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第3章 ~よう
問答無
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《side『人間的合理性』
私の誕生は、『カプセル』で目が覚めた時だ。
今となっては、珍しいことじゃない
それもこれもグルバンの暴走とアピスの裏工作の成れの果てだが、どうこう言うつもりはない。予め、知識もあって、大体の感情には整理がついていたから、他者に興味なんて大してない。
だから
空気を読むのが人よりできるのかもしれない。我なんて簡単に消せるのに、他の奴らは得意じゃないらしい。
感情が薄かったからかもしれない
『アピス』の種族存続の戦争だ、とか。リン含む被害者連合の正義の鉄槌、とか。
どーーでもいいが勝つ
とはいっても、それらを独力で、どうこうできる力もなければ、行動力もない。
私は私を、『特別』だとは、基本思わない
外から分かった気で俯瞰して、ただ冷めてるだけ。自身の机上の空論生活や自堕落っぷりに自虐はしても、根本的に解決する気にはならない、ただのニートだ。
そんな私は特別なことが数点あった
①アピスが意図して『生きたがり』を凝縮させたものが私の根幹にあること
②①によって、平凡的感性とアピス的達観が共存すること
③眼が強化されていること
<別に『生きたがり』と思ったことはないんだがな>
それら以外はひ弱な一般人。謎は、まだまだありはする。
<でも、分かんなくていい>
一般人であっても、理解しきれてない機械を使うし、身体を全部理解してるやつなんていない。
<されと…>
作業服を整え、仮眠室を出る。
「おはよ~」
「あ、おはようございます」
「も~~固いよ~固いって~~w。敬語やめなよー。ガチガチだとミスっちゃうよ~」
「すいませんもー、癖でして」
「うんうん、真面目だもんね~w」
「移動中に雑談とかいいですか?」
「全然いいよ~」
「ドラマ…見ましたよ【ロミオとジュリエット】」
「あ、ほんと~!え、どうだった~~?」
「原作だと配達トラブルだったものを、『悪戯猫』のせいでメッセージ取り消しなんて中々ゾワってくるようなこと考えますよね…」
「よね~~、関係性増やしちゃって冷や冷やしてたとこあるけどー、ラストまで良かったくない?」
「ですねーー面白かったですよ。期待値超えてました」
付き合いは上手い方だ。こういう場は、下手にでるに尽きる。後輩面は、先輩風吹かせるのと似た、してやったり感がある。
「@%$って話しやすよね~」
「そうですか?」
<当たり前だろ>
これは私の練習とアピスの事前準備に当たる。相手がどんな人かも直ぐ分かるようになったし、それに合う接し方も分かる。
だから
親友だと思われることは多かった。こっちは何も思ってないのに、だ。
「@%$さん!あぶな!」
心の渇きは少々異常だった。たぶん、心はアピス、技術や知識が一般人なんだ。
ブンッ……!!!
<ちょっと違うか。死にたくないのはホントだ>
鉄の塊が数センチ手前に落ちる。だが、当たらないと分かっているし、バウンドしてもこちらに倒れてこないことも予測済みで、脅威でも何でもない。
「@%$!大丈夫だった?」
考え事で周りが見えなくなっていたのは、わざとじゃない。
<やっぱり、『考える』メリットはないな…>
バタン…
「…腰抜かしました…焦ったーーー」
ハハハハハハ
周りの笑いに理解はできても、心が揺れることはなかった。
『生きたがり』とは…やはり思わない
目が良いお陰で生を見極められるから危機感がなってないのかもしれない。死にたいと思わないし、死を間近に感じると、体は正直に震え出す。ただ、これは特別じゃない。一般的な範疇に過ぎない。
ずっと、ゲームをしていた。リンという存在も知識では知っていたが、さほど興味がなかった。いずれ来る絶対的な死と同じで、『頑張り』で変わるものとは思えない。
<なんとかなるだろ…>
考えないようにしていた。拠点にどうせ来るのも分かっていた。でも、知っているなら、手助けをしに部屋から出ないといけなくなる。
「ただのゲームだってば」
『知っているのに何もできなかった』に引け目を感じるなんて…下らないことだ。ゲームにのめり込めばいい。会った時も、被害者面してオドオドしてればいいと思っていた。
「一緒すr…ってエンじゃん。おひさ」
ハッキリ言って、『エンターテイナー』なんて眼中にない。『エンターテイナー』って名前掲げる割には、根っこがただの寂しがり屋で向いてなさそうと思うだけで、それ以上の感情がない。リンは…データなんかよりずっと、ずっと…主人公たる風格を持っていた。
「わたしは『最強』に用がある」
「そうだよね、うん。じゃあ、私もご一緒しようかな」
話が通じる。おそらく、考えなんて読まれてる。でも、敵意さえなければ、正当性さえあれば、話ができる。
そこらの一般人とは違う
おべっかも、謙遜も、必要ない。神さえいなければってところがネックだが、欠点がない。
ほんの少し…むず痒い……
こんな状況、こんな出会い方でなかったら、良いビジネスパートナーになれたのに。
「あなたはどうする?」
「オレは死にたくないから、それはしない」
裏の意図まで汲み取ってくれるからリンは優秀だ。
少し全身に疲労感こそあれど、儀式が終わる。
「さすがに、ずっと座ってたら疲れるな…」
「あ、あぁ」
「リン様!今すぐにでも、地上に行きたいです!!」
「落ち着いて…」
エンの様子が少しおかしい。『アンバランス』はマイナスに向いていた突進が、プラスに強制されたような眩しさがあった。
「ここでもたもたしてる暇はありませんし、行っちゃいますよ!?」
「少し、静かに、待て」
リンが暴れる犬と散歩してるようにも思えて少し笑える。
「…スー君はさ。下に。行くんだよね?」
「あぁ…プッ。そんな深刻そうな顔すんなって…w」
慣れたパターンだ。お別れは茶化した方が…。エンは真剣な眼差しを向けていた。
「…僕は、スー君ほど頭が良くない!」
<急にどうした…?>
たまにいる、別れ際に激情に任せるパターンかと思った。リンと目が合う。
「君はすぐ、着飾る!」
これまでバレたことがない。確信する。リンがなにかした。
<あいつ…!>
「でも、ある言葉に救われた…」
《全部含めて、キミだろ?》
「……」
エンが思い描いている情景は、エン視点で、私がそれを言った時。ありふれた言葉だ。誰かの言葉を流用したに過ぎないし、他の人にも言ったと思う。でも、何も思わないわけじゃなかった。
「着飾らなくても、分かり合えると思うんだ!着飾るなってわけじゃない…。その…全部含めて…スー君だ」
《…色んな人格してたら、自分を見失った。僕を見てくれる人なんていなかった。あくまで、アピスか『エンターテイナー』。エゴがでた。違いを作りたくなった。観察や再現に磨きをかけるほど、『エンターテイナー』として認められるだけ。僕じゃない…》
「………」
エンの感情がダイレクトに伝わる。『演出家』としては、特に最後がダメダメだった。
<やっぱり、向いてないだろ>
「……そ、そう?」
心の声を垂れ流しにされていることを察する。心が読める相手対策で無心の行動を心がける。
リンと神と私だけが残る。エンと死にたがりは上に行った。理由は聞かない。私が情報を持つと、アピスに伝わりかねない。それはそれとして…
「なぁ、なんであんなことした?」
作戦や勝敗に関係ないことを聞く。それは、『エンターテイナー』になぜ私の本心を伝えたか、だ。
「…したがいいと思ったから」
「…秘密とか守れないやつだろ、リン」
「結果オーライ」
「おいおい…」
少し、話が通じない。前言撤回かもしれない。友達になれたか怪しいな…コレ。
「とりあえず、行こうか?先へ」
「だね」
上の階からの階段のすぐそばに足場だけのエレベーターがある。これでしか、下へはいけない。
「レディファーストってやつだよ」
「ありがと」
レディファーストの本来の意味も重ねてのブラックジョークだったが、リンは笑ってくれない。ツれないなと思いながら私も乗り込む。
「ま、降りるぞ?」
「ん」
シンがいるから余計な会話をさせられたし、雑談だってした。ずっとずっと、何分も下降していくが、そろそろ到着だ。
ガクンッ……
誰も、穏やかな到着は想定していなかった
アピスの仕業ではない。リンが足場を傾け、私の手を引く。眼がいいので全て見えてしまう。
ーーーーー~~~~!!!
幾本もの極太雷が通り過ぎ、落雷が真横に落ちたような振動が取り残される。映画みたいだと感心する。
ドンッ………!
リンは私の手を引いて着地するも、即座に手を離し怪我しないように遠ざけてくれる。【流弾】でも使っているのだろう、ふわふわ浮きながら数メートル離されている。ちょっと面白い。
さ て と
<ほぼ仕事終わりだな>
地下は広く、観戦する場所に困ることはない》
私の誕生は、『カプセル』で目が覚めた時だ。
今となっては、珍しいことじゃない
それもこれもグルバンの暴走とアピスの裏工作の成れの果てだが、どうこう言うつもりはない。予め、知識もあって、大体の感情には整理がついていたから、他者に興味なんて大してない。
だから
空気を読むのが人よりできるのかもしれない。我なんて簡単に消せるのに、他の奴らは得意じゃないらしい。
感情が薄かったからかもしれない
『アピス』の種族存続の戦争だ、とか。リン含む被害者連合の正義の鉄槌、とか。
どーーでもいいが勝つ
とはいっても、それらを独力で、どうこうできる力もなければ、行動力もない。
私は私を、『特別』だとは、基本思わない
外から分かった気で俯瞰して、ただ冷めてるだけ。自身の机上の空論生活や自堕落っぷりに自虐はしても、根本的に解決する気にはならない、ただのニートだ。
そんな私は特別なことが数点あった
①アピスが意図して『生きたがり』を凝縮させたものが私の根幹にあること
②①によって、平凡的感性とアピス的達観が共存すること
③眼が強化されていること
<別に『生きたがり』と思ったことはないんだがな>
それら以外はひ弱な一般人。謎は、まだまだありはする。
<でも、分かんなくていい>
一般人であっても、理解しきれてない機械を使うし、身体を全部理解してるやつなんていない。
<されと…>
作業服を整え、仮眠室を出る。
「おはよ~」
「あ、おはようございます」
「も~~固いよ~固いって~~w。敬語やめなよー。ガチガチだとミスっちゃうよ~」
「すいませんもー、癖でして」
「うんうん、真面目だもんね~w」
「移動中に雑談とかいいですか?」
「全然いいよ~」
「ドラマ…見ましたよ【ロミオとジュリエット】」
「あ、ほんと~!え、どうだった~~?」
「原作だと配達トラブルだったものを、『悪戯猫』のせいでメッセージ取り消しなんて中々ゾワってくるようなこと考えますよね…」
「よね~~、関係性増やしちゃって冷や冷やしてたとこあるけどー、ラストまで良かったくない?」
「ですねーー面白かったですよ。期待値超えてました」
付き合いは上手い方だ。こういう場は、下手にでるに尽きる。後輩面は、先輩風吹かせるのと似た、してやったり感がある。
「@%$って話しやすよね~」
「そうですか?」
<当たり前だろ>
これは私の練習とアピスの事前準備に当たる。相手がどんな人かも直ぐ分かるようになったし、それに合う接し方も分かる。
だから
親友だと思われることは多かった。こっちは何も思ってないのに、だ。
「@%$さん!あぶな!」
心の渇きは少々異常だった。たぶん、心はアピス、技術や知識が一般人なんだ。
ブンッ……!!!
<ちょっと違うか。死にたくないのはホントだ>
鉄の塊が数センチ手前に落ちる。だが、当たらないと分かっているし、バウンドしてもこちらに倒れてこないことも予測済みで、脅威でも何でもない。
「@%$!大丈夫だった?」
考え事で周りが見えなくなっていたのは、わざとじゃない。
<やっぱり、『考える』メリットはないな…>
バタン…
「…腰抜かしました…焦ったーーー」
ハハハハハハ
周りの笑いに理解はできても、心が揺れることはなかった。
『生きたがり』とは…やはり思わない
目が良いお陰で生を見極められるから危機感がなってないのかもしれない。死にたいと思わないし、死を間近に感じると、体は正直に震え出す。ただ、これは特別じゃない。一般的な範疇に過ぎない。
ずっと、ゲームをしていた。リンという存在も知識では知っていたが、さほど興味がなかった。いずれ来る絶対的な死と同じで、『頑張り』で変わるものとは思えない。
<なんとかなるだろ…>
考えないようにしていた。拠点にどうせ来るのも分かっていた。でも、知っているなら、手助けをしに部屋から出ないといけなくなる。
「ただのゲームだってば」
『知っているのに何もできなかった』に引け目を感じるなんて…下らないことだ。ゲームにのめり込めばいい。会った時も、被害者面してオドオドしてればいいと思っていた。
「一緒すr…ってエンじゃん。おひさ」
ハッキリ言って、『エンターテイナー』なんて眼中にない。『エンターテイナー』って名前掲げる割には、根っこがただの寂しがり屋で向いてなさそうと思うだけで、それ以上の感情がない。リンは…データなんかよりずっと、ずっと…主人公たる風格を持っていた。
「わたしは『最強』に用がある」
「そうだよね、うん。じゃあ、私もご一緒しようかな」
話が通じる。おそらく、考えなんて読まれてる。でも、敵意さえなければ、正当性さえあれば、話ができる。
そこらの一般人とは違う
おべっかも、謙遜も、必要ない。神さえいなければってところがネックだが、欠点がない。
ほんの少し…むず痒い……
こんな状況、こんな出会い方でなかったら、良いビジネスパートナーになれたのに。
「あなたはどうする?」
「オレは死にたくないから、それはしない」
裏の意図まで汲み取ってくれるからリンは優秀だ。
少し全身に疲労感こそあれど、儀式が終わる。
「さすがに、ずっと座ってたら疲れるな…」
「あ、あぁ」
「リン様!今すぐにでも、地上に行きたいです!!」
「落ち着いて…」
エンの様子が少しおかしい。『アンバランス』はマイナスに向いていた突進が、プラスに強制されたような眩しさがあった。
「ここでもたもたしてる暇はありませんし、行っちゃいますよ!?」
「少し、静かに、待て」
リンが暴れる犬と散歩してるようにも思えて少し笑える。
「…スー君はさ。下に。行くんだよね?」
「あぁ…プッ。そんな深刻そうな顔すんなって…w」
慣れたパターンだ。お別れは茶化した方が…。エンは真剣な眼差しを向けていた。
「…僕は、スー君ほど頭が良くない!」
<急にどうした…?>
たまにいる、別れ際に激情に任せるパターンかと思った。リンと目が合う。
「君はすぐ、着飾る!」
これまでバレたことがない。確信する。リンがなにかした。
<あいつ…!>
「でも、ある言葉に救われた…」
《全部含めて、キミだろ?》
「……」
エンが思い描いている情景は、エン視点で、私がそれを言った時。ありふれた言葉だ。誰かの言葉を流用したに過ぎないし、他の人にも言ったと思う。でも、何も思わないわけじゃなかった。
「着飾らなくても、分かり合えると思うんだ!着飾るなってわけじゃない…。その…全部含めて…スー君だ」
《…色んな人格してたら、自分を見失った。僕を見てくれる人なんていなかった。あくまで、アピスか『エンターテイナー』。エゴがでた。違いを作りたくなった。観察や再現に磨きをかけるほど、『エンターテイナー』として認められるだけ。僕じゃない…》
「………」
エンの感情がダイレクトに伝わる。『演出家』としては、特に最後がダメダメだった。
<やっぱり、向いてないだろ>
「……そ、そう?」
心の声を垂れ流しにされていることを察する。心が読める相手対策で無心の行動を心がける。
リンと神と私だけが残る。エンと死にたがりは上に行った。理由は聞かない。私が情報を持つと、アピスに伝わりかねない。それはそれとして…
「なぁ、なんであんなことした?」
作戦や勝敗に関係ないことを聞く。それは、『エンターテイナー』になぜ私の本心を伝えたか、だ。
「…したがいいと思ったから」
「…秘密とか守れないやつだろ、リン」
「結果オーライ」
「おいおい…」
少し、話が通じない。前言撤回かもしれない。友達になれたか怪しいな…コレ。
「とりあえず、行こうか?先へ」
「だね」
上の階からの階段のすぐそばに足場だけのエレベーターがある。これでしか、下へはいけない。
「レディファーストってやつだよ」
「ありがと」
レディファーストの本来の意味も重ねてのブラックジョークだったが、リンは笑ってくれない。ツれないなと思いながら私も乗り込む。
「ま、降りるぞ?」
「ん」
シンがいるから余計な会話をさせられたし、雑談だってした。ずっとずっと、何分も下降していくが、そろそろ到着だ。
ガクンッ……
誰も、穏やかな到着は想定していなかった
アピスの仕業ではない。リンが足場を傾け、私の手を引く。眼がいいので全て見えてしまう。
ーーーーー~~~~!!!
幾本もの極太雷が通り過ぎ、落雷が真横に落ちたような振動が取り残される。映画みたいだと感心する。
ドンッ………!
リンは私の手を引いて着地するも、即座に手を離し怪我しないように遠ざけてくれる。【流弾】でも使っているのだろう、ふわふわ浮きながら数メートル離されている。ちょっと面白い。
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<ほぼ仕事終わりだな>
地下は広く、観戦する場所に困ることはない》
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【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
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ファミ通文庫大賞 一次選考通過
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