異世界EXTRAモード

ポンコツ鎧武者

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第1章 チュートリアル

異世界転生

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 「ここは……?」

 気がついたら見知らぬ土地にいた

 (見知らぬ天井……じゃないな、青空だし)

ガバッと起き上がり、頭を働かせる

(えーと、そうだ、トラックにはねられて……死んだ?)

 自分が死んだ事に衝撃がなかったのは、未練がなかったからだろうか
 親はおらず、弟も従兄弟もいない
 と言うか彼が滅べば彼等の血筋は滅びる。親戚ももうおらず、友達もいなかったから前世の未練は本当に何もないのだ

(これはつまり異世界転生、異世界転生だ……ついに俺も主人公だ!やったぞ!俺はついに2次元の壁を越えたんだ!!!)

 それよりも今は、自分が異世界に転生した事を喜んでいた

(ステータスとか見れねえかな!うん、イメージしても出ねえ!ならステータスとか無いタイプか!
チートな能力くらいあるよな!神様と出会わなかったけどあるよな!自動で貰うタイプだよな!)

 異世界に転生したと信じて疑わない彼がそう考えた矢先

(「「解析」起動。初めましてマスター」) 

(なんか喋ったー!)

 頭の中に誰かに話しかけられた

(「私が貴方の能力です。あらゆることを解析し、ナビゲートします」)

(マジで!?)

 飛び上がったり、突然興奮したりと、傍から見ればヤバいやつである

(俺も特訓で強くなれるか!?)

(「なれます。「異世界ハーレム」とやらも、夢ではないでしょう」)

(よっしゃあああああ!!!)

 異世界転生が確定し、夢の「異世界ハーレム」に自分がなれると聞いて、彼は大興奮した

  ご察しの通りだが、彼は生前、オタクと呼ばれる人種だった

(「まずは安全を確保しましょう。周りの木を集めて火を起こしてください。」)

(俺火を起こしたことねーけど)

 インドア100%な彼。アウトドアなことを要求され、テンションが少し下がった

(「こちらで自動で操作します。」)

(マジtueeee!)

 能力が勝手にやってくれると聞いて、再びテンションが上がった
 これでいいのかという良心は、とうの昔に滅びてしまった

 こうして、彼の異世界生活が始まった


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