投稿小説のヒロインに転生したけど、両手をあげて喜べません

丸山 令

文字の大きさ
29 / 343
第三章

早起きは三文の徳

 翌朝。

 わたしは、早くに目を覚ました。
 朝起きるのはちょっと得意なの。
 
 『早起きは三文の徳!』

 前世のお母さんが、毎朝そう言いながら病室に来てくれた事が影響しているのかな。

 多分わたしのせいで、経済的に苦しかったのだと思う。
 正社員でバリバリ働いていたお母さんは、出勤前に必ずわたしの病室により、頭を撫でながら言っていた。


『おかげで今日もあなたに会えた』と。


 とても嬉しかったことを、心が覚えている。
 顔とかは大分忘れてしまっているけれど、今でもわたしの大好きな人だ。



 子どもの時から、何となく早く起きる習慣がついたのは、お父様とお兄様が朝鍛錬を行っていた影響だと思う。

 十歳になるまでは、わたしも一緒になって護身術なんかを習ったりもしていた。

 十歳を超えてからは、お母様と朝のお散歩をするのが日課になった。
 その後、強烈なダンスレッスンが始まるのだけど、それも今となっては良い思い出……よね?

 旅の最中はしていなかったけど、それまでは毎日の習慣になっていたし、朝の散歩は頭がすっきりするので大好き。

 せっかくだから散策も兼ねて、今日は寮の周りを歩いてみようかしら。

 その後、聖女候補のお仕事である「聖堂の清掃」があるので、服も神官服に着替えておけば良いわね。
 


 服を着替えて部屋を出ると、廊下の窓から聖騎士さんの寮と、芝生の生えた広場が見える。

 あれ?
 視界の隅に、何か動くものを捉えて、そちらを見下ろすと、広場の中で人影が動いているのが見えた。

 こんなに早い時間に?
 まだ、日が出たばかりの時間。
 ちょっとだけ、負けた気がする。

 見覚えのある細身の人影。

 うん。
 っていうか、レンさんだわ。
 
 ストレッチをしているのかな?
 サラサラの黒髪が揺れている。

 個人的な朝鍛錬?
 それとも、この後、他の聖騎士さんたちも来るのかしら?

 そんなことを思いながら眺めていると、レンさんが、突如、バッ!と、顔を上げてこちらを見た。

 え?

 もしかして、視線に気付いた?
 どういう察知能力しているんだろう。
 結構離れているし、こっちは建物の中なのに。
 
 薄暗いし遠いから、はっきりと見えない。

 でも多分だけど、視線が合っている気がするので、頭を下げる。
 レンさんも頭を下げたので、見えているのだとわかる。
 目がとってもいいのね!

 このままでは、覗き見をしていたみたいで、なんとなく気まずい。
 わたしは急いで階段を降り、寮から出た。


 レンさんは広場の隅で、黙々とストレッチをしていた。

 うん。
 アキレス腱。
 大事ですよね!


「おはようございます!早いんですね!」


 張り気味に声をかけると、彼はこちらを向いて、頭を下げた。


「おはようございます。旅の疲れは、とれましたか?」
 

 いつもと同じ無表情だけど、口調はとても柔らかい。
 アンバランスだけど、そこも素敵!


「はい!早く起きたので、お散歩をしようと。レンさんは鍛錬ですか?」

「はい。毎朝ここで、聖騎士の鍛錬があります」


 なるほど。

 この広場は、聖騎士さんの鍛錬場だったのね!
 他の聖騎士さんは、まだ来ていないみたいだけど……。  
 先に個人で、鍛錬するつもりなのかな?

 レンさんは、表情は変えず、しかし声音だけはやや申し訳なさそうに続ける。


「……騒がしくて、ご迷惑かと思いますが」

「そんなことないです。朝から大変ですね」

「いえ。強制では無いですし、全体の鍛錬の有無に関わらず、どうせやることですので」

「……そうですか!さすがですね」


 もう。
 さすがとしか言いようがない。

 でも、騎士って、そういうものかもね。
 お父様やお兄様も、そういう感じだもの。


 鍛錬の邪魔になってはいけないので、そろそろお暇した方が良いかしら?


「では、わたしは少し散歩して来ます」

「はい。……その、どちらを歩く予定ですか?」


 少し考えるように間を空けた後、レンさんが尋ねてきたので、取り敢えず考えていたことを答える。


「今日は寮の周りを歩いてみようかと」

「それでしたら……。聖騎士寮と塀の間の通路に、花畑がありますよ。北側で日照条件が悪いので、時期がずれて、今、丁度満開です」


 それ、なんて素敵情報!?
 嬉しくて、頬が緩んでしまう。


「ありがとうございます!早速行ってみます!」


 レンさんは目元を少し和らげた。

 出会った当初は、変化したかどうかはっきり分からなかったけど、旅の間で大分わかるようになった……気がする。
 ……確実かどうかは、ちょっと自信ないけど。


「一度ロータリーに出て、裏門へ行くと分かると思います」

「分かりました」


 丁寧に道順を教えてくれたので、笑顔で頷く。
 ついでに、考えていたことを聞いてみようかな。


「戻って来たら、見学させて頂いても?」


 レンさんは、一瞬止まった。
 そして、少し考えてから、答える。


「お目にかけるほど、大したものでは」


 ご謙遜をーっ‼︎
 レンさん、そういう人だよね?
 にこにこしながら顔を見つめると、やや視線を逸らしながら、


「興味が有るようでしたら、どうぞ」


 と、許可をくれた。

 わーい!
 あとで見に来よう!

 レンさんと別れると、言われた通り、一度ロータリーへ出て、門まで進む。
 左手を見ると、聖騎士さんの寮と塀の間に、思っていたよりずっと広い通路があった。

 塀沿いには、スミレのような小さなお花が咲いていて可愛いらしい。

 でも、お花畑と言っていたから、これのことではないよね?

 もう少し進んでみよう。

 のんびり歩を進めるうちに、辺りはだいぶ明るくなって来た。

 寮の中程まで進んで、はっと息を飲む。

 あぁ。
 ここのことだ!!

 花畑と言っていたので、花壇のような物を想像していたのだけど、全く違った。
 
 それは、まごう事なき、お花畑だった。

 塀伝いに、寮の真北から西側一面、鮮やかな黄色で埋め尽くされている。

 水仙の花だった。

 誰かが植えたのが、増えてしまったのかしら?
 それとも、誰かが少しづつ増やしているのかな?

 しっかり手入れがされている様なので、後者かも知れない。

 レンさんに聞けばわかるかな?

 あまりの絶景に、テンションが上がる。
 何より、この景色を見せてあげようと思ってくれた、その心遣いが嬉しい。

 早起きは三文の徳。

 本当よね。
 朝からなんだか、とても幸福な気分だ。
 良い一日になりそう!

 スキップしたい気分で、右手に広がる水仙畑を見ながら、散歩を続けた。





 ぐるっと一周して、鍛錬場に戻って来ると、レンさんは、今度は走り込みをしていた。

 準備にしっかり時間をかけている。
 きっと怪我とか少ないんだろうな。

 鍛錬場の周辺には、いくつか木製のベンチが置かれていたので、わたしは一番隅にあるものに座って、静かに見学させて頂くことにした。

 先程、あの距離で、わたしが見ていることに気づいたくらいだから、きっと戻って来たことも、レンさんは気付いているだろうけど、見学すると言ってあるので、邪魔にはならないと思う。


 前方向への走り込みが済むと、今度は後ろ方向。

 部活動ってこんな感じかしら?
 かっこいい先輩いると、つい眺めちゃうって、わかるわ!


「レン先輩、早いっすよ~!」


 あ!
 ラルフさんが来た。

 寮から、小走りで出てくるラルフさん。

 あ、寝癖が!
 そんなところも、なんだかお茶目だ。

 レンさんは、丁度逆走が終わったようで、立ち止まってラルフさんに挨拶している。


「おはよう。ゆっくり休めたか?」

「はい。お陰様で、あの後ゆっくり……って、そうじゃ無かった!昨日、夕飯の時、ニコさんから聞いたんすけど、あの後、書類仕事やらなんやら、全部終わらせたって、マジすか?」

「ああ。もう提出した」

「マジか。えっ、昨日午後休ですよね?」

「……そうだな。他に仕事が無かったから捗った」

「規定では、一週間以内の提出でいい書類ですよね?」

「神官長が可及的速かに、と言っていたから」

「その日のうちにやるなら、せめて声かけて下さいよ。オレ。明後日勤務の時に、手伝おうと思ってたのに」

「…………。それは悪かった」

「いや、先輩が謝るところじゃないと思うんですけど……むしろ」

「いや。今後、書類を任される事も有るだろうから、説明すべきだった。書類が戻って来たらやり方の説明をする」

「……そう言う意味で言ったんじゃ無いんすけど。……じゃあ。お願いします」

「ああ」

 
 話の方向性が、若干噛み合って無いな~。
 などと、眺めながら考える。

 ラルフさんは、多分、レンさんのことを心配している。
 本来分担すべき仕事を、一人で終わらせてしまったのね。
 二人とも休みだったのに、レンさんだけに働かせてしまったことを、申し訳なく思っているのかもしれない。

 レンさんは、昨日神官長に嫌味ったらしく言われていたから、文字通り、可及的速やかに(可能な限り速く)書類を出した。
 ただ、それにより、後輩から『書類の作り方を習う機会』を奪ってしまった事を、悪かったと思っている。

 お互いを思いやってのすれ違いだから、問題は無さそうだけど……。


「あれ~っ⁈ローズマリーさんがいる‼︎」

「ラルフさん、おはようございます!」
 

 なんとなく声をかけそびれていたので、挨拶をする良い機会になった。

 話も変わったし、少しだけひりついていた雰囲気もガラッと変わって、いつもの後輩キャラのラルフさんに戻った。

 ラルフさん、切り替えが上手そうだから、大丈夫かな?
 レンさんは、相変わらず、いつも通りの無表情。

 ラルフさんは、こちらまで走ってくるようだ。
 レンさんも、なんとなく歩いてついてきている。


「ローズマリーさん、おはようございます!早いですね‼︎ 見学ですか⁈」

「長いので、ローズでいいですよ?朝の散歩に出て、帰って来たので、見学させて頂いてました」

「そうでしたか~。早起きですね。って、え?ホントに?愛称で呼んでいいんですか?まじか~!」

「どうぞどうぞ」


 嬉しそうに言ってくれると、なんだかこそばゆい。 
 でも、こっちも嬉しいので、笑いながら答える。

 丁度レンさんが追いついて来たので、お花畑を教えてくれたお礼を言おうと、口を開きかけたけど、ラルフさんが話す方が、秒で早かった。


「レン先輩!ローズさんって呼んで良いらしいですよ!」

「……いや、私は」


 一瞬、言葉に詰まるレンさん。
 そう言えば、名前を呼ばれた記憶がない。

 出来たら、そう呼んでくれれば嬉しいけど。


「是非。そう呼んでいただけたら、嬉しいです」


 表情は変わらないけど、少しだけ、たじろいだ雰囲気が伝わって来た。迷惑だったかな。

 レンさんは暫く沈黙した後、


「……はい」


 やや俯き加減で目を伏せながら、いつもより気持ち小さな声で返事をくれた。

 ラルフさんは、満足そうにレンさんを横目にみて、一度顔をこちらに戻した後、驚いたように再度レンさんを見た。


「……え?」


 その後、じわじわと頬を緩め、レンさんの顔を覗き込む。


「先輩……もしかして、ちょっと照れてます?」


 レンさんは、ラルフさんの顔を、手の甲で退けている。
 じゃれあっているみたいで、ちょっとかわいいな。


「からかうな」


 体の大きいラルフさんを、最後には両手で押しのけて、顔を背けると、レンさんは踵を返した。

 一歩進み、俯きながらその場に一時停止。
 一瞬考えるような間があり、


「戻ります」


 顔だけ僅か振りむきながら、言うレンさん。


「あ、はい」


 何だろう。
 余計なことで悩ませてしまったかな?
 ちょっと申し訳無かったな。

 あ。
 お礼言いそびれた!


「じゃ、ローズさん。また後で!っちょ。先輩まって!」

 軽く頭を下げながら、ラルフさんは、足早に歩いて行くレンさんの後を、小走りで追った。

 レンさんは、練習用の木剣をとりに行ったみたい。


 さて。

 そろそろ他の聖騎士さんたちも集まって来そうだし、わたしも聖堂の掃除に行かなくちゃ。

 立ち上がって、お尻についた埃を払う。

 明日も見にきてもいいかな?
 お礼はその時にでも。
 ハンカチも、洗って返さなきゃだし。

 レンさんに目線を移すと、視線に気づいたのか、こちらを向いてくれた。
 笑顔で頭を下げると、同じように挨拶を返してくれた。
 表情はいつも通りだ。

 ラルフさんが、ニコニコしながら手を振っているので、彼にも笑顔で頭を下げる。


 それでは、少し早いけど聖堂に行こう。
 明日は、剣をふっているところを見れるといいな。

 そんなことを考えながら、わたしはその場を後にした。
感想 354

あなたにおすすめの小説

存在感のない聖女が姿を消した後 [完]

風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは 永く仕えた国を捨てた。 何故って? それは新たに現れた聖女が ヒロインだったから。 ディアターナは いつの日からか新聖女と比べられ 人々の心が離れていった事を悟った。 もう私の役目は終わったわ… 神託を受けたディアターナは 手紙を残して消えた。 残された国は天災に見舞われ てしまった。 しかし聖女は戻る事はなかった。 ディアターナは西帝国にて 初代聖女のコリーアンナに出会い 運命を切り開いて 自分自身の幸せをみつけるのだった。

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!

仁徳
ファンタジー
あらすじ リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。 彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。 ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。 途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。 ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。 彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。 リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。 一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。 そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。 これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

【完結】偽物聖女として追放される予定ですが、続編の知識を活かして仕返しします

ユユ
ファンタジー
【 お知らせ 】 先日、近況ボードにも お知らせしました通り 2026年4月に 完結済みのお話の多数を 一旦closeいたします。 誤字脱字などを修正して 再掲載をするつもりですが 再掲載しない作品もあります。 再掲載の時期は決まっておりません。 表現の変更などもあり得ます。 他の作品も同様です。 ご了承いただけますようお願いいたします。 ユユ 【 お話の内容紹介 】 聖女と認定され 王子妃になったのに 11年後、もう一人 聖女認定された。 王子は同じ聖女なら美人がいいと 元の聖女を偽物として追放した。 後に二人に天罰が降る。 これが この体に入る前の世界で読んだ Web小説の本編。 だけど、読者からの激しいクレームに遭い 救済続編が書かれた。 その激しいクレームを入れた 読者の一人が私だった。 異世界の追放予定の聖女の中に 入り込んだ私は小説の知識を 活用して対策をした。 大人しく追放なんてさせない! * 作り話です。 * 長くはしないつもりなのでサクサクいきます。 * 短編にしましたが、うっかり長くなったらごめんなさい。 * 掲載は3日に一度。

WIN5で六億円馬券当てちゃった俺がいろいろ巻き込まれた結果現代社会で無双する!

TB
ファンタジー
小栗東〈おぐりあずま〉 二十九歳 趣味競馬 派遣社員。 その日、負け組な感じの人生を歩んできた俺に神が舞い降りた。 競馬のWIN5を的中させその配当は的中者一名だけの六億円だったのだ。 俺は仕事を辞め、豪華客船での世界一周旅行に旅立った。 その航海中に太平洋上で嵐に巻き込まれ豪華客船は沈没してしまう。 意識を失った俺がつぎに気付いたのは穏やかな海上。 相変わらずの豪華客船の中だった。 しかし、そこは地球では無かった。 魔法の存在する世界、そしてギャンブルが支配をする世界だった。 船の乗客二千名、クルー二百名とともにこの異世界の大陸国家カージノで様々な出来事はあったが、無事に地球に戻る事が出来た。 ただし……人口一億人を超えるカージノ大陸と地球には生存しない魔獣たちも一緒に太平洋のど真ん中へ…… 果たして、地球と東の運命はどうなるの?

巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!

あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!? 資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。 そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。 どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。 「私、ガンバる!」 だったら私は帰してもらえない?ダメ? 聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。 スローライフまでは到達しなかったよ……。 緩いざまああり。 注意 いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

魔物が棲む森に捨てられた私を拾ったのは、私を捨てた王子がいる国の騎士様だった件について。

imu
ファンタジー
病院の帰り道、歩くのもやっとな状態の私、花宮 凛羽 21歳。 今にも倒れそうな体に鞭を打ち、家まで15分の道を歩いていた。 あぁ、タクシーにすればよかったと、後悔し始めた時。 「—っ⁉︎」 私の体は、眩い光に包まれた。 次に目覚めた時、そこは、 「どこ…、ここ……。」 何故かずぶ濡れな私と、きらびやかな人達がいる世界でした。