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漆
高級酒
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おばさんはウイスキーの瓶をしばらく見つめてから言った。
「これ、どこで手に入れたの?」
「え? いや、亡くなった叔父が残していった物でして……」
「叔父さんの形見なのね?」
「はあ、そんなところですが、僕はあまりお酒飲まないし……」
「これ、本当に頂いていいの?」
「もちろん、そのつもりですが……何か問題でも……」
「そう、せっかくだから頂いておくけど、こんないい物いただいて充電だけで済ますわけには行かないわ」
「え? そんないい物だったのですか? 家のシェルターに、まだ五本ありますが……」
「五本も! それ、みだりに人に上げちゃだめよ。とっても高価なものだから」
「そうなのですか?」
「とにかく、こんないい物をいただいたのなら、こっちもそれなりのことをしないと……そうだわ! この子たちの診察をしてあげましょう」
おばさんは、ミクちゃんと香菜ちゃんを指差した。
「え?」
「やっているのでしょ? この子達と?」
「え? ……はい……やっています」
「それなら、診察は必要ね」
「はい……よろしくお願いします」
「正直診察一回じゃ全然足りないわね。後で回数券あげるから、定期的にこの子達連れてきなさい」
「よろしいのですか?」
「このお酒はそれだけ価値があるのよ。そうだ、充電に九時間もかかるなら、いっそ今夜は泊って行きなさい」
「え? いいのですか? だってこのシェルターは女性ばかりで……」
「あなたロリコンでしょ」
「は……はい」
「それなら、家の娘たちに手は出さないわね」
「はい」
「まあ、手を出してくれても一向に構わないのだけど……」
え?
「それじゃあ、今からこの子達の診察をするから、あなたはお風呂にでも入って待っていて」
「これ、どこで手に入れたの?」
「え? いや、亡くなった叔父が残していった物でして……」
「叔父さんの形見なのね?」
「はあ、そんなところですが、僕はあまりお酒飲まないし……」
「これ、本当に頂いていいの?」
「もちろん、そのつもりですが……何か問題でも……」
「そう、せっかくだから頂いておくけど、こんないい物いただいて充電だけで済ますわけには行かないわ」
「え? そんないい物だったのですか? 家のシェルターに、まだ五本ありますが……」
「五本も! それ、みだりに人に上げちゃだめよ。とっても高価なものだから」
「そうなのですか?」
「とにかく、こんないい物をいただいたのなら、こっちもそれなりのことをしないと……そうだわ! この子たちの診察をしてあげましょう」
おばさんは、ミクちゃんと香菜ちゃんを指差した。
「え?」
「やっているのでしょ? この子達と?」
「え? ……はい……やっています」
「それなら、診察は必要ね」
「はい……よろしくお願いします」
「正直診察一回じゃ全然足りないわね。後で回数券あげるから、定期的にこの子達連れてきなさい」
「よろしいのですか?」
「このお酒はそれだけ価値があるのよ。そうだ、充電に九時間もかかるなら、いっそ今夜は泊って行きなさい」
「え? いいのですか? だってこのシェルターは女性ばかりで……」
「あなたロリコンでしょ」
「は……はい」
「それなら、家の娘たちに手は出さないわね」
「はい」
「まあ、手を出してくれても一向に構わないのだけど……」
え?
「それじゃあ、今からこの子達の診察をするから、あなたはお風呂にでも入って待っていて」
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