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~第一章~
9話
しおりを挟むお昼寝を終えてルーシーにラスウィータ様にお会いになるなら少しおめかししましょうねと言われ今はお着替え中です!!
この世界は乙女ゲームをやってた時には知りえなかった色々な淑女のたしなみがあるようで、一日に何度もお着替えするのだ。
最初は赤ちゃんだからかなぁと思っていたのだがこれは淑女として当たり前の事になるんですよ、と以前ノンラが私に言っていた。そんな何度も一日に着替えるなんてめんどうだ!なんて横着を考えてたのだがそれがこの世界の決まりなら従うしかないと結構早めに納得していた
お着替えをおえて少し可愛いフリルのついた服に身を包みルーシーに抱かれてラスウィータの待つ執務室まで連れて来てもらった
そしてこの執務室に入るといつも決まって行われる儀式がある!!
それは.........
コンコンとノックをし向こうから入る許可がおりルーシーが扉をあけると...........
「にー!!!」
「レーラ!!!」
そう言ってお互いを呼び合いしっかり兄妹で抱き合いおでこをスリスリし再会を喜びあう儀式!!!
脳内年齢25歳の私にはとても恥ずかしいのだがお兄様のラスウィータがとても喜ぶのでやめられないでいる....と言うよりやめられないのである!!!
そしてそのままの勢いで執務机とは別に用意されてるソファーとお昼のお茶が用意されている机の前におひざ抱っこと言う恥ずかしい座らされ方をし一緒にお昼のお茶の時間を共に過ごすのがここにお昼寝の後、訪れる時のルーティーンだ。
それから兄妹でしばらくお茶の時間と言う名のシスコンを最近こじらせ気味のお兄様のレーラ充電が終わればまたキリッとした表情に戻り執務に戻る、私は後ろで柵に掴まり覗き込み勉強というのが最近の私たち兄妹の憩いの時間になっている。
それに本当に私にとってこの時間がとてもいい勉強になる!この領地の名産はワインで最近付け加えられたレラリーヌと言う名前のイチゴを含めとても売れ行きが上場でとても公爵領は潤っているようだし、領民からの苦情もなく今は亡きおばあ様の案で作られた孤児院も平民の為の良質な教育機関もとてもうまく運営されてるようだ。
いくらこの国が不貞行為や裏切りを大罪と法で決められてたとしても、望まぬ懐妊や不慮の事故などで親を亡くした子、家にお金がなく預けられる子....色々な理由です少なからず居場所をなくした子供がいるのは変わらないようでおばあ様がその現実を嘆かれて作ったのがこの孤児院みたいだ
おばあ様が色んな作を考えお金をその孤児院にまわし優秀な人材を集め、今では他の領からも子供を預けに来たりするらしい。それに子供自身が望めば執事や侍女教育を受ける事もでき、うちの公爵家を筆頭に仲の良い貴族に人材派もおこなっていると言う、なにやら就職するための一つの足掛かりとなるようなとても良いシステムもあるのが人気の理由みたいだ!!
たしか今この家に来てる新人侍女見習いもこの孤児院出身でそこ子は見習い期間など必要ないと言われるほど優秀なようで重宝されている、
学校の方もとても人気で領内の景気がいいせいか子供が家の手伝いで働くよりこの学校に行った方が将来子供が良い所に就職でき安定した生活をさせてあげれると言う理由で沢山の子供が喜んで集まって言ってるようだし預ける親も安心して自分たちの仕事ができて効率もあがっているそうだ!
おばあ様はなんて聡明な方なんだろうかとこれを知った時は本当に尊敬したものだったわ。
やはりお金と言うものは世に回ってこそ、その場が潤いより良い環境を作り、なにか新しい事をする時は先の先まで見越して行わなければならないととても勉強になった!
今の所は本当に問題はないようで、多種にわたって色々事業を運営管理をしてるからやる事が多いのだとも分かったし、その維持に必要な事が沢山あるようだ。
タヌカからの助言とそれを活用しきちんと仕事をなさるお兄様を見ていてかなり仕事も覚えてきたし、これで即戦力となりお兄様の役に立てる日も近いだろう。
こんなに執務を沢山こなしてるお兄様の凄い所は次期当主教育が実践教育となってしまってる多忙な身にも関わらず剣術の授業は続けているという事!朝一番に授業時間を変えてでも続けていてその理由がいつなんどき何があっても知力でも武力でも私を守る為だと言うのだ!!!本当にこのシスコンをこじらせすぎている兄は自分より私の為に朝早くから頑張ってくれてると言うのだから私も最近ブラコンになりつつあるのが最大の悩みかもしれない
どうしよう、最近剣の腕がかなり良く指南してくれてる方に褒められてると聞いてビビってしまってる事があるのだけれど...
乙女ゲームでは政略結婚ではあるが、たぶんこのままの流れで行くとそれは変わらず実現されそうだし、婚約者の王子に相手にもされない私をみて怒ったお兄様が剣で切りかかったりして、兄妹二人仲良く首と胴体がさようならー、なんて事にならないか結構本気で心配になってきている
だってありえそうなんだもの....
私だってお兄様にもし婚約者ができてその方がお兄様に興味がなく他の殿方にうつつをぬかしていると聞けば扇子をその頬に振り下ろしてしまうかも、本当に悪役令嬢になってしまうかもと思ってしまってるのだから、もしかしたらあるかもしれないって思ってもおかしくないのでわ........
まぁそんな事にならないようもし婚約して王子が私に興味がなかったらこれは政略結婚で私も王子には興味ないのですよ...くらい言えばおさまってくれるかしらね.....
まぁその時の事はその時考えるとして今はお母様とこの公爵家と領地の事の為になるようなことを考えることに集中しましょう!!!
そうしてあれこれ考えてるうちにお兄様の仕事も今日の分を終えたようで私の方を振り向き、終わったよーー!レーラの賢い兄様を褒めておくれーとさっきのキリっとした表情はどこ行った状態のラスウィータがおでこスリスリをしてくるので、褒める代わりにお返しスリスリをしておく!
今から少し早いが食事の時間にするとタヌカがいいラスウィータの抱っこで食堂まで一緒に移動する
そう、あれから一人で食事するのはお寂しいのでは、と気をきかせたタヌカが少し早いですがルフレーラ様もお食事を自分でなさる練習をなされてわどうかとラスウィータに進言し喜んで実行にうつしたのだった。
もちろんルーシーの補助付きなのだがやっと自分で食べさせて貰えると張り切ったルフレーラは初めての自分で自ら食べる食事だと言うのに結構上手に食べてしまい、またしてもラスウィータに天才だと騒がれ名前を呼ばれ返事した時の再来のごとくかなりテンションが上がっていた!
「さぁレーラ!今日も上手に食べようねー?兄様もテーブルマナーに気を付けて美味しく食事するからねー」
そう言って私に笑顔で話しかけてくるお兄様にはタヌカが付いており、今までテーブルマナーはお母様が教えてくれていたのだのけれどあれからはタヌカが付いている。
それにほとんど完璧にこなすお兄様にタヌカは横で静かに立っているだけになってしまっている。
今日も私は料理長のデュリコ作のとってもおいしい赤ちゃん用の食事をがんばって自らで食べる!!
やはりお兄様は本当にレーラは天才だと褒めちぎりニコニコしながら食事を楽しんでいる
そしてこの日いつもは黙ってみているタヌカが口をひらいた
「もしかしたら、最近一緒にお食事をされた際にルフレーラ様はラスウィータ様の様子を見ていて食事の仕方を覚えられたのでは? なので初めての時からお上手だったのかもしれませんね、ルフレーラ様は聡明でいらっしゃられるがそれは偏にお手本がよろしかったからではないかとわたくしめは思います。」
「私もタヌカの意見に賛成でございます」
そう言って優秀使用人親子から褒める言葉と同意を貰ったお兄様は今日一番のテンションの上げ方で顔を真っ赤にして喜んでいる!!!
ほんとこの優秀使用人親子はお兄様を持ち上げるのがうまい!!!!!
ツボと言うツボを熟知しやる気も嬉しさも自由自在に操っておられる!!!!
もしかしたらこの屋敷で、一番敵に回してはいけないのわこの親子かもしれない!!!!
変なテンションでもテーブルマナーを完璧にこなす兄ラスウィータを横目に変な恐怖を覚えたルフレーラの食事はいつもより数倍緊張したものになったのは言うまでもない
「レーラ!今日は寝る前の絵本は兄様が読んであげよう!トントンもしてあげるからな!」
そう言って私に言うお兄様はとてもご機嫌で食事が終わったら私を待たせては可哀想だと急いで湯あみに行ってしまいルーシーがよかっただすねルフレーラ様と微笑んでくれるのだが、これは寝たあとも居座る気だなぁお兄様と別の事を考えてた私だった...
そして本当に急いで湯あみをし、機嫌の良いラスウィータがいつもより一冊多く絵本を読んだあとトントンされてルフレーラは眠りにつくのであった。
その日ルフレーラの様子をみにいったルーシーは兄妹仲良く寝ているのを本当に微笑ましく思ったのだった
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