髪の色は愛の証 〜白髪少年愛される〜

あめ

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第2章

102.アミュートについての説明─2。

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外にいる人に聞かれたくないな…と思った俺は、どの程度のボリュームで喋れば聞こえないか3人に確認を取ることにした。……まぁ、あんな小さな小さなベルの音が聞こえていたからどんなボリュームで喋っても意味が無い気がするが。
……というか、そんなになんでも筒抜けならプライバシーなんてないようなものじゃないか!
きゃー!恥ずかし~(棒)

「おしょちょに、おはにゃし、きこえりゅ?」
「ん?大きい声を出せば聞こえるだろうが、これくらいの声で話していたら特に聞こえないさずだぞ」

誰にともなく尋ねれば、ノアさんが答えをくれた。
しかし、じゃあなんで昨日はあんな小さなベルの音が外に聞こえたんだ?という疑問が残る。

「きにょう、べりゅ、ちいしゃいにょに、しょちょにょひちょに、きこえちぇちゃよ?」
「あれはな、光ったからだ。このベルを動かせば、対になるもう一方のベルが光るんだ。だから到底聞こえないような位置にいても、ベルがなれば気付くんだ」
「ほら、前にノアがユキに渡したやつがあっただろ?あれもこれと同じ仕組みだ」

なるほど…光るのか……じゃあ、頑張って力を入れて振らなくても聞こえるんだね。便利だ!
しかしそれなら外にある程度の声量なら聞こえないというのも納得できる。だって現に昨日返事をしたのは聞こえていないようだったし。まぁあれは今の会話の声よりももっと小さかったけれど。

「…あの時も現れてたよな?この狼。そんで急に消えた……」
「ユキ、“あみゅーちょ”はどうしてあの時光の粒となって消えたんだ?」
「あっ…えっちょね、……」

どう話そうか…。と言うか俺の滑舌のせいだが、名前、間違えてる……よし、後回しだ!先にこっちを解決しよう!

「あみゅーちょ、ちあうよ!あみゅーちょ!……あ・みゅー・ちょ…ちょ…ちょっ!………」

……い、言えない……どうしよう……

「あみゅーと…?」
「しょう!」
「あーなるほど、アミュートな」
「しょう!!」

伝わってた~~っ!良かった!
あ…でも話さなきゃなんだ…どうしよう……

『ユキ、大丈夫だよ』
『え…でもなんて説明すればいいのか分からない』
『創造主様が言ってたでしょ?』
『……?なんか言ってたっけ?』
『僕のことは契約獣だと言えばいいって』
『あ!そういえば言ってたね!』
『でしょ、それで説明して大丈夫だよ。疑問を持たれて質問されてもわかんないフリすればいいんだよ。こどもだからね』

アミュートのナイスな助言で、説明方法が決まったかと思ったが、ふと、気付いてしまう。

『俺、記憶喪失設定だよね?なんで契約獣のこと知ってんだ?ってならない?』
『あ……』

そう。俺は記憶喪失で、何もかも分からない子供なのだ。知っていることでも今まで知らないフリをしてやりすごしてきた。ここでそこに矛盾が生じるのは宜しくない。

『……あ、お友達になって名前をつけてあげたら消えたり現れたりするようになったって説明すればいいかな?』
『そうだね…それがいいと思うよ』
『よし、じゃ、そうするね。ありがと、アミュート』
『んーん』

この説明の仕方なら、何か疑問を持たれてもそもそもを理解していないのだから仕方ないかと思われるだろうと思う。

「で?アミュートは?」
「えっちょ…あみーちょはね、」

『アミュート!』
『今度はどうしたの?』
『やばい、家族って言っちゃってる!』
『じゃあ友達のところを家族に変えれば?それか、友達の後に家族になったって伝えればいいと思うよ?』
『なるほど!ありがと!』
『テンパリすぎだよ。落ち着いて…?』
『……ん』

なかなかスムーズに説明ができずつい焦ってしまうのを、アミュートにしっぽでぽふぽふされながら諭され、深呼吸をし落ち着かせる。

「あみーちょちょは、みんにゃにあうまえ?くりゃいにあっちゃよ!」
「「「……」」」

「それで?」
「しょれれ……」

待ってやばい辻褄が合わない。どうしよう。俺、傷だらけのグロい状態でこの人たちに拾われて、記憶喪失判明設定だよね?おかしくない?おかしいよね?え…どうしよう。先にあってた記憶あるの変じゃない?え?
何故アミュートはユキが怪我をしている時無傷だったんだ?とか、何故守れなかった?とか、色々疑問でてきちゃうじゃん。え、やばいどうしよう。

『アミュート~~~っっ!!』
『今度は何?どうしたの?』

何度も助けを求めているのに、相変わらず優しい声音で尋ねてくれるアミュートが好き。テンパった俺の素直な感想だった。そして告げる、問題。

『辻褄が合わない!』

俺はアミュートに、今考えついてしまった辻褄の合わないポイントを説明する。
その間、ノアさん達のことは完全に頭から抜けて忘れてしまっていた。今頭の中を埋めているのは、ノアさん達に説明する内容のこと。合わなくなってしまった辻褄をどう合わせるかでいっぱいだった。よって、意識はノアさん達3人には向いていなかった。











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