娯楽、家事など様々なことが可能である。また、AI同士は連結しており、その集約されたビッグデータは『カーセ家』が保有しているのだ。そんなことを考えていると、研究員たちから連絡が入る。
[グルバン様。施設に隕石が激突した模様。現在、『隣人』が逃走している様子はありません]
「…被害はどうだ?」
[現在分かっているのは、アピス様が行方不明。龍成と神子は亡くなりました。また、十数名ほどの死傷者が……]
<神子は痛い……>
今回は『神子』としても有望視されていたが故に、惜しいものを逃した。
「ルコの動向は把握しているか?」
[…い、いえ。把握しきれていません]
舌打ちが零れる。最悪、『隣人』や研究員がどんなに死のうが、ケイトさえ無事ならどうでもいい。
「……もういい」
一方的に通信を切る。気が付くと、自室の前に着いていた。
「おかえりなさい。グルバン様、いm…………」
「あぁ……」
聞き飽きたセリフに冷たく当たる。手で追い払う意思を示すと大人しく視界から消えた。自宅にどことなく寒気がした。人間の気配を感じる。この時代とは言え、通常の人なら恐怖し、慎重になるだろうが、わしは口角が上がる。なんてったって感動の再会だからだ。
「お帰り、ケイト。また逢えて嬉しいよ」
予想通り、自室の中央にケイトは佇んでいた。振り返りこちらを眺める動作、空気、間違いない。ケイト本人がいると直感が囁く。
「バン。結論から言うわ。手を貸してくれない?」
ケイトはわしにそう告げるのだった――
小さな『砂』煙が存在を主張してくるが、姿や感情を読み取ることはできなかった。見る気があるとは到底言えなかったが……。背景となった私の夢は不安を増長させるような煙がどこからともなく揺らめきだしていた。
この空気に耐え切れなかったのか、龍成は言葉を零す。
「……その忘れてくれ」
龍成は苦し気な感情が隠せず表情に出てしまっているのだ。
なんでかって?
私は俯いたまま、反射的にシンが去り際に放った爆弾を思い出す。
《僕も君の隣にいる資格を得られたかな?》
その言葉が向けられたのは私じゃない。アイナなの……。そう……アイナへの…言葉。それだけなのに……。
<分かっているのに、そんな顔しちゃダメだ>
「ルコ!ごm・・」
龍成との間に壁ができる。物理的と言っていいのか分からないが、シンがいなくなったお陰か、この夢の主導権は私に戻ったようだ。この夢は明晰夢と化していた。
だから、龍成との間に見えない壁ができたと考えられる
そんな状況把握以上にどうしても反芻してしまう。
<どうして?私じゃなくてアイナなの?>「……決まっている夫婦だから」
<何故愛してもらなかったの?>「理由なんて…前に……聞いたじゃない……」
<龍成は既婚者になった。まだ諦めきれないの?>「…ちが…ぅ…」
<この期に及んで、迷惑かけているのに邪魔になりたくないって言う気?>「……」
自問自答して自己完結するつもりだった。でも、到底できるはずもなかった。
私こそ聞きたかった……
そんな想いでいっぱいになり、壁で遮蔽された孤独な空間で独り言ちる。
「…私も君の隣にいる資格を得られたかな?」
「そうに決まっているだろ……」
私の独り言を返したのは、私の後ろに来た龍成だった。
「後ろは脆かったよ」
「…そっか。………そろそろみたいだね」
「そうだな……」
彼は『土』埃を身に纏っているもののそれと共に体が端から輝き、光った箇所から形を失っていく。最後の言葉を決めかねて間が空く。意を決して、最後になるであろう言葉を交わす。
「愚妹でごめんね?」
「何言ってんだよ……。僕の最高で、大好きな親友だよ………」
[好き…①自分の感覚に適する人、物に心惹かること。②他からの束縛・支配を受けないさま。③物好きなさま。*①の定義として、『親愛』、『恋愛』、『憧憬』、『パートナー』と言った4種が主流とされる]
龍成は完全に光となって消えた。『砂』埃と温もりを残して……。私は誰も見ていないが故に、いや、龍成がいないからへたり込んでしまった。達観と脱力、嗚咽に襲われ落ち着くのに時間がかかる……。
「…ぅう……ぁ…!」
<初めて『引用』で最後まで読んで…良かったって心から思えた………>
「……ふ…あはははっはは……」
意図的に避けてきた項目に救われた気がした。厳密に言えば、救ったのは龍成なのだが……》
☆side流行
私は目立たないためにも白衣を着て、水晶を隠し持ちながら帆を進めた。施設内を移動していると、【土】の元No.2を見かける。この前までNo.1であった龍成すら他界し、棚ぼた式にヤツがNo.1になったのだ。本人はどうも有能な人材を育て、楽したいようだけど……、まぁ釈然としない。
身体が仄かに熱くなる
そこは龍成の場所だと心が言っているみたいだけど、今回の要件ではない。そんな熱をできるだけ抑えて、目的の地へと急ぐ。
見つけた
『調剤室』と書かれた看板のようなものがかけてあり、部屋の中には一人の女性が黙々と作業をこなしていた。久々の予測を展開する。彼女の死角を取り、息を潜め、音もたてずに背後に立つ。
「久しぶりね。海月ちゃん」
「っ…!」
海月は咄嗟に振り向こうとするが、動きを止める。私は感心した。それ以上動くと、割れた水晶の破片で軽く肌を傷つけるつもりだったから…。
「…察しがいいわね。理解が速くて助かるわ……」
「…悪意しかないくせに…流行」
私がここまで好戦的?いや、慎重にしているのにも訳がある。
この女に下手に人を呼ばれたくないことが一つ…
龍成と私の仲を裂くことに加担したのが一つ
この時点で容赦はしない。最悪、その辺の薬品で数週間、眠らせるのもありである。
「…何を捜しに来たのかしら?」
「……」
「…図星でしょ?だって、私に用があるなら、もう気絶させられている。そうでしょ?」
海月は妙に高揚している。マウントを取って取引を持ち寄せたいようだ。小賢しい。なにより、変わらない……。その安全圏で余裕をかますさまは、幼さが隠せていない。
<こんな子が育つのも、『カプセル』による副作用…か……>
『カプセル』と『辞書』が普及することにより、早期段階で知識を吸収できるようになった。が、精神年齢が上がりにくいという欠点がある。詳しく言えば、理性と感性がちぐはぐなのだ。海月を哀れみながら、耳元でそっと囁く。
「慢心はいけないよ?…『カーセ家』は私を欲している。あなたよりも私の方が優先度が高いの……」
「…な、なんで…あんたが…」
海月は顔色を失い、硬直する。そんな海月に異能を教えてあげるのだ。理性だけでは生き残れないことを……。
私はついでに薬品庫を鼻歌まじりに物色する。
「かせ~そ~だ♪」
そんな鼻歌に交じって、小さな呟きが呪念の如く海月の口から漏れる。
「…意味不明だ…って……イレギュラー……??!」
彼女に目をやれば『調剤室』の隅で俗に言う体育座りをして、目を充血させてぼそぼそ呟いている。私の言動にびくびくしている上に、海月の性格上、何より自分本位のため、他の人に知られるのは遅いと考えられる。
〈子供が大人に問題を報告しないように…ね〉
「さて、準備はできたかな…」
「あんなの公開された情報になかった…。もはや、『隣人』でも『神子』でも有り得ない……!」
「……」
一言。言うだけ言って、私は『調剤室』を後にした。
――sideグルバン
豪華な寝室には花の香りが漂い、わしと陛下の2人だけであった。わしは首を垂れていた。聞きなれた声が耳を撫でる。
「今では神話や血に民衆は拘らなくなっている。有能な奴が上を務める。効率主義なんだ。自分なんて正直、未だに頭良いと思えないんだ。それでも、目先の欲に囚われ私腹を肥やす屑よりはマシになったと思いたいんだ。お前さんは、そういう色がないと思うがくれぐれも気を付けてくれよ。そつなく業務については教えたから自信持ってくれ、あとは実践あるのみさ!」
「…ありがとうございます」
わしと同様、若い外見かつ声質だが、お互い歳である。まぁ、わしには関係ないが……。
「…そろそろお別れ時間かな。家族を呼んで貰えるかな」
「仰せのままに…」
ガチャ
ドアを開ければ、陛下の家族と入れ違いで廊下に出る。
聡明な方であった
素直にそう思えた。それは幼い頃からの彼と生活を共にして幾らか情が移ったのかもしれない。王族の古い考えを断ち切り、合理性や感情を両立させた王に相応しい人材と思えた。技術力で尽くしたケイトを認め、カーセ家ぐるみで目をかけてくれた。わしは陛下に包み隠さず、王政の業務や行政、外交を教授してもらった。さらに言えば、公のもとで政権の譲渡を宣言したのだ。
全て上手く行っている
「……ふっ」
やっと冷静になれた。やっとケイトとの約束を果たせる。その実感が湧かなかった。
永かった。
少しずつ状況に身体は歓喜の色を示すが、冷静さを保つ。気を抜いて、世界一になり損ねてはいけない。とある乗り物に乗りながら、気を引き締めようと意識していると、声が飛んでくる。
「スキャン完了。グルバン様ですね?どこへ行きますか?」
「…自宅」
「承知いたしました」
何度も繰り返した問答に感慨深いものを感じる。今となっては、世界に普及されたAIロボットはケイトがその最先端技術を保持している。AIと機械の融合によって、このように移動や買い物、娯楽、家事など様々なことが可能である。また、AI同士は連結しており、その集約されたビッグデータは『カーセ家』が保有しているのだ。そんなことを考えていると、研究員たちから連絡が入る。
[グルバン様。施設に隕石が激突した模様。現在、『隣人』が逃走している様子はありません]
「…被害はどうだ?」
[現在分かっているのは、アピス様が行方不明。龍成と神子は亡くなりました。また、十数名ほどの死傷者が……]
<神子は痛い……>
今回は『神子』としても有望視されていたが故に、惜しいものを逃した。
「ルコの動向は把握しているか?」
[…い、いえ。把握しきれていません]
舌打ちが零れる。最悪、『隣人』や研究員がどんなに死のうが、ケイトさえ無事ならどうでもいい。
「……もういい」
一方的に通信を切る。気が付くと、自室の前に着いていた。
「おかえりなさい。グルバン様、いm…………」
「あぁ……」
聞き飽きたセリフに冷たく当たる。手で追い払う意思を示すと大人しく視界から消えた。自宅にどことなく寒気がした。人間の気配を感じる。この時代とは言え、通常の人なら恐怖し、慎重になるだろうが、わしは口角が上がる。なんてったって感動の再会だからだ。
「お帰り、ケイト。また逢えて嬉しいよ」
予想通り、自室の中央にケイトは佇んでいた。振り返りこちらを眺める動作、空気、間違いない。ケイト本人がいると直感が囁く。
「バン。結論から言うわ。手を貸してくれない?」
ケイトはわしにそう告げるのだった――
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追記:2025/09/20
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