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アルシア移住
ドラゴンジャーキー
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私はほぼ毎日、昼過ぎから夕方の間の二時間ほどメアリ家に通った。
奥の部屋に隠れていた子供達も十日位で顔を見せるようになり、毎回とても賑やかである。
今、私の髪の毛を弄り回しているのは一番上の長女マイリー。
来月から、街の美容室で髪結いの見習いになるんだとか。
マイリーは私の髪に興味津々だ。
なんで途中から透明になってるのか。
なんでパチパチと光っているのか。
切ったらどうなるのか、とか。
「何も対策しないで切ると消えちゃうよ」
私の言葉に嘘だぁ、と大騒ぎする子供達。
(ふふ、見たこと無いとわからないよねぇ)
私はブラシを取り出して、髪をといた。
ブラシに二本抜け毛が付いたので、それをつまんで子供達に見せる。
私から離れた髪は徐々に光らなくなって、三十秒ほど経つと溶けるように消えてしまう。
子供達は驚き、大喜びだ。
そんな経緯で、たまにマイリーが髪を結う練習台になっている。
メアリは忙しそうだが、真面目な性分らしく私が居る間は家事の手を止めて、真剣に話し相手をしてくれる。
今日みたいにマイリーが髪を触りに来ることもあるし、違う子がメアリが焼いた素朴なお菓子を摘まみに来ることもある。
「ジューンのおかげでとりあえずはチビらに食べさせることが出来て助かったよ」
メアリ自身も元気そうになって何よりだ。
──雑談は情報の宝庫だ。
メアリと子供達を通して、私はこの国の事を少しずつでも知っていけたので実に有意義な関係だと思っている。
「明日から数日、用事があるから遊びに来ないよ」
私がそういうと、メアリが「そうかい。なら、その間に家事を済ましちまうよ」と答えた。
「十の月に入ったら一気に寒くなるから、夏のうちに子供らの服を縫い直したり上着を縫わなきゃならないんだ」
メアリは手が空くなら早めにやっちまう方がいいからね、と大きな裁縫箱を指差して笑った。
まだ八の月だけどね。
私は明日からちょっと忙しい。
とうとうニーヴを団長に引き渡して、色々と契約するのだ。
場所は領主の屋敷だそう。
ドレスは王子側で用意するとのことで、先に王子の屋敷に寄ってからになる。
ドレスなんか何百年も着てないんだけど大丈夫なんだろうか。
事前にあちこち女性兵士がサイズを測って行ったので、オーダードレスだろうなー。
重たくないと良いのだけど……。
三日日後が、約束の日だ。
ペロティとラスピは明日中に元居たメア大陸の奧地に帰す。
まだ一緒に居たい気持ちはあるけれど、他の王族や大貴族がフェンリルを欲しがる可能性を考えると私の手元に居ない方が安全だからだ。
ペロティもラスピも、「ここは好きだけどそろそろ帰りたいなぁ」って様子だし。
どこか上の空の私を見て、メアリが大丈夫かい?と心配そうだ。
エルフになってから、こんなにナチュラルに【母親のように】心配されたのって初めてかも。
私は改めてメアリを見直した。
パサパサだった赤毛は艶を取り戻し、笑顔も増えた。
明るい茶色の瞳、目尻の笑い皺が陽気な雰囲気に一役かっている。
服は古く、つぎはぎだらけだけどきれいに洗濯はしていて清潔だ。
オーダー、既製品、リサイクル、自分で縫うという手段があるが一番安価なのはリサイクル品を買うことだ。
裁縫の苦手な私は知らなかったのだが、自分で作るのはリサイクル品を買うよりお金がかかるものらしい。
「生地や糸がね、いい値段するんだよ。もちろん安いのもあるさ。だけど安いのは生地も悪いからね。長持ちするいい生地と思ったら、リサイクルで買う方が安いんだよ」
長く住んでいたイヴォーク大陸はアラクネ生地の特産地で、それ以外の生地はそんなに値段が高くなかった。
衣類リサイクルのお店自体なかった気がする。
目に入って無かっただけかもしれないけど。
あっという間に二時間が過ぎたので、メアリ達にサヨナラを言って家に歩いて帰った。
たまには森を散歩したい気分の時もある。
この森は小さいけれど、薬草も多種類あるし木の実や果実、食べられる植物、鳥やウサギなどの小さい生き物が豊富で小川には沢蟹や小魚の姿も見える。
困窮世帯はここで日々の糧を得られるんじゃないかと思ったのだけど……領主の森なので、採取や猟には許可が要るんだって。
果実や木の実をちょっぴり採るくらいなら、お目こぼしされてるみたいけどね。
森の木漏れ日を楽しみながら家に帰ると、フェンリル達が集まってきた。
「ペロティとラスピは明日メア大陸だよ。ニーヴはもうすぐ王子の家に行くわよ」
今日はドラゴンのお肉を出してあげよう。
ドラゴン、美味しい種類もいるんだけど凶悪なやつらは総じて魔力が高いので食用にはちょっと……ってものが多い。
肉を貰ったのはいいけど美味しくなくて放置してたものが結構あるので、今日と明日の朝ご飯にはそのドラゴン肉を放出することにした。
結論から言うと、フェンリル達は物凄く喜んだ。
思ったより好評だったので、こちらに残るニーヴ用にジャーキーを作ったら御褒美オヤツに良いんじゃないかな。
寝る時間までまだ数時間時間があったので、汚れてもいい部屋着に着替えてリビング横の作業部屋へ。
一旦衛生魔法をかけて……金属の作業台の上にドラゴン肉の塊を一個置いて、適当な大きさに削ぎ切っていく。
すごく固い肉だけど、私には切れ味抜群の魔剣ベルシュナ・ヴァリがある。
これは五千年くらい前のものだが……今でもなお有名な偉大なる鍛冶師ヴァリの晩年の作品で、本人に渾身の作品だと言われて貰った物なのだ。
長く使ってるうちに魔剣になってしまったが、名剣には違いない。
魔皇鉄を打つときに私の髪の毛を沢山混ぜ込んだので、とても私と相性が良い。
最初はピカピカと緑がかった銀色だったのだけれど。
魔剣化した時からほんのり私の髪の色のように薄いグリーン、先に行くにつれて透明になっている。
剣先が目視しにくいこの剣は戦闘においてもとても優秀だ。
魔剣といっても、剣に意思はないし喋りもしないけどね。
包丁としても役に立つ素晴らしい剣なのだ。
肉を切り分けた後は魔法で水分を抜くだけ。
物凄く硬く仕上がったが、フェンリルにはちょうど良いだろう。
朝に出す分以外は全部ジャーキーにしてしまおう。
思ったよりジャーキー作りに熱中していて、気が付いたら深夜だった。
自分の食事がまだだったのでマジックバッグからタマゴサンドを出して軽食をとり、入浴を済ませてさっさと寝ることにした。
明日はメア大陸まで行く予定だから。
奥の部屋に隠れていた子供達も十日位で顔を見せるようになり、毎回とても賑やかである。
今、私の髪の毛を弄り回しているのは一番上の長女マイリー。
来月から、街の美容室で髪結いの見習いになるんだとか。
マイリーは私の髪に興味津々だ。
なんで途中から透明になってるのか。
なんでパチパチと光っているのか。
切ったらどうなるのか、とか。
「何も対策しないで切ると消えちゃうよ」
私の言葉に嘘だぁ、と大騒ぎする子供達。
(ふふ、見たこと無いとわからないよねぇ)
私はブラシを取り出して、髪をといた。
ブラシに二本抜け毛が付いたので、それをつまんで子供達に見せる。
私から離れた髪は徐々に光らなくなって、三十秒ほど経つと溶けるように消えてしまう。
子供達は驚き、大喜びだ。
そんな経緯で、たまにマイリーが髪を結う練習台になっている。
メアリは忙しそうだが、真面目な性分らしく私が居る間は家事の手を止めて、真剣に話し相手をしてくれる。
今日みたいにマイリーが髪を触りに来ることもあるし、違う子がメアリが焼いた素朴なお菓子を摘まみに来ることもある。
「ジューンのおかげでとりあえずはチビらに食べさせることが出来て助かったよ」
メアリ自身も元気そうになって何よりだ。
──雑談は情報の宝庫だ。
メアリと子供達を通して、私はこの国の事を少しずつでも知っていけたので実に有意義な関係だと思っている。
「明日から数日、用事があるから遊びに来ないよ」
私がそういうと、メアリが「そうかい。なら、その間に家事を済ましちまうよ」と答えた。
「十の月に入ったら一気に寒くなるから、夏のうちに子供らの服を縫い直したり上着を縫わなきゃならないんだ」
メアリは手が空くなら早めにやっちまう方がいいからね、と大きな裁縫箱を指差して笑った。
まだ八の月だけどね。
私は明日からちょっと忙しい。
とうとうニーヴを団長に引き渡して、色々と契約するのだ。
場所は領主の屋敷だそう。
ドレスは王子側で用意するとのことで、先に王子の屋敷に寄ってからになる。
ドレスなんか何百年も着てないんだけど大丈夫なんだろうか。
事前にあちこち女性兵士がサイズを測って行ったので、オーダードレスだろうなー。
重たくないと良いのだけど……。
三日日後が、約束の日だ。
ペロティとラスピは明日中に元居たメア大陸の奧地に帰す。
まだ一緒に居たい気持ちはあるけれど、他の王族や大貴族がフェンリルを欲しがる可能性を考えると私の手元に居ない方が安全だからだ。
ペロティもラスピも、「ここは好きだけどそろそろ帰りたいなぁ」って様子だし。
どこか上の空の私を見て、メアリが大丈夫かい?と心配そうだ。
エルフになってから、こんなにナチュラルに【母親のように】心配されたのって初めてかも。
私は改めてメアリを見直した。
パサパサだった赤毛は艶を取り戻し、笑顔も増えた。
明るい茶色の瞳、目尻の笑い皺が陽気な雰囲気に一役かっている。
服は古く、つぎはぎだらけだけどきれいに洗濯はしていて清潔だ。
オーダー、既製品、リサイクル、自分で縫うという手段があるが一番安価なのはリサイクル品を買うことだ。
裁縫の苦手な私は知らなかったのだが、自分で作るのはリサイクル品を買うよりお金がかかるものらしい。
「生地や糸がね、いい値段するんだよ。もちろん安いのもあるさ。だけど安いのは生地も悪いからね。長持ちするいい生地と思ったら、リサイクルで買う方が安いんだよ」
長く住んでいたイヴォーク大陸はアラクネ生地の特産地で、それ以外の生地はそんなに値段が高くなかった。
衣類リサイクルのお店自体なかった気がする。
目に入って無かっただけかもしれないけど。
あっという間に二時間が過ぎたので、メアリ達にサヨナラを言って家に歩いて帰った。
たまには森を散歩したい気分の時もある。
この森は小さいけれど、薬草も多種類あるし木の実や果実、食べられる植物、鳥やウサギなどの小さい生き物が豊富で小川には沢蟹や小魚の姿も見える。
困窮世帯はここで日々の糧を得られるんじゃないかと思ったのだけど……領主の森なので、採取や猟には許可が要るんだって。
果実や木の実をちょっぴり採るくらいなら、お目こぼしされてるみたいけどね。
森の木漏れ日を楽しみながら家に帰ると、フェンリル達が集まってきた。
「ペロティとラスピは明日メア大陸だよ。ニーヴはもうすぐ王子の家に行くわよ」
今日はドラゴンのお肉を出してあげよう。
ドラゴン、美味しい種類もいるんだけど凶悪なやつらは総じて魔力が高いので食用にはちょっと……ってものが多い。
肉を貰ったのはいいけど美味しくなくて放置してたものが結構あるので、今日と明日の朝ご飯にはそのドラゴン肉を放出することにした。
結論から言うと、フェンリル達は物凄く喜んだ。
思ったより好評だったので、こちらに残るニーヴ用にジャーキーを作ったら御褒美オヤツに良いんじゃないかな。
寝る時間までまだ数時間時間があったので、汚れてもいい部屋着に着替えてリビング横の作業部屋へ。
一旦衛生魔法をかけて……金属の作業台の上にドラゴン肉の塊を一個置いて、適当な大きさに削ぎ切っていく。
すごく固い肉だけど、私には切れ味抜群の魔剣ベルシュナ・ヴァリがある。
これは五千年くらい前のものだが……今でもなお有名な偉大なる鍛冶師ヴァリの晩年の作品で、本人に渾身の作品だと言われて貰った物なのだ。
長く使ってるうちに魔剣になってしまったが、名剣には違いない。
魔皇鉄を打つときに私の髪の毛を沢山混ぜ込んだので、とても私と相性が良い。
最初はピカピカと緑がかった銀色だったのだけれど。
魔剣化した時からほんのり私の髪の色のように薄いグリーン、先に行くにつれて透明になっている。
剣先が目視しにくいこの剣は戦闘においてもとても優秀だ。
魔剣といっても、剣に意思はないし喋りもしないけどね。
包丁としても役に立つ素晴らしい剣なのだ。
肉を切り分けた後は魔法で水分を抜くだけ。
物凄く硬く仕上がったが、フェンリルにはちょうど良いだろう。
朝に出す分以外は全部ジャーキーにしてしまおう。
思ったよりジャーキー作りに熱中していて、気が付いたら深夜だった。
自分の食事がまだだったのでマジックバッグからタマゴサンドを出して軽食をとり、入浴を済ませてさっさと寝ることにした。
明日はメア大陸まで行く予定だから。
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