212 / 280
第九章
202 いつもの、してくれ ※
しおりを挟むたっぷりと舌を絡ませて満足した俺は、恋人の泣き腫らした可愛いお顔をぎゅっと抱き込んだ。
「早く、いつもの、してくれ」
「っ…………」
耳元で囁くと、抱きしめている体から、バクバクと激しく心音が鳴っている。
心臓が破裂するんじゃないかと心配していると、すっと体が離れた。
赤面するジュリアス殿下がかなり喜んでいることに気付いたが、ガツンと奥を突かれて、目の前が真っ白になった。
「ひぁああッ!!」
「っ、は……」
ぱちゅんぱちゅんと音が鳴り、無言で腰を打ち付けるジュリアス殿下の色っぽい声が漏れる。
狙ったように俺の良いところを刺激したかと思えば、急に奥を突かれて一層乱れる。
「んあっ、ダメッ、ンンンン────ッ!!」
「っ、」
すぐに絶頂を迎えると、奥で熱が爆ぜる。
ドクンドクンと脈打つ陰茎を感じていると、ゆっくりと動き出した。
「い、いや、っ、まだ、待って……ん、くっ」
「ハァ……。イヴ、忘れたの? イク時は、教えてくれないと……。私まで出しちゃったでしょ?」
咎めるように告げたジュリアス殿下は、蜜を溢す俺の陰茎を握り、ゆっくりと扱く。
更なる快感に身を捩るが、蜜が溢れる箇所を指の腹でぐりぐりと刺激され、たまらず白濁が漏れる。
その瞬間、堰き止めるようにきゅっと根元を握られて、カクカクと腰を揺らした。
「ああぁッ……や、ぁ……ッ」
早く出したくてイヤイヤと首を振るが、ばちゅんと奥を突かれて、背が反る。
俺の腰を掴んで離さないジュリアス殿下が小刻みに動き続ける。
気持ち良すぎて涙が滲むが、俺を追い込むような腰の動きが、止まることはない。
再度迫り来る絶頂の予感に、ビクビクと体が震えると、中の陰茎は喜んでいるかのように暴れ回る。
「んぁっ、あっ、あ、ダメっ……もぅ無理ッ、」
「っ、かわいい……。イヴ、愛してる。まだ離れたくない……。だから、いつまでもイクって言わなくて良いからね?」
「っ……ふぅぅ、や、だッ……んんん──ッ!」
意地悪な王子様の腰に足を巻きつけると、くっと唸る声と同時に、中がじわりと温かくなる。
心地良くてうっとりとした声を漏らすと、急に陰茎を扱かれて、勢いよく白濁が飛ぶ。
ギラつく碧眼に見下ろされながら射精し、カタカタと震えながら荒い息を吐く。
何度交わっても、じっくりと観察されることに慣れない俺は、羞恥でじわりと涙が溢れる。
「っ、キリがないな……」
もう無理だと思っているところに呟く声が聞こえて、慌ててジュリアス殿下の手を握った。
「っ、ごめん。気持ち良すぎて……、言う前に、い……イッてた……。今言っても、意味ないかもだけど……。ごめんな?」
「っ、」
「んぁっ! あ、あれ……、なんでっ……ひ、あっ、ぁっ、んんぁッ!」
素直に謝罪の言葉を吐いたのだが、なぜかブチギレた様子のジュリアス殿下が、俺の足を肩に担ぎ、律動を始める。
奥を突かれながら陰茎を扱かれて、気持ち良すぎて喘ぐ声が止まらない。
俺の中を行き来する陰茎に、愛おしげに吸い付くと、色っぽいお顔を崩すジュリアス殿下は、ガンガンと腰を振り、奥に射精する。
「あッ、ぁあっ、んっ、ダメッ……はぁっ、んああぁぁ──ッ!!」
大量の白濁に腹が満たされ、俺もたまらず二度目の精を吐き出していた。
ビクビクと痙攣する俺の太腿を撫でて、邪魔くさそうに金色の髪を掻き上げるジュリアス殿下は、息が乱れる俺に口付けを落とす。
愛してると囁く声を聞きながら、気付けばうつ伏せにされていた俺は、背後から襲い掛かられる。
「ひあッ! あっ……ああ、あっ……!」
「っ……すごい吸い付いてくる……久々だもんね……そんなに嬉しい? ふふっ。もっと気持ち良くしてあげるからね、イヴ……」
「っ、やぁッ……」
逃げようとする俺の腰を掴むジュリアス殿下は、最初からラストスパートをかけているかのように、ガンガン腰を打ち付ける。
嫌だと言いながらも、胸の飾りを摘まれて、ぎゅうっと中の陰茎を咥え込む力を強めてしまう俺は、だらしない顔でイキ狂う。
「っ、また中に出すよ」
「はぁっ……あ、ああぁあッ、いやぁッ、」
「……嫌なの?」
「っ、」
低いトーンで問いかけられた俺は、熱くてたまらない体を、ビクリと震わせる。
振り向くのが怖くて、枕に顔を埋めていると、勢いよく抱き上げられた。
「ひ、やぁッ!」
ジュリアス殿下の膝に乗り上げて、ぐぷんと奥まで陰茎が突き刺さる。
股を開かされて、恥ずかしい体勢に顔から火が吹き出そうになったが、背後から顎を掬われて、噛み付くような口付けをされた。
「ふぅ……っ、ん……んんぅ……」
「ね、イヴ。髪を撫でて? いい子ってして?」
ずっと頑張っていたからと、口を尖らせるジュリアス殿下の金色の髪をおずおずと撫でる。
「そう。そのまま、両手で撫で続けて。絶対に離しちゃ駄目だから」
「……え? っ、ひぁあッ!! あっ、深いッ、ダメッ、いやあぁッ! あっ、ぁああッ!」
膝裏を持たれ、奥をガンガン突き上げられて、目を見開く。
再度硬く持ち上がり、揺れる陰茎を激しく扱かれて、水飛沫が飛んだ。
慌てて手を掴もうとしたが、鋭い目付きで視線誘導され、震えながら両手を元の位置に戻す。
金髪を撫でるどころか、首にしがみついてしまうが、ジュリアス殿下は俺の耳を喰む。
萎えることのない陰茎を咥え込み、胸を突き出して陰茎を扱かれる俺は、弱点を全て攻略されて、淫らに喘ぐ。
「はぁあ、ンッ、きもちいっ、あッ、あぁンッ」
「っ、可愛すぎて無理っ。中に出して欲しい? イヴ、ちゃんと言って? じゃないと……」
「ひぁぁああッ! 言うッ、言うからぁッ! んぁあッ……な、中に、出してっ……じゅりあすっ」
プシャプシャと水飛沫が飛び散り、目眩がするような快感に襲われ、泣きながら告げると、俺の耳にうっとりとした吐息がかかる。
とろとろに蕩けた顔のまま背後を振り返り、ぐっと持ち上がっている口角に口付けた。
パチリと目を瞬かせる恋人の、宝石みたいに綺麗な瞳を見つめる。
「気持ち良すぎて……イクの、止まらない……」
「ぐっ」
「…………あ、出したの、か?」
じわりと中が温かくなり、思わず問いかけると、動きを止めて真っ赤な顔をしたジュリアス殿下に、睨み付けられた。
「~~~~ッ。イヴのせいっ!!」
「お、俺!? 俺は言われた通りに……。お、おい……。また復活したのか?」
「……逆襲だ」
「っ、いやいや、俺がずっと攻められて……ひあッ、あぁああッ!! この、絶倫ッ、王子ッ!! やっぱり、婚約の話は、なし、だぁッ!!」
その後、恋人が満足するまで揺さぶられた俺は、なにか大切な話をされたようだが、ほとんど頭に入って来なかった。
76
あなたにおすすめの小説
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
愛され少年と嫌われ少年
透
BL
美しい容姿と高い魔力を持ち、誰からも愛される公爵令息のアシェル。アシェルは王子の不興を買ったことで、「顔を焼く」という重い刑罰を受けることになってしまった。
顔を焼かれる苦痛と恐怖に絶叫した次の瞬間、アシェルはまったく別の場所で別人になっていた。それは同じクラスの少年、顔に大きな痣がある、醜い嫌われ者のノクスだった。
元に戻る方法はわからない。戻れたとしても焼かれた顔は醜い。さらにアシェルはノクスになったことで、自分が顔しか愛されていなかった現実を知ってしまう…。
【嫌われ少年の幼馴染(騎士団所属)×愛され少年】
※本作はムーンライトノベルズでも公開しています。
転生したら魔王の息子だった。しかも出来損ないの方の…
月乃
BL
あぁ、やっとあの地獄から抜け出せた…
転生したと気づいてそう思った。
今世は周りの人も優しく友達もできた。
それもこれも弟があの日動いてくれたからだ。
前世と違ってとても優しく、俺のことを大切にしてくれる弟。
前世と違って…?いいや、前世はひとりぼっちだった。仲良くなれたと思ったらいつの間にかいなくなってしまった。俺に近づいたら消える、そんな噂がたって近づいてくる人は誰もいなかった。
しかも、両親は高校生の頃に亡くなっていた。
俺はこの幸せをなくならせたくない。
そう思っていた…
BLゲームの展開を無視した結果、悪役令息は主人公に溺愛される。
佐倉海斗
BL
この世界が前世の世界で存在したBLゲームに酷似していることをレイド・アクロイドだけが知っている。レイドは主人公の恋を邪魔する敵役であり、通称悪役令息と呼ばれていた。そして破滅する運命にある。……運命のとおりに生きるつもりはなく、主人公や主人公の恋人候補を避けて学園生活を生き抜き、無事に卒業を迎えた。これで、自由な日々が手に入ると思っていたのに。突然、主人公に告白をされてしまう。
分厚いメガネ令息の非日常
餅粉
BL
「こいつは俺の女だ。手を出したらどうなるかわかるよな」
「シノ様……素敵!」
おかしい。おかしすぎる!恥ずかしくないのか?高位貴族が平民の女学生に俺の女ってしかもお前は婚約者いるだろうが!!
その女学生の周りにはお慕いしているであろう貴族数名が立っていた。
「ジュリーが一番素敵だよ」
「そうだよ!ジュリーが一番可愛いし美人だし素敵だよ!!」
「……うん。ジュリーの方が…素敵」
ほんと何この状況、怖い!怖いすぎるぞ!あと妙にキモい
「先輩、私もおかしいと思います」
「だよな!」
これは真面目に学生生活を送ろうとする俺の日常のお話
【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった
cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。
一途なシオンと、皇帝のお話。
※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる