髪の色は愛の証 〜白髪少年愛される〜

あめ

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第1章

10.ありあちょう!。

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そこで俺はハッとする。
そういえば俺、血まみれだったんだよね?服は破れてはいるけど別に血まみれじゃないよ?破れた服の下からのぞく肌も綺麗だ。ほんとに血まみれだったのか?

「あにょ、あいしゃん。」
「ん?なんだ?」
「えっちょ……」
あー子供だし一人称は僕の方がいいよな?さっき質問された時も、僕?って、聞かれてたし。

「えっちょね……。」
「おう。」
「ぼく、ち、れれちゃにょ?」
「…?……あー血、血な!血、出てたの?ってことだな?」
「しょう!」
俺の滑舌が悪すぎて一瞬理解できなかったようだが、すぐに理解してくれる。

「そうだな~滅茶苦茶血出てたぞ?その小さな体にたくさんの傷を作って、沢山血を流して倒れてた。それを動物たちが俺たちに教えてくれたんだ…。
おかげでお前は今こうして生きてる!良かったな!羨ましいぜ!俺は動物大好きだからな!」
「ぼくも!僕もちゅきれしゅ!もふもふしちぇる!」
「そうだな!もふもふだよな!」

俺はどうやらこの人達だけでなく、動物たちにも救われたようだ。ありがとうって伝えたいな……あれ?そういや俺、この人たちにありがとうって伝えてないよな!やばっ!

「あ、あにょ!」
「ん?」
「ぼくをたちゅけてくりぇてありあちょぉ!((ニコッッ))」
「「「……」」」
「…?」
「あ、お、おう!でも、実際助けたのはライだぞ!」
「しょうにゃにょ?りゃいしゃん!ありあちょれした!!((ニコッッ))」
「……い、いえ、いいの。大丈夫よ。どういたしまして…///」

本当は“ありがとうございました”と言いたい。しかし、滑舌の死んでる俺ではどうせ言えないので、代わりにとびきりの笑顔で、外国人みたいな言葉の使い方をしてお礼を言った。
そしたら、ライさんが照れている。てかなんか皆顔ちょっと赤い?どしたんだろ?

「にょりゃあ、ろうしちゃんれしゅか?」
ここはあえて、3人の呼び名と教えられたノラガ呼びで聞いてみる。
いや、ちゃんと分かってるよ?使うポイント違うって。でも、子供らしさじゃん!こういうのが!

「あーーそうね…三人ともだんね……
あー大丈夫よ。なんともないの。ごめんね」
「しょ?」
「「「おう(ええ)」」」

それから、次は転ばないようにと今はガイさんに抱えられている。
次はノアさんらしい。その次がライさん。
なんかジャンケンして決めていた。この世界にもジャンケン文化あるんだね~
……って、そうじゃなくて!俺が聞きたかったのはなんで血が体についてないかだよ!
もう!うっかり忘れてた……

「あいしゃん!ぼくね」
「ん?」
「ろうして、ち、ついちぇにゃい、れしゅか?」
「あ?あーそれは、ノアがクリーンで綺麗にしたからだ」
「くりーん?にゃあに?そりょれ」
「あー…汚れを綺麗に落とす魔法だな!みんな使える生活魔法だ。」
「……まほう?」
俺は、興奮しそうになるのをグッと堪え、何も知らないふりをする。案外大変だな。心の中は大興奮だぞ今!俺、前世家政婦じゃなくて、俳優になれてたかもしれん……





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