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第171話 新遺跡 武器獲得②
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「食った食ったー!!」
「クレアは食べ過ぎだ…眠くなるぞ?」
「まあ大丈夫だろ!!」
「はぁ…とりあえず皆食べ終わったみたいだし再開するぞ。」
「うむ。」
既に結構な数の所有者を決めて“アイテムボックス“に収納しているが、まだ十数個残っている。
これらに加えて中央の倉庫の分があると考えると、値崩れを引き起こすほど得られるだろう。
『ははははは!たった1度の遺跡探索でぼろ儲けじゃないか!!』
「アルフレッド?どうかしましたか?」
「いや、何でもない。まずは2セットあるメリケンサック…もといナックルダスターだな。1つはサリーちゃんで…」
「ちょっと良いかしらぁ?」
「どうしたんだ?」
「私はあくまでエレノアちゃんの監視役だし、さっき棍棒貰ったからもう要らないわぁ~それに、これがお気に入りだからねぇ~」
「そうか。じゃあどうするか…」
「無理に使う必要ないし売ればいいんじゃない?」
「それもそうだな。じゃあこれは俺が持っておく。」
種類によってはナックルダスターを着けたまま武器を装備できることもある。
だが、このナックルダスターは拳専用武器らしく殴打部分が引っかかって使えない。
特殊効果もそれほど強くないSSランクだしスーの言った通り売却でいいだろう。
「次は3本ある刀だな。使う人は居ないけど1本俺が貰ってもいいか?」
「は、はいなのです。…でも使えるのです?」
「少しなら使える…はずだ。それに、昔から興味があったんだ。」
「刀って東洋の国の武器だよね~?」
「ああ。書物でも東国には武士と呼ばれる凄腕の剣士が多いと聞く。1度行ってみたいところだ。」
「へぇ~」
それにもしかしたら日本的な文化が発展してるかもしれない。
前世では大して日本文化に興味はなかったが、失ってから色々と物足りなくなるものだ。
それはさておき、俺が選んだのは紙紐が巻かれた柄と白色の半透明の刀身を持った“妖神刀“というSSSランク刀だ。
TPを込めることで斬れ味や刀身の可視化不可視化を自在に操るという特殊効果を持つ。
大したことないような気がするが、相手の武器のリーチが分からないと戦闘の距離間を掴めないためかなり有効だ。
「次は…この鎌か。一応聞いておくが、使える人の心当たりはあるか?」
「…むっ、そういえば昔おったのじゃ。」
「どんな人だったのかしらぁ?」
「俺の封印されし力を解き放てば世界が滅ぶ…だとか俺の邪眼が発動すれば世界は混沌に包まれる…だとか言っておったのじゃ。」
『おいおい厨二病かよ。それも重度の。…いや、この世界ならそれもあり得るな。』
「そんなに強かったのか!?」
『よく聞いたクレア!』
「いや、全くの雑魚じゃったよ。」
『ちっ。ただの厨二病か。期待して損した。』
それはさておき、これはまったく明るみの無い完全な黒色をした“死神鎌“というSSSランク鎌だ。
非実体の刃は相手の魂のみを切り裂く…HPだけを削るという特殊効果を持つ。
つまり防御不可の無敵の斬撃ということだ。
しかし、同時にこちらも相手の攻撃を鎌の峰で防ぐことができないという弱点を持つ。
おそらくそれは鎌の柄で防御すれば良い話なので慣れれば問題ないだろう。
「次は10本あるこのクナイ…投擲武器だな。」
「投擲は短剣スキルで使えますね。」
「ああ。これは俺とアイリスで分けるか。」
俺はあまり使わないと思われるので3本くらいで良かったのだが、アイリスが頑なに譲らず結局5本ずつ分けた。
クナイは“死神鎌“ほどではないが真っ黒で、ランクは10本ともSSランクだった。
「次は12個ある手裏剣…これも投擲武器だな。俺とアイリスで半々でいいか?」
「はい。」
日本の昔の武器にあまり詳しいわけでは無いが、この手裏剣の見た目はまさに歴史ドラマやアニメで出てくるものそっくりだった。
これもクナイと同じで12本すべてSSランクである。
他には手甲鉤や三節棍、トンファー、鉄扇など前世で見たことがある武器が多々あった。
これらは全員使い方を知らないもしくは知っていても使えないため、俺の”アイテムボックス”に収納しておいた。
「残りはピッケルと斧と…サバイバルナイフ?」
「使い込まれてるみたいだね~」
「…この建物に移住するときに使ったんじゃないかしらぁ?」
「その線が濃厚だな。ひとまず全部収納しておくぞ。」
大分時間がかかってしまったが、ついに全ての武器を選別し終えた。
隠し部屋にはショーケースだけが残り、どこか寂しさを感じさせる。
「…さて、ここでやることは終わったし帰るぞ。」
「おう!!」
再び罠を回避しながら通路を進み、ゴーレムを倒した部屋まで戻ってきた。
今回は誰も油断しなかったので、途中で罠を発動させてしまうトラブルは怒らなかった。
「…っと、もう夕方か。ここで野宿するぞ。」
「ちぇ~それなら今朝テントとか片付けなければよかった…」
「スー、拗ねてはいけません。向かった先で野宿することになって居た可能性もありましたからね。」
「は~い。」
暗号も全て分かったので、明日はついに6つの金庫を開ける時が来た。
俺達は期待に胸を躍らせながら眠りについた。
「クレアは食べ過ぎだ…眠くなるぞ?」
「まあ大丈夫だろ!!」
「はぁ…とりあえず皆食べ終わったみたいだし再開するぞ。」
「うむ。」
既に結構な数の所有者を決めて“アイテムボックス“に収納しているが、まだ十数個残っている。
これらに加えて中央の倉庫の分があると考えると、値崩れを引き起こすほど得られるだろう。
『ははははは!たった1度の遺跡探索でぼろ儲けじゃないか!!』
「アルフレッド?どうかしましたか?」
「いや、何でもない。まずは2セットあるメリケンサック…もといナックルダスターだな。1つはサリーちゃんで…」
「ちょっと良いかしらぁ?」
「どうしたんだ?」
「私はあくまでエレノアちゃんの監視役だし、さっき棍棒貰ったからもう要らないわぁ~それに、これがお気に入りだからねぇ~」
「そうか。じゃあどうするか…」
「無理に使う必要ないし売ればいいんじゃない?」
「それもそうだな。じゃあこれは俺が持っておく。」
種類によってはナックルダスターを着けたまま武器を装備できることもある。
だが、このナックルダスターは拳専用武器らしく殴打部分が引っかかって使えない。
特殊効果もそれほど強くないSSランクだしスーの言った通り売却でいいだろう。
「次は3本ある刀だな。使う人は居ないけど1本俺が貰ってもいいか?」
「は、はいなのです。…でも使えるのです?」
「少しなら使える…はずだ。それに、昔から興味があったんだ。」
「刀って東洋の国の武器だよね~?」
「ああ。書物でも東国には武士と呼ばれる凄腕の剣士が多いと聞く。1度行ってみたいところだ。」
「へぇ~」
それにもしかしたら日本的な文化が発展してるかもしれない。
前世では大して日本文化に興味はなかったが、失ってから色々と物足りなくなるものだ。
それはさておき、俺が選んだのは紙紐が巻かれた柄と白色の半透明の刀身を持った“妖神刀“というSSSランク刀だ。
TPを込めることで斬れ味や刀身の可視化不可視化を自在に操るという特殊効果を持つ。
大したことないような気がするが、相手の武器のリーチが分からないと戦闘の距離間を掴めないためかなり有効だ。
「次は…この鎌か。一応聞いておくが、使える人の心当たりはあるか?」
「…むっ、そういえば昔おったのじゃ。」
「どんな人だったのかしらぁ?」
「俺の封印されし力を解き放てば世界が滅ぶ…だとか俺の邪眼が発動すれば世界は混沌に包まれる…だとか言っておったのじゃ。」
『おいおい厨二病かよ。それも重度の。…いや、この世界ならそれもあり得るな。』
「そんなに強かったのか!?」
『よく聞いたクレア!』
「いや、全くの雑魚じゃったよ。」
『ちっ。ただの厨二病か。期待して損した。』
それはさておき、これはまったく明るみの無い完全な黒色をした“死神鎌“というSSSランク鎌だ。
非実体の刃は相手の魂のみを切り裂く…HPだけを削るという特殊効果を持つ。
つまり防御不可の無敵の斬撃ということだ。
しかし、同時にこちらも相手の攻撃を鎌の峰で防ぐことができないという弱点を持つ。
おそらくそれは鎌の柄で防御すれば良い話なので慣れれば問題ないだろう。
「次は10本あるこのクナイ…投擲武器だな。」
「投擲は短剣スキルで使えますね。」
「ああ。これは俺とアイリスで分けるか。」
俺はあまり使わないと思われるので3本くらいで良かったのだが、アイリスが頑なに譲らず結局5本ずつ分けた。
クナイは“死神鎌“ほどではないが真っ黒で、ランクは10本ともSSランクだった。
「次は12個ある手裏剣…これも投擲武器だな。俺とアイリスで半々でいいか?」
「はい。」
日本の昔の武器にあまり詳しいわけでは無いが、この手裏剣の見た目はまさに歴史ドラマやアニメで出てくるものそっくりだった。
これもクナイと同じで12本すべてSSランクである。
他には手甲鉤や三節棍、トンファー、鉄扇など前世で見たことがある武器が多々あった。
これらは全員使い方を知らないもしくは知っていても使えないため、俺の”アイテムボックス”に収納しておいた。
「残りはピッケルと斧と…サバイバルナイフ?」
「使い込まれてるみたいだね~」
「…この建物に移住するときに使ったんじゃないかしらぁ?」
「その線が濃厚だな。ひとまず全部収納しておくぞ。」
大分時間がかかってしまったが、ついに全ての武器を選別し終えた。
隠し部屋にはショーケースだけが残り、どこか寂しさを感じさせる。
「…さて、ここでやることは終わったし帰るぞ。」
「おう!!」
再び罠を回避しながら通路を進み、ゴーレムを倒した部屋まで戻ってきた。
今回は誰も油断しなかったので、途中で罠を発動させてしまうトラブルは怒らなかった。
「…っと、もう夕方か。ここで野宿するぞ。」
「ちぇ~それなら今朝テントとか片付けなければよかった…」
「スー、拗ねてはいけません。向かった先で野宿することになって居た可能性もありましたからね。」
「は~い。」
暗号も全て分かったので、明日はついに6つの金庫を開ける時が来た。
俺達は期待に胸を躍らせながら眠りについた。
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