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第3章 ~よう
■⑫
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《sideメハ
一番良い所で暗くなった画面になけなしの力で不平を垂れる。
「…tOぉめ…んNaぁ@」
よく言葉になったと、思える余裕がなぜあるのか分からない。そこへ冷め切った声色でアピスは、言う。
「図に乗るな?俺がお前の喜ぶ過去の映像を見せるだけなわけないだろ??見ろ」
嫌な予感しかしなかったことやアピスへの嫌悪感から反射的に目を反らそうとするが、間に合わない。
「お前は浮足立って何でも肯定的に捉え、盲目的にⅡ▽を崇拝していた。だろ?」
核心を突かれ、言い返す言葉などない。
「お前にとって自分の用意した電脳世界やカードゲームがお気に召して最高に気分がいい一日だっただろうな」
否定などできない。だからこそ、怖い。次の一言が、ジェットコースターのてっぺんのように、確実に来る絶望に気持ちを備えることしかできない。
「Ⅱ▽にとっては違うだろ?w」
「……」
「電脳世界も、カードゲームも大したことない。Ⅱ▽が達観してるのは、全ての事象を軽視できただけ。大切なものがなかっただけ」
「ちGa」
「口をみりゃ分かる」
ゾクっ!
「一見、笑ってるように見えるが、Ⅱ▽は作り笑いだと、一方の口角が上がりきらない」
「sOれa」
「お前の視点だと美化しすぎてる。カメラで記録したのに、お前の想いでと現実に差があるんだぜ?何回も見直してるのに、だ。イカレてるだろ、いや、目腐ってるだろ、お前w。Ⅱ▽より酷い盲目っぷりだ。ま、その中身は天と地くらい掛け離れてるけどなww」
「d:」
「これまでの記憶も全部見直してやるよ」
やめ…
Ⅱ▽との思い出は明らかに私の根幹だった。もぬけの殻となっているのくらい、自覚していた。だから、これが幻想でもあるだけ、まだ、心の支えになっていたんだ…。
「真実から目を背けるなよw。下手な霊と接してる時の方が心を許してるじゃないか。お前に対する態度はまるで…」
さっきから、ずっと声が出ない。
まだ、真実を受け止められるほどの勇気も、余裕もありはしない……
「駄々をこねるクソガキをあやしてやってるだけだ。愛もクソもねぇ。カマって来るから仕方なく相手してるだけだろ?現実を見ろよ」
ぐぅわぁん!!
脳震盪を起こしたような衝撃と共に景色が一変する。激情と虚無感が交錯する………》
一番良い所で暗くなった画面になけなしの力で不平を垂れる。
「…tOぉめ…んNaぁ@」
よく言葉になったと、思える余裕がなぜあるのか分からない。そこへ冷め切った声色でアピスは、言う。
「図に乗るな?俺がお前の喜ぶ過去の映像を見せるだけなわけないだろ??見ろ」
嫌な予感しかしなかったことやアピスへの嫌悪感から反射的に目を反らそうとするが、間に合わない。
「お前は浮足立って何でも肯定的に捉え、盲目的にⅡ▽を崇拝していた。だろ?」
核心を突かれ、言い返す言葉などない。
「お前にとって自分の用意した電脳世界やカードゲームがお気に召して最高に気分がいい一日だっただろうな」
否定などできない。だからこそ、怖い。次の一言が、ジェットコースターのてっぺんのように、確実に来る絶望に気持ちを備えることしかできない。
「Ⅱ▽にとっては違うだろ?w」
「……」
「電脳世界も、カードゲームも大したことない。Ⅱ▽が達観してるのは、全ての事象を軽視できただけ。大切なものがなかっただけ」
「ちGa」
「口をみりゃ分かる」
ゾクっ!
「一見、笑ってるように見えるが、Ⅱ▽は作り笑いだと、一方の口角が上がりきらない」
「sOれa」
「お前の視点だと美化しすぎてる。カメラで記録したのに、お前の想いでと現実に差があるんだぜ?何回も見直してるのに、だ。イカレてるだろ、いや、目腐ってるだろ、お前w。Ⅱ▽より酷い盲目っぷりだ。ま、その中身は天と地くらい掛け離れてるけどなww」
「d:」
「これまでの記憶も全部見直してやるよ」
やめ…
Ⅱ▽との思い出は明らかに私の根幹だった。もぬけの殻となっているのくらい、自覚していた。だから、これが幻想でもあるだけ、まだ、心の支えになっていたんだ…。
「真実から目を背けるなよw。下手な霊と接してる時の方が心を許してるじゃないか。お前に対する態度はまるで…」
さっきから、ずっと声が出ない。
まだ、真実を受け止められるほどの勇気も、余裕もありはしない……
「駄々をこねるクソガキをあやしてやってるだけだ。愛もクソもねぇ。カマって来るから仕方なく相手してるだけだろ?現実を見ろよ」
ぐぅわぁん!!
脳震盪を起こしたような衝撃と共に景色が一変する。激情と虚無感が交錯する………》
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