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「ラファ、王子はね、国を出ることは悲しくないんだよ」
「……きらいなった?」
「違うよ。だってね、友達も兄も皆に凄いって褒められて嬉しい。そんな二人が次の王様だからいい国になるに決まってる。だから嬉しい」
「でもでてっちゃう。あえないよ?」
「皆ね、会いに来てくれるんだって。きっとどんなに遠くても会いに来てくれるよ。それに、魔法使いの女の子がずっと側にいてくれるって約束してくれたんだ」
「そうなの?」
「うん。王子は女の子が大好きだから凄く嬉しいんだ。それにね、新しい国も楽しみなんだ」
「よかったね!」
恥ずかしいわ!ラファの前で告白されている気分よ?!
「そっか。わかった!」
「なに?」
「おうじさまはね、ゆうしゃだ!」
ゆうしゃ……勇者?
「ゆうしゃ、しってる?まおうとたたかうんだよ!つよいの!すっごいんだ!」
どうやら勇者が魔王と戦うお話しを読んだみたい。アルフォンソ様が恥ずかしそうにしてる。まさかこんなに褒められるとは思っていなかったのだろう。
「ある?おかお、まっか」
「ね。可愛いわね?」
さっきの私の恥ずかしさを思い知れ!
「……大丈夫。
ラファ。このお話しはね、本当のことなんだ」
「ほんと?ゆうしゃいるの?!」
そこか。そこに食いついてしまうのね?
「えっと、うん。まず英雄は覚えてるか?」
「うん!おともだち!」
「英雄はね、リカルドだよ」
「え?!すごい!りい、えいゆう!」
「凄いよね。国の皆から尊敬されてるよ」
本当に嬉しそう。本来ならそこに居るべきなのは貴方なのに。友誼に厚すぎて……リカルド様が男性でよかったと思ってしまった。
「あ、けっこん!」
「よく覚えていたね。そうなんだ。今はね、結婚しましょうという約束で、婚約式というのをお城でする為の準備をしてるよ。それが終わったら帰ってくるからもう少しだけ待っててあげてくれる?」
「やくそくだけ?けっこんは?」
「まだ決まったばかりだから、たぶん1年後かな。まずは仲良しにならないと。ラファも手伝ってあげて?」
「なかよしするよ?できるよ!」
本当に可愛い。ラファならすぐに仲良くなれるわ。
「あれ?じゃあ、おうじさま……ある?」
「うん、そうだよ」
きっと今、小さな頭の中で色々と結びつけているのだろう。ジッとアルフォンソ様を見つめたまま、黙り込んでしまった。そして、
「ある、みんなをまもってくれてありがと!
ゆうしゃさま、ありがとね!」
満面の笑みで伝えられる『ありがとう』。
どこまで理解出来たかは分からない。でも、混じり気なしのラファの感謝の心はアルフォンソ様が受け取るべきものだ。初めて贈られる国民からの温かい言葉だった。
「……うん。ありがとう、ラファ」
ほら、アルフォンソ様は泣き虫だから目が潤んでる。これで腹黒王子を演じていたのだから、かなりの演技派だわ。
「まほうつかいは、るーちゃん?」
鋭い、ラファは本当に賢いわ。
「……そうです、私です……」
「あるがすき?」
ん゛?!待って?そうだけど、そうなんだけど!
ここでラファに言うの?恥ずかしいんですけど!!
「……らふぁより?だからいっちゃうの?」
そうね。お別れをしなくちゃいけないのだった。
「ラファは凄いね。アルフォンソ様のお話しがちゃんと分かったのね」
「やっぱりいっちゃう?」
「ごめんね、ラファ。私もお姫様と同じなの。アルフォンソ様が大好きだから、ひとりぼっちで旅立たせるなんて出来ない。側にいたいの」
「ひとり……」
「そうよ。誰も知ってる人がいない場所なの。寂しいでしょう?」
「うん……わかる……」
優しい子。泣きたいのを必死に我慢してる。
「ほんとにあえる?」
「もちろん!私は会いに来れるし、アルフォンソ様は」
「らふぁがいくね!とおくってもいくから!
……でもっ、さびしいよぉっ、ふたりともいっちゃやだ!ここにいてよぉ!!」
それからラファは泣き続け、とうとう泣き疲れて眠ってしまった。私達の手を握ったまま。
一人で寝かせるのは可哀想なので、三人でベッドに横になる。なんだか家族みたい。
「思った以上に泣かせてしまって……可哀想なことをしたな」
「そうね、でも仕方がないわ。避けられないもの。説明をお任せしちゃってごめんね?」
「いや。……でも、本当に後悔しない?ここに残らなくて」
この男はまだ言うの?
「ねぇ、私を怒らせたい?」
「違うよ。これで最後だ。
ラファに会ってからもう一度だけ聞こうと思っていたんだ。君に恋をしてプロポーズをしたのはラファが先だから」
そういうこと……
「貴方のことが好きよ。たとえラファに泣かれてもそれは揺るがない。だから絶対に離れないわ」
「……ありがとう。それとごめん。もう二度と聞かないから許して?」
「貴方の、ラファを子供として侮らず、一人の人間として扱う所はすごく素敵だと思う。
でも少し傷付いたんだから」
「ごめんね。ただ……不安だったんだ。
ライバルとしてならリカルドよりラファの方が上かなって」
ん?ラファが?5歳児のラファがリカルド様より上なの?
「ルシアは守りたくて可愛いのが好きだろう」
「え、何ですかソレ!」
「……私のことも可愛いとか守りたいとか言うじゃないか。ラファと同レベルだ」
なんだろう。もしかして拗ねてる?
「違いますよ。ラファは可愛くて好きだけど、貴方は好きだから可愛いんです」
「同じだろう?」
「全然違いますよ!女性が使う『可愛い』はたくさんの意味があるんです。リコが可愛いのとラファが可愛いのと貴方が可愛いのは全部違う意味なの、分かった?」
「……女性は奥深いな?」
「そうよ。……貴方もしかしてラファに嫉妬した?」
本当に可愛い人だ。そういうとまた拗ねる?
「ラファは君の特別みたいだったから」
なるほど。特別か……上手い表現だわ。
「そうね。素直な、嘘のない笑顔が大好きよ。とっても癒やされるけど恋じゃないし、一番側にいたいのは貴方だわ。
それに私だって同じよ?さっき、リカルド様が男性で良かったって思ったわ」
「なぜ?」
「女の人だったら私が出会う前に恋人同士になってたかもって」
私の言葉に凄い顔をされた。こんな険しい顔は初めて見る。
「やめてくれ。想像しちゃったじゃないか!」
「だって貴方がリカルド様を好き過ぎるから」
「無い!絶対にありえない!」
ここまで拒否するとは思わなかった。必死過ぎて面白い。
「しーっ、ラファが起きちゃう」
「っ、ごめん。でも本当に無いから」
そう言って、ラファを乗り越えてキスをされる。
……起きてないよね?
「こういう事をしたいのはルシアだけだから」
「……うん、私も」
もう一度キスしたい。
「ラファ、もう少しだけ寝ててくれよ」
私の気持ちが届いたのか、彼も同じ気持ちだったのか。
そっとラファの目を手で覆ってから、もう一度キスをした。
「……きらいなった?」
「違うよ。だってね、友達も兄も皆に凄いって褒められて嬉しい。そんな二人が次の王様だからいい国になるに決まってる。だから嬉しい」
「でもでてっちゃう。あえないよ?」
「皆ね、会いに来てくれるんだって。きっとどんなに遠くても会いに来てくれるよ。それに、魔法使いの女の子がずっと側にいてくれるって約束してくれたんだ」
「そうなの?」
「うん。王子は女の子が大好きだから凄く嬉しいんだ。それにね、新しい国も楽しみなんだ」
「よかったね!」
恥ずかしいわ!ラファの前で告白されている気分よ?!
「そっか。わかった!」
「なに?」
「おうじさまはね、ゆうしゃだ!」
ゆうしゃ……勇者?
「ゆうしゃ、しってる?まおうとたたかうんだよ!つよいの!すっごいんだ!」
どうやら勇者が魔王と戦うお話しを読んだみたい。アルフォンソ様が恥ずかしそうにしてる。まさかこんなに褒められるとは思っていなかったのだろう。
「ある?おかお、まっか」
「ね。可愛いわね?」
さっきの私の恥ずかしさを思い知れ!
「……大丈夫。
ラファ。このお話しはね、本当のことなんだ」
「ほんと?ゆうしゃいるの?!」
そこか。そこに食いついてしまうのね?
「えっと、うん。まず英雄は覚えてるか?」
「うん!おともだち!」
「英雄はね、リカルドだよ」
「え?!すごい!りい、えいゆう!」
「凄いよね。国の皆から尊敬されてるよ」
本当に嬉しそう。本来ならそこに居るべきなのは貴方なのに。友誼に厚すぎて……リカルド様が男性でよかったと思ってしまった。
「あ、けっこん!」
「よく覚えていたね。そうなんだ。今はね、結婚しましょうという約束で、婚約式というのをお城でする為の準備をしてるよ。それが終わったら帰ってくるからもう少しだけ待っててあげてくれる?」
「やくそくだけ?けっこんは?」
「まだ決まったばかりだから、たぶん1年後かな。まずは仲良しにならないと。ラファも手伝ってあげて?」
「なかよしするよ?できるよ!」
本当に可愛い。ラファならすぐに仲良くなれるわ。
「あれ?じゃあ、おうじさま……ある?」
「うん、そうだよ」
きっと今、小さな頭の中で色々と結びつけているのだろう。ジッとアルフォンソ様を見つめたまま、黙り込んでしまった。そして、
「ある、みんなをまもってくれてありがと!
ゆうしゃさま、ありがとね!」
満面の笑みで伝えられる『ありがとう』。
どこまで理解出来たかは分からない。でも、混じり気なしのラファの感謝の心はアルフォンソ様が受け取るべきものだ。初めて贈られる国民からの温かい言葉だった。
「……うん。ありがとう、ラファ」
ほら、アルフォンソ様は泣き虫だから目が潤んでる。これで腹黒王子を演じていたのだから、かなりの演技派だわ。
「まほうつかいは、るーちゃん?」
鋭い、ラファは本当に賢いわ。
「……そうです、私です……」
「あるがすき?」
ん゛?!待って?そうだけど、そうなんだけど!
ここでラファに言うの?恥ずかしいんですけど!!
「……らふぁより?だからいっちゃうの?」
そうね。お別れをしなくちゃいけないのだった。
「ラファは凄いね。アルフォンソ様のお話しがちゃんと分かったのね」
「やっぱりいっちゃう?」
「ごめんね、ラファ。私もお姫様と同じなの。アルフォンソ様が大好きだから、ひとりぼっちで旅立たせるなんて出来ない。側にいたいの」
「ひとり……」
「そうよ。誰も知ってる人がいない場所なの。寂しいでしょう?」
「うん……わかる……」
優しい子。泣きたいのを必死に我慢してる。
「ほんとにあえる?」
「もちろん!私は会いに来れるし、アルフォンソ様は」
「らふぁがいくね!とおくってもいくから!
……でもっ、さびしいよぉっ、ふたりともいっちゃやだ!ここにいてよぉ!!」
それからラファは泣き続け、とうとう泣き疲れて眠ってしまった。私達の手を握ったまま。
一人で寝かせるのは可哀想なので、三人でベッドに横になる。なんだか家族みたい。
「思った以上に泣かせてしまって……可哀想なことをしたな」
「そうね、でも仕方がないわ。避けられないもの。説明をお任せしちゃってごめんね?」
「いや。……でも、本当に後悔しない?ここに残らなくて」
この男はまだ言うの?
「ねぇ、私を怒らせたい?」
「違うよ。これで最後だ。
ラファに会ってからもう一度だけ聞こうと思っていたんだ。君に恋をしてプロポーズをしたのはラファが先だから」
そういうこと……
「貴方のことが好きよ。たとえラファに泣かれてもそれは揺るがない。だから絶対に離れないわ」
「……ありがとう。それとごめん。もう二度と聞かないから許して?」
「貴方の、ラファを子供として侮らず、一人の人間として扱う所はすごく素敵だと思う。
でも少し傷付いたんだから」
「ごめんね。ただ……不安だったんだ。
ライバルとしてならリカルドよりラファの方が上かなって」
ん?ラファが?5歳児のラファがリカルド様より上なの?
「ルシアは守りたくて可愛いのが好きだろう」
「え、何ですかソレ!」
「……私のことも可愛いとか守りたいとか言うじゃないか。ラファと同レベルだ」
なんだろう。もしかして拗ねてる?
「違いますよ。ラファは可愛くて好きだけど、貴方は好きだから可愛いんです」
「同じだろう?」
「全然違いますよ!女性が使う『可愛い』はたくさんの意味があるんです。リコが可愛いのとラファが可愛いのと貴方が可愛いのは全部違う意味なの、分かった?」
「……女性は奥深いな?」
「そうよ。……貴方もしかしてラファに嫉妬した?」
本当に可愛い人だ。そういうとまた拗ねる?
「ラファは君の特別みたいだったから」
なるほど。特別か……上手い表現だわ。
「そうね。素直な、嘘のない笑顔が大好きよ。とっても癒やされるけど恋じゃないし、一番側にいたいのは貴方だわ。
それに私だって同じよ?さっき、リカルド様が男性で良かったって思ったわ」
「なぜ?」
「女の人だったら私が出会う前に恋人同士になってたかもって」
私の言葉に凄い顔をされた。こんな険しい顔は初めて見る。
「やめてくれ。想像しちゃったじゃないか!」
「だって貴方がリカルド様を好き過ぎるから」
「無い!絶対にありえない!」
ここまで拒否するとは思わなかった。必死過ぎて面白い。
「しーっ、ラファが起きちゃう」
「っ、ごめん。でも本当に無いから」
そう言って、ラファを乗り越えてキスをされる。
……起きてないよね?
「こういう事をしたいのはルシアだけだから」
「……うん、私も」
もう一度キスしたい。
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そっとラファの目を手で覆ってから、もう一度キスをした。
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