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第19章 新たなる力ー―しゃべる刀は無限の可能性!
ゾリアック超越計画――十二将式神が紡ぐ神の奥義
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恭弥と咲は、これからの二年間で行う特訓内容について真剣に話し合っていた。
「愛奈の封印を解くためにはね、まず恭弥が“善悪の判断”や“社会の成り立ち”について、しっかり理解することが必要なの。それに、ゾリアックの完成も忘れずに。愛奈にどんな技を覚えてもらうか、その構成を考えないとね。大技を12個合わせるのか、それとも別の方法を取るか……。で、恭弥くん、なんかイメージある?」
咲はタブレットを手にしながら、明るく問いかける。
恭弥は眉を寄せて考えつつ、画面をタップした。
「ゾリアックは、もともと咲に教えてもらった技なんだけど、咲自身もまだ未完成って言ってたよな? 正直、目指す方向が合ってるのか不安なんだ。でも、威力は確かにある。ただ、技ごとに威力やタイミングにバラつきがあるから、12発叩き込んでも隙が生まれる可能性がある。……だから思ったんだ。技じゃなくて、性質や効果を統一できれば、安定するんじゃないかなって。」
「なるほど、それアリかも!」
咲はその言葉を受けて、タブレットで検索を始めた。やがて、目を引く項目に視線を留める。
「これ、見て。これなら“同等の力を持つ12の存在”ってことで、ゾリアックに近いものになると思うの。」
咲が示した画面には、平安時代の伝説――安倍晴明と十二天将についての記述が表示されていた。
「……確かに。でも、俺にはこんな能力ないし、これって本当かどうかも怪しいよ。気象の偶然とか、作り話っぽくない? それに、この12人って本当に“人間”だったのか? 化け物じゃないのか?」
「まあ、それもそうなんだけどね~。」
二人が話していると、突然、迦楼羅と帝釈天の声が割り込んできた。
『これは懐かしいの。清明の十二天将か……あやつらの力を使えれば、確かに無敵じゃな。』
『ああ、我も手を焼いた存在だった。よくぞ目をつけたな、我が主よ。』
迦楼羅と帝釈天の言葉に、咲と恭弥は驚きつつ、顔を見合わせた。
「え、実在したの? 本当に?」
咲が問いかけると、帝釈天の刀身が一瞬だけ淡く光った。
『実在したとも。我らにとっても、あやつらは手強い相手だった。……愛奈も知っているはずだ。』
その言葉に、愛奈が不機嫌そうに割り込んでくる。
『知っておるわ。昔、我の魂に干渉してきたので、少々“懲らしめて”やっただけ。清明はその頃もう老いていたし、力も足りなかったが……まあ、悪霊と戦っていたから、少しだけ助けてやった。それで、死ぬ前に十二天将の契約を我に託して逝ったのじゃ。』
「ってことは……まさか、今も愛奈の中にその12人っているの?」
恭弥が尋ねると、愛奈は無言でテレビモニターに映像を表示した。
『騰蛇、朱雀、六合、勾陳、青龍、貴人、天后、太陰、玄武、大裳、白虎、天空……これらが、十二天将。非常に強力な存在であり、安倍晴明の最強の式神たち。五行、十干、陰陽、十二支、方角など、あらゆる面から過去・現在・未来を見通す力を持つ。我はその能力を受け継いでおる。』
愛奈は当然のように語ったが、咲と恭弥は開いた口が塞がらなかった。
「えっと……それ、サラッとすごいこと言ってるけど!?」
咲は目を丸くしながらも、何かにひらめいたように言葉を紡ぐ。
「もし、それが本当なら……12天将を12マスに当てはめれば、ゾリアックって完成するんじゃない? ……でも、さすがに恭弥が安倍晴明クラスってのは無理あるかも……」
ぼそっと呟いたその言葉に、愛奈がピシャリと噛みついた。
『……おい、そこの女。主を誰と比べておる? 清明ごとき、人間の限界など、主の足元にも及ばん。主は“神の血”を引く、選ばれし英雄じゃ。』
「……えっ、神の血?」
咲は思わず聞き返すが、愛奈はそれ以上何も言わず、ぷいと視線を逸らしてしまった。
咲と恭弥にはまだ疑問は残るが、十二天将の存在を使ってゾリアックを完成させるという道筋が、少しずつ現実味を帯び始めていた。
「愛奈の封印を解くためにはね、まず恭弥が“善悪の判断”や“社会の成り立ち”について、しっかり理解することが必要なの。それに、ゾリアックの完成も忘れずに。愛奈にどんな技を覚えてもらうか、その構成を考えないとね。大技を12個合わせるのか、それとも別の方法を取るか……。で、恭弥くん、なんかイメージある?」
咲はタブレットを手にしながら、明るく問いかける。
恭弥は眉を寄せて考えつつ、画面をタップした。
「ゾリアックは、もともと咲に教えてもらった技なんだけど、咲自身もまだ未完成って言ってたよな? 正直、目指す方向が合ってるのか不安なんだ。でも、威力は確かにある。ただ、技ごとに威力やタイミングにバラつきがあるから、12発叩き込んでも隙が生まれる可能性がある。……だから思ったんだ。技じゃなくて、性質や効果を統一できれば、安定するんじゃないかなって。」
「なるほど、それアリかも!」
咲はその言葉を受けて、タブレットで検索を始めた。やがて、目を引く項目に視線を留める。
「これ、見て。これなら“同等の力を持つ12の存在”ってことで、ゾリアックに近いものになると思うの。」
咲が示した画面には、平安時代の伝説――安倍晴明と十二天将についての記述が表示されていた。
「……確かに。でも、俺にはこんな能力ないし、これって本当かどうかも怪しいよ。気象の偶然とか、作り話っぽくない? それに、この12人って本当に“人間”だったのか? 化け物じゃないのか?」
「まあ、それもそうなんだけどね~。」
二人が話していると、突然、迦楼羅と帝釈天の声が割り込んできた。
『これは懐かしいの。清明の十二天将か……あやつらの力を使えれば、確かに無敵じゃな。』
『ああ、我も手を焼いた存在だった。よくぞ目をつけたな、我が主よ。』
迦楼羅と帝釈天の言葉に、咲と恭弥は驚きつつ、顔を見合わせた。
「え、実在したの? 本当に?」
咲が問いかけると、帝釈天の刀身が一瞬だけ淡く光った。
『実在したとも。我らにとっても、あやつらは手強い相手だった。……愛奈も知っているはずだ。』
その言葉に、愛奈が不機嫌そうに割り込んでくる。
『知っておるわ。昔、我の魂に干渉してきたので、少々“懲らしめて”やっただけ。清明はその頃もう老いていたし、力も足りなかったが……まあ、悪霊と戦っていたから、少しだけ助けてやった。それで、死ぬ前に十二天将の契約を我に託して逝ったのじゃ。』
「ってことは……まさか、今も愛奈の中にその12人っているの?」
恭弥が尋ねると、愛奈は無言でテレビモニターに映像を表示した。
『騰蛇、朱雀、六合、勾陳、青龍、貴人、天后、太陰、玄武、大裳、白虎、天空……これらが、十二天将。非常に強力な存在であり、安倍晴明の最強の式神たち。五行、十干、陰陽、十二支、方角など、あらゆる面から過去・現在・未来を見通す力を持つ。我はその能力を受け継いでおる。』
愛奈は当然のように語ったが、咲と恭弥は開いた口が塞がらなかった。
「えっと……それ、サラッとすごいこと言ってるけど!?」
咲は目を丸くしながらも、何かにひらめいたように言葉を紡ぐ。
「もし、それが本当なら……12天将を12マスに当てはめれば、ゾリアックって完成するんじゃない? ……でも、さすがに恭弥が安倍晴明クラスってのは無理あるかも……」
ぼそっと呟いたその言葉に、愛奈がピシャリと噛みついた。
『……おい、そこの女。主を誰と比べておる? 清明ごとき、人間の限界など、主の足元にも及ばん。主は“神の血”を引く、選ばれし英雄じゃ。』
「……えっ、神の血?」
咲は思わず聞き返すが、愛奈はそれ以上何も言わず、ぷいと視線を逸らしてしまった。
咲と恭弥にはまだ疑問は残るが、十二天将の存在を使ってゾリアックを完成させるという道筋が、少しずつ現実味を帯び始めていた。
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