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第七十六章 そして世界をつなげましょう

ピーチミルクティー

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「私も教わろうかしら……」
「私たちも!」と、ゼブル騎士団の幹部たちが、一斉に口を揃えます。

 こんな話があったとは露知らず、私はバアル・ゼブル以下、幹部たちを接見しています。
 といっても、いつものごとくお茶に招待したのですが。

 私の側には『グリセット』さん達が並んでいます。
「大変な場所で、大変な仕事を命じて悪いわね、ご苦労様です」
「いえ、ルシファー様もお元気そうで」

「戦争も終わりましたね……男たちは死んでしまいました……」
「これからは争うことのない、気苦労のない心静かな世界になるように努力するつもりです」
 バアル・ゼブルさん、なにも云わずに、お茶を飲んでいます。

「ピーチティーにしますか?」
 突然、私に云われバアル・ゼブルさん、意味がわからないようです。

「私はピーチティーにしますよ、『グリセット』さん、お願いできますか?」
「はい、どうぞ♪」
 一人の『グリセット』さんが、胸を片方晒して、紅茶に胸からミルクを入れてくれます。
 人肌ですから、紅茶にはぴったり……

 『グリセット』さんたちの制服は、授乳服になっているのです。
「……まずい……」
「えっ!紅茶がまずかったですか?」
「いえ、そうではなく、すこし思い出したことがありまして」

「ところで、バアル・ゼブルさん、私すこし、もよおしているのですよ……」

 ?

 私はバアル・ゼブルさんをぐっと抱きしめて、胸を触ります。
「はぁ……ルシファー様……夜はまだですよ……」
 バアル・ゼブルさんと隣の部屋に移動です。
「この後、アルプ、セミラミス、約束どおりにね」

 息も絶え絶えのバアル・ゼブルさんが、部屋を出ていった後、アルプさんとセミラミスさんを呼びました。
 バアル・ゼブルさんの色っぽい声が、漏れ聞こえたのか二人は激しかったですね。
 詳しくは言いませんが、この二人、ど淫乱と知りました。
 二人を満足させるためには、体力が必要です!

 私はこの二人に側女のチョーカーを授けました。
「ルシファー様……私たち……してもらえるなら、なんでもしますから……忘れないで下さいね♪」

「有機体になって戦闘力は大丈夫?なにか武器でもいるのでは……」
「そうですね、たしかに力は落ちています、治癒力はそのままですが」

「マレーネさん、独鈷杵(ドクコショ)ありますか?」
 マレーネさんが浮き上がって来て、独鈷杵(ドクコショ)を持ってきてくれました。

「アルプとセミラミス専用の物です、アルプはスクブス、セミラミスはアンズーを増殖させることができます」
「使用法は今までどおり、言っときますがルシファー様に対してはキャンセルされますよ」

「残りの三人を呼んで下さい」
 二人は少し不満顔をしましたが、何も云わず三人と変わりました。
 アナトさん、ラシャプさん、コシャル・ハシスさん……

 意外にも、この三人は簡単でした。
 あっさりと感じて、乱れに乱れ気を失いました。
 とことん征服しちゃったのです……

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