いやいやながら女にされて異世界生活

ミスター愛妻

文字の大きさ
47 / 145
第八章 ラングスドルフ領の旅

ラングスドルフ領は奴隷の産地

しおりを挟む

 夕食は本当に簡単にすませた一行。
 その後、男ものの洗濯をして、ポータブル乾燥機で乾燥……

「この世界の男性の下着ってブリーフなのね」
「そうですよ、父上もブリーフでしたね」

「それにしても臭いわね……」
「あまりお風呂に入ることはありませんので……」

 臭い男呼ばわりされて、帝国の大公殿下も形無しですね。
 
 よく朝、雨も上がり、快晴となりました。

 チャールズさんが、
「ティア様、このあたりを抜けたら、雨に悩まされなくなりますよ」
「そうなの?」
 いつの間にか『様』がついています。

「このあたりが、カルヌントゥムに向かう街道の、1番の難所といわれているのですね」
「不思議と雨が降り、皆難儀するのです」
「トラもオオカミも出てきますし、うっかりすると『物の怪』も出たりします」

「途中に集落がほとんど無かったでしょう?危険なのですよ」

「あそこに結界石が見えるでしょう、あれが境目なのです」

 結界石?あのでっかい石の事?
 たしかに、何らかのエネルギーを感じますね、まあここは異世界、何があっても不思議ではないのでしょうね。

 ユーティリティビークルは何事もなく、その結界石の横を通り過ぎていきました。

「ここからは街道にも集落が増えてきますよ」
「ラングスドルフ子爵領の農奴の集落ですが、次の休憩場所はその集落のどこかですが、まだまだ野営なのですよ」
「宿屋はないの?」
「農奴の集落には、宿屋はありませんよ、広場に野営するわけです」

 バヤンウルギー村のような感じでしょうか?
 農村ですから、通行税は旅人一人2アス青銅貨でしたかね……

「旅人が野営するには、村の入口で通行税を支払うのだが、ラングスドルフ子爵領の農奴の集落の通行税は、旅人一人あたり2アス青銅貨、ただ、野営すると、場所代を一人あたり1セステルティウス銀貨とられる」
「だから隊商は素通りするわけだ、街道にはトラとかオオカミとかは出ないが盗賊は出る、しかし傭兵団がのっていれば、まず問題は無い」
「大体どこかに一泊することになるが、夜間強行する者たちも多い」

「そんなことをすれば、誰も村で買い物などしないではありませんか?」
「そうなんだが、そもそもラングスドルフ領は土地が痩せていてな、農奴の喰う分と、子爵に収める物納で精一杯なのだ」

「売る物がない?」
「売る物はある……」

 そもそもこの世界、少しばかり出生の男女比がいびつで、女が多く生まれるのです……
 
「ラングスドルフ領の奴隷は安い……第三子ぐらいからは養えないので、『間引き』も良くあると聞く……」
「農奴の奴隷がラングスドルフ領の売り物……専売制で、領都レニでこのあたりの奴隷を売っている」

「一泊するとなると、我らもレニでとなるな……」
「宿屋に泊まるのですか?」
「治安がよろしくないので、どうした物かな……」

「夜間強行しませんか?」
「別にいいが?」

 良く聞くと、この街道を行き、ラングスドルフ領を抜けるまで70キロほど……
 途中、レニを含めて7つの集落を抜けるようです。
 さらに、馬車の休憩場所などは一切無いようなのです。

 普通、馬車の旅は一日30キロいければ御の字……
 夜間強行すれば16時間……60キロはいけます……
 街道を行くときには、ユーティリティビークルのスピードを上げれば、問題なく通過出来るはず……

「集落の出入り口はいつでも通れるが、日没から日の出までは夜間通行料として五割増しとなる」
「まったく吝いわね」

 ユーティリティビークルは時速35キロほどで驀進?
 次々と村を通り抜けていきます。
 概ね一時間半ぐらいで走破していきます。

 朝の8時に出て、12時半には三つ目の集落を突破!
 ここで屋外でおトイレ、および簡単なお食事……

 午後の1時に走り始め、四つ目の集落がレニでした。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

処理中です...