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おてんばありすのだいぼうけん <1>
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僕のお店「ロマン亭」ではホール担当として2人の女性がアルバイトで働いている。
平日のランチタイムはかおるさんが担当している。
オーナー夫妻が切り盛りしてる頃からこのお店で働いているので僕よりも先輩だ。
近所に住んでいる主婦で高校生の娘さくらがいる。
かおるさんは日本舞踊の師範の娘で若い頃厳格な両親に反発して家を飛び出し、駆け落ち同然でご主人と結婚したそうだ。
その後さくらが生まれたのをきっかけに両親と和解し今は良好な関係らしく、さくらは祖母が開く日本舞踊の教室に通っている。
そして平日の夕方と土曜日のランチタイムはありすがホールを担当する。
ありすはかおるさんの娘さくらと同じクラスで仲良しだ。
オーナー夫妻が高齢のために引退を決めお店を僕が引き継いだ際にかおるさんからの紹介で採用した。
コスプレが趣味でコスチュームやイベントなどに参加する費用を自分で稼ぎたいとアルバイトを探していたそうだ。
ありすとさくらには不思議な縁があるらしい。
夏休みにおばあちゃんの家に遊びにきたありす。
2両編成のローカル線の列車にゴトゴト揺られ、駅からは2時間に一本のバスでようやくたどり着く山すその小さな集落。
そこにある古民家にありすのおばあちゃんは住んでいる。
東欧のある国の生まれで東西冷戦のさなかに商社マンだったご主人と知り合い、大変な思いをして当時国交の無かった日本にやってきたそうだ。
その後ご主人は早期退職して今の古民家に住み始め、現在は自給自足に近い生活をして田舎暮らしを楽しんでいるらしい。
金髪碧眼のありすのおばあちゃんは最初こそ奇異の目を向けられたが持ち前の明るさと人懐こさであっという間に地域に馴染んで行ったそうだ。
その性格はありすにも受け継がれているようで金髪の風貌もあって最初はとっつきにくく見えるがすぐに打ち解けるのでうちの店のお客さんにも受けがいい。
おばあちゃんの家に着いたありす。
さっそく近所の神社で地元の子どもたちと仲良くなって一緒に遊び始めた。
しばらくしてありすは神社の片隅で近所の子どもたちの輪に入らず一人でいる女の子に気付いた。
「一緒に遊ばないの?」
「わたし地元の子じゃないから…」
「そっか、じゃあいいもの見せてあげるからついておいでよ」
ありすは女の子の手を引いて神社の裏山のほうへ歩き始めた。
「ちょっと、どこいくの?」
「いけばわかるよ」
うっそうとした森の中、急な山道を息を切らしながら登っていく二人。
しばらくすると急に開けた場所に着いた。
そこは山の中腹から集落が一望できる場所だった。
「ここだよ、すごいだろ」
「わあ~すごい、おうちがオモチャみたい…」
しばらく景色を楽しんだ二人。
「そろそろ帰ろうか」
「うん」
「あ、そうだ、おばあちゃんからここには子どもだけできちゃだめって言われてるんだ、だからここにきたことは二人だけの秘密だよ」
そう言ってありすはウインクした。
山から降りる道中、二人はお互いの住んでる街のことや通ってる学校のことを話しながら歩いた。
集落まで帰ってきた二人、ある家の前で女の子が立ち止まった。
「ここおばさんちなの、ちょっと待っててね」
そう言って女の子は家の中へ入って行った。
平日のランチタイムはかおるさんが担当している。
オーナー夫妻が切り盛りしてる頃からこのお店で働いているので僕よりも先輩だ。
近所に住んでいる主婦で高校生の娘さくらがいる。
かおるさんは日本舞踊の師範の娘で若い頃厳格な両親に反発して家を飛び出し、駆け落ち同然でご主人と結婚したそうだ。
その後さくらが生まれたのをきっかけに両親と和解し今は良好な関係らしく、さくらは祖母が開く日本舞踊の教室に通っている。
そして平日の夕方と土曜日のランチタイムはありすがホールを担当する。
ありすはかおるさんの娘さくらと同じクラスで仲良しだ。
オーナー夫妻が高齢のために引退を決めお店を僕が引き継いだ際にかおるさんからの紹介で採用した。
コスプレが趣味でコスチュームやイベントなどに参加する費用を自分で稼ぎたいとアルバイトを探していたそうだ。
ありすとさくらには不思議な縁があるらしい。
夏休みにおばあちゃんの家に遊びにきたありす。
2両編成のローカル線の列車にゴトゴト揺られ、駅からは2時間に一本のバスでようやくたどり着く山すその小さな集落。
そこにある古民家にありすのおばあちゃんは住んでいる。
東欧のある国の生まれで東西冷戦のさなかに商社マンだったご主人と知り合い、大変な思いをして当時国交の無かった日本にやってきたそうだ。
その後ご主人は早期退職して今の古民家に住み始め、現在は自給自足に近い生活をして田舎暮らしを楽しんでいるらしい。
金髪碧眼のありすのおばあちゃんは最初こそ奇異の目を向けられたが持ち前の明るさと人懐こさであっという間に地域に馴染んで行ったそうだ。
その性格はありすにも受け継がれているようで金髪の風貌もあって最初はとっつきにくく見えるがすぐに打ち解けるのでうちの店のお客さんにも受けがいい。
おばあちゃんの家に着いたありす。
さっそく近所の神社で地元の子どもたちと仲良くなって一緒に遊び始めた。
しばらくしてありすは神社の片隅で近所の子どもたちの輪に入らず一人でいる女の子に気付いた。
「一緒に遊ばないの?」
「わたし地元の子じゃないから…」
「そっか、じゃあいいもの見せてあげるからついておいでよ」
ありすは女の子の手を引いて神社の裏山のほうへ歩き始めた。
「ちょっと、どこいくの?」
「いけばわかるよ」
うっそうとした森の中、急な山道を息を切らしながら登っていく二人。
しばらくすると急に開けた場所に着いた。
そこは山の中腹から集落が一望できる場所だった。
「ここだよ、すごいだろ」
「わあ~すごい、おうちがオモチャみたい…」
しばらく景色を楽しんだ二人。
「そろそろ帰ろうか」
「うん」
「あ、そうだ、おばあちゃんからここには子どもだけできちゃだめって言われてるんだ、だからここにきたことは二人だけの秘密だよ」
そう言ってありすはウインクした。
山から降りる道中、二人はお互いの住んでる街のことや通ってる学校のことを話しながら歩いた。
集落まで帰ってきた二人、ある家の前で女の子が立ち止まった。
「ここおばさんちなの、ちょっと待っててね」
そう言って女の子は家の中へ入って行った。
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