異世界EXTRAモード

ポンコツ鎧武者

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第1章 チュートリアル

初めての野宿

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第2話

 パチパチパチパチ……

 燃え盛る火が夜を明るく照らす

 「あったけぇぇ、あんな小さな火がこんな大きくなるんだな」

 焚き火に照らされながら野宿の準備を始めた

 手順は全て自分の能力が教えてくれた

 自分の能力が指し示した岩はさすがに硬かったが枕にするのに最適な高さで、森から能力に言われるままに歩き回ると木の枝や柔らかい葉っぱがたくさん取れた

 能力の言う通りに進んで見つけた空き家(多分)から薪を少々頂戴し(能力曰く「既にこの家の主はいません」らしい。何故分かる?)細い木の棒を使い摩擦で火をつけた

 その家に泊まれば良くない?とも思ったが、ホコリだらけで寝れたものでは無かった

 葉っぱの上で寝れば森ガールならぬ森ボーイ
 そこそこの柔らかいベットに匹敵した

(「明日までには魔法で火をつけれるようになることを推奨します」)

 (何?やっぱり火をつける魔法とかあんの?)

 自分の能力が最高率の方法を教えてくれたとは言え、ヒキニートがいきなりやるにはさすがに重労働で体が悲鳴をあげている

(「マスターは運動能力が低いので、この方法で野宿するのは体力の損耗が激しいです。魔法の特訓しますか?」)

 暗に運動不足を怒られている

(インドア派だったからなー。魔法頑張るか)

 本人に気にしている様子は見られない

(てか自動で俺の体操作するって言ってなかった?)

(「原因不明ですが、失敗しました」)

 こちらも気にしている様子はないらしい



 野宿の準備を終え、体は早速休眠を求めている。というか限界だ。

(おやすみー、朝いい感じに起こしてくんない?)

 彼はむかしから朝は母親に起こされていたタイプだった

(「了解しましたマスター、明日の朝に起こしますね」)

 どんな起こし方するんだろうと思ったが、一瞬思考した隙に意識は深く沈んでいた




 焚き火が燃え尽き、そして不要になった頃

 ((((「起きてくださいマスター」))))

 頭の中にかなりの音量で直接話しかけられて眠っていられるほど、脳というものはふてぶてしくない

 (!!?!!???!?!?)

強制的に脳を覚醒させられ、二度寝を許さない頭痛が彼を生前よりも2時間も早く起こした



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