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第二章
捜査
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アレッシアが拐われた翌日、状況確認の為に一度戻るというレオナルドと共に、午前中にはミリアムもカパローニ邸へと戻ってきていた。
カパローニ邸は表向きには平静を装っていたが、邸の中は騒然としていた。
「ああ!レオにミリィ!貴方達は無事なのね!よく顔を見せて頂戴!」
玄関に入るなり、タチアナがレオナルドとミリアムの無事を確かめるように両手で顔を包む。
「お母様!お姉様は?お姉様はまだ見つからないのですか?」
「ああミリィ、あなたは何にも心配しなくてもいいのよ。シアはきっと大丈夫だから、ね?」
タチアナはミリアムを安心させるように抱きしめると、自室に戻るようにうながした。
「父上から連絡はありましたか?」
「ええ、夜明け前にはラットフォレスタを出たそうよ。馬車ではなくて、馬を替えながら帰ってくるとの事ですから、明日の夜には着くでしょう」
「犯人と思しき人物から何か接触は?」
レオナルドの問いかけにタチアナは厳しい表情のまま首を横に振る。
「そうですか…。エミリオ殿下と救国の魔女様方も力を貸してくださるそうです。きっと無事に見つかります」
「そう、そうなのね。ああ、シア…今頃どんなに恐ろしい思いをしているか」
昨夜は一睡もしていないのか、タチアナは青白い顔をしている。レオナルドは侍女を呼び、母を寝室で休ませるように告げると、自室に戻ったミリアムの元に向かった。
「ミリィ?入ってもいいか?」
少し間が空いてから「どうぞ」と返答が聞こえ、レオナルドはそっと扉を開けて中に入った。
侍女によって自室用の簡易的なドレスに着替えたミリアムがソファに座って迎える。
「ミリィ、少し落ち着いたか?」
レオナルドはミリアムの隣に座ると優しくその背中を擦った。
「はい、昨夜は取り乱してしまいご迷惑をお掛け致しました。エミリオ様にも後日お詫びをと考えております」
「あいつの事は気にすることはないよ。それより、シアの事は皆が手を貸してくれているからね。きっとすぐ見つかる。救国の魔女様たちに、エミルも」
「まあ…。それはとても心強い事です」
(エミルに関してはミリィにいい所を見せたいという思惑が透けて見える様な気がするが…)
「…一貴族の事なのに、王族であるエミリオ様が手を貸してくださるなんて…やっぱりエミリオ様はお姉様の事を想っていらっしゃるのですね…」
「…は?」
突如飛び出した妹の謎の発言にレオナルドは思わず耳を疑った。
「あー、えーとミリィ?誰が誰の事を想っていると?」
レオナルドの質問にミリアムはせつなげに目を伏せる。
「エミリオ様がお姉様をですわ。最初は気が合わないかもしれないと思いましたが、先日言い合っているお二人を見て、わたくしピンと来ましたのよ。これはむしろ逆に息がピッタリだ…と。そして、今回の件で確信いたしましたわ。エミリオ様はお姉様を想っていらっしゃるからこそ、力をお貸しくださるのですわね?」
「…哀れな」
レオナルドは片手で目を覆うと悲痛な面持ちで項垂れた。
「え?」
「いや、なんでもない」
(エミル…全く伝わっていないぞ)
あれだけ細々とアピールを重ねているのに全く想いが伝わっていない親友に、ほんの少し同情するが、可愛い妹を取られるのはどう考えても面白くないので、「まあ、それならそれでいいか」と考えるのをやめた。
「とにかく、安全が確認されるまでお前は邸を出ないようにしてくれ。俺はまた城に戻る」
「わかりましたわ。お兄様も充分にお気をつけくださいませ」
ギュッとお互いに抱きしめ合うと、レオナルドは馬車ではなく自ら馬に乗り、王城へと急ぎ戻った。
◇
さらにその翌日、ベアトリーチェの邸ではエミリオとレオナルドが魔女たちから調査の報告を受けていた。
「つまり、馬車ごと転送出来るほどの大規模な魔法陣の割に、術者と思われる人数が少ないと?」
「そうなのよぉ。私たちくらいになればなんてことないんだけどぉ、普通の魔力量の人間ならこの規模の魔法を5~6人で発動させるのは無理ねぇ」
エミリオの問いにベアトリーチェがいつもの間の抜けた声で答える。
「恐らく黒龍の髭か漆黒の魔石、もしくはその両方が使用されていると見て間違いないだろう」
「しかし、前回の黒龍討伐はもう90年も前と伺っています。その当時に採取された素材など、まだ出回っているのでしょうか?」
刻が止まっている魔女たちからすると、90年前はつい最近の感覚だが、通常の感覚だと祖父母の代の話だ。当時市場に流した分など、とうに使われて形を変えてしまっていることが予想された。
「実は最近渓谷に黒龍の若い個体が現れたの。エリーが一人で駆除したけど」
「!お一人で!?黒龍と言えば、王城の騎士団と渓谷の魔女様とで連携して討伐をするのではないのですか!?」
「…ハハハ」
黒龍が現れたことより、エレオノーラ一人で駆除してしまったことにレオナルドが目を丸くしたが、当のエレオノーラは実に爽やかな笑顔ではぐらかした。
「いや、笑って誤魔化さないでいただきたく…「いちいち細かいこと気にしてんじゃないわよ。この金髪白面郎」」
「その黒龍の出現がどうも人為的に行われた可能性がある。幼体を使って、その親と思われる個体を渓谷におびき寄せた様だ」
ヴァレリアの暴言に一瞬たじろいだレオナルドだが、次のエレオノーラの発言に眉を顰める。
「人為的に…誰が何の為に?」
「…それはまだ調査中だ。何かわかったらすぐに知らせる」
「それで、そのおびき寄せるために魔境で捕えたと思われる幼体から素材を採取したんじゃないかと思うわけ」
一連の流れが繋がっているとしたら…とレオナルドは顎に手を当て思案する。
「…何者かが、この国で何か起こそうとしているのでしょうか?」
「さあ、そこまではなんとも。それで、アレッシア嬢誘拐の現場で目撃された“赤いローブの集団”に関して調査をしたいんだけど、【真・救国神教】について何か掴んでる情報があったら提供してちょうだい」
「例の新興宗教団体ですか…。複数の上級貴族が関係しているくらいしか…」
コンコンコン!
邸の扉をが叩かれ、入室を求める声がする。
「イヴァン第二王子殿下付きのズラタノフです。こちらにカパローニ卿がいると聞いて参上しました。もし在室でしたら入室の許可を」
何故第二王子の側近が?と誰もが目を見合わせたが、ひとまず話を聞こうとエミリオはベアトリーチェに目配せした。
「どうぞぉ」
「ありがとうございます」
第二王子イヴァンの側近ディーノは、入室するやいなやレオナルドに向かって土下座した。
カパローニ邸は表向きには平静を装っていたが、邸の中は騒然としていた。
「ああ!レオにミリィ!貴方達は無事なのね!よく顔を見せて頂戴!」
玄関に入るなり、タチアナがレオナルドとミリアムの無事を確かめるように両手で顔を包む。
「お母様!お姉様は?お姉様はまだ見つからないのですか?」
「ああミリィ、あなたは何にも心配しなくてもいいのよ。シアはきっと大丈夫だから、ね?」
タチアナはミリアムを安心させるように抱きしめると、自室に戻るようにうながした。
「父上から連絡はありましたか?」
「ええ、夜明け前にはラットフォレスタを出たそうよ。馬車ではなくて、馬を替えながら帰ってくるとの事ですから、明日の夜には着くでしょう」
「犯人と思しき人物から何か接触は?」
レオナルドの問いかけにタチアナは厳しい表情のまま首を横に振る。
「そうですか…。エミリオ殿下と救国の魔女様方も力を貸してくださるそうです。きっと無事に見つかります」
「そう、そうなのね。ああ、シア…今頃どんなに恐ろしい思いをしているか」
昨夜は一睡もしていないのか、タチアナは青白い顔をしている。レオナルドは侍女を呼び、母を寝室で休ませるように告げると、自室に戻ったミリアムの元に向かった。
「ミリィ?入ってもいいか?」
少し間が空いてから「どうぞ」と返答が聞こえ、レオナルドはそっと扉を開けて中に入った。
侍女によって自室用の簡易的なドレスに着替えたミリアムがソファに座って迎える。
「ミリィ、少し落ち着いたか?」
レオナルドはミリアムの隣に座ると優しくその背中を擦った。
「はい、昨夜は取り乱してしまいご迷惑をお掛け致しました。エミリオ様にも後日お詫びをと考えております」
「あいつの事は気にすることはないよ。それより、シアの事は皆が手を貸してくれているからね。きっとすぐ見つかる。救国の魔女様たちに、エミルも」
「まあ…。それはとても心強い事です」
(エミルに関してはミリィにいい所を見せたいという思惑が透けて見える様な気がするが…)
「…一貴族の事なのに、王族であるエミリオ様が手を貸してくださるなんて…やっぱりエミリオ様はお姉様の事を想っていらっしゃるのですね…」
「…は?」
突如飛び出した妹の謎の発言にレオナルドは思わず耳を疑った。
「あー、えーとミリィ?誰が誰の事を想っていると?」
レオナルドの質問にミリアムはせつなげに目を伏せる。
「エミリオ様がお姉様をですわ。最初は気が合わないかもしれないと思いましたが、先日言い合っているお二人を見て、わたくしピンと来ましたのよ。これはむしろ逆に息がピッタリだ…と。そして、今回の件で確信いたしましたわ。エミリオ様はお姉様を想っていらっしゃるからこそ、力をお貸しくださるのですわね?」
「…哀れな」
レオナルドは片手で目を覆うと悲痛な面持ちで項垂れた。
「え?」
「いや、なんでもない」
(エミル…全く伝わっていないぞ)
あれだけ細々とアピールを重ねているのに全く想いが伝わっていない親友に、ほんの少し同情するが、可愛い妹を取られるのはどう考えても面白くないので、「まあ、それならそれでいいか」と考えるのをやめた。
「とにかく、安全が確認されるまでお前は邸を出ないようにしてくれ。俺はまた城に戻る」
「わかりましたわ。お兄様も充分にお気をつけくださいませ」
ギュッとお互いに抱きしめ合うと、レオナルドは馬車ではなく自ら馬に乗り、王城へと急ぎ戻った。
◇
さらにその翌日、ベアトリーチェの邸ではエミリオとレオナルドが魔女たちから調査の報告を受けていた。
「つまり、馬車ごと転送出来るほどの大規模な魔法陣の割に、術者と思われる人数が少ないと?」
「そうなのよぉ。私たちくらいになればなんてことないんだけどぉ、普通の魔力量の人間ならこの規模の魔法を5~6人で発動させるのは無理ねぇ」
エミリオの問いにベアトリーチェがいつもの間の抜けた声で答える。
「恐らく黒龍の髭か漆黒の魔石、もしくはその両方が使用されていると見て間違いないだろう」
「しかし、前回の黒龍討伐はもう90年も前と伺っています。その当時に採取された素材など、まだ出回っているのでしょうか?」
刻が止まっている魔女たちからすると、90年前はつい最近の感覚だが、通常の感覚だと祖父母の代の話だ。当時市場に流した分など、とうに使われて形を変えてしまっていることが予想された。
「実は最近渓谷に黒龍の若い個体が現れたの。エリーが一人で駆除したけど」
「!お一人で!?黒龍と言えば、王城の騎士団と渓谷の魔女様とで連携して討伐をするのではないのですか!?」
「…ハハハ」
黒龍が現れたことより、エレオノーラ一人で駆除してしまったことにレオナルドが目を丸くしたが、当のエレオノーラは実に爽やかな笑顔ではぐらかした。
「いや、笑って誤魔化さないでいただきたく…「いちいち細かいこと気にしてんじゃないわよ。この金髪白面郎」」
「その黒龍の出現がどうも人為的に行われた可能性がある。幼体を使って、その親と思われる個体を渓谷におびき寄せた様だ」
ヴァレリアの暴言に一瞬たじろいだレオナルドだが、次のエレオノーラの発言に眉を顰める。
「人為的に…誰が何の為に?」
「…それはまだ調査中だ。何かわかったらすぐに知らせる」
「それで、そのおびき寄せるために魔境で捕えたと思われる幼体から素材を採取したんじゃないかと思うわけ」
一連の流れが繋がっているとしたら…とレオナルドは顎に手を当て思案する。
「…何者かが、この国で何か起こそうとしているのでしょうか?」
「さあ、そこまではなんとも。それで、アレッシア嬢誘拐の現場で目撃された“赤いローブの集団”に関して調査をしたいんだけど、【真・救国神教】について何か掴んでる情報があったら提供してちょうだい」
「例の新興宗教団体ですか…。複数の上級貴族が関係しているくらいしか…」
コンコンコン!
邸の扉をが叩かれ、入室を求める声がする。
「イヴァン第二王子殿下付きのズラタノフです。こちらにカパローニ卿がいると聞いて参上しました。もし在室でしたら入室の許可を」
何故第二王子の側近が?と誰もが目を見合わせたが、ひとまず話を聞こうとエミリオはベアトリーチェに目配せした。
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