110 / 120
第3部 邪神乱舞
【9章】108話 戦い終わり日が暮れて……ルサールカがやってきた。
しおりを挟む
ノースランドは平定され、山岳鉄道ノーム線は完成……
ノースランドのステーションは小さいですが、木造の駅舎としました。
伊予鉄道道後温泉駅ですね。1911年(明治44年)建築の旧駅舎ですから取り寄せ可能なのです♪
ちなみに、ラウジッツ駅は秩父駅旧駅舎、1914年(大正3年)、第一次大戦が終わっていませんので、こちらも取り寄せ可能です♪
フィンのカトレアを領地としていたトヴェリ侯爵家出身のエレーナさんをお持ち帰り……
この女、どうしましょうか……
「ツェルプスト男爵、奥様は何人おられます?」
「三人おりますが、これ以上は……残念ですが……それにイルマタル様に捧げられた女性をいただくわけにはいきません!」
「奥様の数を聞いただけではないですか!」
「それより、我が娘の四女はなかなかの器量良し、お側にいかがですか?」
「なんでそうなるのですか!」
結局、ツェルプスト男爵令嬢、アーデルハイト・ツェルプストさん、芳紀十八歳、が纏わりついているのです……
でも……とんでもない『お転婆』さんのようで、鉄道警備連隊の女兵士さんたちと意気投合、銃剣道などに天賦の才をお持ちと判明、そのまま鉄道警備連隊の士官候補になったというか、勝手になった?のです……
「イルマタル様!いつでも『鍵』はお渡しします♪おっしゃってくださいね♪」
綺麗な顔で元気よく、所かまわず云ってくれるのですよね……
『酒保解禁』された『酒保カタログ』より取り出した、ウィスキーの『角瓶』などを抱えながら、鉄道警備連隊の女性兵士さんたちはの宴会は日付をまたぎ、まだまだ続きます。
「なに!アーデルハイトさんは、イルマタル様の『想女待遇戦闘女中』を狙っているのですか!」
「綺麗だからな、私ももう少し見目麗しかったら、押しかけて思いを遂げるのに!」
「皆さん、なにを遠慮しているのですか!女は度胸、行動を躊躇していると、『スカ伴侶』をつかむことになるのですよ!」
「目の前に理想の伴侶がいるのですから、押して押して押し倒して、思いをとげるのです!」
「それに皆さん、お綺麗じゃないですか!お父様から聞いています!イルマタル様にお仕えする女は、それなりに選別されている、お仕えできている以上は、皆さん美しいのですよ!」
アーデルハイトさんが変に煽ったものですから、宴会の翌日、帰りの列車の中では……もう露骨なこと……
大変だったのですよ!
しかも、ロマンチック・ドリーム・タウンに帰ったら、この話に尾ひれがついて……私を誘惑するのはお仕えするものの責務なんて……おかげでエレーナさんが、
「イルマタル様!お仕えする以上、覚悟はできております!初めてではありませんが、お手付きを願っています!」
首まで赤くしておっしゃるわけなのです。
怒涛のモーションはさらに続き、『ナイト・ムーン・タウン』の、夜に開くお店に四人の『更衣』さんに呼ばれて……
「イルマタル様!なんでもロマンチック・ドリーム・タウンの女たちには、『誘惑』は解禁されたとかお聞きしましたが、本当なのですか?」
「解禁した覚えはありませんが、禁止した覚えもありません」
「今のお言葉、確かにお聞きしましたよ、二言はありませんね!」
「二言といわれ、『ありませんね!』」
「ありま……せん……」
『尚侍(ないしのかみ)』の、ベーレット・セリさんが、
「皆さん、禁止ではないそうよ、努力は報われるかもしれませんよ、何といっても正妻様もご承知ですから」
えっ、エヴプラクシヤさん、なにをいったの?それに誰にいったの?
綺麗な方がゾロゾロと……
「イルマタル様、この者たちはルサールカ、女孺(めのわらわ)として採用しました、元は亡霊でしたが、女孺(めのわらわ)として肉体を与えました、どうぞ、お好きにお手をお付けください」
お好きに?もう十分です!
ここで『お好き』にしたら、間違いなしに地獄が顕現しそうですよ!
「それからイルマタル様にお知らせすべきことがあります、この度、四人の『更衣』様の申し合わせで、冥界の女は『ナイト・ムーン・タウン』では貞操帯をしないことになりました。」
えっ、つまり……ノーパン?
「皆、イルマタル様にご覧いただきなさい」
一斉に冥界の女孺(めのわらわ)になった、ルサールカさんたちがスカートの裾をあげるのです……バッチリです。
「ベーレットさん、貴方まで……」
「どうぞ、ご覧になってください」
「私たちもぜひ、ご覧下さいね♪」
四人の『更衣』さんも裾をめくっています。
いや、そんなに露骨に見せなくとも……せめてショーツぐらいは穿いてほしい……
「お気に召しませんか?」
「いえ……大変うれしいのですが……『ナイト・ムーン・タウン』にはロマンチック・ドリーム・タウンやユートピア・タウンの女たちもやってきますので、貞操帯をしないというのは……」
「たしかにそうですね……」
ベーレット・セリさんが同意してくれましたが、
「ではこういたしませんか?昔のように新月の夜は、『ナイト・ムーン・タウン』では特別の日として一般婦人客はお断り、新月の夜だけは関係者だけの日、そして貞操帯をしないというのではいかがでしょう?」
新月の夜、『ナイト・ムーン・タウン』は『ハレムの夜』と呼ばれるようになり、『店舗解禁』、つまりすべてがタダとなったのです。
この日、お店は最低限の人員で回すことになりました、女孺(めのわらわ)さんたちが当番制で対応するようです。
雑仕女(ぞうしめ)さんはこの日はお休み……刺激的すぎるかもしれませんから。
この時の当番さんには、休日出勤ですので、五千円分のチケットを渡します、
その上にロシア菓子の詰め合わせ、京都の『村上開●堂』というところの『ロシアケーキ12個入り』、2,711円のものを渡すのです。
これ物凄く喜ばれたのです。
アプリコット・レーズン・ブドウジャムサンド・チョコの4種類のロシアケーキ、相当に美味しいですからね。
このお菓子セット、一品当たりの単価は230円弱…ロシアケーキってクッキーみたいなもの、クッキーとしたら高価です……
『想女待遇』の消耗品備蓄カタログは200円まで……
とにかく取り寄せ能力を使い、このロシア菓子の詰め合わせは登録しておきました。
なにかのちょっとした贈答用として使いましょうね……
ノースランドのステーションは小さいですが、木造の駅舎としました。
伊予鉄道道後温泉駅ですね。1911年(明治44年)建築の旧駅舎ですから取り寄せ可能なのです♪
ちなみに、ラウジッツ駅は秩父駅旧駅舎、1914年(大正3年)、第一次大戦が終わっていませんので、こちらも取り寄せ可能です♪
フィンのカトレアを領地としていたトヴェリ侯爵家出身のエレーナさんをお持ち帰り……
この女、どうしましょうか……
「ツェルプスト男爵、奥様は何人おられます?」
「三人おりますが、これ以上は……残念ですが……それにイルマタル様に捧げられた女性をいただくわけにはいきません!」
「奥様の数を聞いただけではないですか!」
「それより、我が娘の四女はなかなかの器量良し、お側にいかがですか?」
「なんでそうなるのですか!」
結局、ツェルプスト男爵令嬢、アーデルハイト・ツェルプストさん、芳紀十八歳、が纏わりついているのです……
でも……とんでもない『お転婆』さんのようで、鉄道警備連隊の女兵士さんたちと意気投合、銃剣道などに天賦の才をお持ちと判明、そのまま鉄道警備連隊の士官候補になったというか、勝手になった?のです……
「イルマタル様!いつでも『鍵』はお渡しします♪おっしゃってくださいね♪」
綺麗な顔で元気よく、所かまわず云ってくれるのですよね……
『酒保解禁』された『酒保カタログ』より取り出した、ウィスキーの『角瓶』などを抱えながら、鉄道警備連隊の女性兵士さんたちはの宴会は日付をまたぎ、まだまだ続きます。
「なに!アーデルハイトさんは、イルマタル様の『想女待遇戦闘女中』を狙っているのですか!」
「綺麗だからな、私ももう少し見目麗しかったら、押しかけて思いを遂げるのに!」
「皆さん、なにを遠慮しているのですか!女は度胸、行動を躊躇していると、『スカ伴侶』をつかむことになるのですよ!」
「目の前に理想の伴侶がいるのですから、押して押して押し倒して、思いをとげるのです!」
「それに皆さん、お綺麗じゃないですか!お父様から聞いています!イルマタル様にお仕えする女は、それなりに選別されている、お仕えできている以上は、皆さん美しいのですよ!」
アーデルハイトさんが変に煽ったものですから、宴会の翌日、帰りの列車の中では……もう露骨なこと……
大変だったのですよ!
しかも、ロマンチック・ドリーム・タウンに帰ったら、この話に尾ひれがついて……私を誘惑するのはお仕えするものの責務なんて……おかげでエレーナさんが、
「イルマタル様!お仕えする以上、覚悟はできております!初めてではありませんが、お手付きを願っています!」
首まで赤くしておっしゃるわけなのです。
怒涛のモーションはさらに続き、『ナイト・ムーン・タウン』の、夜に開くお店に四人の『更衣』さんに呼ばれて……
「イルマタル様!なんでもロマンチック・ドリーム・タウンの女たちには、『誘惑』は解禁されたとかお聞きしましたが、本当なのですか?」
「解禁した覚えはありませんが、禁止した覚えもありません」
「今のお言葉、確かにお聞きしましたよ、二言はありませんね!」
「二言といわれ、『ありませんね!』」
「ありま……せん……」
『尚侍(ないしのかみ)』の、ベーレット・セリさんが、
「皆さん、禁止ではないそうよ、努力は報われるかもしれませんよ、何といっても正妻様もご承知ですから」
えっ、エヴプラクシヤさん、なにをいったの?それに誰にいったの?
綺麗な方がゾロゾロと……
「イルマタル様、この者たちはルサールカ、女孺(めのわらわ)として採用しました、元は亡霊でしたが、女孺(めのわらわ)として肉体を与えました、どうぞ、お好きにお手をお付けください」
お好きに?もう十分です!
ここで『お好き』にしたら、間違いなしに地獄が顕現しそうですよ!
「それからイルマタル様にお知らせすべきことがあります、この度、四人の『更衣』様の申し合わせで、冥界の女は『ナイト・ムーン・タウン』では貞操帯をしないことになりました。」
えっ、つまり……ノーパン?
「皆、イルマタル様にご覧いただきなさい」
一斉に冥界の女孺(めのわらわ)になった、ルサールカさんたちがスカートの裾をあげるのです……バッチリです。
「ベーレットさん、貴方まで……」
「どうぞ、ご覧になってください」
「私たちもぜひ、ご覧下さいね♪」
四人の『更衣』さんも裾をめくっています。
いや、そんなに露骨に見せなくとも……せめてショーツぐらいは穿いてほしい……
「お気に召しませんか?」
「いえ……大変うれしいのですが……『ナイト・ムーン・タウン』にはロマンチック・ドリーム・タウンやユートピア・タウンの女たちもやってきますので、貞操帯をしないというのは……」
「たしかにそうですね……」
ベーレット・セリさんが同意してくれましたが、
「ではこういたしませんか?昔のように新月の夜は、『ナイト・ムーン・タウン』では特別の日として一般婦人客はお断り、新月の夜だけは関係者だけの日、そして貞操帯をしないというのではいかがでしょう?」
新月の夜、『ナイト・ムーン・タウン』は『ハレムの夜』と呼ばれるようになり、『店舗解禁』、つまりすべてがタダとなったのです。
この日、お店は最低限の人員で回すことになりました、女孺(めのわらわ)さんたちが当番制で対応するようです。
雑仕女(ぞうしめ)さんはこの日はお休み……刺激的すぎるかもしれませんから。
この時の当番さんには、休日出勤ですので、五千円分のチケットを渡します、
その上にロシア菓子の詰め合わせ、京都の『村上開●堂』というところの『ロシアケーキ12個入り』、2,711円のものを渡すのです。
これ物凄く喜ばれたのです。
アプリコット・レーズン・ブドウジャムサンド・チョコの4種類のロシアケーキ、相当に美味しいですからね。
このお菓子セット、一品当たりの単価は230円弱…ロシアケーキってクッキーみたいなもの、クッキーとしたら高価です……
『想女待遇』の消耗品備蓄カタログは200円まで……
とにかく取り寄せ能力を使い、このロシア菓子の詰め合わせは登録しておきました。
なにかのちょっとした贈答用として使いましょうね……
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
85
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる