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第7章 もう一つの特訓、綺麗なお姉さんの誘惑にはご注意を
甘い罠!綺麗なお姉さんの巧妙な誘惑特訓(8)――昼食――
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一時間が経過したころ、咲はゆっくりと重力を通常に戻した。恭弥の太腿はパンパンに張っていて、もう動くことさえ困難だった。
「恭弥くん、かなり足に来てるみたいだけど、大丈夫?」
「ぜ、全然余裕ですって……まだまだいけますよ。」
虚勢を張って言う恭弥だったが、内心は限界ギリギリだった。
(マジでヤバい……でも、ここで弱音を吐いたら、姫柊先輩に笑われる……!)
「さすが、恭弥くん。すごいよ。普通の人なら、もう泣き言いってるわよ。……私、惚れちゃうかも。」
(あーあ、我慢しちゃってるなぁ。きっと足、もう棒みたいになってるのに……。でも、無理させるわけにはいかないし……。)
咲はそんなふうに思いながらも、恭弥のプライドを守るように、何も言わずそっと寄り添った。
そんな時、トレーニング室の休憩室に昼食が届いた。
「恭弥くん、一旦休憩にしようか。私、朝を抜いてきちゃったから、お腹が減ったよ。だから、早く食べましょ。」
咲はちょうどいいタイミングで届いた昼食に、内心ホッと胸を撫で下ろした。
(ナイスタイミング。これで恭弥くんも少し息を抜けるし、次のトレーニングの準備もできる。あのまま食事が来なかったら……まだ続けるって言い出しかねなかったもん。)
案の定、恭弥は一人で続けようとしたが、咲は巧みに話題を逸らし、うまく休憩に持ち込んだ。
「お嬢様、こちらは近海で取れた鮮魚をムニエルにし、南蛮漬けした玉ねぎと人参のソースをかけたものでございます。他にも……」
咲に料理を説明しているのは、ここで腕を振るう総料理長だった。世界的にも有名な料理人で、こんな場所で会えるのは奇跡に近い。
料理長は流れるように料理の説明をしていき、今度は恭弥の料理を紹介し始めたが、恭弥には単語の一つひとつがさっぱり分からなかった。
「最高級のニンニクをふんだんに使用し、さらに滋養強壮の王、すっぽんを丸ごと一匹……」
「まずは、トレーニング開始に乾杯。」
咲がグラスを差し出してきたので、恭弥もグラスを合わせ、目の前のドリンクを一気に飲み干した。
(うわっ、なんか変な味……でも、体には良さそう。)
グラスをテーブルに戻した恭弥は、並べられた料理を食べ始めた。品数は多かったが、どれも驚くほど美味しく、気づけば全部平らげていた。
「すごい。恭弥くん、全部食べてくれた……咲、とっても嬉しいよ。」
咲は満面の笑みを浮かべて、まるで自分のことのように喜んでいた。
「とても美味しかったです。ごちそうさまでした。」
恭弥は、今食べた料理がとんでもない効果を持つメニューだったことを、まだ知る由もなかった。
――ちなみに、最初に飲んだドリンクは体力増進、筋肉強化、柔軟性向上と、まさにトレーニングにはうってつけの栄養ドリンク。しかし、唯一のデメリットがあった。
それは、“精力増大”効果が、通常の三倍という点である。
午後のトレーニングが、恭弥にとって想像以上に“ハード”なものになるとは、この時まだ、誰も気づいていなかった――。
「恭弥くん、かなり足に来てるみたいだけど、大丈夫?」
「ぜ、全然余裕ですって……まだまだいけますよ。」
虚勢を張って言う恭弥だったが、内心は限界ギリギリだった。
(マジでヤバい……でも、ここで弱音を吐いたら、姫柊先輩に笑われる……!)
「さすが、恭弥くん。すごいよ。普通の人なら、もう泣き言いってるわよ。……私、惚れちゃうかも。」
(あーあ、我慢しちゃってるなぁ。きっと足、もう棒みたいになってるのに……。でも、無理させるわけにはいかないし……。)
咲はそんなふうに思いながらも、恭弥のプライドを守るように、何も言わずそっと寄り添った。
そんな時、トレーニング室の休憩室に昼食が届いた。
「恭弥くん、一旦休憩にしようか。私、朝を抜いてきちゃったから、お腹が減ったよ。だから、早く食べましょ。」
咲はちょうどいいタイミングで届いた昼食に、内心ホッと胸を撫で下ろした。
(ナイスタイミング。これで恭弥くんも少し息を抜けるし、次のトレーニングの準備もできる。あのまま食事が来なかったら……まだ続けるって言い出しかねなかったもん。)
案の定、恭弥は一人で続けようとしたが、咲は巧みに話題を逸らし、うまく休憩に持ち込んだ。
「お嬢様、こちらは近海で取れた鮮魚をムニエルにし、南蛮漬けした玉ねぎと人参のソースをかけたものでございます。他にも……」
咲に料理を説明しているのは、ここで腕を振るう総料理長だった。世界的にも有名な料理人で、こんな場所で会えるのは奇跡に近い。
料理長は流れるように料理の説明をしていき、今度は恭弥の料理を紹介し始めたが、恭弥には単語の一つひとつがさっぱり分からなかった。
「最高級のニンニクをふんだんに使用し、さらに滋養強壮の王、すっぽんを丸ごと一匹……」
「まずは、トレーニング開始に乾杯。」
咲がグラスを差し出してきたので、恭弥もグラスを合わせ、目の前のドリンクを一気に飲み干した。
(うわっ、なんか変な味……でも、体には良さそう。)
グラスをテーブルに戻した恭弥は、並べられた料理を食べ始めた。品数は多かったが、どれも驚くほど美味しく、気づけば全部平らげていた。
「すごい。恭弥くん、全部食べてくれた……咲、とっても嬉しいよ。」
咲は満面の笑みを浮かべて、まるで自分のことのように喜んでいた。
「とても美味しかったです。ごちそうさまでした。」
恭弥は、今食べた料理がとんでもない効果を持つメニューだったことを、まだ知る由もなかった。
――ちなみに、最初に飲んだドリンクは体力増進、筋肉強化、柔軟性向上と、まさにトレーニングにはうってつけの栄養ドリンク。しかし、唯一のデメリットがあった。
それは、“精力増大”効果が、通常の三倍という点である。
午後のトレーニングが、恭弥にとって想像以上に“ハード”なものになるとは、この時まだ、誰も気づいていなかった――。
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