髪の色は愛の証 〜白髪少年愛される〜

あめ

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第3章

171.かき集めた勇気の行方。

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ガイさんの怒っている様子に、涙がぶわっと溢れて、完全に泣いた。

「らって、らってぇ……ならってなかったんらもん!10まいもあって、3まいめのはんいまれしか、ならってなかったんらもん!……がんばったもん!4まいめまで、まんてんらったもん!…ヒック…わるくないもん!しあないもん!うわーーーーーん!」

「あ、わ、わるいっ!別に責めてるわけじゃっ!」

「おこったもん!もぉやだぁ……ヒック……うぅ……」

嫌われるんじゃないかって、前世の親のように態度変えて怒るんじゃないかって、覚めた目で見るんじゃないかって、すごく怖かった。
沢山考えて、でも逃げたくなかったから、俺の中にある勇気かき集めて話したのに、やっぱり夢見たような反応はされなかった。
俺が信じたいなんて思ったってそれはあくまで願望だったんだから、ただのままごとだ。
もう、期待もしないし、ままごともおしまい。

『アミュート、行こう』
『いいの?もう少し、顔みた方がいいんじゃない?』
『顔?』
『うん。』

顔を見るなんて、怖い。
冷たい目をされてるだろうから。暖かかった目が冷え切るところなんて見るのは1度でいい。もう、見たくない。いい思い出のままがいい。

『ユキ、逃げずにちゃんと見た方が良いぞ。きっと大丈夫じゃ』
『そうだよ。大丈夫。僕らはもう見てるから、信じて』

そう言われて、怖々と、薄目を開けて、アミュートの毛の隙間から様子を伺う。

「ユキ、悪い、怒ってるんじゃないんだ……!」
「ユキ……」

見ればみんな俺のベッドの周りに集まっていて、みんな苦しそうな顔をしていた。でも、目は全然冷たくなくて、いつもと同じ、むしろより暖かい目をしていた。

「ほ、ほんちょ?…………おこっちぇ、にゃいの?」
「誰もユキに対しては怒ってないよ。」
「ぺんぺんって、どのくらい?怪我は?しなかった?」
「あいつは即刻殺そう!」
「それはさすがに無理だよガイ」
「嫌いになるなどホラ吹きやがって!許せん!アイツなんだよデブのくせに!」
「こらノア!確かに許せん!…だが流石にそういう悪口は宜しくはない…まぁ、私もそう思うが……」
「はい……」

なんかすごいわちゃわちゃしてる……思ってたのと違う……

『ね?ユキ、大丈夫でしょ?よかったね!これで僕も噛みちぎらなくて済んだし、これからももふもふしてもらえてハッピーだね!』
『あ、ところでユキよ、お主、アミュートジュニアはすてるのか?ほれ、変態と言われてショックを受けておったじゃろ』
『……捨てないよ。アミュートのクローンを捨てれるわけないじゃん』
『そうかそうか』

2人のおかげで少し落ち着く。

かき集めた勇気が無駄だったと思ったけど、そんなことは無くて、みんなの反応も変わってなくて、ほっとしたら、意識が、遠のいた。

「「「「「ユキ?!?!」」」」」
『ユキはよぅ頑張ったのぉ…』
『後は僕に任せてね、ユキ。おやすみ』












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