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あれから3週間の時が過ぎた。俺はまだ親子のアパートに泊まり続けている。
「生理大丈夫ですか、私辛いほうなので」
娘の身体になっている茜が俺のことを心配してくれている。
「はい、だいぶ良くなりました、ありがとうございます、あ、俺、夕飯の買い出しに行ってきます、美千代ちゃんお買い物行こう」
俺は俺の身体に入っている娘の美千代を時折り買い物に連れ出していた。幼稚園にも行けずに家に篭りきりだったので気晴らしになれば良いと思った。
「無理しないでくださいね」
幼児の茜が言った。可愛い。なんか幼妻をもらった感じだ。
「分かりました」
俺は返事する。心配してくれる人がいるだけで幸せかもしれない。
俺はマイバッグ(買い物袋)を持って美千代と出かける。
身体は大人でも中身は子供なので迷子になってはいけないとしっかりと手を繋いで歩く。まわりの人たちはきっと俺たちのこと仲のいい恋人だと思ってるだろうな。想像するとちょっと恥ずかしい。
近所のスーパーに着いた。
「大っきいママ、今日、私ハンバーグが食べたいな」
おっさんの美千代が甘え声で言った。いつの間にか美千代ちゃんの中では茜さんが小さいママで俺が大っきいママになっていた。身体は美千代ちゃんの方が全然大きんだけどなあ。
「はい、はい、ハンバーグね、いい子にしてたら夕飯ハンバーグにしてあげるよ」
俺が美千代の顔を見上げて言う。
「私いい子にしてるぅ」
美千代は少し嬉しそうだった。俺はハンバーグを作るのに必要な材料を次々とカゴに入れた。「私カゴ持つぅ」と美千代ちゃんが買い物カゴを持ってくれる。心は子供だが力はおっさんだった。レジで会計するとしっかりといつも自分の食べるお菓子が入っている。
帰りも仲良く手を繋いで帰える。
「おかえりなさい」
帰宅するといつも茜が待ち構えててくれる。可愛い。
「ただいまー」
俺が玄関に食品の入ったマイバッグを置きながら言う。
「あのね、あのね、小さいママ、今日ね今日ねハンバーグなの、私の好きなハンバーグなのぉ♪」
おっさんがはしゃいでいる。まあ、中身は女の子か。
「幸一様、お買い物ご苦労様です」
茜が言う。
「茜さん、ありがとう、でも、もう様『さま』はやめましょうよ、お互い気も知れてきたことだし、幸一でいいてすよ」
俺が言った。
「でも、命の恩人様ですから」
茜がうるうるしながら俺をじっと見つめて言った。
「僕も結局ここでお世話になっちゃってるわけだし、お互いさまでしょ」
俺は茜の可愛いさに推されてなんでも言うことをききそうになったが踏み止まった。
「わ、わかりました、″こういち″とお呼びします、じゃあ、私のことも″茜″とお呼びください」
茜がモジモジしながら言う。
「え、え、それはちょっと」
俺は戸惑う。
「こういちばかりずるいです、あかねと呼んでください」
茜の目が虚ろ、恋してる目だ。
「あ、はい、茜っ、わかったよ」
俺は推されてしまった。
「生理大丈夫ですか、私辛いほうなので」
娘の身体になっている茜が俺のことを心配してくれている。
「はい、だいぶ良くなりました、ありがとうございます、あ、俺、夕飯の買い出しに行ってきます、美千代ちゃんお買い物行こう」
俺は俺の身体に入っている娘の美千代を時折り買い物に連れ出していた。幼稚園にも行けずに家に篭りきりだったので気晴らしになれば良いと思った。
「無理しないでくださいね」
幼児の茜が言った。可愛い。なんか幼妻をもらった感じだ。
「分かりました」
俺は返事する。心配してくれる人がいるだけで幸せかもしれない。
俺はマイバッグ(買い物袋)を持って美千代と出かける。
身体は大人でも中身は子供なので迷子になってはいけないとしっかりと手を繋いで歩く。まわりの人たちはきっと俺たちのこと仲のいい恋人だと思ってるだろうな。想像するとちょっと恥ずかしい。
近所のスーパーに着いた。
「大っきいママ、今日、私ハンバーグが食べたいな」
おっさんの美千代が甘え声で言った。いつの間にか美千代ちゃんの中では茜さんが小さいママで俺が大っきいママになっていた。身体は美千代ちゃんの方が全然大きんだけどなあ。
「はい、はい、ハンバーグね、いい子にしてたら夕飯ハンバーグにしてあげるよ」
俺が美千代の顔を見上げて言う。
「私いい子にしてるぅ」
美千代は少し嬉しそうだった。俺はハンバーグを作るのに必要な材料を次々とカゴに入れた。「私カゴ持つぅ」と美千代ちゃんが買い物カゴを持ってくれる。心は子供だが力はおっさんだった。レジで会計するとしっかりといつも自分の食べるお菓子が入っている。
帰りも仲良く手を繋いで帰える。
「おかえりなさい」
帰宅するといつも茜が待ち構えててくれる。可愛い。
「ただいまー」
俺が玄関に食品の入ったマイバッグを置きながら言う。
「あのね、あのね、小さいママ、今日ね今日ねハンバーグなの、私の好きなハンバーグなのぉ♪」
おっさんがはしゃいでいる。まあ、中身は女の子か。
「幸一様、お買い物ご苦労様です」
茜が言う。
「茜さん、ありがとう、でも、もう様『さま』はやめましょうよ、お互い気も知れてきたことだし、幸一でいいてすよ」
俺が言った。
「でも、命の恩人様ですから」
茜がうるうるしながら俺をじっと見つめて言った。
「僕も結局ここでお世話になっちゃってるわけだし、お互いさまでしょ」
俺は茜の可愛いさに推されてなんでも言うことをききそうになったが踏み止まった。
「わ、わかりました、″こういち″とお呼びします、じゃあ、私のことも″茜″とお呼びください」
茜がモジモジしながら言う。
「え、え、それはちょっと」
俺は戸惑う。
「こういちばかりずるいです、あかねと呼んでください」
茜の目が虚ろ、恋してる目だ。
「あ、はい、茜っ、わかったよ」
俺は推されてしまった。
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