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第16話
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マリアの家は六畳二間の作りになっていた。俺はロングソファーに座りルティをモフモフしながら、寝室で着替えてるマリアを待っていると、ルティは寝てしまった。
そうかあのマントの下は、扇情的格好なんだったな……あれが見れないのは残念だが、どうせマントで見れなかったしな。
マリアは着替えリビングに戻ってきた。その姿はいかにも魔法使いのようなローブをきていた。黄緑色を主体に白で模様が描かれていた。
{マリア綺麗だなそのローブ似合ってるよ!}
{あ。ありがとうございます……}
{それにしても、その模様はなにかを感じるな?}
{流石ですねケン様!そうですこの模様は特殊の染料を使い。魔法陣が描かれ魔力上昇が付いてます。ただし微量ですけど}
へ~そんなのあるんだ!いいなそれ。もし服以外にもその模様を書けるなら。俺にも装備する事が出来るよな?例えば首にバンダナ巻くみたいに。まぁ日本に居るときに偶にペットに服を着せてる人がいたけど、正直俺は着せない派だったからな、モフモフが堪能出来ないから!だが自分の命を守る為なら作るか……う~ん。
{なぁマリア?その模様は何にでも書けるのか?}
{いいえこの模様を書くには、シルクスパイダーの糸で作った生地が必要です。しかもそのシルクスパイダーは強いって言うのもあるのですが、なかなか見つからないのでかなり難しいですね。私は以前組んだパーティーで偶々遭遇して、倒せたので幸運でした。}
{そうなのか……じゃあオークの事が落ち着いたら、シルクスパイダーを探しに行こう!}
{はい!分かりました!}
そのあとマリアが食事を作ると、ルティが目を覚まし食事をした。そして今後の予定を話し合う事になった。
{マリア俺はこの町の戦力では、勝てないと思う。さっきマリアの話でCランク冒険者以下が、オークを倒せるかって聞いた時、1匹なら相手出来るけど、複数同時は無理だと言ったよな?おそらくオーク達は、今までより多いと俺は思う!}
{確かにケン様の言うとおりだと思います。でもここにはもう戦力は居ませんので、我々でやるしか無いですね……}
{ああ!だから俺は戦力になる仲間いいや!家族を連れてこようと思う!}
俺がそこまで言うと、今までの話しが難しすぎて、話しに入ってこなかったルティが声を上げた。
{ケンお兄ちゃん!もしかして?}
{ああもちろん!俺の家族と言えばルティとマリア以外なら、ポーラー、アル、ウルしかいないだろ!}
{わーい!皆にまた会えるんだね!}
{ああそうだな……別れて数日だけどでも、頼りになるからな!}
{うん!そうだね!}
{あのケン様?もしかしてその方達は、以前話して下さったルティ様のご家族様ですか?}
{ああそうだよ、凄く強いし頼りになるぞ!}
{それは楽しみですね!それでいつ迎えに?}
{そうだな……ここまで離れてると、念話も届かないからな。急げば俺達の足なら今日中に帰って来れるかな?}
{うん大丈夫だと思うよ!}
俺達は話し合いを終わらせると、直ぐ出かける事にした。今時間はおそらく14時頃だと思う、今の時期は日本の夏前辺りで、夕方も明るいから暗くなる前には帰って来れるだろう。片道1時間半位だしな。
{じゃあ行こうか!}
{うん!}
{はい!}
マリアの家を出て、町の門に向かい歩いていると、町の人達は俺とルティを警戒したり。驚いていた。その中の1人の割腹のいいおばちゃんが俺達に近付いてきた。
「マリアちゃん!無事だったんだね!良かったよ……」
「セレナおばさん!御心配かけしました、このケン様とルティ様に助けていただいたので、助かりました」
「そうらしいね?ゴンザレスと警備隊の人達がそう言って。町の人達に説明をしていたわよ!でも本当なの?」
マリアはセレナにゴンザレスに言った説明をした。するとセレナもマリアの事を信じケン達に話しかけてきた。
「本当にありがとうね!マリアちゃんを助けてくれて。私は気が気でなかったよ!私が頼んだ薬草の依頼をしたせいで、マリアちゃんが行方不明だって聞いたからさ……」
なるほど、確かマリアは薬草を集めてる途中で、オーク達に捕まったんだよな。その以来を出したのがこのセレナおばさんなのか。そりゃあ心配するな。
「そんなセレナおばさんのせいじゃ無いですよ!私が夢中になって森の奥まで行ってしまったのがいけないんですよ!」
「それでも私が……」
「もうセレナおばさん。無事帰って来れたんだから!気にしないで下さい。それと後で持っていこうと思っていたけど、今渡しますね!」
マリアはアイテムバックから、大量の草の束を取り出した。
「え?こんなに採っていたのかい?」
「ええ!だってセレナおばさん最近腰がつらくて、森に行けないから依頼を出したって言ってましたから、依頼の量より多めに採集してきました」
本当にマリアは人が良すぎだよ……でもそれがマリアの良いところ何だろうな。
「ありがとうね!マリアちゃん!今度お店来たらサービスするわね!」
{店?}
{はい!セレナおばさんは、この町の道具屋さんなんですよ。昔から私がお世話になってるんです}
{なるほど、じゃあ今度店に行ってみたいな。……そうか!店か!なぁマリアこの町の武器やか防具屋に連れていってくれないか!}
{武器屋と防具屋は一緒になってますので、一度にすみますよ!それにそのお店はセレナおばさんの旦那さんがやっています}
{それじゃあ今から行こう!}
{今からですか?はいケン様がそう言うなら今から行きましょう!}
「セレナおばさん!ケン様が旦那さんのお店に行きたいと言うのですが、今から大丈夫ですか?」
「ええ?旦那の店に行きたいって?このケンさんが?まぁ……大丈夫でしょ」
よっしゃー!これで武器を新しく出来る!今まで使ってたショートソードは、オークジェネラルとの一戦で刃が欠けたりで脆くなってしまったんだよな。洞窟で見つけた武器もあったんだけど、ほとんど錆びが酷くて使いようがなかったしな……でもこれで新しいのが手にはいるぞ!
それからセレナの案内で、セレナの旦那がやっている。武器屋に向かう事になった。
そうかあのマントの下は、扇情的格好なんだったな……あれが見れないのは残念だが、どうせマントで見れなかったしな。
マリアは着替えリビングに戻ってきた。その姿はいかにも魔法使いのようなローブをきていた。黄緑色を主体に白で模様が描かれていた。
{マリア綺麗だなそのローブ似合ってるよ!}
{あ。ありがとうございます……}
{それにしても、その模様はなにかを感じるな?}
{流石ですねケン様!そうですこの模様は特殊の染料を使い。魔法陣が描かれ魔力上昇が付いてます。ただし微量ですけど}
へ~そんなのあるんだ!いいなそれ。もし服以外にもその模様を書けるなら。俺にも装備する事が出来るよな?例えば首にバンダナ巻くみたいに。まぁ日本に居るときに偶にペットに服を着せてる人がいたけど、正直俺は着せない派だったからな、モフモフが堪能出来ないから!だが自分の命を守る為なら作るか……う~ん。
{なぁマリア?その模様は何にでも書けるのか?}
{いいえこの模様を書くには、シルクスパイダーの糸で作った生地が必要です。しかもそのシルクスパイダーは強いって言うのもあるのですが、なかなか見つからないのでかなり難しいですね。私は以前組んだパーティーで偶々遭遇して、倒せたので幸運でした。}
{そうなのか……じゃあオークの事が落ち着いたら、シルクスパイダーを探しに行こう!}
{はい!分かりました!}
そのあとマリアが食事を作ると、ルティが目を覚まし食事をした。そして今後の予定を話し合う事になった。
{マリア俺はこの町の戦力では、勝てないと思う。さっきマリアの話でCランク冒険者以下が、オークを倒せるかって聞いた時、1匹なら相手出来るけど、複数同時は無理だと言ったよな?おそらくオーク達は、今までより多いと俺は思う!}
{確かにケン様の言うとおりだと思います。でもここにはもう戦力は居ませんので、我々でやるしか無いですね……}
{ああ!だから俺は戦力になる仲間いいや!家族を連れてこようと思う!}
俺がそこまで言うと、今までの話しが難しすぎて、話しに入ってこなかったルティが声を上げた。
{ケンお兄ちゃん!もしかして?}
{ああもちろん!俺の家族と言えばルティとマリア以外なら、ポーラー、アル、ウルしかいないだろ!}
{わーい!皆にまた会えるんだね!}
{ああそうだな……別れて数日だけどでも、頼りになるからな!}
{うん!そうだね!}
{あのケン様?もしかしてその方達は、以前話して下さったルティ様のご家族様ですか?}
{ああそうだよ、凄く強いし頼りになるぞ!}
{それは楽しみですね!それでいつ迎えに?}
{そうだな……ここまで離れてると、念話も届かないからな。急げば俺達の足なら今日中に帰って来れるかな?}
{うん大丈夫だと思うよ!}
俺達は話し合いを終わらせると、直ぐ出かける事にした。今時間はおそらく14時頃だと思う、今の時期は日本の夏前辺りで、夕方も明るいから暗くなる前には帰って来れるだろう。片道1時間半位だしな。
{じゃあ行こうか!}
{うん!}
{はい!}
マリアの家を出て、町の門に向かい歩いていると、町の人達は俺とルティを警戒したり。驚いていた。その中の1人の割腹のいいおばちゃんが俺達に近付いてきた。
「マリアちゃん!無事だったんだね!良かったよ……」
「セレナおばさん!御心配かけしました、このケン様とルティ様に助けていただいたので、助かりました」
「そうらしいね?ゴンザレスと警備隊の人達がそう言って。町の人達に説明をしていたわよ!でも本当なの?」
マリアはセレナにゴンザレスに言った説明をした。するとセレナもマリアの事を信じケン達に話しかけてきた。
「本当にありがとうね!マリアちゃんを助けてくれて。私は気が気でなかったよ!私が頼んだ薬草の依頼をしたせいで、マリアちゃんが行方不明だって聞いたからさ……」
なるほど、確かマリアは薬草を集めてる途中で、オーク達に捕まったんだよな。その以来を出したのがこのセレナおばさんなのか。そりゃあ心配するな。
「そんなセレナおばさんのせいじゃ無いですよ!私が夢中になって森の奥まで行ってしまったのがいけないんですよ!」
「それでも私が……」
「もうセレナおばさん。無事帰って来れたんだから!気にしないで下さい。それと後で持っていこうと思っていたけど、今渡しますね!」
マリアはアイテムバックから、大量の草の束を取り出した。
「え?こんなに採っていたのかい?」
「ええ!だってセレナおばさん最近腰がつらくて、森に行けないから依頼を出したって言ってましたから、依頼の量より多めに採集してきました」
本当にマリアは人が良すぎだよ……でもそれがマリアの良いところ何だろうな。
「ありがとうね!マリアちゃん!今度お店来たらサービスするわね!」
{店?}
{はい!セレナおばさんは、この町の道具屋さんなんですよ。昔から私がお世話になってるんです}
{なるほど、じゃあ今度店に行ってみたいな。……そうか!店か!なぁマリアこの町の武器やか防具屋に連れていってくれないか!}
{武器屋と防具屋は一緒になってますので、一度にすみますよ!それにそのお店はセレナおばさんの旦那さんがやっています}
{それじゃあ今から行こう!}
{今からですか?はいケン様がそう言うなら今から行きましょう!}
「セレナおばさん!ケン様が旦那さんのお店に行きたいと言うのですが、今から大丈夫ですか?」
「ええ?旦那の店に行きたいって?このケンさんが?まぁ……大丈夫でしょ」
よっしゃー!これで武器を新しく出来る!今まで使ってたショートソードは、オークジェネラルとの一戦で刃が欠けたりで脆くなってしまったんだよな。洞窟で見つけた武器もあったんだけど、ほとんど錆びが酷くて使いようがなかったしな……でもこれで新しいのが手にはいるぞ!
それからセレナの案内で、セレナの旦那がやっている。武器屋に向かう事になった。
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