拗れた性癖お断りっ!

ぴよ

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『俺も、ハルにカミングアウトしていい?』

 乳首を愛撫しながら身体の緊張を解して1度イかせ、中を慣らす指をひとつ増やしてそう告げると、ハルがとろんとした瞳で見つめてきた。

『意識して相手の目を見つめるとさ、俺に望んでる事が頭に浮かんでくるんだよ』

 嘘だけど嘘じゃない。
 ハルが何を望んでるかなんて、顔見ればわかるし。本当は、触れる事で記憶を覗き見できる事はナイショにしとく。

「っ、あ……ンッ」
「もう少し慣らそう」

 ハルに教えてあげなくちゃな。
 怖くないよって。愛のあるセックスは、こんなに気持ちいいんだって事を。

「力抜いて。はぁーって、ゆっくり息吐いて」

 俺の勃起したカリ高ちんこを見て、怯えた目で逃げ腰になってしまったハルの細腰を掴んで引き寄せる。ここまできて、おあずけはないだろ?

 正常位でぷるぷる震えるハルの両足を抱えて挿入すると中が吸い付いてきた。感じる度にヒダが出来て、俺のちんこを包み込んで気持ちがいい。ハルの表情を見ながら慎重に推し進める。よかった、痛がる様子はない。このまま、イけるか?

「お尻が拡がって、俺のを飲み込んでるの全部見えるよ。すごく柔らかくなってきた」

 俺の形を、ハルが頑張って覚えようとしてくれてるのが伝わってきてめちゃくちゃ興奮する。

「ごめん、ちょっと速くしていい?」
「 ぅあッ……んんっ……! 」
「声我慢しなくていいんだよ?気持ちいいなら、我慢しちゃダメ」
「だって、恥ずかし……っ、あう、ぁあ……!」

 そんな必死で快楽を逃そうとしなくていいのに。虐めたくなるから無駄な努力やめな?

「ハルが可愛いから全然萎えないや」

  根元ギリギリまで抜いて、再びゆっくり奥に入れる。何度も狙って前立腺を引っ掻いてやると、堪えきれずに甘い声で啼いた。ここ嫌?善すぎて辛いんだろ?ずっと痙攣してるしな。

「ハルは前立腺(ここ)触られるの好きだね。指とちんこ、どっちが気持ちいい?」
「ぅ、ううっ」
「……好きじゃないなら、やめる?」

 わざとらしく抜こうとすると、か細い声で「こっち……」と言いながら中を締め付けてきた。ちんこって言わせたかったけど可愛いから許してしまう。

「なんで顔隠すの? ほんとはハルがエッチな事いっぱいされたいって、俺知ってるんだよ?」
「見るなよぉ……っ」
「見せてよ。ハルの顔見ながら抱きたいのに。意地悪しないから、ね?」

 俺にはちゃんとハルの心が視えてるから。だからいっぱい気持ちよくしてあげる。

 そう耳に吹き込むと、ようやく観念したのか涙目でこくんと頷いて俺を見上げた。ヤバい鼻血出そう。

 乳首を弄りながら掘り続ける間、ハルは喘ぎっぱなしで、窪みを犯す湿った音をわざと大きくすると、半べそかいてハルが助けを求めてしがみついてきた。そんな事されたらもっと虐めたくなるのに。

「三和ぁ、また、またいくっ、いっ、いきそう……あぁ……ッ!」

 射精しながら、気持ちよくて泣きながらヨガるハルのスリムな身体を抱き締めると、すべすべ肌がしっとり汗ばんで手に馴染んだ。

「俺もイっていい?」
「ぇ、ま……ッ」

 返事を待たずにピストンを再開すると、射精の余韻に浸っていたハルの身体がびくびく跳ね上がる。

 ハルは初めてなんだから、とことん優しく抱いてやらないと。頭ではわかっていても、めちゃくちゃに抱きたくてたまらない。

 一度ちんこ抜いて邪魔なゴム外してちんこにハルのザーメン塗りたくって、たっぷり刷り込んで奥に打ち付けてイかせまくってメスイキさせてみたい。これだけ感度が良ければ絶対イける。試してみようか?

 それにハルは、怖がりながらもホントは苛められて興奮するマゾ気質だし。

「触ってもないのに、お尻だけでイったんだ?いやらしいなぁハルは」とか言いたい。嫌われない程度に、恥ずかしがる顔を目に焼き付けながらねちねち言ってやりたい。可愛い泣き顔をもっと見たい。

 モロ感のハルのケツをガンガン掘って、足を限界まで目一杯開かせて奥まで一気に突き刺して、引き抜いてを繰り返してノックアウトさせたい。

「 一回、抜いていい?」
「え……?」
「こうすると、もっと深く繋がれるんだよ」
「ぅ、ぁあ、っあ!」

 ハルをうつ伏せにして挿入し直すと、熱くうねる内部の肉が俺を貪欲に欲した。

 教室でいつも目の前に座るハルの、短い襟足から覗く無防備なうなじから目が逸らせない。

 匂いを嗅ごうと顔を寄せると、吐息に驚いたハルが震えた。ハルの香りを堪能しながら、衝動のまま汗ばむそこへ吸い付く。ああ、噛みたい。

「くす、ぐった……舐めんの、ゃあッ」
「ねえハル、知ってる?」
「ふ、ぅ……なに?」
「猫ってさ、交尾する時にオスがメスのうなじに噛みついて動きを封じるんだって」

 うなじを噛まれると本能的に力が抜けちゃうの、可愛くない?

「ハルも……やってみる?」
「!?っあ、ぅ、ぐ」

 出入りする動きが鈍る。中で更に質量を増した俺のちんこの圧迫感に耐えながらも、健気に飲み込んでくれる薄い腹を撫でる。

「ごめん。お腹苦しいね。ゴム外そっか」
「ぅあ、ぁ? あついっ……三和ぁ、おなか、あついぃ」

 痙攣しながら貪欲に搾り取ろうとする内部の動きに、生挿入と同時にイきかけた。無理だろこんなん。気持ち良すぎるって。

「ひあッ───」

 うなじを甘噛みすると高い声で啼いた。
 このまま直腸壁が真っ赤に腫れあがるくらい擦り上げて、最奥に亀頭沈めてS字結腸ぶち破りたい。

 浅めに亀頭を刺してから、前立腺の粘膜に射精の噴射ぶち当てればメスイキするはずだ。 引き抜いた時ちゃんと俺のザーメンがハルのケツから漏れ出すか確認して、それから───。

「ハル……?」

 急に弛緩した感触に我に返ると、くたりとハルがシーツに突っ伏していた。イきかけのちんこを慌てて引き抜く。

 やっべ!!

「ハル!! おい、 大丈夫か?」
「う、うぅん……?」

 パチっと目を覚ましたハルに、どっと安心感が押し寄せる。やっちまった……。

「無理させてごめん」

 謝ると、そんな事ないと言いながらハルがへにょんと微笑んで、俺はそのあまりの可愛さ溢れる尊い笑顔に心臓鷲掴みにされて…………イった。イかされた。嘘だろ? 

「───っ、ぐ、うぅ」
「三和……大丈夫か?」
「え、あ、ああうん、今日はここまで……ははっ、俺ももう限界。続きはまた今度しよ?」

 照れて視線を泳がすハルの隙をついて、バレないように手の中へ吐き出した痕跡(ザーメン)を拭う。かっこ悪すぎるだろ俺……。

 ハルが無理そうなら、今日は慣らすとこまでで終わるつもりだったのに結局最後までヤってしまった。焦らずじっくり身体の関係を築く計画どこいった? もう無理だな……次も歯止めが効かなくなるのが目に見える。無理だ。ハルが良すぎる。

 このまま一生部屋から出さないで愛でた。

「……なぁ……手、握っていいか?」

 か細い声で訴えてきたハルの手を握る。
 一瞬、戸惑いに揺れた瞳に気づかないふりをして慌てて快楽(キス)で封じた。

 今はまだ、本当の【俺】を暴かれるわけにはいかないから身も心も完全に堕とすまで。ハル自ら俺にそうされる事を望めるようになるまで、何度も何度も教え込まなくては。

「俺にも視えた。この先、何年も何十年先もずっと……俺の隣でハルが笑ってる未来」
「いいな、それ」
「あ、そうだ。ハル、そろそろ俺の事アキラって呼んでよ」
「え……やだ」
「なんで、嫌なの?」
「言い慣れるまで呼べない……ちゃんと練習しとく」

 真面目かよっ!
 いいのに練習なんて。

「大好きだよ。ハル」
「……うん、俺も」



 あーあ。可哀想なハル。
 俺みたいな男に捕まっちゃって。

 けどもう逃がしてやれないけどごめんな?
 大丈夫。ちゃんと最期まで大事にするから。
    俺の事もっともっと好きになって。






【おしまい】




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