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第五章 ゾンビ

今度はフライドチキンチェーン店

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 アテネさんと二人で、吸血鬼の所在地を壊滅させて、私たちはホットスプリングスビレッジを後にしました。
 さて、どうして帰りますかね、どこかのホテルにアテネさんと……

 なんて思っていますと、ハンヴィーM1152が走ってきます、ビクトリアさんと小雪さんが乗っています。
 あぁ、心配で迎えに来てくれたのですか?

「あるじ殿、敵はどこか?」
「片付けました、小さい隕石が直撃したようです、そうなっていますし、そう発表されるでしょう」
「アテネさんの大活躍で終わりです」

 ビクトリアさん、顔にはっきりと、つまらないと書いてあります。

「せっかくですから、町の温泉にはいってかえりましょう、ネイサンさんからカードを渡されていますので、別にお金は困りませんので」
 小雪さんが、「いいですね」といいますので、クアポー・バス・アンド・スパへ行き、極楽を満喫してきました。
 水着は買いましたが、ちともったいないですね。

 帰りに軽く食事をと、思いましたが、このメンバーです、結局、ファーストフードです。
 某フライドチキンのチェーン店がありましたのでぱくつきました。

 これは人数が少ないだけで、このあいだのハンバーガーチェーン店とほぼ同じことです。
 大食漢のアメリカ人をしり目に、小柄な私とアテネさんの食べること……
 ウリカさんが呆れていました。

「傭兵稼業にしては少ないのでは、ビクトリアさんもウリカさんも、アテネさんを見習った方がいいのでは」
「美容を気にしているのさ、太るとあるじ殿のお声が掛からぬからな」
 と、ビクトリアさんが云います。

 小雪さんが、
「そうです、マスターとアテネは胃下垂なのでは、その身体でそれだけ食べるなんて、胃の中にブラックホールでもお持ちでは?」

「じゃあアリスさんはどうなのですか?銀河質量クラスの大質量ブラックホールですか?」
「いつか蒸発するでしょうが、それまでは、周りにたっぷり迷惑をかける存在です」
 小雪さんはやはり女教師ですね、当初、そのために作られたのですから、三つ子の魂でしょう。

 でっかいピースをいくつ食べたでしょうか?
 ポテトもたっぷりと……
 アテネさんが「こちらのほうがおいしい」といいます、やはり肉の塊がいいのでしょうね。
 お土産を大量に買い込んで帰宅です、エッダさんの渋い顔……

 でも、皆さんには好評でしたよ。

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