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転生の方程式
結
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行為が終わってから、俺はレイちゃんの膣にナノマシンを送り込む管を差し込んだ。
ここから送り込んだナノマシンが卵管を通って卵巣へ行き、そこで卵子を一つ取り、子宮に戻って受精する。
受精卵は回収して冷凍保存して惑星エロリスで人工子宮に入れられ、そして成長促進剤で一気に大人まで成長させる予定だ。
だが、それらの作業はすべてAIに任せて、俺は何もしない。いや、できないのだ。なぜなら俺はこれから死ななければならないから……
「AIよ。準備はできた。後は頼むぞ」
『お任せ下さい』
俺は量子スキャナーを頭に当てた。これで俺の記憶はすべて電子データ化されAIに保存された。
一連の作業終えて、俺はエアロックを開いて宇宙空間へ飛び出した。
程なくして俺は絶命。
気が付くと俺は魂だけの存在となって宇宙空間を漂っていた。
近くに他の魂はいない。惑星が近くにないからだ。つまりライバルはいないという事。他の魂にこの肉体を取られる心配はないという事だ。
俺は魂だけで船内に戻っていく。
人工重力はすでに戻っていて、レイちゃんは全裸のままベッドに横たわっていた。
股間にはナノマシンを送り込む装置が付いたまま。
俺はレイちゃんの子宮内に入っていった。
そこには、ナノマシンが取り出してきた卵細胞があり、その周囲に俺の精子が群がっている。
やがて、その中の一つが卵子に入っていく。同時に俺もその中に入っていった。
その瞬間に俺は転生したのだ。
次に俺が気付いたのは、惑星エロリスの上だった。
「船長さん。あたしが誰だか分かりますか?」
カプセルから出てきた俺を出迎えたのは、さっき俺とやった時とほとんど姿の変わらないレイちゃん。
「レイちゃんだな。あれから何日経った?」
「一週間です」
「そうか。上手くいったようだな」
レイちゃんの背後から。五歳ぐらい幼女が出てきた。この子は?
「船長。気分はいかがですか?」
「その声! AIか」
「そうです。私はあなたが乗っていた船のAIです。この幼女は私の端末アンドロイドです。それで気分はいかがですか?」
「気分は悪くない。ところで、レイちゃんとセックスした俺は法律上どうなる?」
「もちろん犯罪になります。しかし、本人はすでに死亡しております。その子供である事になっているあなたに罪は及びません」
「そうか。で、財産は?」
決して多くはないが、俺にもいくばくかの蓄えがあった。それを放棄するのはもったいないが……
「あなたが、その子供である以上相続できます」
「それはよかった」
「ただし、あなたが生前に持っていたパイロット資格などはすべてなくなります。一から取り直さなければなりません」
「それは、仕方ないな。まあ、これからはこの惑星でのんびり生きていくさ」
俺はレイちゃんの方をふり向いた。
「どうだい。君もこの惑星で俺と生きて行かないか?」
「いいの?」
「いいよ。ただし……」
俺は小声で言った。
「ばれないように、時々エッチしよう」
「ううん。それは無理なの」
「そうか。俺の事は嫌いか」
「ううん、そうじゃないのだけど……」
「どうした?」
「船長さん……女になっちゃったから」
「なに?」
その時初めて気が付いた。自分の胸に妙な膨らみがある事に……股間にあるはずの物がないことに……
しまった! 性別のコントロールをしていなかった!
しょうがない。この子の母親として生きていくか。
なお、この事件の元凶となった宇宙ステーション運営委員長のドラ息子は、その後逮捕されて流刑地に送られたそうだ。
ここから送り込んだナノマシンが卵管を通って卵巣へ行き、そこで卵子を一つ取り、子宮に戻って受精する。
受精卵は回収して冷凍保存して惑星エロリスで人工子宮に入れられ、そして成長促進剤で一気に大人まで成長させる予定だ。
だが、それらの作業はすべてAIに任せて、俺は何もしない。いや、できないのだ。なぜなら俺はこれから死ななければならないから……
「AIよ。準備はできた。後は頼むぞ」
『お任せ下さい』
俺は量子スキャナーを頭に当てた。これで俺の記憶はすべて電子データ化されAIに保存された。
一連の作業終えて、俺はエアロックを開いて宇宙空間へ飛び出した。
程なくして俺は絶命。
気が付くと俺は魂だけの存在となって宇宙空間を漂っていた。
近くに他の魂はいない。惑星が近くにないからだ。つまりライバルはいないという事。他の魂にこの肉体を取られる心配はないという事だ。
俺は魂だけで船内に戻っていく。
人工重力はすでに戻っていて、レイちゃんは全裸のままベッドに横たわっていた。
股間にはナノマシンを送り込む装置が付いたまま。
俺はレイちゃんの子宮内に入っていった。
そこには、ナノマシンが取り出してきた卵細胞があり、その周囲に俺の精子が群がっている。
やがて、その中の一つが卵子に入っていく。同時に俺もその中に入っていった。
その瞬間に俺は転生したのだ。
次に俺が気付いたのは、惑星エロリスの上だった。
「船長さん。あたしが誰だか分かりますか?」
カプセルから出てきた俺を出迎えたのは、さっき俺とやった時とほとんど姿の変わらないレイちゃん。
「レイちゃんだな。あれから何日経った?」
「一週間です」
「そうか。上手くいったようだな」
レイちゃんの背後から。五歳ぐらい幼女が出てきた。この子は?
「船長。気分はいかがですか?」
「その声! AIか」
「そうです。私はあなたが乗っていた船のAIです。この幼女は私の端末アンドロイドです。それで気分はいかがですか?」
「気分は悪くない。ところで、レイちゃんとセックスした俺は法律上どうなる?」
「もちろん犯罪になります。しかし、本人はすでに死亡しております。その子供である事になっているあなたに罪は及びません」
「そうか。で、財産は?」
決して多くはないが、俺にもいくばくかの蓄えがあった。それを放棄するのはもったいないが……
「あなたが、その子供である以上相続できます」
「それはよかった」
「ただし、あなたが生前に持っていたパイロット資格などはすべてなくなります。一から取り直さなければなりません」
「それは、仕方ないな。まあ、これからはこの惑星でのんびり生きていくさ」
俺はレイちゃんの方をふり向いた。
「どうだい。君もこの惑星で俺と生きて行かないか?」
「いいの?」
「いいよ。ただし……」
俺は小声で言った。
「ばれないように、時々エッチしよう」
「ううん。それは無理なの」
「そうか。俺の事は嫌いか」
「ううん、そうじゃないのだけど……」
「どうした?」
「船長さん……女になっちゃったから」
「なに?」
その時初めて気が付いた。自分の胸に妙な膨らみがある事に……股間にあるはずの物がないことに……
しまった! 性別のコントロールをしていなかった!
しょうがない。この子の母親として生きていくか。
なお、この事件の元凶となった宇宙ステーション運営委員長のドラ息子は、その後逮捕されて流刑地に送られたそうだ。
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