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アルシア移住
ピンク髪の噂と恋バナ
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「それでね、あたしハンスに言ってやったの!」
頬をプッと膨らませて、マイリーが言った。
──ここは商店街に新しくオープンした紅茶とシフォンケーキが売りのカフェだ。
私は今、マイリーとその友人三人と丸いかわいらしいテーブルでお茶をしている。
真っ白のフリルがついたテーブルクロスが乙女チックだ。
目の前にいる少女達は十四歳か、近々誕生日を迎える同じ年の子達だ。
「リリの彼氏もでしょ?」
マイリーに話を振られたそばかすのある女の子が頷いた。
「そうなの。あんなに結婚しようって言ってきてた癖に、アレだもの。今更また付き合おうって言われてもね」
恋バナだ。
この辺に住む女の子は十四歳になれば働くか、結婚するのが普通だ。
遅くても十八歳あたりで結婚している。
……話を総合すると、マイリーを含めた彼女たちは結婚を意識するくらいには親しかった異性が去年までは居たらしい。
ちょうど一年くらい前に、郊外にある母子が引っ越してくるまでは。
母の方は知らないが、娘の方はとても可愛い子だったんだとか。
男の子達はその女の子に夢中になり、マイリー達を鬱陶しがるようになって避けるようになったのだという。
「うんうん、それで?」
その女の子はマイリー達とは全く遊びたがらず、男の子と一緒にいる事が多かったみたい。
で、男の子たちは何故かマイリー達がわざとその女の子を仲間外れにしていると言ってきたと。
平民の女の子はそこそこ気が強い。
男の子たちを詰めると、件の女の子がハッキリそう言ったわけでは無いらしい。
が、そうとしか思えないことをマイリー達がしている、と言うのが男の子の言い分。
話は平行線。
呆れたマイリー達は……結局その男の子達と距離を置き、新しい出会いを求めて日々自分磨きをしているか、既に良い感じの人がいると言うのが現時点の話だ。
ところが最近になって、その男の子達がまたマイリー達に近付いてきてるので……。
この女の子達はプンプンしているのである。
「今更よね!」
「ほんとほんとー」
話題の可愛い女の子が引っ越してしまったからなんだって。
なんでもお母さんがどこかの貴族のお手付きで、女の子は貴族の庶子ということらしい。
「あ、わかった! その子ってさ、その貴族に引き取られて王都に行ったんでしょう?」
「えー!? ジューンさん何で知ってるのー?」
ピンク髪だ。
絶対ピンク髪のあの女だ。
キャンディを賭けてもいい。
「その子、パン屋で働いてたピンク色の髪の子でしょう」
「すごーい! なんでわかるの?」
「もしかして知ってたとか?」
きゃいきゃいと会話に花を咲かせる女の子達。
まあ、アレだ。
ピンク髪といったらそういう流れになるのは仕方ない。
もちろん過去には問題を起こさないピンク髪も居たけれど、何故かピンク髪の女はトラブルメーカーが多いのだ。
私はキッパリと女の子達に言った。
「そんな男はまたフラフラするんだから、もう捨てて置けば良いわ」
ピンク髪がここに戻る事も無いだろうし。
女の子達はうんうん、と納得して紅茶をもう一杯頼んだ。
──私の予想が外れなければ、ピンク髪は絶対に王立学院に通う。
そして王族とか筆頭公爵跡継ぎと婚約する。
ハッピーエンドか、ざまぁか。
ガーデンパーティーの様子から判断して、ざまぁコースだろうなぁ……。
私自身が転生者だからか、時々そういう妙な流れに巻き込まれかけることがある。
出来うる限り、回避しているけれど。
黒髪美少女が空から降ってきた事もあった。
飛行機が落ちてきたり、剣豪や十二単の姫様が転移してきたこともある。
この世界は色々な異界と時間軸が交差している。
私が詳しく知らないだけで、地球じゃない異世界からも転生や転移もあるだろう。
でも、圧倒的にニホンからのアプローチが多いように感じるわ。
バミューダトライアングルの飛行機遭難とか人間の神隠しって、こっちに来てる人多いと思うの、実際。
帰れる人と帰れない人の差は、よくわからないけれどね。
カフェは二時間制らしく女の子達はもう一軒!という流れだったが、リリ嬢が家の手伝いがあるとのことでお開きになった。
マイリーはちょっと誰かに会いたいらしく、じゃあねと言って去っていった。
お目当ての人が居るんでしょうね。
良いね、若いって!
夢と希望に満ち溢れてるもんね。
私は打算にまみれた自分をちょっとだけ反省した。
「おう、ジューン!しけた顔してどうしたんだ?」
帰り道、仕事帰りらしいカイに会った。
相変わらずむさ苦しい。
カイと私はガーデンパーティーの後、飲み友達になっている。
ので。
その流れで、カイの行きつけの隠れ家的酒場に連れていって貰った。
まさかの個室である。
この国のマナー的に個室のドアは解放してある。
私が一応未婚女性だからだ。
「実はよ、彼女にプロポーズしようと思ってるんだよ」
ふんふん、今日は恋愛の日なのかしら。
「あら、それはおめでたい話で」
今日初めて聞いたけど、カイはまだ二十歳なんだって。
ついでに聞いたけど団長は二十七歳らしい。
どうでも良い情報だけど。
カイの相談はプロポーズの時に持っていく花束の話である。
「なんかこう、珍しいのが良いなーと思って。ジューンならなんか知ってるかと思ってよぉ」
「この辺では見掛けない花ってこと?」
変わった花と言うならいっぱいある。
人喰い草の花とかスッゴい綺麗だよ。
噛まれる可能性はあるけど。
マンドラゴラも花だけ見れば綺麗だし……
デジュカの天妖花って花もオススメ。
ちゃんと雌しべを切っておかないと、幻覚を引き起こしちゃうけど。
「いやいや、そんなあぶねー花じゃなくて」
「花束じゃなくて良いなら、面白い花があるわ」
ヴィランテ大陸の凍花だ。
ヴィランテはほぼ氷の大陸だからね。
凍花はあっちではあちこちに咲いてるけれど、アルシアでは珍しいんじゃないかな。
種ならいっぱいある。
ガラス細工みたいで美しい花だけど、花束は向かない。
花弁が触れあうと壊れちゃうから。
種を手のひらに乗せ、凍花を咲かせて見せるとカイは大喜びだった。
「おお、その芸凄いな? 俺にも出来るかな」
「植物関係の魔法があるなら、練習すればいけるかもしれない」
「あー、無いわー、俺身体強化しかない」
じゃ、無理でしょ。
結局今から酔った勢いでプロポーズしてくるから凍花をくれと言うので、固定魔法をかけて一輪あげた。
すぐ溶ける花だけど、固定魔法をかければ一年くらいは持つと思う。
お腹もいっぱいだし、私はもう帰る。
今日は本当に口から砂糖吐いちゃいそうな日だったわ。
頬をプッと膨らませて、マイリーが言った。
──ここは商店街に新しくオープンした紅茶とシフォンケーキが売りのカフェだ。
私は今、マイリーとその友人三人と丸いかわいらしいテーブルでお茶をしている。
真っ白のフリルがついたテーブルクロスが乙女チックだ。
目の前にいる少女達は十四歳か、近々誕生日を迎える同じ年の子達だ。
「リリの彼氏もでしょ?」
マイリーに話を振られたそばかすのある女の子が頷いた。
「そうなの。あんなに結婚しようって言ってきてた癖に、アレだもの。今更また付き合おうって言われてもね」
恋バナだ。
この辺に住む女の子は十四歳になれば働くか、結婚するのが普通だ。
遅くても十八歳あたりで結婚している。
……話を総合すると、マイリーを含めた彼女たちは結婚を意識するくらいには親しかった異性が去年までは居たらしい。
ちょうど一年くらい前に、郊外にある母子が引っ越してくるまでは。
母の方は知らないが、娘の方はとても可愛い子だったんだとか。
男の子達はその女の子に夢中になり、マイリー達を鬱陶しがるようになって避けるようになったのだという。
「うんうん、それで?」
その女の子はマイリー達とは全く遊びたがらず、男の子と一緒にいる事が多かったみたい。
で、男の子たちは何故かマイリー達がわざとその女の子を仲間外れにしていると言ってきたと。
平民の女の子はそこそこ気が強い。
男の子たちを詰めると、件の女の子がハッキリそう言ったわけでは無いらしい。
が、そうとしか思えないことをマイリー達がしている、と言うのが男の子の言い分。
話は平行線。
呆れたマイリー達は……結局その男の子達と距離を置き、新しい出会いを求めて日々自分磨きをしているか、既に良い感じの人がいると言うのが現時点の話だ。
ところが最近になって、その男の子達がまたマイリー達に近付いてきてるので……。
この女の子達はプンプンしているのである。
「今更よね!」
「ほんとほんとー」
話題の可愛い女の子が引っ越してしまったからなんだって。
なんでもお母さんがどこかの貴族のお手付きで、女の子は貴族の庶子ということらしい。
「あ、わかった! その子ってさ、その貴族に引き取られて王都に行ったんでしょう?」
「えー!? ジューンさん何で知ってるのー?」
ピンク髪だ。
絶対ピンク髪のあの女だ。
キャンディを賭けてもいい。
「その子、パン屋で働いてたピンク色の髪の子でしょう」
「すごーい! なんでわかるの?」
「もしかして知ってたとか?」
きゃいきゃいと会話に花を咲かせる女の子達。
まあ、アレだ。
ピンク髪といったらそういう流れになるのは仕方ない。
もちろん過去には問題を起こさないピンク髪も居たけれど、何故かピンク髪の女はトラブルメーカーが多いのだ。
私はキッパリと女の子達に言った。
「そんな男はまたフラフラするんだから、もう捨てて置けば良いわ」
ピンク髪がここに戻る事も無いだろうし。
女の子達はうんうん、と納得して紅茶をもう一杯頼んだ。
──私の予想が外れなければ、ピンク髪は絶対に王立学院に通う。
そして王族とか筆頭公爵跡継ぎと婚約する。
ハッピーエンドか、ざまぁか。
ガーデンパーティーの様子から判断して、ざまぁコースだろうなぁ……。
私自身が転生者だからか、時々そういう妙な流れに巻き込まれかけることがある。
出来うる限り、回避しているけれど。
黒髪美少女が空から降ってきた事もあった。
飛行機が落ちてきたり、剣豪や十二単の姫様が転移してきたこともある。
この世界は色々な異界と時間軸が交差している。
私が詳しく知らないだけで、地球じゃない異世界からも転生や転移もあるだろう。
でも、圧倒的にニホンからのアプローチが多いように感じるわ。
バミューダトライアングルの飛行機遭難とか人間の神隠しって、こっちに来てる人多いと思うの、実際。
帰れる人と帰れない人の差は、よくわからないけれどね。
カフェは二時間制らしく女の子達はもう一軒!という流れだったが、リリ嬢が家の手伝いがあるとのことでお開きになった。
マイリーはちょっと誰かに会いたいらしく、じゃあねと言って去っていった。
お目当ての人が居るんでしょうね。
良いね、若いって!
夢と希望に満ち溢れてるもんね。
私は打算にまみれた自分をちょっとだけ反省した。
「おう、ジューン!しけた顔してどうしたんだ?」
帰り道、仕事帰りらしいカイに会った。
相変わらずむさ苦しい。
カイと私はガーデンパーティーの後、飲み友達になっている。
ので。
その流れで、カイの行きつけの隠れ家的酒場に連れていって貰った。
まさかの個室である。
この国のマナー的に個室のドアは解放してある。
私が一応未婚女性だからだ。
「実はよ、彼女にプロポーズしようと思ってるんだよ」
ふんふん、今日は恋愛の日なのかしら。
「あら、それはおめでたい話で」
今日初めて聞いたけど、カイはまだ二十歳なんだって。
ついでに聞いたけど団長は二十七歳らしい。
どうでも良い情報だけど。
カイの相談はプロポーズの時に持っていく花束の話である。
「なんかこう、珍しいのが良いなーと思って。ジューンならなんか知ってるかと思ってよぉ」
「この辺では見掛けない花ってこと?」
変わった花と言うならいっぱいある。
人喰い草の花とかスッゴい綺麗だよ。
噛まれる可能性はあるけど。
マンドラゴラも花だけ見れば綺麗だし……
デジュカの天妖花って花もオススメ。
ちゃんと雌しべを切っておかないと、幻覚を引き起こしちゃうけど。
「いやいや、そんなあぶねー花じゃなくて」
「花束じゃなくて良いなら、面白い花があるわ」
ヴィランテ大陸の凍花だ。
ヴィランテはほぼ氷の大陸だからね。
凍花はあっちではあちこちに咲いてるけれど、アルシアでは珍しいんじゃないかな。
種ならいっぱいある。
ガラス細工みたいで美しい花だけど、花束は向かない。
花弁が触れあうと壊れちゃうから。
種を手のひらに乗せ、凍花を咲かせて見せるとカイは大喜びだった。
「おお、その芸凄いな? 俺にも出来るかな」
「植物関係の魔法があるなら、練習すればいけるかもしれない」
「あー、無いわー、俺身体強化しかない」
じゃ、無理でしょ。
結局今から酔った勢いでプロポーズしてくるから凍花をくれと言うので、固定魔法をかけて一輪あげた。
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