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第4章:学園編

試験結果

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「それで、どうじゃったかなサリカ?面白そうな受験生はおったか?」

 長い髭を顎下に蓄えた、長い白髪の70代後半にはなりそうな男が、目の前にいる若葉色の腰まで届くストレートの髪に王国騎士団の制服であるダークブルーのスーツを身にまとった女性に話しかけた。彼らが現在いるのは学長室であった。

 男性は現学長にして、多くの戦士を育ててきたアルバート・セネクスである。その肉体は今なお現役の騎士であると言ってもいいほどに力強さを秘めているのが一目でわかる。彼が話しかけたのは、先ほどまでサンドラと名乗っていた女性であった。

「ええ、何人か私の視線と気配に気がついた子がいました。中でもこの3人ですかね。シオンさんは前々から話を聞いて知っていましたが、しっかり鍛えれば、数年以内に騎士団でも活躍できると思いますよ。あのグルードさんの子供とは思えませんね。あの人は完全に文系ですし。他の二人は…そうですねこのフォルスという少年は、さすがにアレキウスさんの息子さんって感じでしたね。すごい鍛えられていますね。それと最後の一人のカイウスって子ですけど…正直彼についてはよくわかりません。ただ何となく強いということだけしか、それもとてつもなく。下手したらうちの副官よりも上なんじゃないかしら。」

「ほう!それが事実じゃと、今年は色々と面白そうじゃな」

「ええ、そうですね。あ!ここでは私のことをサリカではなく、サンドラと呼んでくださいね?」

「おお、それはすまんな。しかしお主の幻術はいつも見事じゃな。全くの別人にしか見えんよ」

「ありがとうございます。幻術において比類のない先生にそう言っていただけると自信になります」

「ほっほっほ、それはもう20年以上前の話じゃよ。それにしても皆驚くじゃろうな。まさか王国の近衛騎士団の団長がわざわざ彼らの試験を見に来ていたと知れば。そういえば…一人の受験生と手合わせをしたそうじゃな。その子はどうじゃった?強かったか?」

「彼…ですか、そうですね…あの子は多分魔物との実戦経験があるんじゃないかな。下手したら魔人とも戦っているかも知れませんね。私でもあのまま続けていたら少し本気を出していたかもしれません」

「ほお!それでは即戦力ということかのぅ?」

 その言葉にサリカは首を振る。

「正直に言って、私は彼を自分の手元に置きたいとは思いません」

「それはなぜじゃ?」

「先生はその子の試験の結果は見ましたか?」

「いや、まだじゃが。そんなに酷いのかのう?」

「酷いなんてものじゃないですよ。法術のレベルは辛うじて一般人レベルで、受験生の中でも最下位です。筆記も一部を覗いて合格ラインにギリギリ足をかけている程度しか解けていません。はっきり言ってこの学園の規定からすれば不合格と言わざるを得ません。ただ剣術と体術だけは、この年齢にしては一流と言えるでしょう。一体どれほどの鍛錬を積んだのか…あの子に匹敵するレベルです」

「ふむ」

「ただ私の団では、品格と共に法術、剣術ともにハイレベルであることを求められます。だから彼は私の部下としての資格がないんです」

「はははは!しょっちゅう授業をサボったり、居眠りをしていたお主が品格とは!」

「い、今は違います!流石に会議中に寝たりするのはほとんど…多分…あんまりない…はずです」

 アルバートはジッとサリカを見つめる。

「ごめんなさい、結構寝てます…」

 その視線に耐えかねて白状した。

「ふむ、相変わらずのようじゃな。下の者に示しがつくように行動しなければならんぞ?」

「はい…えっと、とにかくその少年…ジンくんは多分他の所でも選ばれないんじゃないかと思います。他の団も概ね私の所と採用基準は同じですから」

「それでは、その少年は不合格ということじゃな?」

「いえ、私は合格にしてもいいと思います。もちろん試験官の方々の意見は大切ですが、この剣術と体術の技量を遊ばせておくのは勿体無いです」

「ほうほう、確かにお主がそこまで言うのならここで育ててみるのも面白いかも知れんな」

「ええ、ここならこの国でも最高級の教育を与えることができます。今は法術のレベルが低くても、将来的に見て化けるかも知れませんからね」

「いいじゃろう。それならばこの少年にはチャンスをやるとしようかのう。それで…クラスはどこに入れるのが妥当じゃと考える?」

「まあEクラスでしょうね。剣術と体術だけならSクラスでもいいんですけど、いかんせん法術が…仮にDクラス以上に入れても周りに付いていけないでしょう」

「ふむ、それではそのように伝えておこう」

「それでは私はそろそろ仕事がありますので失礼します」

「ほっほっほ、居眠りはしてはいかんぞ?」

「ぜ、善処します…」

 サリカは頬を掻いてから一礼すると部屋から退室した。


「ふむ、ジン・アカツキ…か。まさかアカツキという名を今になって聞くことになるとは。はてさてあやつと関係はあるのかのう?」

 アルバートは顎髭を撫でながらジンの試験結果を眺めて呟いた。

                   ~~~~~~~~~~~~

 合格者発表日の朝になった。ジンは昨日の夜から緊張してなかなか眠ることができなかった。というよりも一晩中寝返りを打ち続けるだけで眠れなかった。仕方ないと、いつもより数時間早くトレーニングを始めて、気がつけば街中の店々から様々な香ばしい匂いが漂ってきた。それに反応するように腹の音がなり、ジンは宿に帰ることに決めた。


「それで日の出前から外走ってたって、あんたもアホだねえ。まあいいやさっさと着替えてきな、臭いったらありゃしない。朝飯はその後だよ」

 アンナにその話をすると鼻で笑われた。ようやく朝食を取り終えると、時間もそろそろ試験結果が開示される頃合いになっていた。

「それじゃあ、行ってきます!」

 ジンは手早く食器を下げると、その足で部屋まで戻り、荷物を携えてドアから歩き出した。

「はいよ、行ってきな!いい知らせ、期待してるよ」

 アンナの声を聞き流しつつ、ジンは重い足を進めて行った。

                    ~~~~~~~~~~~

 ジンが学園の前に着くと既に多くの受験生が集まっていた。その流れに沿って結果が張り出されている掲示板の前に近づく。周囲には抱き合い喜んでいる者もいれば打ちひしがれている者、涙を流している者もいる。

 そんな彼らを横目に見つつ、ジンは自分の受験番号と記載された番号を見比べてみる。だがなかなかその番号は見当たらなかった。

「なんだ、来てたのかよ」

 後ろから突然かけられた声、もう最近聴き慣れて来た声に振り向くと、嫌そうな顔をしたシオンと、それとは対照的にニコニコと笑顔を浮かべたテレサが立っていた。

「おはようジンくん」

「ああ、テレサ、それにシオンもおはよう」

「ふん!」

 ジンの挨拶に対していつも通りの反応を示すシオンに苦笑する。

「それで、どうだった?受かってた?」

 テレサが目を輝かせてジンに訪ねてくる。

「いや、まだ探している最中で…」

「………ってたよ」

「ん?」

「だから、受かってたって!」

 まだ見つかっていないと言おうとしたジンを遮るようにシオンが言った。

「まあ、シオンわざわざ確認したの?」

 テレサがそれを聞いて大げさに尋ねる。

「ち、違うって、こいつ僕の隣の番号だろ!だからさっき偶然見ちゃっただけだよ!」

「ふ~ん。まあいいわ、そういうことにしておきましょう」

 テレサは先ほどまでのほんわかとした笑みではなく、からかう獲物を見つけたような、ニヤニヤという効果音がつきそうな笑みに変わっていた。シオンはそれに気づいたのか気づいていないのか、ブスッとした表情を浮かべ、さも不快であるという様子を前面に出す。

「えーっと、それってどのあたりに書いてあった?」

「あっち!」

 シオンはジンの質問に投げやりに答えて指をさす。

「悪い、ちょっと見てくる!」

「ああ行ってこい。僕たちは帰るからな!ほら行こう、テレサ」

 ジンの言葉を聞いたシオンはテレサの手を引いて歩き始めた。

「ちょっ!シオン待って!ジンくんともう少しお話ししましょうよ」

「ふん!僕はそいつと話すことなんかない!」

 ジンはそんな二人の会話に気がつかずに人並みを掻き分けてシオンに教えてもらった掲示板の前まで移動し、番号を確認する。そして自分の番号をようやく見つけた。

「よっしゃー!!」

 ジンは思わずその場で拳を握りしめ、大声で叫んだ。

 それから、先ほどまで彼女達がいた場所まで戻ってみると、

「ふぐぐぐぐぐぐ!」

「ふふふふ」

 必死になってテレサを引っ張っているシオンと、涼しい顔をして微笑んでいるテレサの姿があった。

「それじゃあ二人とも合格したことだし、一緒にお茶でもしましょう。ねぇジンくんいいでしょ?」

「あ、ああ」

 その光景と笑顔に驚愕しつつ、ジンは思わずその申し出に頷いた。

「そんなぁ~」

 テレサを引っ張ることをいつのまにか諦めたシオンはがっくりと肩を落とした。

「まあまあ、そんなに嫌そうな顔しないの。ジンくんだって学園の色んなことを知りたいだろうし、あなたの好きな物なんでも、いくらでも頼んでいいから、ね?」

「…ちぇっ、わかったよ」

 渋々と頷いたシオンを見てテレサは満足そうな顔をしてジンを見る。

「そういうことでジンくん、前の店とは別のところに連れてってあげるわ。合格祝いだからいっぱい食べてもいいわよ」

「ああ、よろしく」

 3人はテレサとシオンに群がってくる受験生の囲いをなんとか突破して、店に向かった。

                  ~~~~~~~~~~

「今日は色々教えてくれてありがとう。それじゃあテレサ、シオンまた今度学園で」

 お茶を飲み始めて、様々な話をしていると、気がつけばもう数時間も過ごしていた。そろそろ切り上げることにしたジンはテレサとシオンに声をかけた。

「ええ、楽しみにしているわね」

「ふん!」

 相変わらず鼻を鳴らして外方を向くシオンに対してジンはからかい口調で、

「シオン、縁があったらまた会おうぜ!」

「なっ!?」

「え?え?どういうこと?」

「ははは、意味はシオンに聞くといいよ、じゃあな!」

「いい加減しつこいんだよお前ぇぇぇ!」

「あははははは!」

 顔を赤くして怒るシオンをあっという間にはるか後方に置き去りにして笑いながら宿へと帰って行った。合格の報告を聞いたアンナは豪勢な晩飯を用意して、ジンを祝ってくれた。
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