33 / 77
33.ゲンガクの誘惑
しおりを挟む
翌日、学校へ出かけようとしたら、一つ先の曲がり角にあの陰気なやつが立っていた。ジャンバーにチノパン姿で、この前見たのとちょっと印象が違ったが誰だかすぐわかった。名前、何ていったっけ。憶えやすい名前じゃなかったので、忘れてしまったけど。
「ゲンガク! ああ、もうゲンちゃんでいいよ」
そいつはじれったそうに言った。
そう言われても、こいつゲンちゃんなんてかわいい呼び方する気にもなれない。
「ああもう、なんとでも呼んでくれ。心の中で思いさえすれば俺出てくるからさ」
あれ?俺様って言わないの?
「あれはあいつ等に対してだけさ。だって俺ってあいつらより偉いもん。だけど人間に対しては違うぜ。人間のために粉骨砕身、おれら仕事をするわけなんだから。
そこでどう? 考えてくれた? マジ、俺についたらあんたをクラスで一番、いや、学校で一番にしてやるぜ。女の子にももてるぜ」
学校に遅れちゃまずいので、黙って歩き続けていたら、そいつもくっついて来てさかんに話しかけてきた。
「あの正一位ってやつに何か言われたろう? まともに聞くことないぜ。あいつの説教、マジうざい、ださい、くさい、意味不明。言うとおりしていたら人生何の芽も出ないうち終わってしまうぜ。
だけど、おれにたのんだらさ、飛躍に次ぐ飛躍の人生だよ。とりあえず学校で一番になる。いやね、一番になるのはけっこう難しいのよ。勉強しててもね、ちょっとしたミスで2番になったりする。そこを、俺がフォローして一番にしてやろうっていってるんじゃないの。なにも勉強せずに一番とれって言ってるわけじゃないのよ。だから、あんたはあんたのペースで勉強していればいいのよ。そしたら社会に出たときなにも困ることはないでしょう?
一番と二番じゃ、まわりの扱いが全然違ってくるぜ。
「二番じゃだめですか?」って、ダメに決まってるだろう!
金メダルと銀メダルじゃ値打が違うでしょ? 女の子の見る目も全然違ってくるのよ。もてるぜえ。白鳥明日香ちゃんだってお前を尊敬の目で見るぞ。付き合いたいって言ってくるぞ。お前んちくるぞ。
あ、俺らみたいなのと契約すると、死ぬとき魂をとられるとか思ってる? 心配後無用。それはない。あれって、誤解だから。そんな契約は本来は存在しないから。あんたはいつも、これから先もずっと自由さ。しかし、ま、最後はたいてい自由意志で俺らの仲間になる。つまり、おれらの仲間になったほうが断然お得だってことがわかるのさ。自由意志で仲間にならないやつもたまにいるけどな、ま、それだけ自由だってことだ。あまり深く考えないで・・・あ・・・」
前方に大学生風の青年が立っていた。ショウちゃんだった。
「おはよう」
ショウちゃんは爽やかな笑顔をみせた。
ゲンガクはいつのまにか姿を消していた。
「登校の途中だね、いってらっしゃい」
ショウちゃんは言った。それだけだった。ショウちゃんも姿を消した。
その日、ちょっとテンションの下がることがあった。
昨日やった漢字のテストが帰ってきたんだ。
わかっていたけどさ。悪い点数だってことは。だけど悪い点数のテストを受け取るということは何度経験してもあまりいい気分にはなれない。ぼくは答案用紙をだまって鞄につっこんだ。ぼくはだいたい目立たない生徒だから、本来はそこでテストの件は終了だ。ところがこのクラスにはぼくを放っておかないやつがやや一名いた。
八木沢由美子。
わざわざ自分の答案用紙を持ってやってきた。
「ねえ、ヨシヒコ、どうだった? わたし80点。どうしても100点とれないんだ。ね、ここんとこ、撥ねてないから×だって。将来の直木賞作家がこんな漢字で手こずってるようじゃだめね。ねえねえ、ヨシヒコはどうだった?何点だった?」
「悪かったよ」
「え? 何点?」
「八木沢さんより悪い」
「そうなの。じゃさ、今度、一緒に勉強しない? ふたりでがんばろうよ。そうだ、今日、ヨシヒコんち行っていい?」
「いや・・・」
いつもなんだけど、ぼくはそう言うのがやっとで、そのあとのダメがどうしても言えない。
まわりのやつらはまた始まった、という感じでニヤニヤ見ている。
ふと窓際のほうに目をやると、伊藤くんと明日香ちゃんが答案の見せっこをしていた。
「伊藤くんすごい」
明日香ちゃんが言っている。きっと伊藤くんは100点なんだ。明日香ちゃんはちょっと残念だったらしい。あとは聞こえなかったが一緒に勉強するとかなんとかそんな話をしているように思えた。あそこにいるのがぼくだったらな、とふと思った。そして八木沢由美子の前のぼくを伊藤くんにやってもらえたら、とそんなことも考えていた。
一番をとるということは現実からあまりにもかけ離れすぎていてピンとこなかったが、この帰ってくるテストが100点だったら、と思うと、ゲンガクに頼んでみたらどうなるかなと考えないわけにはいかなかった。
はたして、校門からでると、ゲンガクが待っていた。
「どう?考えてくれた?俺と手を組む?」
「100点をとらしてくれるの?」
「もちろん! やるテストやるテストみんな100点ってのできるぜ」
心が動きかけた。
そしたら話のこしを折るかのような黄色い声が後から追いかけてきた。
「ヨシヒコ! 待って!」
八木沢由美子だった。
「聞いた? 今日の漢字テスト、難しかったんだって。でも伊藤くんは100点。白鳥さんは私と同点の80点だったんだってさ。マサルは70点だって。あたしに負けたとわかったら、マサル、ガクッときてさ、またママになんか言われるってクサッてた。あそこんちのママすっごい教育ママなのよね。そのわりにマサルはパッとしないんだよね。マサル、ちょっと気の毒かも。ヨシヒコのママは点数にうるさい?」
ママか。そういえばママはあまり点数のことは言わないな。「あらあ・・・」って言って、ちょっと悲しそうな顔をするだけだ。そして気を取り直したように……そう、いつもママは気を取り直してぼくに言う。
「おやつにしましょう」
そういえば八木沢由美子のママはなんていうのだろう。
「八木沢んちは?」
「うるさくないよ。あたしを信頼してくれてるもん。ママは仕事を持ってる女だからね。一生懸命やったところに花が咲く、っていつも言う。でも一生懸命やってもうまくいかないことなんていっぱいあるって。そんときは泣けって。もし私がテストで悪い点とって泣いてたら、きっとあたしを抱きしめて一緒に泣いてくれる」
八木沢由美子の知られざる一面だった。
さきほどからゲンガクが「ブス、ブース、ブス、ブース」と言いながら後をついてきていたが、ぼくはなぜか癇に障って、後ろを振り返ってゲンガクをにらんだ。
「なに?」
八木沢由美子がつられて後を振り返ったが、もちろん彼女にはなにも見えなかったろう。
なんとなく家の前まで来てしまった。例のごとく、押しかけるように八木沢由美子が入ってくるかなと思っていたのだけれど、なぜか今日はしおらしく躊躇している。そんな彼女をゲンガクがうろついている路上に1人残ことが気になった。
「あれ、こないの?」
思わず聞いたら
「いいの?」と確認を求めてきた。
いつものあつかましさはどうしたんだろう。それでこっちも思わず
「うん」と言ってしまった。
八木沢由美子は嬉しそうな顔をしてついてきた。
「おじゃまします」
八木沢由美子がそう言ってママに挨拶すると、ママの顔がぱっと輝いた。
「まあ、いらっしゃい」
「わたしたち、きょう、漢字テストで残念な点を取ったんです。だからいっしょに勉強しようと思って」
「そう、一緒に勉強してくれるの。どうぞどうぞ、あがって、あがって。おやつを用意しますから、ゆっくりしてってね」
そんな成り行きになった。
別の日、算数のテストがあった。
ぼくは文章題はまあまあなんだけど、図形が苦手だった。いつもなら諦めて残りの時間は机の上に突っ伏して時間を待つのだけれど、今回、ためしにゲンガクを呼んでみた。
しかしゲンガクはこなかった。
ぼくは拍子抜けして半分以上書いていないテストを提出した。やはりゲンガクみたいなのが来て、テストの答えを耳打ちしてくれるなんていうのはぼくの勝手な妄想で、現実にはありえないんだなとぼくは思いなおした。
ところが、校門を出たとき、またしてもゲンガクが現れた。
「なんだよ、今頃でてきて。算数のテストをやってるとき呼んだのに来なかったじゃないか」
ぼくは苦情を言った。
するとゲンガクはこんなことを言った。
「いやあ、この学校にも学校座敷オヤジがいてさ、入れないのさ」
え?学校座敷オヤジだって?そんなのいるのか?
「ゲンガク! ああ、もうゲンちゃんでいいよ」
そいつはじれったそうに言った。
そう言われても、こいつゲンちゃんなんてかわいい呼び方する気にもなれない。
「ああもう、なんとでも呼んでくれ。心の中で思いさえすれば俺出てくるからさ」
あれ?俺様って言わないの?
「あれはあいつ等に対してだけさ。だって俺ってあいつらより偉いもん。だけど人間に対しては違うぜ。人間のために粉骨砕身、おれら仕事をするわけなんだから。
そこでどう? 考えてくれた? マジ、俺についたらあんたをクラスで一番、いや、学校で一番にしてやるぜ。女の子にももてるぜ」
学校に遅れちゃまずいので、黙って歩き続けていたら、そいつもくっついて来てさかんに話しかけてきた。
「あの正一位ってやつに何か言われたろう? まともに聞くことないぜ。あいつの説教、マジうざい、ださい、くさい、意味不明。言うとおりしていたら人生何の芽も出ないうち終わってしまうぜ。
だけど、おれにたのんだらさ、飛躍に次ぐ飛躍の人生だよ。とりあえず学校で一番になる。いやね、一番になるのはけっこう難しいのよ。勉強しててもね、ちょっとしたミスで2番になったりする。そこを、俺がフォローして一番にしてやろうっていってるんじゃないの。なにも勉強せずに一番とれって言ってるわけじゃないのよ。だから、あんたはあんたのペースで勉強していればいいのよ。そしたら社会に出たときなにも困ることはないでしょう?
一番と二番じゃ、まわりの扱いが全然違ってくるぜ。
「二番じゃだめですか?」って、ダメに決まってるだろう!
金メダルと銀メダルじゃ値打が違うでしょ? 女の子の見る目も全然違ってくるのよ。もてるぜえ。白鳥明日香ちゃんだってお前を尊敬の目で見るぞ。付き合いたいって言ってくるぞ。お前んちくるぞ。
あ、俺らみたいなのと契約すると、死ぬとき魂をとられるとか思ってる? 心配後無用。それはない。あれって、誤解だから。そんな契約は本来は存在しないから。あんたはいつも、これから先もずっと自由さ。しかし、ま、最後はたいてい自由意志で俺らの仲間になる。つまり、おれらの仲間になったほうが断然お得だってことがわかるのさ。自由意志で仲間にならないやつもたまにいるけどな、ま、それだけ自由だってことだ。あまり深く考えないで・・・あ・・・」
前方に大学生風の青年が立っていた。ショウちゃんだった。
「おはよう」
ショウちゃんは爽やかな笑顔をみせた。
ゲンガクはいつのまにか姿を消していた。
「登校の途中だね、いってらっしゃい」
ショウちゃんは言った。それだけだった。ショウちゃんも姿を消した。
その日、ちょっとテンションの下がることがあった。
昨日やった漢字のテストが帰ってきたんだ。
わかっていたけどさ。悪い点数だってことは。だけど悪い点数のテストを受け取るということは何度経験してもあまりいい気分にはなれない。ぼくは答案用紙をだまって鞄につっこんだ。ぼくはだいたい目立たない生徒だから、本来はそこでテストの件は終了だ。ところがこのクラスにはぼくを放っておかないやつがやや一名いた。
八木沢由美子。
わざわざ自分の答案用紙を持ってやってきた。
「ねえ、ヨシヒコ、どうだった? わたし80点。どうしても100点とれないんだ。ね、ここんとこ、撥ねてないから×だって。将来の直木賞作家がこんな漢字で手こずってるようじゃだめね。ねえねえ、ヨシヒコはどうだった?何点だった?」
「悪かったよ」
「え? 何点?」
「八木沢さんより悪い」
「そうなの。じゃさ、今度、一緒に勉強しない? ふたりでがんばろうよ。そうだ、今日、ヨシヒコんち行っていい?」
「いや・・・」
いつもなんだけど、ぼくはそう言うのがやっとで、そのあとのダメがどうしても言えない。
まわりのやつらはまた始まった、という感じでニヤニヤ見ている。
ふと窓際のほうに目をやると、伊藤くんと明日香ちゃんが答案の見せっこをしていた。
「伊藤くんすごい」
明日香ちゃんが言っている。きっと伊藤くんは100点なんだ。明日香ちゃんはちょっと残念だったらしい。あとは聞こえなかったが一緒に勉強するとかなんとかそんな話をしているように思えた。あそこにいるのがぼくだったらな、とふと思った。そして八木沢由美子の前のぼくを伊藤くんにやってもらえたら、とそんなことも考えていた。
一番をとるということは現実からあまりにもかけ離れすぎていてピンとこなかったが、この帰ってくるテストが100点だったら、と思うと、ゲンガクに頼んでみたらどうなるかなと考えないわけにはいかなかった。
はたして、校門からでると、ゲンガクが待っていた。
「どう?考えてくれた?俺と手を組む?」
「100点をとらしてくれるの?」
「もちろん! やるテストやるテストみんな100点ってのできるぜ」
心が動きかけた。
そしたら話のこしを折るかのような黄色い声が後から追いかけてきた。
「ヨシヒコ! 待って!」
八木沢由美子だった。
「聞いた? 今日の漢字テスト、難しかったんだって。でも伊藤くんは100点。白鳥さんは私と同点の80点だったんだってさ。マサルは70点だって。あたしに負けたとわかったら、マサル、ガクッときてさ、またママになんか言われるってクサッてた。あそこんちのママすっごい教育ママなのよね。そのわりにマサルはパッとしないんだよね。マサル、ちょっと気の毒かも。ヨシヒコのママは点数にうるさい?」
ママか。そういえばママはあまり点数のことは言わないな。「あらあ・・・」って言って、ちょっと悲しそうな顔をするだけだ。そして気を取り直したように……そう、いつもママは気を取り直してぼくに言う。
「おやつにしましょう」
そういえば八木沢由美子のママはなんていうのだろう。
「八木沢んちは?」
「うるさくないよ。あたしを信頼してくれてるもん。ママは仕事を持ってる女だからね。一生懸命やったところに花が咲く、っていつも言う。でも一生懸命やってもうまくいかないことなんていっぱいあるって。そんときは泣けって。もし私がテストで悪い点とって泣いてたら、きっとあたしを抱きしめて一緒に泣いてくれる」
八木沢由美子の知られざる一面だった。
さきほどからゲンガクが「ブス、ブース、ブス、ブース」と言いながら後をついてきていたが、ぼくはなぜか癇に障って、後ろを振り返ってゲンガクをにらんだ。
「なに?」
八木沢由美子がつられて後を振り返ったが、もちろん彼女にはなにも見えなかったろう。
なんとなく家の前まで来てしまった。例のごとく、押しかけるように八木沢由美子が入ってくるかなと思っていたのだけれど、なぜか今日はしおらしく躊躇している。そんな彼女をゲンガクがうろついている路上に1人残ことが気になった。
「あれ、こないの?」
思わず聞いたら
「いいの?」と確認を求めてきた。
いつものあつかましさはどうしたんだろう。それでこっちも思わず
「うん」と言ってしまった。
八木沢由美子は嬉しそうな顔をしてついてきた。
「おじゃまします」
八木沢由美子がそう言ってママに挨拶すると、ママの顔がぱっと輝いた。
「まあ、いらっしゃい」
「わたしたち、きょう、漢字テストで残念な点を取ったんです。だからいっしょに勉強しようと思って」
「そう、一緒に勉強してくれるの。どうぞどうぞ、あがって、あがって。おやつを用意しますから、ゆっくりしてってね」
そんな成り行きになった。
別の日、算数のテストがあった。
ぼくは文章題はまあまあなんだけど、図形が苦手だった。いつもなら諦めて残りの時間は机の上に突っ伏して時間を待つのだけれど、今回、ためしにゲンガクを呼んでみた。
しかしゲンガクはこなかった。
ぼくは拍子抜けして半分以上書いていないテストを提出した。やはりゲンガクみたいなのが来て、テストの答えを耳打ちしてくれるなんていうのはぼくの勝手な妄想で、現実にはありえないんだなとぼくは思いなおした。
ところが、校門を出たとき、またしてもゲンガクが現れた。
「なんだよ、今頃でてきて。算数のテストをやってるとき呼んだのに来なかったじゃないか」
ぼくは苦情を言った。
するとゲンガクはこんなことを言った。
「いやあ、この学校にも学校座敷オヤジがいてさ、入れないのさ」
え?学校座敷オヤジだって?そんなのいるのか?
0
あなたにおすすめの小説
笑いの授業
ひろみ透夏
児童書・童話
大好きだった先先が別人のように変わってしまった。
文化祭前夜に突如始まった『笑いの授業』――。
それは身の毛もよだつほどに怖ろしく凄惨な課外授業だった。
伏線となる【神楽坂の章】から急展開する【高城の章】。
追い詰められた《神楽坂先生》が起こした教師としてありえない行動と、その真意とは……。
9日間
柏木みのり
児童書・童話
サマーキャンプから友達の健太と一緒に隣の世界に迷い込んだ竜(リョウ)は文武両道の11歳。魔法との出会い。人々との出会い。初めて経験する様々な気持ち。そして究極の選択——夢か友情か。
(also @ なろう)
【完結】カラフルな妖精たち
ひなこ
児童書・童話
星野愛虹(ほしの・あにー)は小学五年女子。絵を描くのが大好き。ある日、絵を描いていると色の妖精・彩(サイ)の一人、レッドに出会う。レッドはガスの火を変化させて見せる。サイは自分の色と同じ物質をあやつり、人の心にまで影響できる力を持つ。さらにそのサイを自由に使えるのが、愛虹たち”色使い”だ。
最近、学校では水曜日だけ現れるという「赤の魔女」が恐れられていた。が、実はサイの仲間で凶悪な「ノワール」が関わっていた。ノワールは、人間の心の隙間に入り込むことを狙っている。彼を封印するには、必要な色のサイたちをうまく集めなくてはいけない。愛虹の所有するサイは、目下、赤と白。それでは足りず、さらに光のカギもないといけない。一体どこにあるの?仲間を探し、サイを探し。
これは愛虹と仲間たちが、たくさんの色をめぐって奮闘する冒険物語。児童向け、コミカルタッチの色彩ファンタジーです。
荒川ハツコイ物語~宇宙から来た少女と過ごした小学生最後の夏休み~
釈 余白(しやく)
児童書・童話
今より少し前の時代には、子供らが荒川土手に集まって遊ぶのは当たり前だったらしい。野球をしたり凧揚げをしたり釣りをしたり、時には決闘したり下級生の自転車練習に付き合ったりと様々だ。
そんな話を親から聞かされながら育ったせいなのか、僕らの遊び場はもっぱら荒川土手だった。もちろん小学生最後となる六年生の夏休みもいつもと変わらず、いつものように幼馴染で集まってありきたりの遊びに精を出す毎日である。
そして今日は鯉釣りの予定だ。今まで一度も釣り上げたことのない鯉を小学生のうちに釣り上げるのが僕、田口暦(たぐち こよみ)の目標だった。
今日こそはと強い意気込みで釣りを始めた僕だったが、初めての鯉と出会う前に自分を宇宙人だと言う女子、ミクに出会い一目で恋に落ちてしまった。だが夏休みが終わるころには自分の星へ帰ってしまうと言う。
かくして小学生最後の夏休みは、彼女が帰る前に何でもいいから忘れられないくらいの思い出を作り、特別なものにするという目的が最優先となったのだった。
はたして初めての鯉と初めての恋の両方を成就させることができるのだろうか。
野良犬ぽちの冒険
KAORUwithAI
児童書・童話
――ぼくの名前、まだおぼえてる?
ぽちは、むかし だれかに かわいがられていた犬。
だけど、ひっこしの日に うっかり わすれられてしまって、
気がついたら、ひとりぼっちの「のらいぬ」に なっていた。
やさしい人もいれば、こわい人もいる。
あめの日も、さむい夜も、ぽちは がんばって生きていく。
それでも、ぽちは 思っている。
──また だれかが「ぽち」ってよんでくれる日が、くるんじゃないかって。
すこし さみしくて、すこし あたたかい、
のらいぬ・ぽちの ぼうけんが はじまります。
生まれたばかりですが、早速赤ちゃんセラピー?始めます!
mabu
児童書・童話
超ラッキーな環境での転生と思っていたのにママさんの体調が危ないんじゃぁないの?
ママさんが大好きそうなパパさんを闇落ちさせない様に赤ちゃんセラピーで頑張ります。
力を使って魔力を増やして大きくなったらチートになる!
ちょっと赤ちゃん系に挑戦してみたくてチャレンジしてみました。
読みにくいかもしれませんが宜しくお願いします。
誤字や意味がわからない時は皆様の感性で受け捉えてもらえると助かります。
流れでどうなるかは未定なので一応R15にしております。
現在投稿中の作品と共に地道にマイペースで進めていきますので宜しくお願いします🙇
此方でも感想やご指摘等への返答は致しませんので宜しくお願いします。
独占欲強めの最強な不良さん、溺愛は盲目なほど。
猫菜こん
児童書・童話
小さな頃から、巻き込まれで絡まれ体質の私。
中学生になって、もう巻き込まれないようにひっそり暮らそう!
そう意気込んでいたのに……。
「可愛すぎる。もっと抱きしめさせてくれ。」
私、最強の不良さんに見初められちゃったみたいです。
巻き込まれ体質の不憫な中学生
ふわふわしているけど、しっかりした芯の持ち主
咲城和凜(さきしろかりん)
×
圧倒的な力とセンスを持つ、負け知らずの最強不良
和凜以外に容赦がない
天狼絆那(てんろうきずな)
些細な事だったのに、どうしてか私にくっつくイケメンさん。
彼曰く、私に一目惚れしたらしく……?
「おい、俺の和凜に何しやがる。」
「お前が無事なら、もうそれでいい……っ。」
「この世に存在している言葉だけじゃ表せないくらい、愛している。」
王道で溺愛、甘すぎる恋物語。
最強不良さんの溺愛は、独占的で盲目的。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる