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第八章 ラングスドルフ領の旅
お疲れさんですね
しおりを挟むレニには午後の一時半につきました。
馬鹿高い通行税を支払い、レニの街中をのんびりと走って行きます。
「あぁ、奴隷市が立っていますね……」
チラッとみた奴隷市……
舞台に女奴隷が一人たち、競りが始まっているようでした……
なんとね、腰巻き一枚で舞台に立っています。
レニを抜けるのに一時間ばかり……あと集落三つ……
次の集落を抜けたのが午後の四時……
さらに次が五時半……
最後の集落で夜間料金を取られましたが、もう走っている馬車は見えず、スピードアップ……
夜の七時にラングスドルフ領を抜けた、初めての休憩場所にたどり着いたのです……
「やれやれ……さすがに疲れました……」
「とにかくテントを出すわ……」
例の巨大テントを設営です……
「ご飯だけど、さすがに作る元気が出ないわ……お弁当にしていただける?」
「そういたしましょう……」
この二人、食べることは忘れないようです。
「ほっ●もっ●なんてどうかしら?」
「お安い『のり弁当』を一人に一つと、『ファミリーステーキガーリックライス』、『ファミリーナポリタン』、『ファミリーサラダの大盛り』、『オードブル3000円』を皆で分ける」
「あと、私たちは『ミニうどん』きつねにしませんか?」
「殿方は『ミニうどん』でも肉がいいでしょう」
テーブルを用意、ドンとお弁当を出し、ラダさんが取り分けてくれました。
ティアさんは『ミニうどん』にお湯をいれる係りですね。
「お二人はライスなんて初めて?」
「東の方の国の料理ですな……帝国でもライスならパエリアがあると思います、パエリアなら食したことがありますよ」
「よかったわ♪私たち、このライス料理、好きなのよ♪時々出しても良いかしら?」
「それは勿論♪」
「ところで、通行料、全部払っていただいたけど、私たちの分は支払いますよ♪」
「いえ、いつも食事の用意をしていただいているのです、これぐらい、払わせていただきます!」
「悪いわね……では甘えるわ♪」
余程疲れたのでしょうね、食べながら、うつらうつらしているティアさんです。
「後始末は……明日にしませんか……とにかくお風呂に入って寝るわ……」
「後始末は私がいたします、ティア様はお風呂に入ってください」
「任せるわ……そうそう、このテント、『迷彩』のほかに『聖女結界』も掛かっているから、大丈夫よ……おやすみなさい……」
「『聖女結界』……」
ラダさんが、
「そんな話し、聞かなかった!良いですね!」
「理解しておりますよ」
「とにかく、私たちが夜交代でこの入口の番をいたしますから、ラダさんも寝てください」
「しかし……」
「しんどいことは私がやりますよ」
「では、お言葉に甘えさせていただきます……」
テーブルやお皿を片付けて、4番住宅に戻ってみると、ティアさんはお風呂から上がり爆睡中……
服は脱ぎ散らかし、パンツさえ、その辺に転がっているのです。
髪はゴシゴシと拭いただけのようで、まだ湿気っているようです。
……やれやれ……明日は大変な事になるけど……ティア様、本当にお疲れだったのね……
……ああ、ネグリジェの裾が……布団もはねのけて……
……ティア様、私が居なければ……いつまでもお仕えしますよ♪……ご主人様……
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