いやいやながら女にされて異世界生活

ミスター愛妻

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第九章 カルヌントゥムまでの旅

第二の神託

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 翌朝、のろのろ起きたティアさん。
 髪はボサボサ、それは酷い寝相……

「ティア様、殿方がおられるのですから、身だしなみをお願いします!」
「まず、髪を整えましょう!」

 甲斐甲斐しく髪を整え、お化粧までしてくれ、服も着せてくれるラダさん。
 
「ありがとう……」

「ところで……その……そろそろ、月のものが来そうで……私、重くて……」
「今日から三日、ここに野営します!」

「別にそこまでしなくても……毎月の事ですから……」
「今日から三日、ここに野営します!」

「私の眷属、『聖女の眷属』になって、初めての生理なのでしょう?様子を見ましょうよ、ね、そうしましょう」
「ありがとうございます……では、お言葉に甘えて……」

「4番住宅では静養にならないわ、1番を出しましょう」
「二段ベッドを取り寄せたわ♪」

 二段ベッドは税抜45,273円、二段ベッド用のマットレスは税抜14,737円が二つ……

 現在の貯金、648,300円……3アウレウス金貨、17デナリウス金貨、6キナリウス銀貨、7セステルティウス銀貨、2クァドランス青銅貨と6円残り。

「ところで、私の相手をしていて良いの?」
「まだ始まっていないようですし……激しい運動をしなければ、大丈夫なので……」

「ナプキンとサニタリーショーツを頂ければ……100均のもので十分です、前世は100均のもので済ませていた物で……」

 慌てているティアさん、ドカーンと取り寄せています。

「とにかく朝ご飯を作るわ、何か食べたい物はない?」
「別に何を食べたいと云うことはないのですが……」

「では、この三日は和食にしましょう、ひじきとか、湯豆腐とか」
「しかし、それではカールマン様たちが……」

「冷凍惣菜で済ませるわ♪」

 で、外に出て、いままでの住宅を1番住宅に変えたティアさん。
 勿論、『土の硬化』で目隠しの壁を作り替えています。

「おや、どうされたのかな?家を変えられたようだが?」
「ラダさんがお疲れを出して、三日ほど静養がてら、ここで野営しようかなと……」

「今度はラダさんですか?強行軍でしたから、女性の身としてはキツかったかもしれませんな」
「三日ほど、食事はライス料理になるけど我慢してくださいね」  

 それから三日間、身体を温めた方がいいと、生姜を多用したティアさん。
 和食で押し通した様です。

 テントの中でのんびりと鋭気を養う二人の女……
 殿方は、剣術の稽古に専念していたようです。

 この三日の間で、打ち解けたのか、『聖女』ということを隠さなくなり、堂々と物品を取り寄せたりしています。

 あるとき、また帝国魔法兵団の襲撃があり、さらには暗殺団が襲ってきましたね。
 こんどは筆頭魔道士とかいう、おっさんもいました。

 この時、神託があって、この筆頭魔道士は始末せよ、と言われたのですね……
 そしてある物を取り上げて消去せよ、ともね。

 『索敵』はかなり前から反応していました。
 
「カールマン様、また暗殺団が三人ばかりいるのだけど、始末できますか?」
「任せてくれ、このテントには近づけない」
 勇んで迎え撃ちにいく殿方二人でした。

「ラダさんが大変なときに!神様に言われなくても始末してあげます!」
 えらく怒っているティアさん。

 帝国魔法兵団は今度はかなり近くから、風の魔法で攻撃したのですが、神罰で壊滅。
 虫の息の魔道士にティアさんが、『土の硬化』を発動、下から土の槍状の物がつき上がり串刺しにしたのですね。

「おのれ!」
 激怒した筆頭魔法士、彼だけが使える魔法、『暗示拘束』なんてものを発動したようなのです。
 どんな相手でも、自分の好きに出来る、自殺を命じられれば自殺をする、怖いのは、かけられても相手には自我は残っており、拷問などは特にお手の物……

 さらには、秘蔵していた魔法道具、600年前の前の帝国の秘蔵していた、宝玉『瘴気増殖』に自身の魔力を込めたのです。

 見る見る周りの瘴気が集まり、串刺しの元部下にとりつき始めました。

「ふん、なら檻に放り込んでくれるわ!」

 みるみるその辺り一帯、土の壁に取り囲まれました。

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