嫌われ王子様の成長 〜改心後、暴君の過去が役に立つこともある〜

ぽんちゃん

文字の大きさ
159 / 211

159 優しい人が獣になったら ※

しおりを挟む

 ぞくりとして、ジルベルトの腕にしがみつくが、ぬぷぬぷと中に指がはいって来る。

 「ッ、ん……ゃ、っ……ぁあっ、そこ、だめっ」

 俺のいいところをすぐに見つけ出したジルベルトは、仕事以外の面でも優秀な男だった。
 ジルベルトの指をぎゅうぎゅうと締め付けながら、涎を垂らしてだらしない顔で喘ぐ。
 その顔を空色の瞳に熱心に見つめられて、恥ずかしいのにより感じてしまう。

 「ぃゃっ……ンぁッ……じるぅ……見ないでッ」
 「っ、可愛いリオン……。中でイク?」
 「んんぅッ……も、イクッ……じるのゆび、きもちいぃっ、あぁァッ!」
 「~~っ、クソッ、可愛すぎるだろ」

 じゅるじゅるっと音を立てて胸の飾りを吸われ、中のいいところを刺激された俺は、白濁を出すことなく絶頂を迎えていた。

 「んんんんぅぅ────ッ!! ……ひぁッ! も、イッた……から……やぁッ、だめっ」
 「っ……上手だったよ」
 「えっ? あッ、あぁっ……や、もう、だめっ! ゆび、やだぁ……ひぁ、ンンッ」
 
 イヤイヤと首を振ると、すぐに指がずるりと後蕾から抜けていく。
 俺の後蕾は、ヒクヒクと寂しそうに動く。

 早く抱かれたいのに、なぜかジルベルトは正座をして、ひたすら謝罪していた。
 
 「ごめんっ。昨日の今日で、痛かったよな? 襲うつもりなんてなかったのに……。本当にごめん。リオンは俺の大切な恋人なのにっ、なんでこんなことしちゃったんだろ……」
 
 膝の上に置いた拳をぐっと握りしめて、泣きそうになっているジルベルト。
 俺は荒い呼吸のまま、ゆるりと首を傾げた。

 「じる? まだ?」
 「……え?」
 「ゆびはもう、おわりで、いいでしょ?」

 目が点になるジルベルトに焦れた俺は、少し萎えてしまった陰茎をぺろりと舐めた。
 すぐに硬さを取り戻した陰茎に満足して、ころんと寝転んだ。

 「つづきは?」
 「…………続き?」
 
 続き、と戯事のように繰り返すジルベルトは、俺がなにを言いたいのか全く伝わっていないらしい。
 普段は絶対にやらないが、俺は震える手で膝裏を持って少しだけ足を広げた。

 淫らな格好で、恋人を誘う俺を見たジルベルトが息を呑む。
 正座のまま、微動だにしない。 
 それでも視線は、俺に釘付けになっていた。

 無言のまま眺められるのが恥ずかしすぎるのに、俺の後蕾は、待ちきれないとばかりにひくひくと勝手に動いてしまい、俺は半泣きになっている。

 「っ……ま、まだ?」
 「ッ、」
 「じるっ、恥ずかしぃから……早く来て?」

 今にも泣きそうな声が出てしまう。
 恥ずかしすぎて足を閉じようとすると、顔を真っ赤にさせたジルベルトが、襲いかかるように俺の膝裏を掴んだ。
 熱い陰茎が後蕾に押し当てられて、俺は甘い息を吐き出す。

 「あっ……じるの、おっきっ……」
 「ッ、リオン。ごめん、そんな可愛いこと言われたら、もう無理だ。痛かったら途中で止めるから」
 「ああァッ! っ、じるぅ……ンぅッ」
 「くっ……」

 険しい表情のジルベルトは、俺が痛がっていないかを確認するように見つめながら、ゆっくりと腰を動かす。
 ようやく迎え入れた熱くて大きな陰茎を、俺の体は喜びながら咥え込んでいく。
 先端が奥まで届いた瞬間に、俺は意識を飛ばしていた。




 「っ、リオン……大丈夫、かっ?」

 長くて大きな陰茎に最奥をトンと突かれた俺は、体がガクガクと勝手に震えている。
 苦しげに俺を気遣うジルベルトは、俺よりもよっぽど辛そうな表情だ。
 でも俺の方も、初めての感覚に、ジルベルトを気遣う余裕がない。

 「じ、る……ごめっ、おく、がっ……」
 「痛い? 抜く?」
 「いやっ! 痛く、ないっ……ふぅッ……奥が、きもちよすぎて、あっ……じるの、奥に、あたるの……だめ、なのに、きもちいっ……」
 
 はふはふとしながら伝えると、ジルベルトが少しだけ腰を引く。
 気を遣わせてしまったと思いながらも、やっぱり優しいなと気を抜いていた瞬間、トンと最奥を突かれて、視界がちかちかと明滅する。
 気の遠くなりそうな快感を紛らすようにシーツを握りしめて、背を反らした。

 「ああぁぁ──ッ!! っ、じるっ……だめ、きもちよすぎて、むりっ」
 「ぐっ……。俺もよすぎて、もうやばい」
 「ふぅッ……じるも、きもちいぃ……?」
 「っ最高、もう出そう……」

 ゆるゆるとジルベルトが腰を動かして、浅いところにあるしこりを突いてくる。
 奥とはまた別の快楽に、俺は馬鹿みたいに喘ぎまくっていた。

 「ひぁッ……あっ……ンッ、じる……はぁっ、きもちいっ……」
 「っ、かわいっ、リオン……好きだよっ」
 「んんぅっ、おれも、すきぃ……あっ、あンッ! じるっ、ンンンッ!」

 唸り声を上げたジルベルトに掻き抱かれ、抽送が速くなる。
 浅い肉壁を集中的に突かれた俺は、だらしなく口を開けながら嬌声を上げ続けた。

 「じるっ……イクッ、もぅイクぅ……んんぅ」

 噛み付くように口付けられて、されるがままに揺さぶられる。

 「っ、出すよ」

 色っぽい声で囁かれて、肌が粟立つ。
 なんとか頷くと、ジルベルトは口許を緩めた。
 満足そうに口角を上げたジルベルトは、色っぽくて、かっこいいが渋滞している。

 「んッ……ちょうだいっ……じるの……奥に、ちょうだいっ、ッ!」

 快楽で頭がいっぱいになっている俺を見下ろすジルベルトが、すっと目を細くする。
 咎めるような視線を送られたが、次の瞬間には唇を奪われていた。

 「んっ、ンンンンンンぅぅう────ッ!!」

 最後は奥を思い切り突かれて、熱が爆ぜる。
 たっぷりと中に出してもらった俺は、目を見開いたまま、壮絶な快感にガクガクと体を震わせていた。


 普段は優しいジルベルトが獣になった姿は、めちゃくちゃかっこよかった……。










しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新! Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新! プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした

BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。 実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。 オメガバースでオメガの立場が低い世界 こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです 強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です 主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です 倫理観もちょっと薄いです というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります ※この主人公は受けです

拝啓、目が覚めたらBLゲームの主人公だった件

碧月 晶
BL
さっきまでコンビニに向かっていたはずだったのに、何故か目が覚めたら病院にいた『俺』。 状況が分からず戸惑う『俺』は窓に映った自分の顔を見て驚いた。 「これ…俺、なのか?」 何故ならそこには、恐ろしく整った顔立ちの男が映っていたのだから。 《これは、現代魔法社会系BLゲームの主人公『石留 椿【いしどめ つばき】(16)』に転生しちゃった元平凡男子(享年18)が攻略対象たちと出会い、様々なイベントを経て『運命の相手』を見つけるまでの物語である──。》 ──────────── ~お知らせ~ ※第3話を少し修正しました。 ※第5話を少し修正しました。 ※第6話を少し修正しました。 ※第11話を少し修正しました。 ※第19話を少し修正しました。 ※第22話を少し修正しました。 ※第24話を少し修正しました。 ※第25話を少し修正しました。 ※第26話を少し修正しました。 ※第31話を少し修正しました。 ※第32話を少し修正しました。 ──────────── ※感想(一言だけでも構いません!)、いいね、お気に入り、近況ボードへのコメント、大歓迎です!! ※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。

幽閉王子は最強皇子に包まれる

皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。 表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。

今世はメシウマ召喚獣

片里 狛
BL
オーバーワークが原因でうっかり命を落としたはずの最上春伊25歳。召喚獣として呼び出された世界で、娼館の料理人として働くことになって!?的なBL小説です。 最終的に溺愛系娼館主人様×全般的にふつーの日本人青年。 ※女の子もゴリゴリ出てきます。 ※設定ふんわりとしか考えてないので穴があってもスルーしてください。お約束等には疎いので優しい気持ちで読んでくださると幸い。 ※誤字脱字の報告は不要です。いつか直したい。 ※なるべくさくさく更新したい。

【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】

古森きり
BL
【書籍化決定しました!】 詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります! たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました! アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。 政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。 男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。 自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。 行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。 冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。 カクヨムに書き溜め。 小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。

秘匿された第十王子は悪態をつく

なこ
BL
ユーリアス帝国には十人の王子が存在する。 第一、第二、第三と王子が産まれるたびに国は湧いたが、第五、六と続くにつれ存在感は薄れ、第十までくるとその興味関心を得られることはほとんどなくなっていた。 第十王子の姿を知る者はほとんどいない。 後宮の奥深く、ひっそりと囲われていることを知る者はほんの一握り。 秘匿された第十王子のノア。黒髪、薄紫色の瞳、いわゆる綺麗可愛(きれかわ)。 ノアの護衛ユリウス。黒みかがった茶色の短髪、寡黙で堅物。塩顔。 少しずつユリウスへ想いを募らせるノアと、頑なにそれを否定するユリウス。 ノアが秘匿される理由。 十人の妃。 ユリウスを知る渡り人のマホ。 二人が想いを通じ合わせるまでの、長い話しです。

劣等生の俺を、未来から来た学院一の優等生が「婚約者だ」と宣言し溺愛してくる

水凪しおん
BL
魔力制御ができず、常に暴発させては「劣等生」と蔑まれるアキト。彼の唯一の取り柄は、自分でも気づいていない規格外の魔力量だけだった。孤独と無力感に苛まれる日々のなか、彼の前に一人の男が現れる。学院一の秀才にして、全生徒の憧れの的であるカイだ。カイは衆目の前でアキトを「婚約者」だと宣言し、強引な同居生活を始める。 「君のすべては、俺が管理する」 戸惑いながらも、カイによる徹底的な管理生活の中で、アキトは自身の力が正しく使われる喜びと、誰かに必要とされる温かさを知っていく。しかし、なぜカイは自分にそこまで尽くすのか。彼の過保護な愛情の裏には、未来の世界の崩壊と、アキトを救えなかったという、痛切な後悔が隠されていた。 これは、絶望の運命に抗うため、未来から来た青年と、彼に愛されることで真の力に目覚める少年の、時を超えた愛と再生の物語。

処理中です...