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聖女降臨? 編
ミラクルEX2 猛虎達の思惑2
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「族長はミタライを嫁に迎えるのはやめたのか?」
「藪から棒にどうした、テオ」
「答えてくれ」
ンノカジ族の男達は、武勇を至上とする。弱き雄に価値などない。男たるもの強くあれ。そんな風な価値観が、古より深く根付いてきた。コレは何もンノカジ族に限った話ではなく、この過酷なサンドリヤン砂漠に生きる獣人達は、弱ければ淘汰されるよりない運命にあるためだ。
部族同士の抗争、水場の奪い合い、縄張り争いに王国軍との小競り合い、魔物の襲撃等々、生きるためには強さがいる。よって、部族の男達は互いに切磋琢磨しながら日々己の武を研くのだ。その最たる頂点が族長ロアであり、テオはそんなロアに稽古を付けてもらうのが格別好きだった。ガレットも、他の男達もだ。
「そうだな、あやつを打算から妻の座に迎え入れることはやめた」
バレーボールの支柱が如き長く重たい、砂クジラの骨から造られた槍を軽々と振り回しながら、当たれば痛いでは済まされない重撃を息つく間もなく連打する族長ロア。
なおこの骨は砂漠で自然死し風化した砂クジラの骨を敬意をもって拝借した代物であり、神聖な生き物として崇められている砂クジラを狩ったわけではないことを明記しておく。
「随分と遠回しな物言いをする! アナタらしくもない!」
村から少し離れた砂丘で、大勢のンノカジ族の男達が稽古をしている。ロアとテオもそんな中で戦っていた。ともすれば清美の体重よりも重たい巨大な骨槍を、手足の如く軽々と扱いながら熾烈な攻撃を繰り出してくるロア。
そんなロアの攻撃をギリギリのところでなんとかかわし続けながら、テオも槍で応戦するものの、未だ族長から一本取るには至っていない。だがそれをもってテオを弱者と詰るのはお門違いである。むしろンノカジ族最強の戦士、族長ロアを相手にここまで肉薄できる者もそうはいないのだから。
「そんなにミタライに惚れ込んだか? テオ」
「ああそうだ! アナタ達が不在の間にハッキリと自覚した! 俺は、ミタライが好きだ!」
ブン! とテオの槍の刃先が宙を切る。訓練用に、刃を潰し切れ味を消したものだが、当たれば大怪我は免れまい。ただしそれは、相手が頑強な獣人でなければの話。首を刎ねんと振るわれた一撃を、膝を屈めてかわしたロアは、そのままの勢いで槍の柄でテオの腹を突く。だがそれは承知の上。
分厚く鍛え抜かれた腹筋という名の鎧でその一撃を耐えたテオは、己の槍を捨てると両手で族長の大骨槍を掴み、そのまま獲物を奪わんとする。
「俺は正々堂々、彼女を口説き落とす! たとえライバルがアナタだったとしても!」
「はは! 言うではないか! そうとも! ンノカジ族の雄はそうでなければならぬ!」
強くあれ。気高くあれ。優しくあれ。さすれば皆がお前を愛そう。そんな風に、ンノカジ族の子供は育てられる。群れを守り、家族を守り、己を守る。その気高き高みへ、我先にと駆け上がっていく! ンノカジ族の雄に産まれたならば、それに勝る喜びはない! と。
歓喜の大笑いを高らかに響かせながら、ロアは力比べをするフリをしてフェイントをかけ、槍を掴んだままバランスを崩したテオの足を払い、鮮やかに転ばせた。
「その心意気天晴れである! 努々その熱意を忘れぬことだな!」
「! ……ありがとう、ございました!」
臆するなかれ! 奪い取ってみせよ! そんな激励の一撃だった。言葉にせずとも伝わる想い。コレこそがンノカジ族の男である。
稽古は終わりだ。ロアの手を借りてテオは立ち上がり、偉大な族長に一礼する。次は別の戦士がロアに挑みかかる番だ。テオは皆から少し離れたところまで移動し、休憩する。砂魚の胃袋で新しく作った水筒には、まだほんのりと冷たい水がタプタプと詰まっていた。
「随分と情熱的じゃないか」
「まあな」
「親父もアンタも、あの女のどこがそんなにいいんだか」
そんなテオに近付くひとつの影。それは族長ロアの息子、ガレットだった。今回ずっと蚊帳の外だった彼は、ロアやテオがそうまでして清美に入れ込む理由が理解できずに、憮然とした顔で群れの若者に稽古を付ける父親を遠巻きに見つめる。
母親想いの彼からすれば、気に食わないのだろう。自分達母子を放っておいて、別の、それも人間の女の尻を追いかけているように見える父親が。そんな父親を相手に、未だに一度も勝てたことのない自分自身の力不足が。
「ガレットも一度、落ち着いて話をしてみたらどうだ? 彼女は相手が喧嘩腰でくればたちどころにいつでも殴り返せる準備をし始めるが、相手が丁寧にくれば相応に礼儀正しく振る舞う子だ」
「……知ってるさ」
そう言い残して、彼は仲間達のところへ戻っていった。ガレットを次期族長と慕う取り巻き達に付き合ってラーメンを食べに行っているうちに、ふたりは以前ほど清美といがみ合うことはなくなった。が、最初のことを引きずっているせいで素直になれないのだろう。
なまじ清美の方がロアと色々あって相応の大人の落ち着きを取り戻しつつあるだけに、猶更ガレットは自分がガキっぽく感じてしまって、それで素直にすまなかった、の一言が言えずにいるのかもしれない。
「ふー……」
強くならなきゃなあ、とテオは水をゴクゴク飲みながら、天高く青空を見上げる。7日ほど留守にする、と清美とロアが旅立ってから、実際には3日で帰ってきたアレ以来、ロアが殊更に彼女に好意的になり、彼女もまた、どこかロアに刺々しい態度を取ることがなくなったのは、皆が察している周知の事実だ。
だが、それがどうした。優秀な雄の奪い合い、魅力的な雌の奪い合いは、獣人ならば誰もが当たり前にやっていることだ。お行儀のいい人間達とは違う。
ロアはキヨミを諦めない。テオはミタライを諦めない。召喚され、追放された砂漠の聖女・御手洗清美の受難、或いは第2の人生は、まだまだ始まったばかりだ。
「藪から棒にどうした、テオ」
「答えてくれ」
ンノカジ族の男達は、武勇を至上とする。弱き雄に価値などない。男たるもの強くあれ。そんな風な価値観が、古より深く根付いてきた。コレは何もンノカジ族に限った話ではなく、この過酷なサンドリヤン砂漠に生きる獣人達は、弱ければ淘汰されるよりない運命にあるためだ。
部族同士の抗争、水場の奪い合い、縄張り争いに王国軍との小競り合い、魔物の襲撃等々、生きるためには強さがいる。よって、部族の男達は互いに切磋琢磨しながら日々己の武を研くのだ。その最たる頂点が族長ロアであり、テオはそんなロアに稽古を付けてもらうのが格別好きだった。ガレットも、他の男達もだ。
「そうだな、あやつを打算から妻の座に迎え入れることはやめた」
バレーボールの支柱が如き長く重たい、砂クジラの骨から造られた槍を軽々と振り回しながら、当たれば痛いでは済まされない重撃を息つく間もなく連打する族長ロア。
なおこの骨は砂漠で自然死し風化した砂クジラの骨を敬意をもって拝借した代物であり、神聖な生き物として崇められている砂クジラを狩ったわけではないことを明記しておく。
「随分と遠回しな物言いをする! アナタらしくもない!」
村から少し離れた砂丘で、大勢のンノカジ族の男達が稽古をしている。ロアとテオもそんな中で戦っていた。ともすれば清美の体重よりも重たい巨大な骨槍を、手足の如く軽々と扱いながら熾烈な攻撃を繰り出してくるロア。
そんなロアの攻撃をギリギリのところでなんとかかわし続けながら、テオも槍で応戦するものの、未だ族長から一本取るには至っていない。だがそれをもってテオを弱者と詰るのはお門違いである。むしろンノカジ族最強の戦士、族長ロアを相手にここまで肉薄できる者もそうはいないのだから。
「そんなにミタライに惚れ込んだか? テオ」
「ああそうだ! アナタ達が不在の間にハッキリと自覚した! 俺は、ミタライが好きだ!」
ブン! とテオの槍の刃先が宙を切る。訓練用に、刃を潰し切れ味を消したものだが、当たれば大怪我は免れまい。ただしそれは、相手が頑強な獣人でなければの話。首を刎ねんと振るわれた一撃を、膝を屈めてかわしたロアは、そのままの勢いで槍の柄でテオの腹を突く。だがそれは承知の上。
分厚く鍛え抜かれた腹筋という名の鎧でその一撃を耐えたテオは、己の槍を捨てると両手で族長の大骨槍を掴み、そのまま獲物を奪わんとする。
「俺は正々堂々、彼女を口説き落とす! たとえライバルがアナタだったとしても!」
「はは! 言うではないか! そうとも! ンノカジ族の雄はそうでなければならぬ!」
強くあれ。気高くあれ。優しくあれ。さすれば皆がお前を愛そう。そんな風に、ンノカジ族の子供は育てられる。群れを守り、家族を守り、己を守る。その気高き高みへ、我先にと駆け上がっていく! ンノカジ族の雄に産まれたならば、それに勝る喜びはない! と。
歓喜の大笑いを高らかに響かせながら、ロアは力比べをするフリをしてフェイントをかけ、槍を掴んだままバランスを崩したテオの足を払い、鮮やかに転ばせた。
「その心意気天晴れである! 努々その熱意を忘れぬことだな!」
「! ……ありがとう、ございました!」
臆するなかれ! 奪い取ってみせよ! そんな激励の一撃だった。言葉にせずとも伝わる想い。コレこそがンノカジ族の男である。
稽古は終わりだ。ロアの手を借りてテオは立ち上がり、偉大な族長に一礼する。次は別の戦士がロアに挑みかかる番だ。テオは皆から少し離れたところまで移動し、休憩する。砂魚の胃袋で新しく作った水筒には、まだほんのりと冷たい水がタプタプと詰まっていた。
「随分と情熱的じゃないか」
「まあな」
「親父もアンタも、あの女のどこがそんなにいいんだか」
そんなテオに近付くひとつの影。それは族長ロアの息子、ガレットだった。今回ずっと蚊帳の外だった彼は、ロアやテオがそうまでして清美に入れ込む理由が理解できずに、憮然とした顔で群れの若者に稽古を付ける父親を遠巻きに見つめる。
母親想いの彼からすれば、気に食わないのだろう。自分達母子を放っておいて、別の、それも人間の女の尻を追いかけているように見える父親が。そんな父親を相手に、未だに一度も勝てたことのない自分自身の力不足が。
「ガレットも一度、落ち着いて話をしてみたらどうだ? 彼女は相手が喧嘩腰でくればたちどころにいつでも殴り返せる準備をし始めるが、相手が丁寧にくれば相応に礼儀正しく振る舞う子だ」
「……知ってるさ」
そう言い残して、彼は仲間達のところへ戻っていった。ガレットを次期族長と慕う取り巻き達に付き合ってラーメンを食べに行っているうちに、ふたりは以前ほど清美といがみ合うことはなくなった。が、最初のことを引きずっているせいで素直になれないのだろう。
なまじ清美の方がロアと色々あって相応の大人の落ち着きを取り戻しつつあるだけに、猶更ガレットは自分がガキっぽく感じてしまって、それで素直にすまなかった、の一言が言えずにいるのかもしれない。
「ふー……」
強くならなきゃなあ、とテオは水をゴクゴク飲みながら、天高く青空を見上げる。7日ほど留守にする、と清美とロアが旅立ってから、実際には3日で帰ってきたアレ以来、ロアが殊更に彼女に好意的になり、彼女もまた、どこかロアに刺々しい態度を取ることがなくなったのは、皆が察している周知の事実だ。
だが、それがどうした。優秀な雄の奪い合い、魅力的な雌の奪い合いは、獣人ならば誰もが当たり前にやっていることだ。お行儀のいい人間達とは違う。
ロアはキヨミを諦めない。テオはミタライを諦めない。召喚され、追放された砂漠の聖女・御手洗清美の受難、或いは第2の人生は、まだまだ始まったばかりだ。
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